中山11R
スプリンターズS(GI)
能力で一番はおそらくシュネルマイスター。
父キングマンは生涯成績8戦7勝、GI4連勝で2014年欧州年度代表馬に選ばれた名馬。
デビューから引退まで一貫して7~8F戦を使われており、スピードあふれる種牡馬である。
日本での産駒の勝利最長距離が毎日王冠の1800mであり、それ以外の勝利はすべてマイル以下というのも特徴的だ。
じゃあ短距離特化なのかというとそうでもなく、マイルから1800m戦の勝率が29.1%であるのに対してスプリント戦の勝率は8.4%。
6~8F戦ではシュネルマイスター以外にもエリザベスタワーが重賞勝利を挙げている一方、スプリント戦ではダノンジャスティスが気を吐いたもののパフォーマンスは全体的に低調。
ここで初めてスプリントを使ってきたシュネルマイスターにとってはアゲインストなデータだ。
当のシュネル自身のこれまでの競馬を振り返っても、出たなりで折り合って差し込む競馬が多く、今回もその形に徹するならば連対圏内は絶望的とみて消し評価で良い。
もちろん、3着となると話は別なので、3連系であれば押さえておくほうが良い。
能力面で次点にくるのがメイケイエール。
この馬に関しては京王杯SCの時に能力疑問として書いたが、それを訂正したい。
多くの場合、気性面に難を抱える馬はその気性の矯正とともにパフォーマンスを落とすのだが、この馬は違った。
現実的な競馬に近づく毎に競馬の内容が向上し、ついにはセントウルSで外野を沈黙させる圧巻の走りを披露した。
セントウルSはスタート直後から前に壁を作らずとも我慢が利いたことに加え、外からファストフォースが被せ気味に進出してもムキにならなかったことが特筆される。
前に壁を作っての折り合わせたり、人力で無理やり黙らせる折り合い方法ではなく、自分自身と対話してじっくり走らせることができたのである。
一人なら我慢して勉強できるのに、他の子どもに流されてつい遊んじゃう、そんなことにならなかったということ。
当時はそれなりに歓声もある環境だったので、観客の声にも動じないと信じたい。
◎メイケイエール
で、相手関係だが、これがシュネルマイスターを消す以上ナムラクレア以外に浮上してこない。
差し馬台頭の流れならばシュネルマイスターが浮上しているだろうし総オミット。
前に行く馬もだらしない馬しかおらず、ここは思い切って馬連1点勝負。
馬連
9-13 100%



