みなさま、こんばんは。
怪人オクトパスです。
土曜の大量推奨は本命馬が3.0.0.2にもかかわらず馬券的中は1鞍。
紐抜け定期でした。
本日は予想文の分量が多いので、日曜2重賞だけを軽く回顧します。
金鯱賞は5F通過63秒の後も12.4-12.0とそんなに速くないラップが刻まれ、ラスト3Fで11.4-11.2-11.6。
ミルコが向こう正面で2番手に押し上げ、3-4角をインで通れたことがこのレースのポイントでした。
少頭数スローの瞬発力勝負、本番に直結するかは微妙ですが、サトノダイヤモンドは本番買える馬であることはわかりました。
一方で、スワーヴリチャードの強さも際立ったレース。
右回りでも本番買いたくなってしまいます。
一方桜花賞TRのフィリーズRは想定と異なった差し決着。
推奨した紐が上位4着までを占めたように、軸を間違えたレース。
勝ったリバティハイツは未勝利勝ちの内容が素晴らしかったので、それが活きた格好。しかし、本番では1枚足りないかなという印象。
一方2着のアンコールプリュについては本番外回りに替わって末脚生きる展開なら圏内進出も可と見ます。3連系馬券をお買いになる方は押さえておいて損はないでしょう。
それでは、明日の予想です!
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3月14日(水)の予想レース(1鞍)
船橋11R ダイオライト記念
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【船橋11R ダイオライト記念】
私の中で「地方交流重賞」というと、馬券的に「堅い」イメージが強い。
今回のダイオライト記念も多くの方が堅い、そうお思いだと思う。
そう、今年のダイオライト記念の馬券の焦点は、「JRA勢3頭で決まるか否か」。
もっと言うなら「ウマノジョーは馬券に絡めるのか」。
そこに全てがかかっていると言って良い。
というのも、ウマノジョー以外の地方馬がドンマイホースたち。
中央1600万からの転入初戦、スノーモンキーは8ヶ月ぶりの実戦。
1回目の能力試験が1000メートル2.10.5の衝撃時計。
さすがに半月前の能試は1200メートルで1.17.0の常識時計だが、さすがにいきなりの交流重賞・2400メートルではスタミナ面で厳しい。
ましてや船橋・矢野厩舎でヤリなら西村Jなんか手配しないはずだ。
以下、笠松A級の下でも勝てないツルオカハチマン、チェダーは当然無理だし、南関勢ドルメロ、ヒロノプリンスも追走すら危うい。
このように実質4頭立てのこのレースだが、その4頭の序列を考え出すと意外と難しい。
話は変わるが、ここで一旦昨年のダイオライト記念について振り返りたい。
まずは出走馬についておさらい。
1番人気はクリソライト。
同レースを2連覇中、3連覇に向けて一切死角はなかった。後の馬の紹介をお読みいただければわかるだろうが、頭はこの馬しかいない、というのが私の、また世間の評価。
2番人気はマイネルトゥラン。
当時500万、1000万、1600万と3連勝中の勢いを買われ2番人気の評価に。
ただ、1000万の着差が0.0、1600万の着差が0.1で今回が2400初距離と、不安要素はないことはなかった。
3番人気はグレナディアーズ。
3走前の釜山Sで1600万勝ちをおさめる。しかし、それまで1600万条件で人気になるも掲示板すら無し。前走、前々走はOP特別で2桁着順。ミルコJ騎乗と距離延長が買われたのか3番人気も、力不足は目に見えていた。
4番人気はユーロビート。
この馬はコーナーがきつく、小回りのコースでは上手く加速ができない弱点がある。そのため、直線が長く、コーナーの周りの緩い大箱コースが得意。船橋は大箱コースに当てはまる。
前年の3着馬でこの舞台に適性はあるし、前走大井の金盃を勝って勢いもある。私は対抗に推していた。
以下基本的には交流でも3着が精一杯のマイネルバイカ、南関中長距離重賞の常連クラージュドール、金盃2着のウマノジョーと人気が続いていた。
結果を知っているというのはあるかもしれませんが、メンバーの解説をするとこんな感じ。
それまでに交流重賞V歴があったのはクリソライト、ユーロビート、マイネルバイカのみ。
ここからはレースを振り返る。
ラップタイムは以下の通り。
12.7-11.7-13.1-12.8-12.9-13.1-13.6-13.2-13.3-13.4-13.4-14.6
(南関のいいところはちゃんとラップタイムを掲示してくれるところですね。)
ゲートが開くと、好発から2番人気マイネルトゥランが押して先手を主張、マイネルバイカが2番手に留まろうとするも、1周目4角で持ったままクリソライトがマイネルトゥランに並びかけて2番手並走状態。
その直後内にマイネルバイカ、グレナディアーズがつける。ここまでが第1集団。
