おはようございます。
今日は日本ダービー、いや、東京優駿の日ですね。
TVでも盛り上げてくれてるように、すべてのホースマンにとっての目標である同レース。
ホースマンの一年はダービーに始まり、ダービーに終わる。
私たちの一年の総決算が有馬記念でも、競馬に携わる人々の総決算はここ。
それだけに、ここに出走馬を送り出す陣営の方々の緊張や喜び、不安や期待は計り知れないものがあるのでしょう。
かなりの好メンバーの揃ったこの一戦。
調教というアプローチから、馬券に貢献できる馬を、ぜひ見つけていただきたい。
---以下テンプレ---
・今回の調教の評価をA~Dで表示。
・調教以外にも能力・騎手・コース・ローテーション・血統・距離・実績・展開・枠をA~Dで評価する。
・上項を総合し、A~Dで評価する。
※血統は、その血統が当該コースを得意かどうかで判断します。
※コースは、当該馬がそのコースを得意かどうかで判断します。
※枠、展開はそのコースの特性や各馬の動き、個性から相対的に判断します。
これらの項目を配置し、総合的に評価することで、当該レースにおける実力馬をあぶりだし、より効率的に馬券の参考にしていただけるように考えてみました。
印の選考方法は以下の通りです。
最優先が総合評価。次点が調教診断。
それ以下は各項目のA評価の多かった馬を高評価とします。
それらの馬以外に(穴)という評価を加えています。
(穴)と言うからには上位人気の馬にはつけません。
想定5番人気以下の馬で調教内容の良かった馬にのみ付けます。
該当する馬が総合評価が高く、上位評価に上る場合は付けません。
この(穴)を上手く活用することで、昨秋の秋華賞のリラコサージュのような馬を拾えるのではないかと考えました。
(穴)マークのついた馬は、馬券の組みたての上で活躍します。
たとえば、上位評価からの流し馬券のヒモに入れたり、複数いる場合は、それらのワイドボックスを購入してみるのも手。いろいろな活用方法があると思うので、徐々にご紹介出来ればと思います。
---以上テンプレ---
(穴)マーク馬が馬券に絡む確率が高いので、要チェックです。
では、診断を開始します。
サウンズオブアース
栗CW 81.4-65.6-51.3-37.7-11.7 強め
併せ馬の内。道中は僚馬の後ろにつけ、ラスト1ハロンを強めに。
一瞬の反応が素晴らしくあっという間に交わし去り入線。
首を使った素晴らしいフォームに回転の速い脚捌き。穴で一考だ。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・A・B・B・B・B・B・A・A
総合評価B(穴)
ワンアンドオンリー
栗坂 52.2-38.9-25.9-13.3 強め
併せ馬で登坂。体全体を大きく使い、駆け上がってくる。
しかし、持ったままの僚馬に対して、一杯に追って半馬身遅れ。
時計も平凡で、強調できる部分は少ない。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
A・A・B・A・B・B・B・B・A
総合評価B
マイネルフロスト
美南W 69.0-53.8-38.6-12.2 強め
3頭併せの内。道中は前に2頭を置いての追走。直線で内に進路を取り、GOサインを出すと一気に加速し、3馬身先着。
雄大なフットワークから豪快な加速を披露。良い。A評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・B・B・B・B・B・B
総合評価B
アドマイヤデウス
栗坂 53.5-38.8-25.2-12.3 強め
単走。いつも通りのキビキビした動き。真っ直ぐに駆け上がってくる姿勢が素晴らしい。
体調万全といったところか。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・A・C・B・B・B・B
総合評価B
トゥザワールド
栗CW 81.1-65.6-51.4-38.0-11.9 強め
併せ馬の内。兄とピッタリと馬体を併せての併走から、ラストはやや強めに追われてブッチ切る。
かつてないほど強い追い切り。はやりダービーへの意気込み、素晴らしいものがある。A評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
A・A・B・A・B・B・A・A・A
総合評価A
ショウナンラグーン
美南W 82.1-66.6-52.2-38.3-12.6 馬なり
併せ馬の外。時計の出にくい今の美浦のCWではまずまずの時計。
ラストまで脚が上がることなくしっかりと伸びている点は評価したい。
大久保洋吉師にとって最後のダービー。悲願達成なるか、注目したい。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・A・B・B・B・B・B・B
総合評価B
スズカデヴィアス
栗坂 54.2-39.5-25.6-12.6 強め
併せ馬で登坂。坂の中盤から徐々に強く追われ、ラストまで粘りの脚。
気合いを付けられてからの反応が一息だが、もともとこういった脚質の馬。
