【はるばる来たぜ函館…記念!】7月16日明瑞新山予想

 

おはようございます、明瑞新山です。

 

 

 

土曜日のマレーシアカップは本命馬が5着で外れ。

 

 

 

1着▲
2着△
3着〇
4着△
5着◎

 

 

 

うん、定期だね。

 

弥生賞を思い出すよね。

 

競馬あるある「基本的には見えてる」ってやつだよね。

 

 

 

一応、印を回した5頭が7着までに全部入線しているのである程度見えてるってやつなのでしょう。

まだまだ微調整が必要ですが、夏競馬の間の基本スタンスを決められたのは大きいです。

 

 

 

さて、今日は函館記念。

 

 

 

ここみなさんに質問です。

 

 

 

函館記念といえば思い出される馬は?

 

 

 



 

 

 



 

 

 



 

 

 



 

 

 

この質問に対してエリモハリアーが思い浮かんだあなた!

 

分かります、私も真っ先に思い浮かべちゃいます。

なんといってもこの函館記念で同一重賞3連覇の偉業を成し遂げた馬ですからね~。

 

 

 

マイネルミラノを思い浮かべたあなた!

 

昨年の勝ち馬ですね~。

ナウいヤングですね~!!

 

 

 

サッカーボーイの名前を挙げたあなた!

 

経験豊かなオールドファンですね~?

函館の芝でいまだ破られていない超速レコードを叩きだした怪物ですからね!

やはり印象に残っていて当然です!

 

 

 

ですが…

 

 

 

実はもっと濃いキャラが残っているのをお忘れではないでしょうか?

 

 

 

若い競馬ファンなら知らなくて当然。

中年の領域に足を踏み入れた私くらいの年齢の方なら名前くらいは聞いたことがあるはず。

昭和時代から競馬を見ているナイスミドルな方々ならば、馬券の取捨に悩まされ、激怒あるいは大喜びしたことがあるはずの馬。

 

 

 

その名は…

 

 

 

ドウカンヤシマ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 



 

 

 



 

 

 



 

 

 

え?知りませんか?

ま、マイナーな馬持ってきちゃってすみません。

でもこの際だから名前だけでも覚えて帰ってくださいね(お笑い芸人風)

 

 

 

 

 

1983年クラシック世代…時代はミスターシービーのものでした。

 

 

 

その中で新馬戦から4戦3勝で重賞を制したのがドウカンヤシマ。

 

全て1番人気推されてのものであり、どれだけ期待されていたのかが窺い知れますね。

 

 

 

しかし、それ以降の戦績はというと…39戦5勝2着2回3着3回。

2桁着順は1/3の13回数え、あまりの凡走っぷりに2度と1番人気に推されることはなかったのです。

 

 

 

嗚呼悲しき競走馬ドウカンヤシマ、永遠に…

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいやいや、そうじゃなくって!

 

 

 

 

 

せめて函館記念の話だけでもさせて!

 

 

 

 

 

このドウカンヤシマ、4戦3勝後に朝日杯に挑んで11着に惨敗。

その後7連敗で掲示板も隅っこにギリギリ載る程度を2回という成績を引っ提げて函館記念に臨みます。

 

 

斤量は51kg。

 

 

これは現代でもそうですが、やはり実績のない馬はハンデに恵まれます。

 

 

その恵斤を活かしてドウカンヤシマは勝ってしまうんですね。

 

 

単勝は13頭中11番人気。

 

 

まさにハンデ重賞といったところでしょうか。

 

 

破った馬はこんな感じ。

 

 

 

2着ブロケード(桜花賞馬)
3着モンテファスト(翌年の天皇賞馬)
4着トウショウゴッド(弥生賞等重賞4勝)
5着エリモローラ(京都記念等重賞4勝)
6着ロングワース(京都記念等重賞2勝)
7着キョウエイアセント(京都記念等重賞2勝)
8着リーゼングロス(桜花賞馬)
9着オーバーレインボー(札幌記念等重賞5勝)

 

 

 

いや凄すぎね?

 

 

いまやこんなメンツ函館記念に集まりませんよ?

