調教診断-桜花賞-

こんばんは、明瑞新山です。

いよいよ今年のクラシック第1弾、桜花賞ですね。

既に私の家の近所の桜は散ってしまい、葉桜の状態も超えてしまっています。

しかし、大阪のこの時期の風物詩、桜の通り抜けは11日に開始したばかり。これから見頃を迎える八重桜を中心に、350本の桜が出迎えてくれます。

約600mの歩道を往復するだけのコースですが、毎年数多くの観覧客が足を運びます。

11日の開始当日も、朝10時までに3000人以上が訪れたというのですから、体操賑わったことでしょう。

そして明日の阪神競馬場。

選び抜かれた18本の輝ける桜が咲き乱れ、それらの共演を一目見ようと3万人以上が足を運びます。

花冷えの空に、いったいどんな光を放ってくれるのか。

今からとても楽しみです。

 

では、調教診断開始です。

---以下テンプレ---

・今回の調教の評価をA~Dで表示。

・調教以外にも能力・騎手・コース・ローテーション・血統・距離・実績・展開・枠をA~Dで評価する。

・上項を総合し、A~Dで評価する。

※血統は、その血統が当該コースを得意かどうかで判断します。

※コースは、当該馬がそのコースを得意かどうかで判断します。

※枠、展開はそのコースの特性や各馬の動き、個性から相対的に判断します。

これらの項目を配置し、総合的に評価することで、当該レースにおける実力馬をあぶりだし、より効率的に馬券の参考にしていただけるように考えてみました。

印の選考方法は以下の通りです。

最優先が総合評価。次点が調教診断。

それ以下は各項目のA評価の多かった馬を高評価とします。

それらの馬以外に(穴)という評価を加えています。

(穴)と言うからには上位人気の馬にはつけません。

想定5番人気以下の馬で調教内容の良かった馬にのみ付けます。

該当する馬が総合評価が高く、上位評価に上る場合は付けません。

この(穴)を上手く活用することで、昨秋の秋華賞のリラコサージュのような馬を拾えるのではないかと考えました。

(穴)マークのついた馬は、馬券の組みたての上で活躍します。

たとえば、上位評価からの流し馬券のヒモに入れたり、複数いる場合は、それらのワイドボックスを購入してみるのも手。いろいろな活用方法があると思うので、徐々にご紹介出来ればと思います。

---以上テンプレ---

(穴)マーク馬が馬券に絡む確率が高いので、要チェックです。

では、診断を開始します。

カウニスクッカ

美南W 66.2-51.3-38.5-13.3 一杯

併せ馬の内。コーナーワークで並びかけ、直s年では一杯に追われて3馬身先着。

入線後もしっかりと追っており、陣営の意欲は評価したい。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・C・B・B・A・A・B・B・A

総合評価B

 

ニシノミチシルベ

栗CW 85.8-69.9-54.8-39.6-11.9 強め

単走。一応強めとしたが、ほぼ馬なりに近い追い切り。

活気のある走りで、連戦の疲れは感じさせない。

ラストの伸びも良く、無欲の追いこみに徹すれば一発あるかもと思わせてくれた。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・A・B・B・B・B・B・A・B

総合評価B

 

コーリンベリー

栗坂 54.0-39.2-25.4-12.9 強め

併せ馬で登坂。活気に溢れた動きでキビキビと駆け上がってくる。

坂の半ばで僚馬の前に出ると、そのまま突き放して楽々フィニッシュ。

ダートの短距離馬らしく、坂路での動きは申し分ない。

走法だけを見れば完全にダート馬。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・B・B・C・B・B・B・B・B

総合評価B

 

ペイシャフェリス

美南W 73.4-57.2-42.0-13.0 馬なり

併せ馬の内。もの凄く余力があり、手綱を離せばいつでも弾けるぞといった手応え。

道中は僚馬の真後ろにつけ、折り合いを確かめるような調教。

逃げの手に出ない可能性もあり、この動きから少し怖さを感じさせる1頭。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・B・B・B・B・A・B・B・A

総合評価B(穴)

 

モズハツコイ

栗坂 53.5-39.0-25.1-12.5 強め

単走で登坂。ゆったりと加速し、最後までジワジワと脚を使う。

芯の入った良い走りで、休み明けを感じさせない。あとはクビの使い方を覚えれば競走馬として一皮むける印象。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・A・B・C・B・B・B・B・B

総合評価B

 

レーヴデトワール

栗CW 85.1-69.5-54.9-40.2-12.7 馬なり

単走。終始馬なりで、ラストを伸ばすイメージでの追い切り。

動きは普通。直線、少し気合いを付けられるとクビが沈み、加速の姿勢をとれていた。

ここ除外でも忘れな草賞に登録のあった馬。状態は良い。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・A・B・B・A・A・B・A・B

総合評価B

 

 

ニホンピロアンバー

栗P 86.8-69.1-53.2-38.7-11.4 馬なり

単走。相変わらずクビの高い走法。ポリトラックでの追い切りのため、走りそのものは良く見えた。

が、この貧弱な馬体で激流が予想される阪神マイル戦。まず無理だと思う。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・B・B・B・B・B・B・B・A

