10月25日明瑞新山予想

こんばんは、明瑞新山です。

昨日の富士。
本命のサトノアラジンが2着入線を果たすも、痛恨のヒモ抜け。
今シーズン、何度目のヒモ抜けなんでしょうかねぇ・・・。

勝ったダノンプラチナを押さえなかったのは、蛯名騎手が強気の騎乗に出ると推測したから。
この勝利が今期初重賞制覇だったように、最近の蛯名騎手は調子が悪く、やることなすこと全部が悪い方向に出ている状態です。
そんな中で巡ってきた、素質馬の待望の復帰戦。
おそらく、先行策から強気の押し切りを狙うと読み、こうなれば確実に止まると判断しました。

しかし、まさかの最後方からの競馬。
直線も最後まで追い出しを我慢し、最後の一伸びを引き出すなど、ダノンプラチナに騎乗するに当たって最高の騎乗を見せていました。

負けたサトノアラジンは、道中で他馬の煽りを受けてエキサイトしたのが最大の敗因。
ラストに爆発力の片鱗を見せただけに、アレがなければ・・・と悔やまれる敗戦でした。

とはいえ、先週のトーセンビクトリーの時もそうでしたが、騎乗方法への読みの甘さが招いた不的中に、深く反省しております。

本日は牡馬クラシック最後の1冠菊花賞。
汚名返上と行きたいところです。





京都11R
菊花賞(G1)


春の2冠馬、ドゥラメンテが故障により不在。
故障がなくとも、凱旋門賞への登録が発表されていたので、おそらくこの舞台にはいなかったであろう。
形はどうであれ、春の2冠馬不在の菊花賞は97年のサニーブライアン以来18年ぶり。

過去に皐月賞・ダービーの2冠馬が誕生し、その後、何らかの理由により菊花賞に出走できなかったのは1951年に2冠馬となった10戦10勝7レコードの名馬・・・「幻の馬」トキノミノルを皮切りに7回。
過去75回を数える菊花賞の歴史の中で、たった7回。今年で8回目となるが、約10年に1度しかお目にかかれない、珍しい年でもあるのだ。

余談ではあるが、その過去の7回のうち、91年のレオダーバンを除く6頭の優勝馬は皐月賞・ダービーに不出走、もしくは出走していても惨敗した馬たちであった。



さて、今年の菊花賞。

現在1番人気はマレーシアカップ→神戸新聞杯を連勝したリアファル。
芝の戦績2戦2勝、古馬混合準オープンを勝ち、返す刀でトライアルのG2まで連勝した上がり馬だ。
それも、皐月賞2着・ダービー4着のリアルスティールに影さえ踏ませぬ華麗な逃げ切り。
人気になるのも仕方がない。
しかしながら、連勝した2戦ともペースはスロー。スッとハナを切り、誰にも競られずにレースを進められたアドバンテージはかなり大きかったはず。
ここはスピリッツミノルが逃げ宣言をしている上に、自身は17番枠をかなり外の枠を引いてしまった。
初めて絡まれる展開になってどうなるのか、懸念されるところだ。


2番人気にリアルスティール。
春の3歳クラシック戦線を牽引してきた1頭。
ダービーのレース直後に骨折が判明し、前走は骨折明けのたたき台。
明らかに緩いつくりだったが、その中でもリアファル以下に対しては追撃を許さず2着を確保。
能力の一端を示した。
それも、スタート直後から馬群に入れて、揉まれながら折り合いに専念する厳しいレースを経験させてのもの。
一定以上の収穫はあったはずだ。


3番人気にダービー2着のサトノラーゼン。
ダービーが自身の10戦目と、キャリアを積みながら強くなってきた馬。
やや決め手に欠ける面があるものの、平均ペース以上になったときに滅法強く、底力勝負は持って来いのタイプ。
その馬が、中山のスローでごちゃついたらどうしようもない。
前走は完全度外視でOKだ。


ここまでが10倍を切る馬たち。
だが、その直後の人気の2頭も現在10.3倍と、10倍を切る可能性があるので触れておく。


まずはキタサンブラック。
前哨戦は、まるでスプリングSを見ているかのような粘り込みで、2つ目の重賞制覇。
ダービーこそ、自身のレースが出来ずに惨敗してしまったが、皐月賞ではある程度のペースで飛ばしていって3着に粘ったように、ペースに対する対応力はまずまず。
おそらく、出入りの激しい展開が苦手で、自分の競馬が出来なければ脆いタイプ。
絶好枠から、どれだけ美味く運べるかが焦点になる。


