【重賞制覇は偶然ではなく必然、チャレンジカップ】12月12日明瑞新山予想

こんばんは、明瑞新山です。

先週のチャンピオンズカップ。
コパノリッキー消しまでは良かったのですが、想定よりもさらに速いペースになってしまい、コパノリッキーを潰しに行った私の本命ホッコータルマエも沈んでしまいました。

勝ちに行った結果ですから、こればっかりは仕方ありません。
それでも、きっちりコパノリッキーを競り潰し、ゴール寸前まで粘っていたのですから大したものです。
改めて、ホッコータルマエの底力を思い知りました。

さて、勝ったのはサンビスタ。
前走で3歳の牝馬に5馬身も千切られた馬とは思えない完勝劇に、驚かれた方も多かったと思います。
私も、その一人でした。
昨年4着なのも、今年のフェブラリーSの内容が良かったのも承知していましたが、さすがにあんな勝ち方が出来るなんて、前走を見ている限り想像も付きませんでした。
本当の評価は次走以降を見てみないことには分かりません。
過去、牡馬混合のダートGIを複数勝利した牝馬はホクトベガとファストフレンドのみ。
現役の競走馬として、残された時間は少ないですが、この名牝に肩を並べることが出来るのか。

2着にノンコノユメ。
やはりと言いますかなんと言うか…きっちり伸びては来ましたが、先に抜け出した馬を捉えるまでは行きませんでしたね。
それでも、過去に見せたことのない最内強襲。
外を回さなくても伸びることが分かったのは、来年に向けて大きな収穫だと思います。
ダートの特性上、極端な追い込み脚質のダート王は過去に例を見ません。
アメリカのゼニヤッタがそうであったように、この馬には展開に左右されない差し脚という類い稀なる才能があります。
強烈な差し脚を武器にする、アイドルホースとしての期待も持てそうです。

反対に3着のサウンドトゥルーは漁夫の利型の典型。
ペースが速くなり、前が崩れれば間違いなく飛んできますが、先行馬で決まる流れを力でねじ伏せることは出来ないタイプ。
今後、ここまで前が崩れるレースはそう多くないと思うので、取捨選択は馬券の肝になりそうです。


個人的に疑問だったのはローマンレジェンドの騎乗。
このハイペースの中、向こう正面から鞭を使って捲りに行きましたからね…乗っていた人は何を考えていたのでしょうか。

敗れたコパノリッキーは完全に想定通りの負け方。
好きに逃げさせれば厄介なことくらい、他陣営も分かっていたので、マークが厳しくなるのも当然。
ましてや、スプリント路線からの転戦馬もいるメンバーでは、この結果も仕方ありませんね。

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こんなことを言っている人もいましたが、これはさすがに競馬を舐めすぎていますね。
一個人のために競馬をやってるんじゃないんですから、負けた悔しさがあったにせよ、この発言はいただけません。
どの馬も自分の競馬を貫いて勝ちに行っただけのこと。
自分の馬の弱さを嘆きなさいと説教してやりたくなりました。

とはいえ、それでも1桁着順に粘ったのは立派。
コパノリッキーも負けて強しの内容をでした。
リッキーは道中に息を入れられそうなメンバーの時に見直しましょう。



連続的中は途切れてしまいましたが、今週も頑張ります。



阪神11R
チャレンジカップ(G3)


フルゲートとなった今年のチャレンジカップ。
メンバーを見渡すと逃げ先行馬の多いこと。
ただし、生粋の逃げ馬と言える馬はおらず、ハイペースにはならないだろう。
かといって、スローペースにもならないメンバー。
瞬発力よりは底力を問われるレースとなりそうだ。


淀みない流れから抜け出せるフルーキーを本命に推す。
このフルーキー、生涯で掲示板を外したのが一昨年の菊花賞の6着だけという超堅実派。

しかし、条件戦を(5.1.1.1)という好成績で駆け抜けたにしては、オープンでは(1.1.1.5)と、イマイチ伸びあぐねている。

その理由は一重に決め手のなさに依るところが大きい。
それは、この馬の上がりを見れば良く分かる。

条件戦では、能力の違いから上がり最速を連発していたが、オープン戦の上がり最速はエプソムカップの1回のみ。
それも34.0と、東京の1800mであることを考えれば、かなり上がりが掛かっているのだ。
その時は4着だったが、ディサイファやサトノアラジンが相手であったことを考えれば十分の内容。
前走のような極上の切れ味を求められるレースでも掲示板を確保したように、重賞でも上位の能力を持っているのは間違いない。

折からの雨で馬場が渋る上に得意の阪神。
切れ味のなさはバテない底力となってこの馬の武器に変わる。
本命はこの馬を置いて他にない。



対抗にマイネルミラノ。
バテない強みとくればこの馬も浮上する。

前走は5着に破れたが、鞍上の判断の悪さのせいであると断言できる。

荒れた馬場を嫌い、コーナー以外は最内がぽっかりと空いた状態が続いていた当時の福島。
好位に控えても、上述のようにコーナー以外はずっと前が空いていた。
3角まで前を行かせておいて、虎視眈々と仕掛けのタイミングを窺っていたが、3~4角中間で鞍上が仕掛けを躊躇した一瞬の隙に、既に手応えのなくなっていたアンコイルドに前を閉められた。
長く良い脚を使うこの馬にとって、そこでのブレーキからの再加速は致命傷となってしまったのだ。
そこから良く抵抗したが挽回までは至らず。

完全に騎乗ミスである。
今回は広い阪神にコース替わり。
あんなヘマをしない限り、楽しませてくれるはずだ。



3番手にシャトーブランシュ。
春のマーメイドSでビッグヒットをもたらしてくれた立役者。
中山牝馬S時に書いたが、この馬のベストは坂のある小回りコース。
だが、前走のエリザベス女王杯の内容を見る限り、このコースでも自分の競馬をすることができそう。
重馬場も得意なので一発に期待だ。



以下



ハイペースはお任せタガノエトワール
名手に導かれヒストリカル
昨冬の実績光るデウスウルト



までを押さえて馬連で。



馬連
11~2.3.9.10.17(各20%)