中山11R
弥生賞(G2)
このレースを予想する上で、各馬の力関係の整理は必須。
GI馬であるドウデュースが格的に上なのは間違いないが、果たして力量も抜けているのかどうか。
応えはNOだ。
朝日杯は2.3F目が速かったせいでハイペースに見えるが、そこから一気に緩み、残り2Fの地点で最速ラップを計時する流れ。
これは、先行馬から適度に離れた位置を取った馬が脚を使うことなく距離を詰められたということ意味している。
つまり、ドウデュースやダノンスコーピオンのポジショニングが一番有利だったのだ。
それよりも後ろに位置したジオグリフが届かなかったのも当たり前で、我々がこの馬を高く評価している理由の一つ。
レースの格の違いこそあれど、ドウデュースと同じような位置から競馬をして全く伸びなかったスプリットザシーやヴィアドロローサの次走の結果を見てもらえればなんとなく察しがつくはず。
また、このレースは上記のように2.3F目が速かったため、そこで脚を使ってポジションを取りにいった馬もそれなりに苦しかったはず。
そういう競馬をしたのが7番手より前で競馬をした馬たち。
その中で唯一粘ったのがセリフォスで、この馬が2番目に強い競馬をしたと言えるかもしれない。
ダノンスコーピオンも通過順では7→8となっているが、この馬は好スタートを切り、速くなった2F目でグッと手綱を引いて抑えているのだ。
ちょうど展開の有利不利の谷間で有利側に引き入れた鞍上の超ファインプレーだった。
長くなってしまったが、ドウデュースの朝日杯勝利は流れに乗れたものであり力が抜けていたから、というわけではない。
もちろん、一定以上の力があるから勝ち切れたのは間違いないが、ここで大本命というわけにはいかない。
もう一つのGIホープフルSは抑揚のないラップで淡々と流れ、ノーストレスで競馬をできた馬が上位に来た印象。
だが、決してレベルは低くなく、上位馬にはそれなりの評価が必要というのが私の考えだ。
中でもボーンディスウェイは離れた逃げ馬をコントロールしながら自身の追い出しを図るとい難しい競馬を強いられた。
勝ったキラーアビリティの絶好の標的とされた格好であり、個人的には高い評価を与えている。
ここはこの馬から一発狙ってみたい。
人気馬が軒並み後方からの競馬になりそうで、しかも今の中山の馬場は内有利。
先行馬を中心に馬連で。
馬連
6~1.2.7.8.10(各20%)



