10月18日明瑞新山予想

こんばんは、明瑞新山です。


昨日の府中牝馬S。
カスリもしない敗戦で、むしろ清々しいくらいでした。

レース分析を試みましたが、確信できる収穫はなし。
強いて言えば、ケイアイエレガントが止まった理由…おそらく入りの3Fで飛ばしすぎたためかな?くらいでした。

自分なりの仮定を申し上げるとすれば、ケイアイエレガントが息を入れずに逃げた結果、差し馬有利の流れになったのではないかと推測しています。
しかし、今の東京の馬場状態に助けられ、先行馬が思ったよりも止まらなかった+差し馬が弱く、差し届くまでに時間がかかったことで混戦となったのではないでしょうか。

その仮定が的を得ているならば、今後に向けて何の参考にもならないレースとなりますが・・・


本日は京都で秋華賞が行われます。


3歳牝馬路線最後の大一番。
是非とも当ててにっこりと笑いたいものですね!





京都11R
秋華賞(G1)


早いもので、もう20回を数える秋華賞。
このレースが出来た当時、TVの前でワクワクしながら観戦していた・・・ということは、私の競馬歴が20年以上になってしまったということ。

本当に、時の流れとは早いものである。

その間、スティルインラブ、アパパネ、ジェンティルドンナの3頭の牝馬3冠馬を目にできたことは幸せ以外の何物でもないし、これからも多くの名馬の目撃者となりたいものである。
もちろん、その思い出の片隅に、当たり馬券があれば最高だ。

さて、今年の秋華賞。
桜の女王レッツゴードンキと樫の女王ミッキークイーンが出走。
さらには前哨戦で両馬を破ったタッチングスピーチに超良血トーセンビクトリーと、なかなかのメンツが揃った。
ここに、春のクラシックを賑わせたルージュバックとクルミナルが居れば、さらに楽しみな1戦となっていただろうがそれは致し方ない。
きっちりと当てて、少しでも思い出に華を添えたいものだ。





本命はトーセンビクトリー。

前走のローズS。
勝ち馬との差は0.4差。上がりでは0.7遅れを取っての敗戦。2着馬とは0.2差、上がりでは0.8劣る。

新聞紙面上では、どう見ても完敗である。
逆転の余地を探す方が難しいくらいだ。


しかし、それは「相手の土俵で戦った」からだ。


戦績を見ても分かる通り、トーセンビクトリーは極端な追い込み馬ではない。
中団から器用にレースを運ぶ、操縦性の高い差し馬だ。これは活躍した兄たちに似ている部分であり、この一族の武器である。

しかし、前走のトーセンビクトリーはその武器を捨てた。
道中は後ろ方3頭目に付け、あえて末脚自慢のミッキークイーンの土俵で戦いにいった。
結果はご存知の通り完敗。1頭想定外の馬が前にいたが、やはりミッキークイーンの末脚は素晴らしかった。

何がしたかったのか。
もう皆さまお分かりの通り。所謂「脚を測った」というやつだ。
相手の武器である差し脚が、どれほどのものかを測りたかったのだ。
舞台はトライアルであり、初対決である。本番を見据えればこれくらいのことはしてきても不思議ではない。


ましてや、鞍上は武豊である。


2007年のローズSでベッラレイアに騎乗した際、本番のライバルになるであろうダイワスカーレットの脚を測ろうと先行し、まともな末脚では敵わないと言った男である。
本番はご存知の通り4着と負けてしまったが、京都の内回り2000mで上がり32.9をたたき出した。まともではない末脚を引き出している。


それを裏付けるように、今年のローズSでは、3.4コーナー中間地点から後ろの2頭よりも早く仕掛けたにも関わらず、直線ではミッキークイーンが並びかけてくるのを待ってから追い出しているのである。
もし、結果だけを重視して早めに追い出していれば、2着争いはもっと際どくなっていたであろう。
結果的に突き放されはしたが、どのくらいから仕掛ければ封じることだ出来るのかは分かったはずだ。
これは大きな収穫。
なんせ、こちらはどこから仕掛ければ封じることが出来るのかを検証できた上に、相手にはどれだけの脚を使えばトーセンビクトリーを差せるのかという情報を与えなかったのだから。


それでは今回、どんな競馬をするのか?


簡単だ。
今まで通りの好位差しから早めに捲り掛けて突き放す。この馬の最も得意な競馬。
前走は「相手の土俵」で相撲を取り、こちらの能力の全容は隠したまま、相手の能力を測った。
今回は「自分の土俵」で再勝負・・・取り直しである。こちらの能力を全力でぶつける番だ。
ミッキークイーンと一緒に仕掛けるようなことは絶対にないと断言できる。
もし、それをしたのなら、ハナから勝負を捨てていたとういう風に捉えて問題ない。

小倉の1000万下特別で持ったまま前に並びかけ、余裕綽綽で突き抜けた時の上がりが11.8-11.8-11.5。
先に抜け出せば、簡単に後ろから差されることのない上がりである。

中京での500万特別の時もそうだった。
ラスト1ハロンで強烈にキレたスティーグルリッツをクビ差凌ぎきったものだったが、トーセンビクトリーがゴール前でもう1伸びしたため最後は脚色同じ。
勢いとは裏腹に、どこまでいっても差されなかったように思えた。


抜け出せば差されない。
◎トーセンビクトリー。





対抗はタッチングスピーチ。

前走、直線で一度はミッキークイーンに交わされたが、そこから差し返すだけでなくさらに突き放した脚は本物。
ここでも主役を張る可能性は十分。
直前の調教はややもの足りないが、夏場から使ってきているので問題ないだろう。ラストチャンスで戴冠なるか。





3番手にミッキークイーン。
現状世代NO.1のこの馬を切ることはできない。
阪神と京都の違いこそあれ、内回り2000mを忘れな草賞でこなしているのは大きい。
溜めても、出していっても、捲っていっても堅実に足を使えるのは強み。
勝てば最優秀3歳牝馬はほぼ手中に収めたも同然。
ここは力の入る1戦だ。


と、本来はここまでの推奨にしようと思っていた。

が、もう1頭、どうしても押さえたい馬がいる。


アスカビレン。

前走がとにかく強かった。
ややスローの流れを好位で掛かり気味に追走。
直線でゴーサインが出ると一気に突き抜けて2馬身差快勝。
ラスト3F11.2-11.4-11.5。これも余力十分で突き抜けた結果であり、先行してしぶといタイプ。
少額でも買っておきたい馬である。





馬連
軸7

11 45%
18 45%
13 10%


以上です。