こんばんは、明瑞新山です。
明日はいよいよ春競馬の総決算・宝塚記念。
2歳戦も強い勝ち方をする馬が多く現れて非常に盛り上がっていますし、今年の夏はアツい夏になりそうです。
夏競馬に向けての資金作り&モチベーション作りという意味でも明日の宝塚記念は的中させておきましょ!
阪神11R
宝塚記念(GI)
このレースのもっとも大きなポイントは「キセキがどんなペースで逃げるのか」だろう。
昨秋は脚質転換に成功、高速逃げでGI戦線を牽引した。
天皇賞秋で健闘しただけでなく、JCでは現役最強馬アーモンドアイをも追い詰めたあの逃げ脚。
どうしたことか今年初戦の大阪杯では逃げようとする気配もなく優等生の競馬で2着だった。
今回はどんな作戦で来るのか・・・
1つ、面白いデータがある。
昨年末の有馬記念終了の翌週から先週の競馬終了後まで、川田将雅騎手が「芝の1600m以上のレースで逃げた」のはなんとたったの4レース。
元々逃げ先行馬でしっかり結果を出しているというイメージの強い川田騎手からすると意外なくらいに少ない数である。
じゃあ昨年はどうだったのかというと、9月~12月までのたった3カ月間で16回も逃げているのだ。
ミッキーチャームの秋華賞付近に数が集中しているため偶然と考えることも出来るが、それでも統計期間が約1/2にも関わらず回数に4倍も差があるということから、今年はいかに逃げの手を封印している(もしくは逃げるなと言われている)かが分かる。
特に、昨年ハイペース逃げがハマってGIでも好勝負した2頭──ミッキーチャームとキセキ──でも逃げていないことを考えると、馬に与える負担が大きいのか馬主や調教師から理解が得られなかったのか、はたまた不意打ちを喰らわせるために息をひそめているのか…。
その伝家の宝刀を土曜日の阪神メインで久々に抜いた。
1番人気エクレアスパークルで1000m通過57.3の超ハイペース逃げ。
残念ながらハマらなかったが、久々に外連味のない逃げを披露したのだ。
たしかに切れる脚よりもしぶとく伸びる末脚を武器とする馬だが、今の阪神の馬場は非常に重く、わざわざハイペースを刻まずとも持ち味を活かせたはず。
それなのになぜ玉砕に近い逃げを打ったのか。
私は、ひょっとしたら明日への布石ではないかと思っている。
というのも、今日の芝コースは逃げ先行馬天国。
メインレース以外は全て4角5番手以内の馬が勝ち切っただけでなく連対まで独占しており、差し馬にはノーチャンスの馬場。
このまま明日に持って行けば当然逃げ先行策を採る馬を他の馬がマークし、早め早めの競馬になるだろう。
そうなれば後半5Fはかなりの急流になり、前に行く馬が総崩れになる可能性まで見えてくる。
自身がペースを掌握しての後半5F勝負と、他馬にぴったりつかれてペースアップの5F勝負では結果は大きく違ってくるもの。
自身に対するマークを薄れされるための玉砕逃げだったのではないか。
それだけでなく、どれくらい飛ばせば脚が持つのかを測るという意図もあったはずだ。
昨秋GI戦線を沸かせた「高速逃げ馬」キセキが復活する可能性は極めて高いと見た。
では、キセキがそれなりのペースで逃げると仮定したらなにがどう変化するのか。
溜めなければ伸びないエタリオウが消える。
前走のように中途半端に捲っていくような競馬はこの馬には最もダメな戦法であり、最悪の騎乗。
最後の直線までジッと我慢が最善手。
が、前が飛ばせば飛ばすだけ物理的に逆転不可能な領域まで離される可能性があり、我慢しようにも限界がある。
かといって付いて行こうとすればその分脚を小出しに使ってしまって最後の伸びを欠いてしまう。
まさに四面楚歌状態と言えるのだ。
そして実はスローペース志向であるスワーヴリチャードも消える。
昨秋のJCキセキの作りだしたペースを3着しているが、あの時は後半こそかなり厳しいラップ構成だったが、前半はやや緩めのペースだった。
この馬もややエタリオウとはタイプこそ違えどしっかりと溜めを作れなければ弾けない馬。
一旦弾けてしまえばエタリオウよりは長く脚が使えるのだが、溜めを作れないとそもそものエンジンに点火できないという弱点がある。
今年の中山記念はデキ一息でもあったが、3~4角の手応えほど伸びなかったのが良い例だろう。
過去の好走したレースもほとんどが序盤で緩んだレースというのは偶然ではないはず。
苦手な右回りと言う事も含めて買い材料に乏しい。
◎キセキ
やはり小回りの阪神内回りでは先手を奪えるというのは大きな武器。
加えて、私の想定通りの展開になるならば恐らく連対圏内は堅いはず。
変に競りかけてくる馬もいないためマイペースで走れるというのも好材料。
この馬がそれなりに飛ばすならば持続力を問われるレースになるため、その展開が得意な馬を中心に馬連で流す。
馬連
1~2.4.6.12(各25%)
東京4R
3歳未勝利
◎デュアライズ
デビュー戦だった前走、スタートで大きく出遅れて離れた最後方。
万事休すの展開で、今VTRを見返してもとてもじゃないが馬券圏内に差してこれるとは思えない場所からの追い込みだった。
当然上がり33.3は同レースの上がり最速で、上がり2位の馬よりも1.1秒も速かった。
未勝利では力が抜けていると考えて良い。
馬単
14→1.3.5.6.13(各20%)