長く良い脚をつかうタイプなので、早め抜け出しを狙いたいところ。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・C・B・B・B・B・B・B・B
総合評価B
アズマシャトル
栗坂 53.8-39.3-25.1-12.2 強め
単走。ラスト2ハロンのみ強く追われ、馬もそれに応えて最後まで加速し続けるラップを刻む。
仕掛けられてからの走りが素軽く、非常に好印象をもった。穴馬に指名したい。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・B・B・B・B・A・B
総合評価B(穴)
ベルキャニオン
美南W 53.7-38.7-12.8 強め
単走。連戦の疲れを感じさせず、非常に充実した走りを披露。好内容。
しかし、フォームや体型からマイラーと思われるので、距離をどうこなすかが注目される。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・A・A・B・A・B・B・B・B
総合評価B
ハギノハイブリッド
栗CW 81.0-65.3-51.0-37.3-12.1 馬なり
併せ馬の内。終始馬なりでフィニッシュ。ラストは、一杯に追う僚友馬に対して、一定の距離を保ちつつ抜かせないといった感じで、鞍上のGOサインがあればいつでも弾けそうな走りだった。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・A・B・B・A・B・B・B・B
総合評価B
エキマエ
美南W 68.5-53.8-39.0-13.2 一杯
併せ馬の内。道中は2馬身ほど後ろを追走。コーナーワークで並びかけ、直線では一杯に追われるが反応一息で併入まで。
動き自体は活気があったが、この馬がダービーを勝つと前代未聞の大事件。まずいらないだろう。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・C・C・B・B・B・B
総合評価B
イスラボニータ
美南W 83.0-67.0-52.4-38.4-12.6 強め
併せ馬の内。僚馬を大きく先行させ、ほぼ馬なりのまま回ってくる。コーナーワークで取り付くと、直線ではいつもよりもワンテンポ遅らせての仕掛けで併入。
鞍上いわく、ダービーにむけた予定通りの追い切りとのことで、いつもとは少し違った乗り方が見られそうだ。A評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
A・A・A・A・B・B・A・A・A
総合評価A
タガノグランパ
栗CW 84.6-67.7-52.4-38.0-1.8 一杯
併せ馬の内。いつものマツパク調教に+αの負荷が掛けられた追い切り。
動きそのものは活発で、良いものだった。ここは新人起用で無欲の追込みを期待したい。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・B・B・B・B・B・B
総合評価B
サトノルパン
栗CW 83.7-66.3-50.7-37.4-12.1 強め
単走。ウッドの長いところを、スタミナ強化メニューで消化。
ラストのみ強く追われ、上々の反応。これは距離さえこなせば一発あっていい。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・B・B・B・A・B・B・B・B
総合評価B(穴)
レッドリヴェール
栗坂 53.3-39.2-25.7-12.7 馬なり
併せ馬で登坂。終始馬なりで併入。手応えたっぷりの入線で、かなり余裕があるように見えたが、ゴールまでは加速し続けるラップを計測。
これは簡単そうでなかなかできない芸当。特に馬なりでの記録はちょっとお目にかかれない。
小柄な牝馬で、あまり評価が高くないようだが、この調教診断の調教部門では間違いなく最上位。A評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
A・B・B・B・B・B・A・A・B
総合評価B
トーセンスターダム
栗CW 82.1-66.5-52.0-37.5-11.8 一杯
3頭併せの最内。相変わらず見栄えの悪い走りだが、直線では一杯に追われて鋭い伸びを見せた。
同厩のトゥザワールド共々、過去の追い切りの中では一番のハードメニューをこなした。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
B・A・B・A・B・B・B・B・B
総合評価B
ワールドインパクト
栗坂 54.7-39.5-25.5-12.8 強め
併せ馬で登坂。最後のみ強く追われ、僚馬を大きく突き放してフィニッシュ。
追われてからの反応やフォームは良いが、イマイチインパクトに欠ける。B評価。
能・騎・コ・ロ・血・距・実・展・枠
A・B・B・B・B・A・B・B・B
総合評価B
以上です。
◎イスラボニータ
○トゥザワールド
▲レッドリヴェール
△サウンズオブアース(穴)
△アズマシャトル(穴)
△サトノルパン(穴)
みなさま、良いダービーデイを!!!!!!!!



