【有馬記念。】12月23日明瑞新山予想

 

こんばんは、明瑞新山です。

 

 

 

 

 

土曜日の予想は2戦1勝。

 

阪神の雨がここまで長引くとは思わず、残念ながら阪神カップを外してしまいました。

 

相変わらず天気に悩まされますねぇ。

 

 

 

 

 

1Rは危険な人気馬としてルバクオーリを消し、こっそり一番人気のセデックカズマも消してしかも馬単で的中。

 

個人的には会心の馬券でした。

 

 

 

 

 

日曜日は有馬記念。

 

 

 

 

 

今年は中山で現地観戦!!!

 

ゴールドアクターが勝った2015年以来の参戦です。

 

 

 

初参戦はゼンノロブロイとタップダンスシチーで決まった2004年。

 

当時は大学生だったんですねぇ。

 

 

 

月日が流れるのは早いもので、若者だった私も今や立派な(?)おっさんです。

 

 

 

土曜日も中山だったんですが、50代と思わしき紳士の5人組が楽しそうに競馬の話をしながら馬券を購入していました。

 

どれだけおっさんになっても、こういう姿勢を大切にしたいなとしみじみ思いました。

 

 

 

 

 

初めて生で観戦した中山グランドジャンプは大本命が落馬するまさかの結末。

 

それでも怒り狂う人はおらず、みんな暖かい拍手を送っていて、なんだか癒されました。

 

 

 

 

 

明日は鉄火場でしょうけど…

 

 

 

 

 

では、日曜日の予想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中山11R
有馬記念(GI)

 

 

 

オジュウチョウサンの出走で俄然盛り上がる今年の有馬記念。

 

 

 

障害から転戦という異例の経歴の持ち主で人気投票でも3位。

 

現在障害平地含む11連勝中という破格の馬柱。

 

まさに現代のアイドルホースである。

 

 

 

とはいえトウカイテイオーみたいに人気はあんまりしないんだろうと高を括っていたのだが、蓋を開けてみれば現在単勝2番人気。

 

 

 

まぁこれは想定内。

 

 

 

が、複勝まで売れていることに驚いた。

 

そればかりか馬連でも5番人気に1-12がランクインしており、シリアスに有力馬として捉えている人がかなりいるようだ。

 

明日には3番人気なるだろうが、オジュウチョウサン人気の高さを実感するには十分な衝撃だった。

 

 

 

 

私は当然消し。

 

 

 

 

 

血統を考えたら人気がなければ押さえたい馬なのだが、、、、

今日の予想はその血統の話から始めたい。

 

 

 

 

 

私が初めて見た有馬記念は94年のナリタブライアンの勝ったレース。

 

ちょうど日本の血統地図の書き換えが始まった頃である。

 

この年から昨年までの勝ち馬の父系を挙げると以下の通り。

 

 

 

 

 

ヘイロー系→14頭
ロベルト系→8頭
ノーザンダンサー系→1頭
レッドゴッド系→1頭

 

 

 

 

 

驚異の偏りである。

 

ナリタブライアンを皮切りにレッドゴッド系のサクラローレルを挟んでロベルト系が6年で5勝。

 

グラスワンダー連覇の翌年にノーザンダンサー系のテイエムオペラオーが勝ち、それ以降はヘイロー系14勝にロベルト系3勝。

 

特に2004年~2014年はサンデーサイレンス産駒とその孫が11連勝する完全独占状態だった。

 

サンデーサイレンス以降、血統的支配率が大きく変わったとはいえ、これだけ顕著に血統による優劣が出ているレースは他にない。

 

 

 

 

 

勘の良い読者は既にお気付きかと思うが、現在日本の血統図においてヘイロー系に次ぐ第2位につけるミスプロ系の名前がない。

 

 

 

 

 

あれ?ミスプロ系の代表種牡馬ってキンカメだよね?これってレイデオロ危ないんじゃね?

