9月27日明瑞新山予想

こんばんは、明瑞新山です。


本日の予想は◎シャドウアプローチがきっちり勝ち切って的中。
ただし、予想掲載段階で1番人気だったヒルトンヘッド号が除外となり、配当は大幅ダウン。
消し評価の人気馬でしたし、そのまま走っていてもおそらく上位には食い込めていなかったと思われるので、少し残念でした。
とはいえ、的中という結果を出せてよかったと思います。




では本日の予想です。




中山11R
オールカマー(G2)


混迷を極める秋の古馬王道路線を象徴するような難解なメンバーが揃った1戦。
どこに予想のポイントを置くかがカギとなる。


間違いなく大きなポイントとなるのは、ペースであろう。
先行馬が揃った上に、軒並みミドルペース以上を得意とする馬ばかりである。
スローペースはまず考えられない。


となると、瞬発力勝負の決着よりも、底力勝負となる可能性が高い。
やはりGI馬3頭の中から本命を選定するのが望ましいだろう。


正直なところ、ヌーヴォレコルトがどれほどの能力を持っているのか、個人的に評価を定められていない。
過去、この馬に本命を打ったレースは今年のヴィクトリアマイルのみ、ということからもそれは推測できるところだろう。
この馬の最大の武器はその操縦性の高さであり、絶対能力の高さではない。

もちろん、高い能力を有しているからこそ、その操縦性の高さも活きてくるというものだし、なによりGIホースである。オークス馬である。
弱い馬なわけがない。
では、一定以上の能力があるということを前提として、その能力というものは他の牝馬に比べて抜きんでているのだろうか?

否。

そんなことはなかった。
この馬の過去のレースをすべて振り返ってみた結果、この馬がベストホースであったレースはローズSと秋華賞のみ(条件戦以下のレースは除く)であった。


チューリップ賞・桜花賞はハープスターの圧勝であったし、オークスはハープスターの落鉄がなければどうなっていたか分からない。
エリザベス女王杯はディアデラマドレの方が強い内容、中山記念はロゴタイプが内を閉めていれば差せていないレースだし、ヴィクトリアマイルに至っては馬券圏外、宝塚記念では正攻法から伸びあぐねる。


ざっと列挙してみたが、以上のとおりである。


同じ牝馬相手でも圧倒的なパフォーマンスであったと言えるのはローズSと秋華賞のみ。
ローズSはまさに圧勝だったが、秋華賞はハイペースを追い込んで届かず、自身よりも前で競馬を運んだショウナンパンドラと、最後はほぼ同じ脚色という内容であった。
本当に抜きんでている馬であれば、もっと圧倒的なレースが多くあって然るべきだが、この馬はそうではない。


では、そのショウナンパンドラとの比較はどうなんだろうか。
秋華賞以降、一緒に出走したレースを比較した。


まずは秋華賞。

上記のように早い流れを早めに動いて差し切ったショウナンパンドラと、後方からそれを追いかけて届かなかったヌーヴォレコルトという図式。
4角でトモを滑らせたヌーヴォレコルトに対し、3~4角で巧く内をさばいて抜け出したショウナンパンドラといった形で、直線では内で粘るショウナンパンドラに、爆発的な瞬発力を見せて外から豪快に襲い掛かるヌーヴォレコルトの攻防。
結果的にはクビ差ショウナンパンドラが凌いでの勝利だったが、負けて強しに映ったのはヌーヴォレコルトであった。
しかしながら、先ほども述べたように、この秋華賞は前半58秒フラットのハイペースで流れており、先に先行勢を捕まえに出たショウナンパンドラも一定以上の評価が必要であることから、ヌーヴォレコルト≧ショウナンパンドラとする。


続いてエリザベス女王杯。

秋華賞とは打って変わって前半60.3のスローペース。
これを先行してロスなく運んだヌーヴォレコルトが2着。
後方から大外を回し、直線では挟まれる不利がありながらも最後差し込んできたショウナンパンドラが6着。
最も強い競馬をしたのは宝塚記念で本命を打ったディアデラマドレだが、ラスト1ハロンでそのディアデラマドレとの差を猛然と詰めたショウナンパンドラの内容も強かった。
特に、一度挟まれて失速したにも関わらず再加速してきたことは高く評価すべきであり、当日は内が伸びる馬場であったことも加味したい。
ここでは、ショウナンパンドラ≧ヌーヴォレコルトとする。


