東京11R
NHKマイルカップ(GI)
本命候補は3頭。
セリフォス・インダストリア・プルパレイだった。
セリフォスは朝日杯で2番目に強い競馬をした馬だと思っていて、追い切りも秀逸。
臨戦過程以外は全くケチの付け所がない。
ただ、気になるのが騎手だ。
川田騎手がダノンスコーピオンを選んだのがどうしても引っかかる。
というのも、中内田充正厩舎の重賞勝利は26。
騎手の内訳は以下の通りなのだ。
19勝 川田将雅
3勝 C.デムーロ
2勝 藤岡佑介
1勝 岩田康誠・福永祐一
重賞初勝利が福永騎手によるものだったが、そこから6年間このコンビでの重賞勝利はないのだ。
また、岩田福永両名が勝った重賞は新潟2歳Sであり、双方ともに新馬は川田騎手が騎乗して勝たせた馬。
さらに、新潟2歳S当日川田騎手は札幌に遠征しておりそもそも不在だったという点も共通している。
では、福永騎手と中内田厩舎・・・このコンビの他の重賞成績はどうなのか。
‘22.3.27 高松宮記念 グレナディアガーズ 3番人気12着
‘21.5.16 ヴィクトリアマイル リアアメリア 8番人気13着
‘21.4.10 阪神牝馬S リアアメリア 3番人気9着
‘21.3.13 中山牝馬S リアアメリア 3番人気7着
‘18.8.12 中京記念 フロンティア 6番人気11着
‘18.7.22 関屋記念 フロンティア 7番人気4着
‘17.4.09 桜花賞 ヴゼットジョリー 13番人気10着
‘17.3.12 Fレビュー フラウティスタ 8番人気6着
以上。
ヴゼットジョリーの新潟2歳Sの後はコンビを組んだのが6年でたったの8回。
そして全てが馬券圏外である。
こういった予想は15年前に卒業したはずだが、ここまで顕著だとやはり気になってしまう。
騎手の序列としては断トツの存在が川田騎手、次いでC.デムーロ騎手、彼が居なければ藤岡佑介といった具合なのだろう。
近年では岩田望の重用も目立ってきているように、騎手起用にレースへの期待度が表れやすい厩舎なのではないか。
そう思い、2019年以降の重賞成績のうち【川田・藤岡佑・Cデム・岩田望騎乗】と【それ以外の騎手騎乗】の成績をあぶり出した結果が以下の通りである。
【川田・藤岡佑・Cデム・岩田望騎乗】
16.11.10.40
勝率 20.7%
連率 35.1%
複率 48.1%
【それ以外の騎手騎乗】
0.1.0.33
勝率 0%
連率 2%
複率 2%
さよなら、セリフォス。
こうしてセリフォスは本命候補から消えていった。
で、残る2頭のうちプルパレイは切れ味という点でやや不安が残るので消去法でインダストリアを本命とすることにしました。チャンチャン
◎インダストリア
前置きが長すぎたが、中内田厩舎の騎手起用の傾向が分かってもらえたと思う。
正直GIでそんな要素に主眼を置いて予想するのはナンセンスだとは思うが、このレースがそれだけ難解だということ。
また、あそこまで顕著なデータが出るとさすがに敬遠したくなる。
野球のバッテリーだってデータに基づいて相手の苦手なコースを突いて攻略するのがセオリーなのだ。
勝ち筋から外れている馬をわざわざ購入するのは悪手。
さてこのインダストリア。
ジュニアカップの勝ち方が秀逸だったが、相手が弱すぎたため実力を測りかねていた。
そんな中、弥生賞でめちゃくちゃ適当な競馬をしてあわやの5着。
内容としては一番強かったと言っても過言ではなく、次は出たとこ勝負だと思っていた。
なので本来は両手を挙げて食いつきたかったのだが、まさかまさかの人気を背負う立場。
ジュニアカップしか勝っていない馬がこの人気は買いづらくてしょうがない。
一応マイネルホウオウがジュニアカップ勝利からNHKマイルカップで戴冠しているが、あちらは10番人気。
やっぱり騎手って大事なんだなぁ・・・
愚痴っても買いやすい人気になるわけではないのでここから素直に馬連で。
馬連
11~2.4.6.7.14(各20%)