 

 

 

 

 

と私は思った。

 

が、

 

 

 

 

 

いやいや、キンカメ産駒はトゥザグローリー・ワールド兄弟とかルーラーシップが2.3着してるから!こじつけもいいとこだろ!それにドゥラメンテとかアパパネみたいな超大物が有馬記念走ってねーから!キンカメ舐めんな!こんな薄っぺらいデータ軽く吹き飛ばしてやんよ!

 

 

 

 

 

と煽られそうなので、舞台設定そのものが偏りの背景と仮定して、有馬記念だけじゃなく中山芝2500mの実績を調べてみた。

 

過去100レース分。

 

 

 

 

 

ヘイロー系→57勝
ノーザンダンサー系→14勝
ミスプロ系→11勝
ロベルト系→8勝
その他→10勝

 

 

 

 

 

ヘイローは多すぎるため大別しないが、サンデー系だけでなくロージズインメイ等の産駒も勝っている。

 

 

 

 

 

ミスプロ系の内訳は…

 

 

 

 

 

キンカメ産駒5勝
その他のミスプロ系6勝

 

 

 

 

 

ほぅら、ミスプロ系は結構勝ってるしキンカメ産駒なんて半分を占めるくらい勝ってるじゃないか!明瑞新山は表面的なデータしか見られないバカなのか!?

 

 

 

 

 

と諸兄が捲し立てて来そうな結果で少々焦ったがまぁ待て。

 

これは500万~OPまでクラスを問わず勝ち馬を持ってきただけだ。

 

これを、より能力や底力を問われる準OP以上のレースに絞ろうじゃないか。(勝ち数の後ろの()内は全勝ち星のうち準OP以上のレースが占める割合。これが多いほど上級条件で活躍しているということ)

 

 

 

 

 

ヘイロー系→26勝(45.6%)
ノーザンダンサー系→7勝(50%)
ミスプロ系→1勝(9%)
ロベルト系→3勝(37.5%)
その他→1勝(10%)

 

 

 

 

 

となり、ミスプロ系が激減。

しかも勝ったのはキンカメ産駒ではなく孫。

ルーラーシップ産駒である。

 

 

 

 

 

そら見たことか。
キンカメの直接の産駒は勝っていないんだよ。

 

 

 

 

 

ちなみに過去100レースを遡ったが、100レース前は2008年。

 

キンカメの初年度産駒のデビューは2008年であり、2歳戦に2500m戦など組まれていない━━━つまり、キンカメ産駒は有馬記念どころか、準OP以上の中山芝2500mのレースを勝ったことがないのだ。

 

 

 

無論、上記のように2.3着はある。

 

土曜日の中山メインでも2着していた。

 

 

 

が、勝てない。

 

 

 

これを適性がないと言わずして何と言えばいいのか。

 

 

 

 

 

 

 

Adiós,Rey de Oro

 

 

 

 

 

 

 

血統の話から考えるとヘイロー系の主流であるサンデー系の馬から買いたいところだが、上記のオジュウチョウサンを除くと引退レースのサトノダイヤモンドか筆頭格という寂しさ。

 

思えばテイエムオペラオーが勝った年もヘイロー系の有力馬がいなかった。

 

ここはノーザンダンサー系の底力に期待する。

 

 

 

 

 

本命は(厳密にはデインヒル系だが)ハービンジャー産駒のブラストワンピース。

 

菊花賞はスローの流れに泣いたが、今回キセキが引っ張るペースならばスムーズなレースが出来るだろう。

 

大きな体からは想像出来ないが、自分から動ける器用さを持っている馬。

 

枠も後入れの真ん中枠と不足なし。

 

 

 

オルフェーヴル・ドリームジャーニー兄弟の時くらい強気に動いても止まらないと見た。

 

最近精細を欠く鞍上だが、大レースでこそと言われた持ち味を発揮してほしい。

 

 

 

ここから馬連で。

 

 

 

馬連
8~3.4.5.10.14(各20%)