今年に入ってヴィクトリアマイル。

揃って惨敗だが、内容も似たり寄ったり。
ここはイーブン。


そして最後に宝塚記念。

正攻法で競馬をした両馬。
内外でぴったり並んでの競馬。
スローな流れで、レースが激しくなったのは3コーナー過ぎという、先行馬には甘々な競馬。
その中で、外を回した分ヌーヴォレコルトの方がしんどい競馬かと思いきやそうでもない。
内をついたショウナンパンドラ、前のトーセンスターダムが手応えなくフラフラするもんだからなかなか進路を定められないでいたのだ。
外を回したヌーヴォレコルトはスムーズに加速、直線で一時は1馬身ほど前に出たが、そこからパッタリ止まってしまい、ようやく進路が定まったショウナンパンドラが末脚一閃。3着をもぎ取った。

ここは明らかにショウナンパンドラ>ヌーヴォレコルト。


長くなってしまったが、つまり何がいいたいのかというと、ひょっとしたらヌーヴォレコルトよりもショウナンパンドラの方が強いかもしれないということ。
いやむしろ言い切ってしまおう。


巧く乗れば、ショウナンパンドラの方が強い。


大味な競馬が得意な浜中騎手から、繊細かつ大胆な競馬できる池添騎手に乗り替わったことは、ショウナンパンドラの転機かもしれない。
先行馬が揃い、淀みない流れになるであろうこのレース、宝塚記念のように先行勢の真後ろの内で我慢し、ラストで末脚を爆発させれば、あっさり勝ってもおかしくない。


決まりだ。


◎ショウナンパンドラ





対抗にはロゴタイプ。

上述したように、中山記念はバンブーメモリーの武豊よろしくキレイに勝とうとしすぎた・・・かどうか知らないが、内を閉めていれば勝っていた競馬。
厩舎に泣かされ続けて思うように結果が出ていないが、得意の中山変わりで復活Vの可能性もある。


3番手にレッドレイヴン。

無類のレース巧者で、流れに乗って競馬をする能力は随一。
ただし、この馬の場合、流れに乗った競馬しか出来ず、独力で打開しようとするとラストの一押しが足りなくなってしまう。
鞍上が欲を出さずに最後まで我慢できれば、一発の可能性も秘める。単穴評価。
また、人気先行の嫌いがあるのも事実だ。


以下


常に伸びずバテずの競馬だが、今回は流れが合いそうなマイネルフロスト
速い流れが大好物のマイネルミラノ
後方待機策で流れに乗ればマリアライト


までを押さえて馬連で。


ヌーヴォレコルトは

ショウナンパンドラ>ヌーヴォレコルト
ロゴタイプ>ヌーヴォレコルト

という図式から、消し評価。
人気のこの馬を買うならば、ロゴタイプより強い可能性のある他馬を抑えたほうが良い。


馬連
3~2.6.7.12.14(各20%)




阪神11R
神戸新聞杯(G2)


昨年、腰の甘さが解消されたので、坂もこなせるはず!との理由でトーセンスターダムから勝負したこのレース。
ここでは結果が出なかったトーセンスターダムだが、年末のチャレンジカップで見事に坂をこなしてくれた。

やはりひと夏越しての成長というものは大切だなと改めて感じたレースでもあった。
今年はどの馬が成長した姿を見せてくれるのか、非常に楽しみな1戦である。




1番人気は骨折明けのリアルスティール。

骨折自体は軽度のもので、乗り込みも十分。
追い切りの動きも軽快で、春の実績はNO.1。ここはあっさりがあっても驚けない。


2番人気は4戦3勝、前走古馬1000万下を解消したマッサビエル。

エンジンのかかりが遅く、押して押してズンズン伸びてくるこの馬。
鞍上が完全に手の内に入れているので安心だが、一見すると戸崎騎手よりももっと手の合う騎手がいるように思えるほど、反応が遅い。
逆に言えば、加速距離さえあればラストまでしっかりと伸びてくるということで、不発のシーンは想像しにくい。


3番人気にリアファル。
こちらは前走で古馬準オープンクラスを撃破。
初芝での解消ということで人気に押されているが、実のところ、真っ先に消したい人気馬。

前走のラップ、リアファルの勝ったレースはどーっちだ!?