 

 

1桁着順だけ書きましたが、シンガリ負けは皐月賞馬はハワイアンイメージで、それに大差をつけてブービー入線のサニーシプレーも重賞2勝馬ですからね。

 

 

こんな超豪華メンバーを、ハンデに恵まれたとは言え3歳馬が撃破しちゃうんですから、期待感も復活。

 

 

馬もセントライト記念→京都新聞杯を連続3着と奮闘します。

 

 

が、その後菊花賞17着→オープン10着と凡走。

 

 

 

あぁ…やっぱり駄馬か。

 

 

 

たまたま夏馬で、調子が良かっただけなんだ…と思わせておいて不意打ちのいっぱぁぁぁぁぁつ!!!!!!!

 

 

 

年明けの金杯(東)…今でいうところの中山金杯をまたまた53kgの恵斤で3馬身差の快勝。

 

 

 

いやいきなり勝つんかい!

 

 

 

そこからしばらくはやる気を維持して7→8→2着と奮闘しますが、徐々に調子を落とし、翌年の金杯まで4戦連続2桁着順というもはや競走馬として終わったと思わせる成績。

 

 

 

調教師「もう(往年の力は)ないじゃん…」

 

 

 

とりあえず使えるだけ使おうかということになり、58kg???出るだけだから関係ないねとばかりに東京新聞杯に出走し…

勝っちゃうんですね…

単勝10番人気。

 

 

 

いやいや…58kgですよお兄さん?

しかもここまで4戦連続2桁着順ですよ?

やっぱ強いのかな、この馬?

 

 

 

しかしそこから7戦連続掲示板すらない体たらくで、みんなが見放し始めた時に安田記念で激走。

と言っても4着ですが、復活の兆しを見せると、続く巴賞4着の後、GI馬を撃破した函館記念に出走。

ここでも3着に踏ん張ります。

 

 

 

で、秋初戦の朝日チャレンジカップでライフタテヤマ(重賞3勝)やスズカコバン(宝塚記念)ら強敵を撃破。

 

 

 

調教師「いけるやん!」

 

 

 

Vやねん!とばかりに秋4戦、大きなレースに使いますが鳴かず飛ばず…

 

 

 

ここまで重賞を5勝してきたばったかりに、年明けの金杯(西)…こちらは現在の京都金杯ですね、ここに出走したときには58.5kgを背負わされる始末でした。

 

 

 

が!

 

 

 

これを1 1/4差で圧勝します。

あやー驚いた。

若い時は軽ハンデでしか走らないと思っていたこの馬が、58.5kgで重賞を勝ってしまうのですから。

 

 

 

その後2戦2桁着順で無事燃え尽きて引退。

 

 

 

終わってみれば2歳時の重賞制覇から足掛け6年に渡り競走生活を続け、毎年重賞制覇。

 

 

 

6年連続重賞制覇は今も尚残る日本最長記録。

 

 

 

2歳以降は年間1勝しかできず、しかしそのすべてが重賞であり、馬場状態不問、斤量不問の買い時が一体いつか分からない馬。

それが「年に一度のドウカンヤシマ」と言われた個性派の生涯でした。

なおこの馬、史上唯一の東西金杯制覇という記録も持ち合わせていて、無事是名馬と示す典型例とも言えますね。

 

 

 

 

 

では、本日の予想です。

 

 

 

 

 

函館11R

函館記念(G3)

 

 

 

ハナを主張するヤマカツライデンが外に入ったことで序盤から緩いペースにはなりにくそうだ。

 

 

 

中盤でステイインシアトルが前を突き、3角手前からマイネルミラノがさらに押し上げるとなれば先行馬総崩れとなる可能性が高い。

 

 

 

持続力に欠ける馬と先行馬は全部切る。

 

 

 

本命はダンツプリウス。

 

前走同様、この馬に本命を打つ。

この馬、持久力の鬼というのは前走時にお話ししたが、要は自分で他馬を振り落とすか、他がバテる展開になれば浮上するので結局のところどこから競馬をするのかは問題にならない。

前走のような小頭数の場合は積極的に前に行ってほしかったが、今回は流れそのものがこの馬に向くので、どこで競馬をしようが関係なさそうだ。

できれば内枠を活かしてロスのない競馬をしてほしい。

 

 

 

対抗にツクバアズマオー。

 

中団から差せる馬の中で能力筆頭がこの馬。

その分ハンデは背負わされるが、天候もこの馬に味方しそうだ。

 

 

 

3番手にルミナスウォリアー。

 

こちらも差し脚自慢のクチ。

小回りも得意で、期待したい。

 

 

 

以下、差し馬を中心にサクラアンプルール、アングライフェン、ケイティープライドを押さえて馬連で。

 

 

 

馬連
2~4.6.11.12.16(各20%)