おはようございます、明瑞新山です。
昨日のマイルCSの本命はイスラボニータ。
フィエロとのワンツー濃厚とお伝えしましたが、最後はモーリスの地力に屈した格好となりました。
半年の休み明け、京都への輸送(シンザン記念時は栗東所属馬だったため輸送なし)、調教イマイチ、同じく毎日王冠を回避したサトノクラウンの天皇賞惨敗等・・・不安要素の嵐だったのですが、それを克服してあの競馬ですから、素直にモーリスが我々の想像を超えて強かったということでしょう。
イスラボニータは痛恨の出遅れ。
内を突いて伸びてきた時には態勢決した後でしたが、上がり最速を計時しており、出遅れがなければ連対は確保していたでしょう。
しかしながら、先行差し自在であることを再度証明。どんなレースをしても崩れないのは、馬券を買う側からすれば非常にありがたいことです。
今回の結果でもわかる通りマイルでも全く問題ない馬。
今後もマイル路線を進んでほしいものです。
対抗のフィエロ。
年齢的にも今年が最後のチャンスでしたが、残念ながらモノにできず。
相手が悪すぎましたね。
これで3年連続の2着。
ナイスネイチャ同様、後世に珍記録として語り継がれることでしょう。
どこかでGIを勝てば、悲願達成の物語となりますし、ある意味名馬の資格を得た・・・とも言えないでしょうか。
3連休の最後は豪華メンバーの2歳重賞で締め。
最後くらいは当てたいですね。
東京11R
東京スポーツ杯2歳S(G3)
2戦2勝、兄は今年のクラシックを牽引したリアルスティールという超良血プロディガルサン。
こちらも2戦2勝。母はマンハッタンカフェの妹という、こちらも超良血のロスカボス。
そして地味ながらも当該舞台で2戦2勝してここに臨むマイネルラフレシア。
3頭の2戦無敗馬に加え、牝馬ながら参戦のアグレアーブル、デビュー戦快勝のキラージョー、話題の好素材スマートオーディンが参戦して、事実上の2歳頂上決戦とも言われる程の好メンバーが揃った。
見る側としても、レースをする側としても、非常に楽しみな1戦。
本命はプロディガルサンに打つ。
このプロディガルサン。
2戦2勝で2着馬に付けた着差はともに1/2馬身と非常に地味な勝ち方。
直線でも軽く抜け出しそうな勢いで伸びながら追いすがられたように見え、それほど評価が上がっていない。
例えば、今話題のサトノダイヤモンドあたりが出走してくれば、あっさり人気を譲るだろう。
しかしながら、どちらも余力たっぷりの勝ち方で、見た目以上に強い内容なのが実情だ。
前走破ったプランスシャルマンが百日草特別を完勝したように、破った相手に不満はない。
また、前走の中山では2歳馬の2000mの上がりとしては極上クラスの34.4とを計時。
切れ味も全く見劣りしない。
素質は一級品。ここを軽く突破すれば、名実共に来春の主役となる。
対抗はスマートオーディン。
新馬戦で見せた2段ジェットは、長い直線でこそ真価を発揮する。
1度止まり掛けてももう1段上のギアで再加速できる馬は、日本にはそうそういない。
この類稀なる才能にピッタリ合いそうな鞍上にチェンジするのも好材料。
噂の好素材、どれほどのものかここで真価を問われる。
馬券はワイドで1点。
なお、ロスカボスは出遅れ癖があること、早い上がりを持っていないことから評価を下げた。
牝馬のアグレアーブルは、確かに新馬の内容が良く、陣営が超強気がが、同じ馬場状態のキラージョーよりも遅い走破時計と上がりではこの人気になるほうが不思議。
ここは静観し、結果を見てからの評価が妥当ではないか。