13.0 – 11.6 – 13.4 – 13.5 – 12.8 – 12.8 – 12.0 – 11.5 – 11.1 – 11.7 123.4
13.0 – 11.3 – 12.8 – 12.8 – 12.6 – 12.6 – 12.3 – 12.0 – 11.9 – 12.4 123.7


正解は、上。
下は、同日同条件の3歳未勝利戦のラップである。

一目瞭然、道中は3歳未勝利戦よりも緩いペースで逃げ、上がりでなんとか恰好をつけただけの競馬である。
しかも、2番手につけたのが松若騎手を福永騎手。
共に、自分のペースを守る騎手であり、どちらも鈴をつけにいくことなく惨敗。
代わりに先行集団の後ろにいた川田騎手のマローブルーが生贄になってしまったというレース。

とにかく、ルメール騎手の絶妙なペース配分で手にした勝利であり、素直に評価しづらいレース。
ここは消し評価が妥当。


4番人気にアルバートドック。

近年、残念ダービーと言えばこちらを差すことが多くなった白百合Sの勝ち馬。
スローペースを外からブッコ抜く強い内容。
2歳時はポルトドートウィユに軽くいなされていた馬だが、数を使いつつ成長した集大成だったと言って良いだろう。
しかし、よくよく成績欄を見ると、京都新聞杯でもポルトドートウィユに先着を許しており、力関係に変わりはなし。
夏を越してどこまで成長しているかがカギ。


ここまでが10倍を切っている人気馬。


この中でリアファルは問答無用で消し。
リアルスティールは骨折明けで評価保留。


アルバートドックとマッサビエルは買いたい馬。




ここでオッズをよく見ると、やはりリアルスティールが断然人気である。



3連単はリアルスティール頭が売れに売れているし、馬連もリアルスティール軸がバンバン売れている。



単勝だって2倍しかつかない。



ワイドもすべてリアルスティール絡・・・おや???




察しの良い方はもうお気付きかもしれない。


そう、ワイドのオッズがおいしいのだ。


リアルスティールが絡まないワイドの最低倍率が9.5。


これを狙わない手はない。


軸馬はアルバートドック。
ポルトドートウィユを物差しにするまでもなく、サトノラーゼンと0.1差やミュゼエイリアンと0.1差など、3歳牡馬一線級の相手と互角にやれるだけの能力を秘めている。
そもそものダービー出走馬が2頭しかおらず、物差しにしたポルトドートウィユがダービー出走馬であることを考えれば、ここで通用する算段が立っていい。いや、十分すぎるほど立つ。


相手筆頭にバイガエシ。

休養前のプリンシパルSと新馬戦を除けば、すべてのレースで馬券圏内という堅実さ。
そのプリンシパルSにしても、東京2000mでは不利な大外枠からのスタート。
最後方追走を余儀なくされ、早め進出からしぶとい脚が持ち味のこの馬を全く活かせずに終わった1戦。
それでも、最後はしっかりと脚を伸ばしており、見どころはあった。

休み明けの前走では、前々の競馬から実績馬ウインフェニックスを最後まで苦しめる好内容。
ここは人気薄だが、先行力を活かして一発あって良い。


3番手に上述マッサビエル。


以下


阪神得意のサンライズセンス
重賞実績あるトーセンバジル
大穴ゼンノブレーメン


までを押さえる。


ワイド
7~1.9.11.14.15(各20%)




阪神10R
ムーンライトハンデキャップ


◎レッドオリヴィア
○タガノエトワール


馬連1点推奨だ。


この2頭、4月の難波Sでワンツーフィニッシュ。
当時は抜け出したレッドオリヴィアタガノエトワールが差したレースだったが、並ばれてから差し返した内容から、今回はレッドオリヴィアを上に取った。

人気を集めるであろうマテンロウボスは、おそらく大した馬ではない。

ハンデ差2.5~5kgもあれば、まずマテンロウボスに先着されることはないはずだ。


逃げるリラヴァティはおそらく1800がベスト。
ラスト1ハロンで止まるはずだし、◎○共に先行してプレッシャーを掛けられる馬。

あっさり捉えられるだろう。


馬連
10-11(100%)