こんばんは、明瑞新山です。
先週は本命馬全馬がハイペースを先行して失速するという残念な事態に。
土曜日の天保山の入り3Fが34.0
日曜日のユニコーンSが34.1
日曜函館の函館SSが32.2
この中でコウエイエンブレムのみギリギリ許容範囲ですが、あとの2頭に関しては非常に厳しいペースでした。
シュウジはいくら高速馬場だったとはいえ、32.2は暴走。
追いかけたセイウンコウセイが止まるのも納得で、逃げたこの馬が止まるのは必然だったと言えるでしょう。
レースは超恵量ジューヌエコールが勝ちましたが、上手く流れに乗っての勝利という側面が大きすぎるので、次走で本当の評価を決めたいところです。
2着以下はあまり見どころはありませんでしたね。
今後もローカル重賞ならチャンスがあるかもというレベルです。
ユニコーンSのリエノテソーロは乗り替わりが大きく影響したと言わざるを得ません。
と、言うのもレース後の内田博騎手のコメントが
「砂を被ると良くないと聞いていたので出して行った」
というものだったからです。
ここから推察するに、内田騎手は砂を被らせたくなかったので被らない位置で競馬をするために出して行ったということでしょう。
その戦法は至極当然ですし、実際に砂を被らないように外目に進路を取っての競馬だったので内田騎手は最低限のことをしています。
ところがこの馬、全日本2歳優駿を制した時には1枠1番から、インの4番手の砂を被る位置から競馬をして圧勝しています。
道中に嫌がる素振りもほとんど見せていませんでしたし、なにを持ってして陣営が砂を被ると良くないと判断したのかが分からないレベル。
もし、乗り慣れた吉田隼騎手であれば以前の経験からそんなことはないと判断できたでしょうし、そもそも、陣営から余計なアドバイスが出ることがなかったかもしれません。
リエノテソーロにとってマイルは、上記の全日本2歳優駿を制しNHKマイルカップを2着した実績があるとはいえ、本質的にはギリギリの距離。
それなのに過去に経験したことがないくらい勢いをつけて先行させられた挙句、ユニコーンS史上最速のラップを刻む流れになったとあれば息切れもやむなし。
一説には馬主の会食を断ったために降ろされたと言われる今回の乗り替わり劇。
本当にそうならば、人災による敗戦だったと言っても過言ではないでしょう。
さて、土曜日の予想です。
阪神11R
垂水S(1600万下)
降級馬5頭の中で人気はミエノサクシードとハクサンルドルフ。
どちらも今後重賞やオープンでも上位を賑わせてくれることを期待できる逸材だ。
他の面々に目を移すと、重賞ウイナーであるボールライトニング、重賞5着の実績があるエテルナミノル、前走ヴィクトリアマイルからの臨戦のクリノラホールと、非常に骨っぽいメンバーが顔を揃えた。
対する昇級組は何といってもシルバーステート。
1年7ヶ月ぶりの復帰戦だった前走が持ったままの楽勝。
レベルの高い世代でクラシック候補だったその素質をまざまざと見せつけた格好。
上記のハイレベルメンバーを相手にしてもこの馬がおそらく1番人気だろう。
若駒S当時の私は、マカヒキをシルバーステート級と評価していたが、これはややネガティブな表現として使っていた。
両方の馬をそこまで強いとは思っていなかったためだが、結果的に同格とした相手がダービー馬になったということは、この馬の評価も改めなければならないだろう。
当然、今回も重い印を打つし、今後も注目していくつもりだ。
だがしかし、ここでの本命はハクサンルドルフ。
昇級戦でも1番人気の支持を集めた都大路Sがイマイチな内容だったが、あれは雨が降ると前が残るようになる京都の特殊馬場による敗戦なのでノーカウントで良い。
むしろ、あの敗戦のおかげでオープンでは通用しないという心理が馬券購入者に根付いているからこそ、ここでシルバーステートに人気を譲るのだろう。
この馬の本領は重賞3着が2回あるメートルダールに際どく迫った前走。
あのパフォーマンスを発揮すれば、連対圏内は間違いない。
そして対抗にシルバーステート。
2走ボケが怖いが、そんなことすら想像させないほどの強さを見せた前走。
超の付くスローペースであり、展開に恵まれたことは確かだが、能力はここでも最上位。
スムーズに競馬ができれば、あっさり突破しても不思議はない。
馬券はこの馬連の1点勝負。
馬連
2-7 100%
なお、3強人気になるであろう1頭のミエノサクシードは消し。
オープンでも通用する能力があるのは間違いないが、右回りで内にモタれる癖があるのは強い馬相手には大きなウィークポイントになる。
特に上記の2頭は昇級即通用クラスの強豪であり、前走のパールSの相手とは比べ物にならないレベル。
この馬が牙城を崩すのは至難の業に思えて仕方がない。