続いてスティーグリッツ。
デビュー直後から、クラシック候補の呼び名の高かった馬。
2戦目の後に骨折が判明してから長い休養期間を経てカムバック。
ここに歩を進めてきた。
骨折明けの城崎特別は足慣らしと割り切って参考外。
叩いて2戦目の茶臼山高原特別のラスト100mでもの凄いキレ味を発揮したかと思うと、その後は能力全開で2連勝。
いずれも古馬相手の快勝であるが、特に前走の直線、外から捲くり気味に伸びてきたフジマサエンペラーに一旦交わされるも差し返して勝利をいう根性を発揮した。
これだけの根性があれば、底力はここでも見劣りしないか。



この5頭が現状の人気馬を言って差し支えないだろう。



これらを中心にレースを考えていく。



まず、スタート直後から前を主張しそうなのが内からミコラソン、キタサンブラック、レッドソロモン、ミュゼエイリアン、ワンダーアツレッタ、リアファル、スピリッツミノル。

かなりの数である。
3000mという距離を考えても、一様に、押して押してハナを主張!とはなるはずもないが、道中のどこかで出入りが激しくなってもおかしくないメンバー構成だ。
なにより、逃げ宣言をしているスピリッツミノルは出足が速くない上に大外枠。1周目正面スタンド前で動いてハナを奪取する構えなのはほぼ間違いない。
となれば、上記のキタサンブラックの好走条件ではなくなる・・・つまり、キタサンブラックは消し。

さて、出入りがある展開ということは、それなりに厳しいペースとなるということ。
12コーナーを抜けて、向こう正面に入ってからもレースは動くはず。

これまでのレース振りからみても、リアファルが動かすはずだ。
ラスト1000mからペースを上げ始めるのがこの馬の勝利パターンだからだ。
そうなると、並みの先行馬では残れない。
ただし、リアファル自身もそこまで厳しいレースを経験したことがないので、残り目があるとは言い切れない。
かといって、後続も追走に脚を使わされるので、極端に後ろから行っても届かない。
狙うは好位差しの馬。


◎サトノラーゼン

過去、上がり最速を計時したことがない様に、切れ味勝負では全く歯が立たないこの馬。
ただし、上記のようにことミドルペース以上になると、周囲の脱落を他所に、最後まで粘り強く脚を使えるのがこの馬の最大の武器。

ハイライトは当然日本ダービー。
道中、好枠を活かして8番手につけ、すぐ外にドゥラメンテを見る格好。
前は前半1000m58.8のハイペース。それを好位で追走しながら直線に向くと、ラーゼンはドゥラメンテに真っ向勝負を挑む。
スッと馬体を相手に寄せて、叩き合いに持ち込もうとしたのだ。
・・・さすがに相手が悪すぎて一蹴されてしまったが、それでもサトノクラウンを完封し2着の座を確保。
皐月賞の短い直線でリアルスティールに0.6の上がり差をつけた相手に食い下がり、上がりでも0.3差。
この馬、間違いなく強い。

で、前哨戦のセントライト記念。
ダービーとは打って変わって、前半からペースが上がらず、残り3Fで初めて加速する超瞬発力勝負。
繰り返すが、過去に上がり最速を計時したことのないサトノラーゼンにとっては、最も苦手な競馬をなってしまった。
しかも、直線ではなかなか前が開かないというアクシデントもおまけで付いてきた。
度外視して良いだろう。

苦手な展開から得意な展開へ。
しかも人気を落とすとなれば、こんなに美味しいことはない。
本命だ。



対抗にリアファル。
正直、この馬の能力には半信半疑であった。
いや、今も半信半疑である。
しかし、前走の勝ち方から判断するに、相当なスタミナを秘めている。
速い時計への対応力はまずまずあると思うし、ここはスタミナを活かしての先行押し切りを狙うはず。
また、上に書いた「他馬に絡まれたときの対応力」であるが、これはダート路線で走っていた際に経験しているので問題ない。同様に、ダートまでデータの適用範囲を広げれば、ハイペースも経験済みである。
大本線で狙いたい。


3番手にワンダーアツレッタ。
古馬相手に連勝してきたのはスティーグリッツ同じでも、内容はこちらが上。
特に前々走は軽くステッキを入れただけで突き放す圧勝。余裕綽々という表現がぴったりの勝ち方。
前走もOP勝ちのある実績馬ディルガを3馬身突き放しての快勝。
前走後、神戸新聞杯に登録していたが、賞金が足りると見て回避。
ここ1本に絞ってきたローテーションも好感が持てる。


4番手にブライトエンブレム。
この馬もミドルペース以上が得意な馬。
前走はスタート直後から内に入れず、外回りの中山で外外を回されて脚を溜められなかった。
今回は悪くない枠だし、恐らく縦長の展開なので脚を溜められるポジションも取れるはずだ。
鞍上も魅力的で、一発期待。



以下



春の実績馬タンタアレグリア
最後に大穴ミュゼエイリアン



を押さえて馬連で。



馬連
軸 02
17 60%
03 10%
08 10%
10 10%
12 10%




以上です。