8月23日明瑞新山予想

おはようございます、明瑞新山です。


昨日推奨のコウセイカルメンは、直線エンジンが掛かりかけたところで内から吹き飛ばされ、大きく失速。
380kgと小柄な馬だけに致命傷。展開的にも恵まれており、アレがなければ・・・という悔しいシーンでした。


先週の推奨馬は全滅。


いつか、うまうまジェントル氏もおっしゃっいましたが、好調期があれば不調期もあるのが競馬。


再浮上まで我慢強く予想を続けていきます。


では、本日の予想です。




札幌11R
札幌記念(G2)


予想の肝になるのは。ラキシスの位置取りとトウケイヘイローの復調具合。


鳴尾記念で上位評価にした通り、調教からは衰えを感じないトウケイヘイロー。
むしろ、今回の最終追切りに限ると、メンバー中、上位にランクインするレベルだ。

展開的にも単騎逃げはほぼ確定で、ここで復活されても驚きはない。


一方のラキシス。
昨年の秋~今春の一連の好走で評価はうなぎ登りだったが、前走で一転直下。
ゴールドシップに勝つのはこの馬だ!という評価から、今回は前走を見る限り実力に疑問符・・・という評価が多くなってしまった。

そこで、宝塚記念を振り返ってみた。

スタートでやや出負けしたラキシス。
終始馬群の外を追走し、向こう正面ではトーホウジャッカルの2馬身ほど後ろにつける。
スローペースを嫌って34コーナー中間でトーホウジャッカルが動き出し、呼応するかのようにルメールの手が動くがついていけない。
その差が4馬身くらいに広がりかけたところでようやく反応するも、最後は再び2馬身差まで詰め寄るのが精いっぱいといった内容だった。

よくよく考えると、ラキシスは元来切れる馬ではなく、先行して長く良い脚を使うタイプの馬だ。
スローペースの一瞬の切れ味勝負では分が悪くて当然。
しかし、産経大阪杯で初めて手綱を取って、あの競馬ができたので「この馬は切れる」とルメール騎手は勘違いしてしまったのではないか。
それがあの宝塚記念の敗因であったというのが私の結論だ。
事実、ラキシスの戦歴を見ると4角で10番手以下だったレースでは11着・15着・1着・8着と、産経大阪杯以外ではすべて惨敗しているのである。
むしろ、宝塚記念は過去のことを考えれば頑張っているとも評価できそうなくらいだ。

で、肝心の宝塚記念の分析結果だが、一瞬の反応や操縦性はトーホウジャッカル方が上だが、自力ではほぼイーブン。
いや、まてよ・・・休み明けだったことを考えると、自力でもややトーホウジャッカルに分があるか。
いずれにせよそれほど差がないという考えに至った。

今回、ラキシスがトーホウジャッカルに勝つとすれば、前走とは逆を行かないといけない。
つまり、先行集団の前ほど、宝塚記念に当てはめればトーホウジャッカルより前位置のイン。
勝利エリザベス女王杯の時よりも前の位置が必要だ。

名手ルメールが同じ轍は踏むまい。
今回は先行して抜け出しを狙うはずだ。
そうすれば、ほぼイーブンの自力+枠の差、騎手の差でトーホウジャッカルを封じることは可能とみた。


◎ラキシスで勝負だ。


対抗にはやはりトーホウジャッカル。
これは外せない。
前走で見せた能力の片りんは素晴らしいものがあったし、早めに捲れる器用さも兼ねそろえている。
叩き2戦目、秋の主役を張るためにも落とせない一戦で、決してステップレースといった位置づけではないはず。


3番手にディサイファ。
エプソムカップでは、東京1800mで大外枠をいう不利な条件のなか、最後0.1差まで詰め寄った強い内容。
洋芝も得意で、ここは一発あってもおかしくない。


あと1頭抑えたいのがトウケイヘイロー。
上記のように復活の材料はそろっている。
手綱をとるのは2000勝騎手。
ここはおもしろいレースを見せてくれるはずだ。


馬連
軸 01

12 65%
11 20%
13 15%




小倉11R
北九州記念(G3)


5戦5勝。
デビュー以来土つかずのビッグアーサーが注目を集める1戦。
ほとんどのレースを直線持ったままで先頭に並びかけ、シンザンのように最低限の着差で勝利するスタイル。
強さが際立ったのは3走前の岡崎特別くらいか。

デビュー戦で負かしたクラウンアイリスと2戦目で負かしたヤマノハヤブサは既に1000万下に在籍、3戦目では先の函館SSを制したティーハーフを子供扱いし、前々走負かしたエポワスはオープン特別を制した。
前走負かしたフォーエバーモアだけがこの馬に負けた後に成績を落としているが、もともとGI3着馬である。

こうして字面を並べると全くもって死角がないように思えるが、実のところこの馬を消して買いたいと考えているのである。


あまり詳しくは解説できない(それだけの語彙を持ち合わせていないが正しい)が、この馬、小倉のような軽い平坦馬場は得意ではないはず。
独特の走法からくるものなのだが、ここで勝ち切って、軽い馬場への適性を見せるようであれば私の相馬眼が狂っているということ。

だが、おそらく早い時計での決着は苦手で、良くて3着までだと踏んでいる。

たとえ、2戦目で小倉1200mを1分7秒台で勝っている実績があろうとも、だ。


と、ここまで書いて気づいたこと。
小倉、金曜日に雨が降って馬場少し重いはずだよね・・・
いや、初志貫徹だ!


気を取り直して・・・


本命はサドンストーム。
自身のスタイルである大外一気を考慮すると、この最内枠は割引材料だが、それを補ってあまりある状態の良さと実績がこの馬の強み。
高松宮記念では中団からレースが出来ていたように柔軟性もある。
ティーハーフで重賞を制して波に乗る鞍上のアイディアに期待したい。


相手は手広く馬連で抑えたい。


前走鮮やかベルカント
着実に力をつけてきているバクシンテイオー
芝で変わり身見せたサトノデプロマット
持ち時計上位のバーバラ
同じくメイショウツガル
さらに同じくヘニーハウンド
昨年波乱演出のメイショウイザヨイ
前走◎と僅差のベルルミエール
3走前強かったサカジロロイヤル


ベルカントにのみ20%
他の馬には10%づつ配分で勝負。



以上です。