総合評価B

 

シャイニーガール

栗坂 51.1-38.1-25.2-12.8 強め

併せ馬で登坂。体全体を使った安定したフォームで好感が持てる。

持ったままの僚馬を追走し、ラスト気合いを付けられて併入。

動きそのものは悪くない。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・B・B・A・B・B・B・B・B

総合評価B

 

フォーエバーモア

美坂 55.5-40.4-25.7-12.6 馬なり

併せ馬。終始馬なりで負荷のかからない調教。

折り合いに専念している様子で、それでも1馬身先着なのだから体調面の不安ないといっていいだろう。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

A・A・B・B・B・A・A・A・A

総合評価B

 

ヌーヴォレコルト

美南W 67.7-54.0-39.6-12.8 馬なり

3頭併せの最内。コーナーワーク手並びかけると、直線はしっかり追う僚馬に対してほぼ持ったままで併入。

走りそのものも良く、気合いを付けられた時の反応も上々。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・A・B・A・A・A・B・B・B

総合評価B(穴)

 

フクノドリーム

美P 65.4-50.0-37.7-12.4 馬なり

単走。もの凄くキビキビとした走りで、典型的なスプリンターの動き。

阪神マイルは長い。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

C・B・B・B・B・B・B・C・B

総合評価B

 

レッドリヴェール

栗坂 52.9-38.4-25.0-12.3 強め

併せ馬で登坂。坂の半ばまでは僚馬に1馬身ほど遅れととっていたが、中腹から並びかけると。ラストは一気に交わし去った。

登坂している間、ずっとパートナーの方を気にして集中しておらず、それでいてこの時計をだせるのだから凄い。

休み明けで評価しづらいが、ここはA評価でいいだろう。

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

A・A・A・C・B・A・A・A・A

総合評価A

 

アドマイヤビジン

栗CW 78.6-63.4-50.1-37.4-12.8 強め

単走。ゆったりと完歩の大きい走りで、まずまずの動き。

時計も優秀だが、見た目のスピード感がなく、活気にあふれているという印象もない。

使い詰めなりに状態は保っているといったところか。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・B・B・A・B・B・B・A・A

総合評価B

 

マーブルカテドラル

美南W 69.4-53.9-40.0-13.6 馬なり

併せ馬の内。完全に馬なりの調整。

直線では一杯に追う僚馬を尻目に、スーッと音もなくといった表現がぴったりくるように交わす。

状態としては申し分ない。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・B・B・B・A・A・A・A・A

総合評価B(穴)

 

ホウライアキコ

栗坂 53.9-38.6-24.9-12.3 強め

単走。キビキビと活気あふれる走りで駆け上がってくる。

ラストは少し気合いを付けられて、しっかりと伸びた。

最後まで脚が上がっていないことを考えると、坂で止まるシーンは想像しにくい。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

A・B・B・B・B・B・A・A・A

総合評価B

 

リラヴァティ

栗坂 54.8-40.4-26.1-12.8 強め

併せ馬で登坂。大きなストライドで、ダイナミックな走りを披露。

ラストは強めに追われて僚馬に2馬身先着も、一杯一杯になっていた印象。

走法的に前にいきたい馬であり、他馬との兼ね合いで厳しいレースを強いられそうなのも減点材料。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・B・A・A・B・A・B・B・B

総合評価B

 

ベルカント

栗坂 54.2-39.3-25.2-12.0 強め

併せ馬で登坂。僚うまから2~3頭分後ろを追走。

キッチリ折り合いもついており、余力十分に追いだされると、あっという間に交わして置き去りに。

距離さえこなせばここでもやれる。A評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

B・A・B・B・B・B・A・B・B

総合評価B

 

ハープスター

栗CW 97.1-80.9-65.6-51.0-37.8-11.9 強め

3頭併せの外。僚馬2頭よりも前目の位置で直線へ。

残り200m付近から終いを伸ばすイメージで追い出すが、反応が良くない。

過去のレースの時の追い切りで見せたような反応はなかった。

押しも押されぬ本命馬であり、前走を見る限り内枠に入らなければ勝つのはこの馬と思っていたが、この調教を見せられるとアンチハープスターの出番もあるかもしれない。B評価

能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠

A・A・A・A・A・A・A・A・A

総合評価A

 

以上です。

正直、GIに集結するメンバーの追い切りとは思えない、一長一短の追い切りでした。

どの馬の良い部分と悪い部分が混在し、陣営の意欲といった点でも薄いように感じました。

その中で、印としては

◎レッドリヴェール

○ハープスター

▲フォーエバーモア

△ベルカント

△マーブルカテドラル(穴)

△ヌーヴォレコルト(穴)

△ペイシャフェリス(穴)

となりました。

ちょっと手を広げる形になってしまいましたが、ハープスターが正直微妙な調教だったので、もし馬券圏外になると・・・と考えた際の保険です。