おはようございます、明瑞新山です。
土曜日の予想は大外れ。
淀短距離Sはそもそもハイペースにならなかった上に、中団前目から差すと見た本命馬なぜか道中最後方。
ハナを切った馬は残り、他先行勢は止まると予想した通りハナに行ききったセイウンコウセイが逃げ切るという皮肉な結果になりました。
展開の鍵になると見たラズールリッキーは逃げる気配を微塵も見せず、3番手。
黛騎手も川田騎手も、勝つ気が全く見えない騎乗ぶりに、改めてゲンナリしました。
特に本命馬トータルヒートは上がり最速タイで追い上げていただけに、まともな位置で競馬をしていれば非常に面白い競馬になっていたはずなのですが…
福寿草特別はエアウィンザーが差し届かず2着。
勝ったのはブービー人気のサトノリュウガではお手上げです。
このサトノリュウガ、未勝利勝ちは強かったのですが、重馬場での競馬ということで詳細な分析が難しく敬遠したという経緯がありますが、恐らく同じような理由で人気を落としていたのでしょう。
勝ち方としては同馬主のサトノロブロイが勝った時に似ている印象で、将来性については今後のレースを見ながら考えた方が良いでしょう。
2着エアウィンザーは未勝利勝ちと同じような競馬。
逃げた2騎がかなり暴走していたように思えますが、大きく離された3番手を走ったプラチナムバレットのおおよそのラップ推移は以下の通り。
13.0 – 11.7 – 12.2 – 12.1 – 12.1 – 12.4 – 12.0 – 12.0 – 11.3 – 11.8
恐るべしクリストフ・ルメール。
速いペースでも遅いペースでもない見事なラップで構成されたレースなのです。
このペースに加え、折からの内伸び馬場。
外を回したプラチナムバレットが苦しくなり、内ラチ沿いをピッタリロスなく回ってきたサトノリュウガが勝ち切るのは納得がいってしまいますね。
エアウィンザーに関しては差し切っていれば本物クラシック候補でしたが、それでも能力の一端を示しました。
次走は自己条件なら確勝クラス、重賞やOPでも相手次第で勝ち負けになるでしょう。
対抗に推したダノンキングダムはゲートの中で尻っぱねをするなど随所に若さを見せての敗戦。
特に、最後の直線で外からエアウィンザーに被されると途端に走る気を無くし、馬が自らヤメてしまっていました。
この難しい気性が改善すれば、能力は高そうなので次走以降も狙いたいと思います。
3番手評価にしたワンダープチュックは出負けから最内強襲で4着。
1コーナーでは印を打った3頭が後ろ3番手を独占するという、今の京都ではあるまじき事態に馬券の外れを確信していました。
このワンダープチュックも本来は持久力を活かして先行した方が良いタイプで、次走以降の変わり身に期待しましょう。
では、本日の予想です。
京都11R
シンザン記念(G3)
勝ち馬に名を連ねるのはジェンティルドンナ、タニノギムレット、シーキングザパール、ミッキーアイルらGI馬。
出世レース中の出世レースであり、牡馬牝馬双方の3冠馬を輩出した唯一のレースである。
これほど特殊な馬場でなぜ?という疑問はさておいて、今年のメンバーにも成績的に今後の活躍の可能性を感じさせる馬がいる。
ペルシアンナイト
アルアイン
この池江2騎だ。
この2頭、勝った時のパフォーマンスが素晴らしく、素質という点ではメンバーの頂点にいるのは間違いない。
しかしペルシアンナイトは大成した馬がいないハービンジャー産駒。
この時期の京都や中山に良績が集中しており、切れ味勝負で分が悪い、典型的な長く良い脚タイプの産駒が多い。
この馬も例に漏れず長く良い脚を使うタイプの馬。
速い上がりにも対応しているが、極端な切れ味を要求されるとおそらく抵抗できなくなる。
脚の質で言えばアルアインも同じ。
新馬戦では馬がレースを分かっておらず、ムーア騎手が追い通しだったが、2戦目はすんなりとレースを運べていた。
それでいて直線ではスパッと切れるといよりもズンズンズンと言った感じで伸びて快勝。
こちらも切れ味を要求されると苦しそうだ。
