おはようございます、明瑞新山です。
武豊騎手が自身のブログで高速馬場について疑問を投げかけていました。
これは一昔前から問題視されていることですね。
エアレーション等の馬場保全技術の向上や、芝生の品種改良などで飛躍的に馬場状態が良くなった昨今。
故障と高速馬場に因果関係は未だにはっきりとは解明されていませんが、異常なまでの勝ち時計が計時されることが多くなった印象です。
実は、芝のレースの競走馬の故障率は1%前後。
これはピークだった2000年頃の半分ほどの数字。
対して、ダートの故障率はほぼ一定の数字で横ばい状態で、それを根拠に走破時計と故障率に相関関係はないという主張はおよそ見当違いでもないと言えるでしょう。
ただし、これは競走中の事故を統計した数字で、レース後の故障判明については加味されていない可能性があるデータです。
また、医療技術の発達や、脚元に不安のある馬がダート路線に行くことが多いということも関係していると思われます。
実際、速い時計で走破した方が疲れは溜まるでしょうし、己の限界を超えたパフォーマンスをすれば故障のリスクが高くなるのではと考えたくなります。
ただ、人間のアスリートではこういった事例がありました。
皆さまは「レーザーレーサー」という水着をご存知でしょうか。
国際的水着メーカーSPEEDO社が開発した競泳用水着の名前です。
特殊な素材に特殊な加工を施すこと水中での水の抵抗を極限まで減らすことに成功した水着です。
超音波で生地を接着するという凡人には想像すらつかない方法で縫い目を無くし、筋肉の凹凸を無くすほどボディを締め付けて流線型をつくりあげながらも関節の可動域は確保するという画期的な技術により作り上げられたまさに革命的な水着でした。
このレーザーレーサー、2008年の登場直後から着用選手が世界記録を連発。
顕著な例では、2008年のジャパンオープンで樹立された17の日本記録のうち16がこの水着を着用した選手によるものという事例も。
オリンピックでも着用選手が大活躍し、あまりの高性能に2010年に使用禁止となってしまいました。
この水着を着用していた選手は己の限界を超えるほどのパフォーマンスを見せていた可能性は大きいですが、この水着による大きな故障や重大な事故は聞いたことがありません。
競走馬と人間、それも水着と馬場を一緒くたに考えるのは少しズレているかもしれませんが、近い例として考えればそれほど大きな影響はないのかもしれません。
ただ、高速馬場になると内を走った先行馬が圧倒的に有利な傾向になるので、レースがつまらなくなってしまって私は嫌いですね。
ダービーのここ数年の「はいはい、内枠入ったからこいつから買っときゃいんでしょ」という風潮。
「あー外回されたから負けだわ」
という絶望感。
大嫌いです。
アンフェアな戦いでダービー馬が決まるのは本当に承服しがたいことで、なんとか改善を願いたいところです。
そうそう、80年代後半~90年代前半の有馬記念やジャパンカップのVTRを見ると、寒さですっかり元気をなくした黄色い芝生の上を走っていますが、90年代半ば以降はかなり綺麗なターフで走っていることが確認できます。
これは、芝の品種改良や馬場に植える品種の割合を変化させたこと、そして忘れてはならない馬場造園課の手入れの賜物といえます。
これらのおかげで、寒い冬であっても競馬を楽しめるんですね。
実はこの冬場の芝生、なんで黄色いかというと・・・・冬眠してるからだそうです。
芝生が冬眠とはなんだか不思議な感じがしますが、この冬眠した状態の芝生たちは温暖な気候に適した種だそうで、寒さにより眠ってしまうとか。
そこで、緑を保ちたいなら寒さに強い種類を植えればいいじゃないということで、競馬開催がない間に西洋種の種を撒き育成、冬場は寒さに強い芝生くんたちが頑張ってくれるから緑のターフで競馬が出来るという仕組みだそうです。
偶然にもレーザーレーサーと同じ2008年、エクイターフという競走馬のための芝生が発明されて現在北海道を除く全競馬場で使用されています。
このエクイターフ、根っこの密度が普通の野芝に比べて2倍でちきれにくさも2倍、成長速度も早くクッション性にも富んでいるというまさに競走馬のためという表現がぴったりの芝生。
この密度の高さ故にエアレーションが必要になり、密度の高さ故に高速馬場になっているということですが、それはまた別の機会にしましょうか。
とりあえず、冬になると冬眠する芝ってのが可愛いから紹介したかっただけです。
では土曜日の予想です。
東京11R
アハルテケS(OP)
さて、またやってくれますかね?
どうなんですか?
戸 崎 圭 太 さ ん ?
◎サンライズノヴァ
とりあえず出遅れるのをやめろ!
GIの激流で中団につけられる馬で最後方に位置するのやめろ!
そうすれば多分勝ってる。
懲りずに馬単で。
馬単
8→3.6.11.14.16(各20%)
以下、降級馬祭り(各場レース番号順)
東京7R
3歳上500万下
◎キャンディストーム
前走は休み明けで昇級戦。
相手もかなりの強敵揃いでこの着順もやむなし。
ここはダービーと同じ舞台、この鞍上の導きがあればチャンスは大きい。
馬連
1~7.8.9.10.11(各20%)
東京8R
3歳上500万下
◎ダイワエトワール
故障による長期休養がありながら全く崩れていない安定感。
1000万下では連続2着しただけでなく、いずれも1000万下の上位常連の馬たちを退けての上位入線。
スッと先手を取れるセンスだけでなく、時計面でも1枚抜けている。
馬単で。
馬単
14→6.7.10.15.16(各20%)
阪神10R
三田特別(1000万下)
かなり微妙なメンツが揃った1戦。
テーオーフォルテの安定感に本命を打つ。
ここから馬連で。
馬連
7~2.3.6.8(各25%)
阪神11R
安芸S(1600万下)
◎ファッショニスタ
昇級戦で人気を背負ってあっさりぶっ飛んだが、これは私の持論に従えば何ら不思議なことはなかった。
レースではスタートで後手を踏んだことが大きく影響した格好だが、今回は乗り替わりもあるので見直したい。
ここから馬連で。
馬連
軸 5
04 40%
09 30%
10 30%



