こんばんは、明瑞新山です。
土曜日の東京2レースは散々な結果でした。
メインの白富士Sはスローの瞬発力勝負になると読んではいましたが、想定よりも遥かに切れ味を求められる流れになってしまいました。
あの流れになれば切れ味だけで差し馬が台頭するのも頷けます。
それにしても本命馬マイネルラフレシアは負けすぎでしたね。
うーん、ここでは力が抜けていると思ったのですが・・・。
見る目がなかったですね。
クロッカスSのトリリオネアは中途半端な競馬。
内枠だったので思い切って控えて大外に回すかと思ったのですが、中途半端に出して行って中途半端な位置から内を突くのか外に出すのか躊躇しながらの競馬。
名手・柴田善臣とてこんなミスをするのですね。
結局馬と喧嘩しながら控えたタイムトリップがキレに切れて差し切ったのですから、トリリオネアもきっちり溜めていればと悔やまれます。
次走も注目の1頭です。
では、日曜日の予想です。
京都11R
シルクロードS(G3)
本命はダンスディレクター。
そろそろ、そろそろこの馬で馬券を当てたい・・・!!!
そんな思いが先行して本命を打ったわけではない。
前走の阪神カップの内容が復活を感じさせるに十分なものだったからである。
現在、日本競馬のスプリント路線で最も強い馬はどの馬だろうか?
マイル路線のモーリスが引退し、ロードカナロアはもはや産駒が今年デビューする。
絶対王者が不在の昨年のスプリントGIを制したのはビッグアーサーとレッド…なんでしたっけ?
名前を忘れるレベルの馬である。
━━あぁ、そうだ、レッドファルクス。
レッドの馬はコルディスとはファルクスとかシャンクスとかライジェルとか、名前が似すぎてて覚えるのが難しい。
響きがかっこいいのは分かるが、こうも似通った名前を付けられると会員以外は覚えられないじゃないか!
レッドデイヴィスとレッドディヴェルとかもはや字面でも混同してしまいそうなほど。
閑話休題。
そのスプリントGIを制した2頭とて絶対的に強いわけではなく、むしろ本当に強いのか疑問符が付くレベル。
では、他に何がいる?
マイル以下でのGI連対馬はミッキーアイル、ロゴタイプ、イスラボニータ等が挙げられる。
そのうちの2頭、ミッキーアイルとイスラボニータが出走した阪神カップは、お世辞にもハイレベルな競走とは言えなかったが、現在のスプリント路線のレベルを鑑みれば重要な地位を占める競走だったのではないか。
内容は逃げるミッキーアイルを徹底的にマークしたイスラボニータが抜け出したところをシュウジが強襲してV。
ラスト1ハロンで1.2もラップを落としているように、イスラボニータはかなり無理をして前を捉えに出ていたのが分かる。
そのプレッシャーに潰されたのがミッキーアイルであり、そのやり取りに乗じて差してきたのがシュウジとフィエロだったというわけだ。
そして、攻めに攻めるイスラボニータを真後ろでピッタリマークし、最後半馬身差まで詰めたのがダンスディレクターである。
シュウジやフィエロもいつもよりも前目で競馬をしていたが、勝つために動いていったのはイスラボニータとダンスディレクターであり、この2頭の内容は差してきた2頭に勝るとも劣らないものである。
現在の短距離路線を引っ張るタレントを相手に真っ向勝負を挑んで対等に渡り合えたのはこの馬の能力を高く評価している私にとってもうれしい結果であった。
前走時に記したが、折り合いの技術に長ける武豊騎手にスイッチしたことで、持てるポテンシャルをフルに発揮できるようになったことが大きいのかもしれない。
ここでさらなる飛躍を。
◎ダンスディレクター。
対抗にソルヴェイグ。
昨年夏の函館SSで12番人気ながら大穴候補に指名、見事1着となってくれた同馬。
当時は残念ながら本命馬レッツゴードンキが3着だったため推奨馬券は不的中だったが、多くの反響をいただいたレースだった。
続くキーンランドCを4着すると、秋の大一番スプリンターズSでは内の狭いところを割って伸びてきて3着に激走。
53kgの恵量もあったのだろうが、その能力を示した1戦となった。
ここは格下のメンバーが人気を集めているように、楽勝してもおかしくないレース。
高松宮記念に向けて視界良好となるか。
3番手にネロ。
都合よく過去17戦だけを切り取れば5.8.0.4という超堅実派。
その中で掲示板を外したのがたったの2回という安定感は驚異的だ。
それもこれも、どんな展開になってもスッと前に付けられるセンスの賜物。
前走の圧勝は特殊な馬場状態に助けられたものではあるが、ここに来て本格化と感じさせる1頭。
買わない手はない。
以下
こちらも成長著しいセカンドテーブル
GI3着の実績光るブランボヌール
差し脚強烈ヒルノデイバロー
までを押さえて馬連で。
馬連
7~4.5.9.10.12(各20%)
東京11R
根岸S(G3)
フェブラリーSを睨むメンバーが揃った1戦。
その中で本命はリスクを承知でキングズガードに打つ。
何がリスクなのか?