ただし、今回逃げそうなのは短距離路線から延長のメイショウソウビとこちらも長く良い脚を使うタイプのトラスト。
そこまで緩んだペースになりそうもなく、切れ味勝負にはならないと見る。
メイショウソウビがハナを切るにしてもスピードがあるのでそこまでペースを落とせない、もしくはスローに落としてもトラストが速めに進出してくるので結果後半の4~5Fが加速になるという読みだ。
加えて天候は雨。
やや渋った馬場でパワーを要求される。
こうなれば人気両馬ともに強い。
完成度はペルシアンナイトだが、調教を見る限りアルアインの上積みは相当大きい。
本命はアルアイン、対抗にペルシアンナイトとする。
上記の流れになるとメイショウソウビはまず潰れるが、トラストは粘り腰を発揮するはず。
トラストを3番手に置いて、あとは穴馬探し。
まずは前走の時計、ラップ比でアルアインを上回るマイスタイル。
次に新馬戦の強さが忘れられないタイセイスターリー。
2戦目のラップが優秀ブレイブバローズ。
までを押さえて馬連で。
馬連
軸 8
05 50%
08 15%
10 15%
14 10%
02 10%
中山11R
フェアリーS(G3)
こちらは例年通り難解なメンバーが揃った。
1勝クラスの馬が多く集まるため出世レースというイメージはないが、実はちょっとした出世レースなのだ。
昨年2着のダイワドレッサーがラジオNIKKEI賞と福島記念で2着、一昨年は3着テンダリーヴォイスが直後のアネモネSを制し、そのさらに前の年には3着リラヴァティが後にマーメイドSを制し2着ニシノアカツキがオークス4着、4年前のメンバーからはウキヨノカゼ、スイートサルサ、ウインプリメーラの3頭の重賞ウイナーが出ている。
5年前はオメガハートロックは直後にフラワーカップを勝っている。
レベルの低い競走と思って舐めてかかると今後の馬券に影響が出かねないので要注意だ。
メンバーは難解なので徹底的に横の比較で予想を組み立てる。
恰好の基準がアピールバイオ。
メンバー中実に11頭がこの馬との対戦を経験しており、そのうちこの馬に先着できたのは2頭のみ。
赤松賞で差し切ったコーラルプリンセスとサフラン賞で抑え切ったアエロリットだ。
このうち、アエロリットは自らレースを作りに行って抑え切ったが、コーラルプリンセスはアピールバイオが先行馬をすべて潰して粘り込みを図ったところを差し切ったもの。
アピールバイオがより持ち味を発揮したのは後者だが、他の先行馬が全て潰れているように差し馬有利のレースだったのは明白。
要は、アピールバイオの作り出した流れに乗じた差し切りだったと言う訳だ。
対してサフラン賞はテンから12.6 – 11.3 – 11.3とやや激しい先行争いになったレース。
4F目も11.5と、決して先行馬有利の流れとは言えない中で2番手から抜け出し、アピールバイオに影さえも踏ませなかったアエロリット。
流れに乗って追い込んできたトーホウアイレスにこそ差されたものの、より力を示したのはこちらと言える。
本命はアエロリット。
一応、上記のコーラルプリンセスを対抗評価とするが、出負けすることが多いこの馬には対抗馬としての全幅の信頼をおけない。
馬連の組み合わせが7倍超なのも至極当然か。
3番手に抜擢する馬はほぼ対抗評価と思ってもらっても良い。
3番手はジャストザマリン。
新馬戦のラスト3Fが優秀。
2.3.4着馬が既に勝ち上がっていることからもそのレベルの高さはうかがえる。
阪神JFでも個人的に穴馬として注目していた馬だ。
その阪神JFでは出負けして後方からの競馬。
馬群には入れず、外外を回ってダラダラと脚を使いながら進出したためにラストバタバタになって惨敗したが、直線では騎手の手がピクリとも動かなかったように、乗っていた人間にそもそものやる気がなかったのが敗因かもしれない。
今回はこの乗り替わりも含めてプラスに転じる可能性が高く、人気は全くないが非常におもしろい存在。
以下
新馬戦の内容が良かったアルミューテン
前走直線であわやのシーンがあったツヅク
安定勢力キャスパリーグ
までを押さえて馬連で。
馬連
3~1.2.5.12.16(各20%)



