おはようございます、明瑞新山です。
今日は待ちに待った皐月賞ですが、残念なことに雨模様。
くっそー!雨で重馬場の皐月賞なんて・・・
・・・
・・・
あれ?
いつ以来?
記憶にないぞ?
で、調べてみました。
なんと、「雨天を伴った良馬場以外での開催」はミスターシービーの勝った83年皐月賞以来35年振り。
何かの参考になれば・・・と思ったけどこれじゃ何の参考にもならん!
なお、皐月賞史上では全部でも7例しかなく、1番人気の複勝率は約57%とまずまず。
一緒に馬券圏内に入った馬たちはミスターシービーの年の3着馬インターリニアルの20番人気をはじめ、5番人気以下が5回絡んで波乱を演出しています。
やはり今年も荒れるのか!?
しかしお天気は時間によってコロコロ変わるもの。
次は「天候は雨じゃないけど馬場は良馬場以外」の皐月賞を調べてみました!
すると、直近はゴールドシップとヴィクトワールピサ。
全部で18回ありました。
結構あるんですね。
で、ここまで調べて思ったこと。
それは。
「予想に全く活かせなくね?」
そりゃそうだ。
普通に予想しよっと。
中山11R
皐月賞(GI)
昨秋から何度遭遇しただろうか、雨の中の競馬に。
先週の土曜日も日曜日も僅かをは言えメイン前に降雨があり、昨日も当然のように降り出した。
さすがにこうも続かれると予想をするという行為そのものを全否定されることも出てくるわけで、気が滅入ってしまう。
どうせ今日も「雨、上がる」で予想したら降り続けるんだろう。
本当に勘弁してほしい。
さて、皐月賞。
各トライアルの評価から始めたい。
まずは弥生賞組。
昨年の弥生賞はとんでもなく低レベルと評したが、その中からダンビュライトが3着に飛び込んだように、伝統のトライアルをナメてはいけない。
そのダンビュライトは苦手なスローの流れを踏ん張って権利獲得に至ったことを評価しなければならなかったのだ。
今年の弥生賞はというと、勝ったダノンプレミアムの強さが際立つ一方で、サンリヴァルの健闘が目に付いた。
展開は非常に平凡で、スローの瞬発力勝負。
ラスト1Fでサンリヴァルが苦しくなったところをワグネリアンとジャンダルムが強襲して交わした構図である。
レースを見る限り、ダノンプレミアムを負かしに行ったのジャンダルムに対して自分の競馬に徹したサンリヴァル、本番に向けて試走をしたワグネリアンという感じ。
返り討ちに遭ったジャンダルムと自分の競馬に徹して最後末が持たなかったサンリヴァル。
それをラストでグンと伸びて差したワグネリアンの末脚は果たしてすごかったと評価して良いものかどうか。
非常に迷うところであるが、ラップタイムではラスト1Fを11秒を切るくらいの時計で上がっている計算であり、やはり能力的にはワグネリアンが一歩抜けていると評価せざるを得ない。
問題は3着争いを演じた2頭だが、ここはイーブン。
どちらも全力を出し切ったと考えれば良い。
続いてスプリングS。
こちらは上位2頭が素直に強かったレース。
ステルヴィオとエポカドーロの推定ラスト3Fラップが以下の通り。
11.6 – 11.5 – 11.0
11.8 – 11.6 – 11.3
あくまでも手元の時計での計測なので、多少の誤差は大目に見ていただきたいが、ザッとこんなもんである。
どちらも1Fで爆発的に脚を伸ばすのではなく、ジワジワ前との差を詰めた。
並ばれてから差し返す姿勢を見せたエポカドーロだったが、その瞬間にゴールイン。
結果としてステルヴィオが上の着順にきた大きな要因としてはやはり外を回って勢いよく並びかけたからか。
そこまで大きな差は感じない1戦だったと言えるが、ラスト1Fで2馬身近くあった差を一気に詰めて差したことからも能力的にはステルヴィオが上。
次いでエポカドーロでそれ以外は用無し。
エポカドーロは高く評価して、上記ジャンダルムやサンリヴァルより上としたい。