それは、左回りで内にモタれるこの馬の癖である。
右回りだと真っすぐ伸びてくるのに、左回りだと内にモタれっぱなしになるのがこの馬なのだ。
過去のこの馬の左回りでのレース振りを思い出してほしい。
3戦の内2戦が最内強襲である。
恐らく、内ラチを頼ればモタれ癖が多少マシになるからだろう。
内に入れなかった前走も直線で追い辛そうなシーンが見受けられ、そのせいでトップスピードに乗る前にレースを終えてしまった感がある。
事実、右回り7.4.3.1に対して左回り0.2.3.2という成績。
あれ?
昨日も同じようなこと書いて本命馬がぶっ飛んだような・・・
いや、あの時とは逆。
苦手な回りなのに敢えて本命にするんだから来るでしょ(適当)
冗談はさておき、ではなぜ本命なのか。
それは、左回りを克服できるかどうかが、この馬の今後のローテーションにかかわるからだ。
現在、中央競馬のダート1600m以下の重賞の内、右回りで行われているものはカペラS(中山ダ1200m)のみ。
ところが、キングズガードは1200mがベストという馬ではない。
1400m~1800mが守備範囲の馬なのだ。
とりわけ、1400m~1600mでの切れ味は重賞級のソレであり、まともならば重賞の1つや2つはモノにできるはずなのだ。
だが、得意の右回りにその条件はない。
じゃあ左回りを克服しようということでオープン入り後の怒涛の左回りラッシュなのではないかと考えたのだ。
この弱点を克服しなければ、この馬の将来は右回りのオープンレースしか使えないことになり、すぐに60kg近い斤量を背負わされることになる。
右回りのOP戦では大楽勝しているように連戦連勝だろうが、そうなると1年もたたないうちにまともな斤量で使えるレースがなくなってしまうのだ。
つまり、ここで左回りを克服すれば、フェブラリーS参戦が具体的になるし、今後重賞戦線で活躍することも可能になる…陣営としても勝負の1戦なのだ。
前走はテン乗りだったが、今回は過去2勝2着1回と好相性の藤岡佑騎手に乗り替わるのが大きな材料。
グリーンチャンネルCでもモタれ癖を考慮して最大限にこの馬の能力を発揮させる乗り方をしてくれていた。
癖馬スナッチマインドで馬群を割る等、いつの間にか難しい馬を扱う高い技術を身に付けた鞍上ならば一工夫で能力全開に導いてくれるだろう。
対抗にカフジテイク。
ここ2走、到底届かないような位置から豪脚を発揮しているこの馬を対抗に抜擢。
自分で動いていった場合に末が甘くなる可能性があり、その点でこの鞍上はプラスとは言いにくいが、スタートを決めていつもより前で競馬を出来る可能性が広がるため、イーブンか。
まともに走れば決め手上位。
楽しみは大きい。
3番手に実績最上位のベストウォーリア。
消すに消せない、だけど買いたくないのがこの馬。
この馬もイスラボニータ同様、全盛期は過ぎたが周りがそれほど強くないので通用してしまっているクチ。
一応押さえはするが、年々ズブさが増している印象で、極上の切れ味勝負になれば馬券圏外に散る可能性も否めない。
以下
自慢のスピード活かせる舞台でモンドクラッセ
前走で久々に重賞を制したニシケンモノノフ
安定勢力タールタン
までを押さえて馬連で。
馬連
14~3.4.5.7.11(各20%)
なお、人気のベストマッチョはOP入り初戦で重賞は条件的に考えて厳しく、且つこの人気では買える要素がないとみて消し。
これまでのレース振りからも、おそらくそれほど強くはない。