そこから5馬身ほど離れた第2集団はユーロビートが先頭。
トーセンハルカゼやクラージュドールもつけて、第2集団最後方にウマノジョー。
こういった隊形で2周目に入って行くのだが、2周目に入ったところで3番手のマイネルバイカが追い始める。
3角に入るとマイネルトゥランの手応えが怪しくなり、持ったままで手応え抜群のクリソライトが先頭に立ち、後続を引き離す。
第1集団のその他の馬は手応えが怪しくなり、外からいい脚を使って上がってきたのがユーロビート。2番手争いで抜け出す。
3着争いは大混戦の様相も、第2集団最後方で脚を溜め、外から差したウマノジョーが3着入線、という結果だった。
ラップタイムをご覧いただきたい。1000メートル通過以後、12秒台が一切ない、まさに消耗戦。
勝ちタイム2.37.8は交流重賞となった1996年以降、最も遅い勝ちタイムであった。
そしてさらに、ラスト1Fは14.6。これは近5年で最も遅い1Fのラップだ。
去年のダイオライト記念を要点だけでまとめると、次のような感じになる。
・かなりの消耗戦になり、先行していた馬たちには非常に厳しい競馬となったとともに、クリソライトの強さが際立った。
・そもそも中央勢はクリソライト以外大したことのない馬だった。
・集団が3つに分かれ、第2集団にいる馬に展開が向いた。
・去年の3着までの馬たちは
G1馬
↑
6馬身
↓
展開の恵まれた交流G3馬
↑
5馬身
↓
展開の恵まれ着を拾った地方馬
こんなイメージ。
ここで話を今年のメンバーに戻したい。
柴田大知Jの奇襲逃げがない限り、ほぼハナはケイティブレイブ。
この馬はずっと使い詰めだが、このメンバー構成なら3着以内、という意味では大丈夫だろう。
今日(火曜日)の船橋は序盤の下級戦では周回レース(1500メートル以上)になると内にいた馬が一切伸びなかったが、後半の上級条件になると内の馬もそれなりに粘っていたので、馬場差はほとんどない、という判断でよい。
となれば展開は基本的にはケイティ有利と判断できる…が…
一方、アポロケンタッキーは、川崎記念同様に外の2番手につけたいはず。
なぜならアポロケンタッキーは包まれず、外に馬を置かないでいてこその馬だからだ。
前述のとおり、ケイティブレイブのペースについて行ってしまってはかなりゆったりになってしまう。
これではケイティブレイブを捉えきれず、川崎記念の二の舞になってしまう。
しかしそこは南関を知り尽くした名手、内田J。
ケイティの外にぴったりとつけ、この馬の長所、長くいい脚を使うところを最大限に生かすため、早めに仕掛けてケイティを負かしに行くだろう。
このような展開では展開的に厳しいマイネルバサラ。
なぜならこの2頭が並走するのであれば、外3頭目を進出していかなければならない。
陣営は2400という初めての距離を心配しており、向こう正面から早めに先手を取って…などというここ数戦結果を出してきた大味なレースはできないはずだ。
能力的にも上位2頭に迫るのは厳しいだろう、というのも、58キロだったとはいえ早め先頭で押し切れなかった前走がだらしなさすぎる負け方であったし、2走前のOP特別の負け方も上位2頭とは力の差を感じさせる負け方だ。
この馬は中央3番手だ。
では、ケイティとアポロ、どちらを上に取るか。
ローテーションではケイティはフェブラリーが無駄な1走になっている上に今回が転厩緒戦。
一方のアポロはここに向けじっくり調整できた。
今回はアポロケンタッキーを頭で狙う。
では肝心のウマノジョーの扱いは?とお聞きになる方もいるだろう。
3連単の3着に小額押さえるべき馬である。
そう、本線でおさえるべきではなく、あくまで押さえで小額。
なぜなら、ウマノジョーは「昨年、相手に恵まれ、展開が向いた上でクリソライトから楽々11馬身ちぎられた馬」であるにすぎないからだ。
今年は少頭数のスローペース濃厚。
となれば、向こう正面~2周目3角から始まる速力の絶対値勝負で中央の馬に勝てるわけがないだろう。
交わせるとすればバテたマイネルバサラだけ。
となれば推奨馬券は次の通りとなる。
推奨馬券
3連単
2→1→7(90%)
2→1→3(10%)
ここまで長く語ってきましたが、本当に資金のある方は楽天競馬でワイド1-2などにぶち込んでポイント10%を抜くのが本当は賢い買い方なんでしょうね…。
基本的には中央3頭で決まる、と私は思っています。
昨年は現地観戦し的中した相性のいいレース、明日は船橋競馬場に遊びに行ってみたいと思います。
やはりナイターはサラリーマンの味方、仕事の後に生で競馬が楽しめるのはいいことだと思います。
ここまででおよそ3800字…。
最後までご精読いただきまして誠にありがとうございました!
また週末にお会いしましょう、そして明瑞新山氏との推奨対決もお楽しみに!
(推奨対決で負けた方は罰ゲームを受けることになっております。そちらもお楽しみに!)