お次は共同通信杯。
近年、皐月賞の最重要ステップとなりつつあるこのレース。
今年は(も?)特殊馬場のおかげで読みとりにくいレースとなった。
毎度おなじみコスモイグナーツさんが逃げを打ったことで見た目にはまずまず締まったレースに見えるが、3番手を行くブラゾンダムールが1000mを通過したのは恐らく1分1秒くらいのスローペース。
そこからのヨーイドンとなり、他の弱い先行馬が止まって相対的に浮き出てきたのがこの馬というパターンか。
ラスト一気に後続に差を詰められていることからも、個人的にはあまり評価できるレースではない。
評価するとすれば、後続から追い込んだ馬たちだが、その馬たちも重賞では一歩足りていない現状。
ここは低レベル戦と割り切る。
1月の京成杯から直行はジェネラーレウーノさん。
毎度おなじみコスモイグナーツさんが(以下略
この馬の1000m通過は1分0秒5くらい。
そこから前を可愛がりに可愛がって最後交わしてゴールイン。
前が勝手にピーターⅡをしていただけで、ラップほど出し入れがあったわけでもなく、ラスト3Fも平凡。
凡戦という評価。
OPの2レースからまずは若葉S。
ここは圧倒的人気タイムフライヤーが超☆絶クソ騎乗。
最後の直線に向いた時点で先頭と7~8馬身差。
理論上ラスト400mでアイトーンよりも1秒以上速い上がりを使っても尚届かないという無理ゲーを演じた。
ラスト手綱を押さえられながらも徐々に差を詰めてのフィニッシュはある程度評価しても良いのではないか。
続いてすみれS。
「すみれS史上ぶっちぎり最速の時計」は眉唾物であることは以前の記事に書いたとおり。
今回は同じ内回りの若葉Sと比較してみる。
内容的にはキタノコマンドールの完勝だから、キタノコマンドールを買う人はケイティクレバーも穴で押さえてどうぞといった具合。
で、すみれSの勝ち時計2分11秒7から、最初の1ハロンを除いた道中最も遅いラップを消してみる。
すると、推定の2000m走破時計は1分59秒4。
阪神開幕週と開幕が進んだ分で補正をかけても1分59秒8前後の時計となるわけで、明らかにアイトーンよりは強い。
が、タイムフライヤーがまともに走っていればイーブンくらいだったはず。
あまり評価はあがらない。
以前、「この馬は体が出来上がっておらずクラシックに進まず別路線から鍛えていって欲しい」と書いたが、その考えは今も同じ。
未知の魅力はあるが、このキャリアでここ。
時計面でも魅力はあまりなく、さすがに家賃が高いのではないか。
以上がトライアルの評価である。
能力的にはやはり2強が抜けており、次いでエポカドーロ。
その後にキタノコマンドール、サンリヴァル、ジャンダルムといった感じ。
ほぼ人気通りで大きな驚きはないが、問題は展開と騎手。
思い出してほしい、昨年の大阪杯を。
思い出してほしい、3月の若葉Sを。
実はルメール騎手、日本で内回りのGIを勝ったのは有馬記念と昨年の秋華賞だけ。
秋華賞こそディアドラで差し切ったが、有馬記念2勝はどちらも好位から競馬をする馬だった。
上記の昨年の大阪杯や今年の若葉Sではそこから差し切れると本当に思ったのかと問いただしたいような競馬を展開した。
すみれSのコズミックフォースも同じ。
全部阪神競馬場だが、同じ内回りのこのコースで大外枠。
さすがに本命には出来ない。
対するワグネリアン。
こちらは福永騎手。
今朝アップされていたうまうまジェントル氏の記事と被るが、福永騎手は捌けないのではなく捌かないだけ。
昨年のカデナではデムーロ騎手の進出に合わせて最内から早めに追撃を開始しており、あれが出来るのならば何も問題はない。
◎ワグネリアン。
対抗にステルヴィオで以下能力評価の通り。
ただし、キタノコマンドールは将来性こそ評価するがここでは買えない。
馬連
2~1.3.7.14.15(各20%)



