こんばんは、明瑞新山です。
明日はいよいよ日本ダービー。
世間的には、世界一の売り上げを誇る上に年末という区切りの良い時期に行われる有馬記念の方が認知度が高いのかもしれませんが、こと競馬関係者や競馬ファンにとって特別なのは間違いなくこのダービーの方でしょう。
かのウィンストン・チャーチルが「ダービー馬のオーナーになることは一国の宰相になることより難しい」と述べ(創作)、名オーナーブリーダー上田清次郎が1着賞金1000万円の時代に2500万円で大本命馬のトレード話を持ち掛た等の逸話は、枚挙にいとまがありません。
それほどのレースなのです。
「世界中のホースマンに、第60回日本ダービーを勝った柴田政人ですと伝えたい」
「一番人気はいらない、一着が欲しい。」
「28頭立ての大外枠でもいい。賞金なんか貰わなくていい。他の馬の邪魔もしない。この馬の力を試したいからマルゼンスキーに日本ダービーを走らせてくれ。」
「このレースだけは、騎手の名誉だから。」
「借金してでも金を集めて、アイネスフウジンを1番人気にしてやりたい」
探せばこれだけの名言があっさりみつかるのがこのレースであり、そのどれもにドラマがあるのが日本ダービー。
個人的には、死の淵に立ちながらもダービーへの騎乗をあきらめず、余命3カ月宣告を受けた直後に医師を説得し渾身の騎乗を果たした中島啓之騎手の「このレースだけは、騎手の名誉だから。」という言葉に最もダービーへの思いが込められていると思います。
結果は18着。
その16日後、この世を去ることになる中島騎手の、魂を府中に鎮めるが如く騎乗に胸を打たれました。
この中島騎手は現代の若いファンにはほとんど知られていませんが、牡馬3冠を全て制しているジョッキーであり、父時一とともに親子でダービーを制した名騎手です。
有馬記念も制し、騎手としてほとんどの人が達成できない名誉に輝いたその人が、命を削ってまで騎乗にこだわったレース。
書き出せばキリがないほどのエピソードが日本ダービーにはあります。
是非、このスタイリッシュ競馬を覗いたついでに、過去のダービー馬たちの栄冠、届かなかった人びとのドラマ、関係者の願いも検索してみてください。
東京10R
東京優駿(GI)
本命は揺るがない。
アルアイン。
皐月賞の競馬は4角手前で挟まれて交代するシーンがありながらも再度馬群を割って伸びてきたとんでもなく強いレース。
能力もさることながら、精神力が群を抜いている。
対抗にレイデオロ。
長期休み明けの皐月賞は明らかにたたき台。
名伯楽藤沢和雄のダービーも残すところ3回。
挑むすべてのダービーを制するつもりでチャレンジしてくるはずだ。
上昇度は恐らくナンバーワン。
3番手にスワーヴリチャード。
前走は乗り方があまりにも適当すぎた。
この鞍上なので仕方ないのかもしれないが、さすがに酷すぎた。
加えて直線で手前を変えておらず、右回りが合っていなかった可能性も高い。
巻き返しに期待。
最後に大外枠アドミラブルと皐月2着のペルシアンナイトを押さえて馬連で。
馬連
7~4.11.12.18(各25%)



