【武豊全GI制覇ならず!?朝日杯FS】12月20日明瑞新山予想

こんばんは、明瑞新山です。

本日のターコイズSは本命馬カフェブリリアントが8着に沈み不的中。
大穴として紐に押さえたダンスアミーガが激走してくれましたが、荒れに荒れて3連単295万馬券。
とてもじゃありませんが、狙って獲れる範疇を超えています。

今日のレースは事故みたいなものだと諦めて、明日の朝日杯の予想に入りたいと思います。




阪神11R
朝日杯FS(GI)


昨年より阪神マイルに舞台を移した同レース。
2週連続の阪神マイルでの2歳GIにやや違和感を感じながらも、かつてサッカーボーイやテンポイントが制した阪神3歳Sが復活したような気がして少し嬉しかったりもする。
もちろん、阪神3歳Sが阪神JFに引き継がれたのは百も承知だが、牝馬のチャンピオンを決めるというレースになってしまったので、いささか役割が異なってしまっている。
牡馬牝馬境なく、東西の2歳チャンピオンを決めていたあの時代。
東高西低の古き良き時代の名残をどうしても思い出してしまうオールドファンである。


昔を思い出し語りたがる人種は、近年では懐古厨と呼ばれたりもするそうだが、そういった類の人たちを喜ばせる馬がここに2頭登場する。


2005年のオークス馬シーザリオの仔リオンディーズ。
そのオークス2着馬エアメサイアの仔エアスピネル。
そしてここにはいないが、そのオークスで3着だったディアデラノビアの仔ドレッドノータスも重賞勝ちを収め、クラシックに名乗りを挙げている。


10年前のオークスで表彰台に上った3頭の仔が、時を経て今度は牡馬となって勢ぞろい。
来春のクラシック路線を賑わしてくれると思うと、競馬のロマンというものも、まだまだ捨てたものではないななどと考えてしまう。


さて、ここにはリオンディーズとエアスピネルが登場する。
鞍上武豊の全GI制覇がかかることもあり、オッズ的にはエアスピネル1強ムードがプンプンしているが、非常にありがたい。


私の本命はリオンディーズである。
なんせ、新馬が圧巻。
スタートを五分に出ると、外枠を意識してか、押して好位へ。
勢いあまって掛かり気味になってしまったが、3コーナーまでには落ち着きを取り戻す・・・と思ったら、今度は折り合いが付きすぎて鞍上が慌てて促す・・・といった子供っぽいシーンが随所に見られた。
個人的には、単に鞍上が下手なだけだと思うが、掛かるということはスピードのある証拠、そして折り合いがつきすぎるということは馬が賢いというなによりの証拠。素質の一端と見て良いだろう。また、今回はデムーロ騎手に乗り替わり。今度はそんなことにはならないだろう。

で、その新馬戦の「圧巻」の要素はどこにあったのか・・・なのだが、3角過ぎで鞍上が促してからがまさに「圧巻」なのである。

3角過ぎて折り合いが付きすぎたことに焦った鞍上が促した途端、一気に加速。
あまりの瞬発力にコーナーで大きく膨れてしまう。
が、直線に向くとさらに加速。
前を行くピースマインドをあっさり捉えると、最後は鞍上が後ろを振り返るほどの余裕を見せて突き抜けた。


ラスト3F11.8-11.1-11.0。


ラストの1ハロンはほとんど追っていないのだから、追えば10秒台計時は間違いなかっただろう。
積んでいるエンジンが違う。
まさにレベルの違いを見せつけたレースだった。
2着馬が次走の未勝利を6馬身差V、3着馬も1 1/4差の圧勝で折り返していることを考えても、メンバーレベルの低さがエンジンの違いを錯覚させたものではないことは明らか。
これは兄を超える怪物かもしれない。
迷わず本命だ。


対抗にはエアスピネル。
こちらも前走が圧巻。
G2デイリー杯2歳Sを軽く仕掛けただけで3 1/2突き放しての圧勝。

確かに強かった。

しかし、メンバーレベルに疑問符がつくのはこちらである。
G2といえども、2勝馬はシュウジただ1頭。
OPレベルの競走で馬券に絡んだことがある馬もシュウジのみであり、500万クラスで馬券になったことがある馬は0という、ほぼ未勝利を勝っただけのメンバー・・・というのが実情だ。
大将格のシュウジにしても、休み明けだったこと、そして終始引っかかって逃げざるを得なかったことを考慮すると、持てる力を100%発揮したとは考えにくい。
つまり、エアスピネルはG2を圧勝したのではなく、500万クラスを圧勝しただけと解釈するほうが自然かもしれない。
そうなると、上記リオンディーズとの実績面での差はグッと近くなる。
鞍上の偉業をこの目で見てみたいという願望はあれども、走りの力強さ等も考慮すると、どうしてもリオンディーズには劣って見えてしまうのである。
じゃけん対抗でいきやしょうね。


3番手にハレルヤボーイ。
前走のラスト1ハロンが秀逸。
勝負が決した後で最も速い・・・某ヘリオスさんのような追い込みで存在感をアピールしたかった--かどうかは知らないが、直線で大きく外に膨れた場面を差し引けば、上位肉薄は間違いないと思わせてくれるものだった。
前々走も上がり2位の脚を駆使して最後詰めてきており、止まらない末脚は魅力だ。
理想は中山で突き抜けた時のような早めの仕掛け。
阪神の長い直線を無視して思い切って仕掛けることができれば番狂わせを演じても不思議はない。
また、それを実行できる肝の据わった浜中騎手に乗り替わるのも好材料。


後門の狼がハレルヤボーイなら前門の虎はタイセイサミットか。
前走、スタートで勝ち馬に寄られて不利。直線でも同じく勝ち馬に前をカットされる不利。
2度の大きな不利を受けながらもしっかりと末脚を伸ばしてきたことを大きく評価したい。
従来、図太い先行力を活かした戦法と得意とするだけに、ここは番手から早め早めの競馬に徹するはず。
人気2頭が後ろでけん制しあえば、この馬の台頭も十分にあり得る。
また、未勝利で2着に敗れたレースでは、一旦交わされてから再度差し返しに行ったように、並ばれると発揮する二枚腰も大きな武器。
やや走りの軽いエアスピネルなら競りつぶしてしまう可能性も大いにある。


最後に押さえたいのがイモータル。
最終追切がとんでもなくダメだったので、バッサリまで考えた。
しかし、ムーア騎手の騎乗停止により、急遽武幸四郎に乗り替わりということで人気急落。
押さえても妙味のある配当になったので押さえることとする。
元より、能力は評価していた馬だけに、このオッズは非常においしく感じられる。
代打・武幸四郎と言えば記憶に新しいウインバリアシオンの天皇賞春。
あの時もきっちり役目を果たし2着入線している。
中央のGIを勝ったことのない騎手ならともかく、クラシックまで制覇している騎手に乗り替わりなのである。
全く問題ない。
むしろ、この人気急落を逆手に取って安く押さえる。


馬券は馬連で。
エアスピネルとの大本線のオッズが安いため資金配分を実行。


馬連
軸15

11 70%
07 10%
10 10%
14 10%


以上です。