こんばんは、明瑞新山です。
2歳馬記事で触れた騎手の件ですが、良く見たらビュイック騎手は今回の来日で勝利を挙げたのはマイルCSだけなんですね。
馬質的に決して恵まれてるとは言えませんが、それにしても寂しい結果。
通算の勝率でも9%台と、決して誉められたものではありません。
それがいざマイルCSを勝った途端「さすがゴドルフィンの主戦!」となるのはやはり違和感。
ですが、これはビュイック騎手に限った話ではありません。
人々はやはりGIでの華々しい活躍に惹かれる…端的に言えば、GIでの結果しか見ていないのでしょうね。
例えば今秋絶好調だったルメール騎手。
今年GIを勝ちまくり、絶好調の彼。
JBCスプリントを勝った後には、JBCクラシックのサンライズノヴァの単勝馬券のオッズがぐぐっと下がり、エリザベス女王杯では3歳馬ノームコアが一番人気に祭り上げられるなど、まさにルメールフィーバー。
ところが、そのノームコアで5着に敗れ、続くマイルCSをモズアスコットで惨敗すると「確変終了」「ルメールの負の連鎖」「アーモンドアイの不安要素は鞍上」などと揶揄される始末。
ノームコアは一番人気であったことが不思議な馬でしたし、モズアスコットは当日のパドックの気配がイマイチでした。
それらの馬で負けたからと言って、敗因を全てルメールに求める単純さ。
残念ですがこれが競馬ファンのレベルなのでしょう。
他では池添騎手。
オルフェーヴルとのコンビでGIを勝ちまくった2011~13年の彼の勝利数をご存知でしょうか?
答えは59勝、59勝、38勝です。
どうです?
もっと勝っていたと思っていた人は少なくないはず。
それだけでなく、彼は通算1100勝以上挙げていますが、年間の最高勝利数は100はおろか80に届いたことすらなく、リーディングでベストテンに入ったことすらありません。
意外でしょう?
GIを勝てる騎手というのはほんの一握りですが、彼らが本当に上手なのかどうかは分かりません。
が、今週からのビュイック騎手は先週までよりも売れるのは間違いないでしょう。
彼等を公平な目できっちりジャッジすることもまた、馬券の収支を向上させることに繋がります。
ビュイック騎手だから消す…では芸がありませんが、彼が乗っているから加点して買い目に入れるようなことを避けるだけでかなり他の人と差をつけられるのではないでしょうか。
もちろん、騎手の巧拙の評価は人それぞれ。
本気で上手いと思うならば積極的に買うべきだと思います。
では、土曜日の予想です。
京都11R
京都2歳S(G3)
◎クラージュゲリエ
札幌2歳Sは流れに恵まれた3着。
新馬戦をあまり高く評価しておらず、当時は消し評価。
レース後もこの馬の評価に関してはそれほど変わらない。
ただ、ここは相手が弱い。
私の評価でも★6のクラージュゲリエが最高点である。
さらに、主張する馬がおらず、新馬戦のような切れ味勝負になる公算が大きいこともこの馬には追い風となる。
札幌2歳Sのレース評価にも書いたが、この馬はおそらくスローの切れ味勝負でこその馬。
トータルで考えてここでは軸不動と見た。
相手は人気だが私の中の評価が極めて低いワールドプレミアとブレイキングドーンを消して手広く流す。
馬連
1~3.4.5.8.9(各20%)
東京9R
カトレア賞(2歳500万下)
◎ラインカリーナ
プラタナス賞は前半1000m60秒を切るハイペースを2番手から追い掛ける苦しい競馬。
それでもゴール直前まで先頭を守ったようにかなり強い競馬をした。
あそこまでの速い流れになることは珍しい。
ペースさえ守って走れば楽勝があっても驚けない。
馬連
4~3.6.10.12.14(各20%)



