調教診断-天皇賞・春-

こんばんは、明瑞新山です。

今週は天皇賞・春。
伝統の天皇盾と称されるこのレース。
世界的に軽視されがちな長距離GIとあって、近年はそれほどメンバーが揃わなかったのですが、今年は現役のビッグネームがこぞって出走。
ダービー馬を筆頭に、2冠+グランプリ馬、オルフェーヴル世代のナンバー2に昨年の覇者。
久々に豪華絢爛と言えるメンバーに、かつての栄光を取り戻したと、天皇賞・春というレースも喜んでいることでしょう。

では調教診断開始!



---以下テンプレ---


・今回の調教の評価をA~Dで表示。
・調教以外にも能力・騎手・コース・ローテーション・血統・距離・実績・展開・枠をA~Dで評価する。
・上項を総合し、A~Dで評価する。


※血統は、その血統が当該コースを得意かどうかで判断します。
※コースは、当該馬がそのコースを得意かどうかで判断します。
※枠、展開はそのコースの特性や各馬の動き、個性から相対的に判断します。


これらの項目を配置し、総合的に評価することで、当該レースにおける実力馬をあぶりだし、より効率的に馬券の参考にしていただけるように考えてみました。



印の選考方法は以下の通りです。



最優先が総合評価。次点が調教診断。
それ以下は各項目のA評価の多かった馬を高評価とします。
それらの馬以外に(穴)という評価を加えています。

(穴)と言うからには上位人気の馬にはつけません。
想定5番人気以下の馬で調教内容の良かった馬にのみ付けます。

該当する馬が総合評価が高く、上位評価に上る場合は付けません。

この(穴)を上手く活用することで、昨秋の秋華賞のリラコサージュのような馬を拾えるのではないかと考えました。
(穴)マークのついた馬は、馬券の組みたての上で活躍します。
たとえば、上位評価からの流し馬券のヒモに入れたり、複数いる場合は、それらのワイドボックスを購入してみるのも手。いろいろな活用方法があると思うので、徐々にご紹介出来ればと思います。


---以上テンプレ---


(穴)マーク馬が馬券に絡む確率が高いので、要チェックです。


では、診断を開始します。



アスカクリチャン
栗坂 55.6-40.4-25.9-12.9 強め
併せ馬で登坂。動きは良いが、ここでは・・・。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・B・B・B・B・B・B
総合評価B


アドマイヤフライト
栗坂 52.3-38.1-25.0-12.6 強め
併せ馬で登坂。坂の半ばで僚馬をムチに反応してヨレて激突する場面があったが、全く動じずに真っ直ぐ駆けあがってきた。
活気のある走りで体調万全。ラストも良い伸びを見せ、ここは一発ある予感。A評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・A・A・B・B・B・B・A・A
総合評価B(穴)


サトノノブレス
栗CW 98.7-81.8-66.1-51.7-37.8-12.0 一杯
3頭併せ馬の最内。活気に溢れた動きでキビキビとした動き。
直線半ばで僚馬の前に出ると、食いさがる僚馬に交わさせずフィニッシュ。
良い。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・A・A・B・A・B・B・A・A
総合評価B


サイレントメロディ
美南W 66.7-52.1-39.0-13.8 馬なり
併せ馬。特に強調材料なし。ここでは通用しない。C評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
C・B・B・C・B・B・C・B・B
総合評価C


レッドカドー
京都芝 90.9-73.0-56.5-40.9-12.9 馬なり
輸送疲れを考慮してサラッと流すだけ。昨年よりやや馬体が細い印象。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
A・B・B・B・B・A・A・B・B
総合評価B


ホッコーブレーヴ
美P 65.6-51.0-37.6-12.3 馬なり
単走。素軽い動きでいい動き。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・B・B・B・B・B・B
総合評価B


フェノーメノ
美南W 82.9-68.5-54.0-39.6-13.1 強め
単走。前走に比べて馬体にボリュームが出ており、馬体重が増えているのは間違いない。
この増加分が身になっているかどうか、パドックを見て判断したい。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
A・A・B・B・B・A・A・A・A
総合評価B


ゴールドシップ
栗坂 53.3-38.5-25.1-12.8 強め
併せ馬で登坂。体全体を使った走りで、活気を感じる。
反応が今までになく良い。脚捌きも軽く、今までの同馬を連想させない。
ひょっとしたらひょっとするかも。A評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
A・A・B・B・B・B・A・B・B
総合評価B


タニノエポレット
栗CW 98.9-82.5-66.8-53.0-39.6-12.6 強め
併せ馬の内。終始手綱を押してやや強めに追い切られる。負荷をかけてしっかりとした調教を消化。
さすがにラストは苦しくなったが、陣営の意欲は感じられた。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・B・B・B・B・B・B
総合評価B


フェイムゲーム
美南W 68.5-54.0-39.6-13.6 強め
併せ馬の内。キビキビとした良い動きだが、僚馬に隠れてほとんど見えず。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・C・B・B・B・B・B
総合評価B


ラストインパクト
栗CW 84.7-67.7-51.7-37.1-11.6 強め
併せ馬の内。馬なりで流し、直線だけ強めの松博流。
キビキビといい動きで、調子の良さは折り紙つき。
ラストの反応も上々で、いい追い切りを消化したと言える。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・A・B・B・B・B・B・A・B
総合評価B


ウインバリアシオン
栗CW 82.1-66.6-51.6-38.0-12.1 馬なり
3頭併せ馬の最外。直線で気合いを付けられるとラスト一気に交わし去った。
キビキビした良い動き。A評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
A・B・B・A・B・A・A・B・B
総合評価B


オーシャンブルー
栗CW 99.1-82.2-66.5-51.9-38.1-12.4 一杯
3頭併せ馬の中。とても活気にあふた走りで、直線で一瞬スゴい脚を見せた。
が、最後まで僚馬を交わせず。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・A・B・B・B・B・B・B
総合評価B


キズナ
栗CW 82.2-65.9-51.4-37.7-11.7 強め
単走。強めに追われたが、馬体がブレず、非常に素晴らしい追い切り。
フォームが父親に似てきた印象もあり、本格化を感じられる走り。A評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
A・A・A・A・A・B・A・B・B
総合評価A


アドマイヤラクティ
栗CW 67.0-51.7-37.9-12.2 強め
単走。直線のみ強めに追われて調整。
まずまずの動きだが、昨年に比べるとかなり劣る。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・B・B・B・B・B・B
総合評価B


ジャガーメイル
美P 66.4-51.0-37.0-12.4 強め
走りに衰えが現れてきている。C評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・B・B・B・B・B・B
総合評価B


ヒットザターゲット
栗坂 54.8-39.8-25.8-12.9 強め
単走。普段通りの調教。
肩ムチを使い、少し気合いを付けて走りぬける。集中した良い走り。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・C・B・B・B・B・B・B・B
総合評価B


デスペラード
栗P 77.7-63.2-50.3-37.2-11.4 馬なり
単走。馬なりで感触を確かめる程度。
動きとしては悪くない。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・A・B・B・B・B・B・B・B
総合評価B



以上です。





◎キズナ
○ウインバリアシオン
▲ゴールドシップ
△アドマイヤフライト(穴)




となりました。



人気どころに印が集中してしまったので、今回はここまでにしておきます。