おはようございます、明瑞新山です。
本日は天皇賞春ですね。
テレビやネットで嫌というほど見た「平成最後」という言葉。
この天皇賞も例に漏れず「平成最後のGIレース」ということで盛り上がってもらいましょう。
今年の天皇賞を盛り上げることが出来るのは本当に良かったなと思います。
今までのように崩御に伴う改元だった場合、大手を振って「平成最後の!!」なんて言えなかったような気がします。
生前退位だからこそお祝いムードで迎えられるというのは、本当に嬉しい限り。
今上天皇の英断のおかげですね。
これまで公務で多忙な日々を送られたことでしょうから、今後は皇后さまと共にゆったりと過ごしていただきたいですね。
京都11R
天皇賞・春(GI)
またしても逃げ宣言である。
ヴォージュ。
初速のないこの馬が何が何でも逃げると宣言しているが、私の脳裏によぎるのは最近の馬だけでもアイトーン、エールヴォア、ウィクトーリアetc…逃げ宣言をしながら逃げなかった、あるいは逃げられなかった馬たちばかり。
これらの馬に共通しているのは初速がなかったこと、そして内枠を引いたことに加えて当日出負けしたことだ。
当日の出負けは分からないが、それ以外の項目は今回のヴォージュにもピッタリ当てはまっており、かえって逃げられないのではないかという疑念がわき出てくる。
が、そこに救いの手を差し伸べるのが大外枠に入ったロードヴァンドールではなかろうか。
おそらくヴォージュがいけないのならこちらが出してハナを奪っていくだろう。
そしてメイショウテッコンが続く形になる。
このメイショウテッコンもスタートが悪い馬で初速もそれほど速くはなく、序盤はスロー濃厚、速くてもミドル寄りのスローといった形だろう。
こちらはテンに急かさずとも一呼吸置いてからハナを奪えそうであれば動くはず。
そしてヴォージュも同じようにすんなりハナが無理でもホームストレッチから向こう正面までにハナを窺いにいくはずだ。
そうなれば、向こう正面からは先行勢で出し入れの激しい競馬になり、結果的に大逃げはなくともまずまず締まった流れになると見た。
つまり、昨秋の菊花賞出走馬は同じコースでも全く別適性を求められる形になる。
上位二騎のうちエタリオウはどんな流れでも溜めた分しか脚を使えない馬で、勝ちに動くと必ず末が甘くなる。
捲る形になると溜めた分を吐き出すので勝ち切れず、かといって序盤から出して行っても道中での溜めが薄くなるため直線で弾けない。
つまり、神戸新聞杯のように直線勝負に懸けるのがベストなのだが、天皇賞春で直線一気は自殺行為。
間違いなく差し届かない。
どう乗っても勝ち切れない未来しか見えず、唯一勝利を狙える戦法は天皇賞春の好走セオリーからは外れてしまう。
さらに、絶不調の鞍上にこの人気とくれば残念ながら消し安定だ。
対するフィエールマンはスローの競馬がベストだが、昨年のラジオNIKKEI賞の末脚をみる限りそれなりに流れても問題はないタイプ。
鞍上も無駄に捲ったりするような人ではなく、流れに合わせて柔軟に導いてくれるので非常に心強い。
こちらは買うべき馬という評価。
が、本命に推したいのはこの馬ではなく同じ菊花賞組のユーキャンスマイルだ。
このユーキャンスマイル、菊花賞ではラスト2F目の区間ラップ10秒台のところで置かれる形になっており速い上がりを求められる形は苦しい。
スローよりも断然流れた方が良いタイプで、キングカメハメハ産駒としては珍しくスタミナ勝負にも強い。
追えば追うだけ伸びる馬なので、溜めて伸ばす武豊騎手よりも馬を動かす追い方をしてくれる岩田騎手の方が手が合っている。
年明けの万葉Sこそヴォージュに出し抜けを喰らわされたが、叩いたダイヤモンドSの勝ち方が圧巻。
相手は阪神大賞典よりも弱いくらいだったが、直線入り口最後方からワープ並みの末脚でいつの間にか馬群を捌いて突き抜けていた。
まだまだ余力を残した勝ち方でもあり、今の充実ぶりならば菊花賞の上位2頭を逆転する余地は十分にある。
馬券はここから馬連で。
馬連
9~5.7.10.12.13(各20%)



