どうも、うまうまジェントル氏です
九州の方では連日の雨で桜が散ってしまった模様ですが
関西地区では今からが桜のシーズン、ここから桜花賞が
行われる来週辺りくらいまでが一番綺麗な時期ですね
せっかくなのでクラシック前の特集として、来週の桜花賞
に関係する話でもしましょうか
あぁ、予想は来週しますので今回は今の牝馬戦線の事情でも・・・
今年の桜花賞はフラワーカップを勝った有力馬がアルビアー
ノが回避したにも拘らず、500万勝ち組が抽選対象にすら
ならないような現状
今現在の登録馬だけ見ていると、フラワーC2着のアースライズ
を含む、重賞2着組ですら抽選次第で除外となるような感じ
です
正直、混合重賞で賞金を加算した馬がルージュバックしかいな
いこのメンバーで、ここまでボーダーが跳ね上がるとは思って
もみませんでした
牡馬は、近年2歳重賞が増えた所為で放っておいても厳しいボー
ダーになると分かってはいたのですが、牝馬でこれは流石に
考えていませんでしたね
桜花賞自体、毎年何頭か500万勝ちの馬が出ているようなレース
ですし、今年に関してはオークスまでに行われるトライアルが
非常に重要です
このままではオークスを照準に入れて、忘れな草賞に出て勝った
馬が、本番賞金が足りずに弾かれるという事態も無きにしも非ず
このままではフローラSでの優先出走権を青葉賞みたいに2着まで
とするなどの対策が必要なのではないかと感じました
もっとも、フローラS改称前の4歳牝特では、馬連が出てくる91年
以前は上位5頭に優先出走権が与えられていたことも競馬に明るい
人ならばご存知でしょう
※当時は馬連が無く、18頭制限では無かった時代ですけどね
この現状を鑑みて、今後必要なのは3歳春までの牝馬重賞の整理では
ないかと思うのですが、どうでしょうかね
皆さんご存知のように、ここ10年くらいは、牡馬に混じって混合重
賞やG1を勝つ馬が増えています
ウオッカ、ダイワスカーレットに始まり、ここ最近でもブエナビスタ
やジェンティルドンナなど1流の牡馬相手にJCや有馬などの大レース
を勝つような馬が出てきました
戦前を含むその昔はレースが整備されておらず、1流馬が出れるレース
の数自体が限られていたので、割と牝馬でも皐月賞やダービーに出走し、
上位入賞するようなことも多かったのです
調教技術も各厩舎や牧場で大きな隔たりがあり、馬の育成とポテンシャ
ル次第では牡馬も牝馬も、距離も馬場もあまり関係なかったんですよね
そこは人間社会も同じで、男女問わず大学進学率が低かった戦後などは
早稲田や慶應などといった名門私立大学の参考書ですら大した量ではな
かったですからね
※亡くなった祖父の書庫で発見したのですが、なかなか面白かったですよ
日本史なんて、今のチャート式の1/3くらいしかなかったw
男とか女とかいうよりも産まれや育ちの方がずっと重要だった時代です
その後、一定水準の調教技術の確立やレース番組の改編により、能力的
にも目に見えて差が出来てきた牡馬と牝馬で別々の路線を歩む路線が一
般化
昭和の中頃から平成の10年代まで長々と
牡馬>>>>>>>牝馬の縮図が出来てきました
牝馬は子供を産むのが仕事だから(震え声)
マイル以下の距離なら切れだけでも男馬相手に勝負になるよ(目逸らし)
人間同様そんな考えが一般化する中
牡馬クラシックに牝馬が出てくるだけで話題になり、大きなレースで
ちょっと牡馬相手に好走すると名牝などと持ち上げられる
なんでしょうか、この・・・女の子なのに頑張ってて凄いね、偉いね
みたいな人間社会でも良くある既視感は・・・
今考えると、ダイナアクトレス(GⅠ0勝)もマックスビューティ(GⅠ2勝)
もヒシアマゾン(GⅠ2勝)もダンスパートナー(GⅠ2勝)も
全て牝馬限定G1勝ちで、決してJCや天皇賞や有馬記念を勝ったわけじゃ
ないんですよねぇ
唯一天皇賞を制して、年度代表馬に選ばれたエアグルーヴですらG1勝ちは
オークスとの2つだけ
男女平等などと謳っておきながらなかなかそういった社会にならない
のが現状ですが、お馬さんの世界もフェミニズムを盾にした女性偏重
的なものがあったんですかね
にも拘らず
昨今の出来る女の子達(ウオッカ、ダスカ、ブエナ、ジェンティル)は
そんな中で本当に優秀な成績を残して男を黙らせた新時代の女性の
姿だと思いましたね
人間社会よりも先に、馬の序列の方が本当の意味で男女平等に近づい
たというのも皮肉な話です
なお、欧州では40年前から牝馬がキングジョージや凱旋門賞をボコボコ
勝っており、こういうところでも日本は色々遅れているなぁとか思っち
ゃったりしたうまうまジェントル氏でした
JRAの今後の番組改変に期待しつつ、今年の群雄割拠の牝馬路線を見守っ
て行きたいと思います(牝馬なのに群雄というのも変かw)
それでは今週の予想です
4月4日(日)
阪神11R 大阪杯
G1馬6頭の豪華メンバーとマスコミに持ち上げられている
今回の大阪杯
良くも悪くも復帰二戦目となったキズナがどっちに転ぶか
が注目されているレースであろう
前走は故障明けで9ヶ月ほどのブランクを挟みながら上がり
最速で勝ち馬と僅差の3着
かつてダービーを制し、海外遠征でも勝利を収めた馬に対する
期待度は、それはもう半端ないものであろう
更に昨年エピファネイアと共に出た同レースでは見事な追い込
みが決まり、同条件で行われたいつぞやのラジオNIKKEIの借り
を返した形
今回は何とオッズも単勝1.5倍と一本被り
喜んで切らせてもらう
体型、末脚の質から考えるともっとも得意であろう京都でラブリー
デイを捕らえ損ねるとか、どこまで状態が戻っているか甚だ疑問だ
そもそもキズナはそこまで強い馬なのか?
こんな状態なら、58kgでもきちんと調教が出来るようになって明ら
かに成績が向上していったスピルバーグを買う
前回の秋三戦は全て本当に強い内容
勝った天皇賞よりも、負けた毎日王冠やJCの方が評価が出来る馬
である
特にJCは、あの馬場の内目を通り、横にいたジェンティルドンナを
競り潰した
勝った馬は別のレースをしていたので目を瞑ろう
2着馬ジャスタウェイを別格と考えている私としては、今日本で一番
強い馬は実はこのスピルバーグなのではないかとすら思えるのである
それが、複勝だけで1.7倍~とキズナ以上の配当を見込める以上
ここで買わない手はない
勝ち負けを年間のトータルで考える以上、複勝はあくまで負けた時
の補填、取り紙上等である
単勝6倍は、それ以上に勝った時の期待値が大きすぎる
スピルバーグ 単勝5,000円
複勝5,000円



