こんばんは、明瑞新山です。
先週のジャパンカップは本命馬リアルスティールが5着で外れ。
△→○→▲という形の決着でした。
消し評価としたゴールドアクターも見事に馬券圏外に散ってくれたのですが、それでいてこの不的中という結果は残念です。
皆さまは、ムーア騎手の騎乗をどう思われましたか?(以下冗長なので興味のない人は読み飛ばしてください)
レース後、勝つための策だったとのコメントがありましたし、某競馬専門番組でも「さすがムーア騎手と思わせてくれる騎乗」と評価されていましたが、果たして本当にそうだったのでしょうか?
たしかに、暴走寸前だった馬をピッタリ折り合ったのはさすがですし、勝つための先行策というのも嘘ではないでしょう。
では、敗因は?
最高のレースをして結果だけが伴わなかった?
リアルスティールが想像よりも弱かった?
距離が長すぎた?
仕上がりが悪かった?
相手が強すぎた?
あくまでも私個人の考えとしてですが、リアルスティールはムーア騎手の騎乗のせいで沈んだと思います。
天皇賞のように中団以降で脚を溜める競馬をしていれば、キタサンブラックを交わすことは不可能でも、連対圏内に突っ込んできていたと思っています。
恨み節ではありませんし、結果は結果として受け止めています。
自分自身の予想に後悔もありません。
しかしながら、レース後の競馬ファンの妙な納得感というか、ムーアってすげぇよなみたいな謎の空気が気持ち悪くてならないのです。
たしかに世界の超一流ジョッキーであるムーア騎手。
素晴らしい騎手です。
でも、クソ騎乗一杯してますよね?
エリザベス女王杯の日のムーア騎手を見ていなかったんですか?
去年も、今年もエリザベス女王杯ではクソ騎乗してますよ?
擁護のしようのない騎乗でしたよ?
それはスルー、けど日本人が騎乗ミスをすれば叩きに叩く。
この風潮、どうなんでしょうかね?
長いものには巻かれる、不和雷同な日本人の気質がモロに現れていて非常に気持ち悪いです。
モレイラ騎手来日時にも同様の空気を感じました。
両騎手とも、強い馬を当たり前に勝たせることの出来る超一流騎手ですが、弱い馬に魔法を掛けられる穴騎手ではありません。
研究熱心で、常にレースに対するアプローチをシミュレーションしており、それを体現する確かな技術と経験に支えられた騎乗を身上としています。
ですが、やはり人間、騎乗ミスをすることがあります。
その時、それに目を瞑って「ムーアだから仕方ない」「モレイラやししゃーない」って、変じゃないですか?
「福永wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「ヨシトミシネー」
「藤岡ハゲ消えろ」
といった暴言にも近いネタのように扱われている騎手がいますが、彼らが騎乗ミスをすれば袋叩きに遭うのと似たような何かを感じます。
何かってなんだよ、はっきり言えよという声が聞こえてきそうですが、要はそれって思考停止ですよねってことです。
そこだけに敗因を求めて満足して、次に進めていないってことです。
叩いてスッキリ→よし、許す。
凄い騎手が乗ったんだから仕方ない→気にしない。
うーんこのその場で足踏み感。
そして周囲に同調することで得られる安心感、自分よりスゴイものを崇め奉って得られる幸福感、自分より弱いものを叩いて得られる満足感に浸って嫌なことを忘れる。
変なの。
おっと、偉そうにおべんちゃら並べてすみません。
レース回顧ですが、キタサンブラックは私の想像、いや、身近で関わっている人を除いた全ての人の想像を遥かに超越した成長を見せていましたね。
あんなにも強い競馬を見せられるとは、夢にも思いませんでした。
まさしく現役最強馬にふさわしいパフォーマンス。
強かった…いや、強すぎた。
2着サウンズオブアースはまたしても指定席。
とはいえ、後方からグングン追い上げた脚はやはり攻め馬を強化した効果が出ているのでしょう。
次走、キタサンブラックとの再戦となりますが、逆転の可能性もあるとみています。
3着シュヴァルグランも強い競馬でしたが、やや積極性に欠ける競馬。
やはり騎手のキャラクターなのでしょうね。
ですが、この馬に関してはそこまで読み切ってほぼ完ぺきな予想が出来たと自負しております。
馬の能力も現役の一線級で間違いありません。
こちらも有馬記念で面白い存在です。
ゴールドアクターは鞍上があまりにも馬の力にすべてを委ねすぎた結果というほかないでしょう。
特に悪いことはしていませんが、何もしなさすぎ。
小回りに適性を見せている馬なのに、ここまで無抵抗にキタサンブラックに好きに走らせるとは、無脳極まりない競馬。
次走、積極策で巻き返しに期待ですが、この鞍上じゃ無理だろうなぁ…。
この馬に関してもそこまで読み切って消したので、案の定といったところでした。
掲示板外ではワンアンドオンリー田辺騎手。
私は田辺騎手のファンであり、デビュー間もないころから個人的に応援し続けていますが、今回の騎乗に関しては非常に残念というほかありません。
ダービー馬に対して失礼ですが、チャンスがない馬への騎乗であり、1%でも勝とうとする気持ちがあるのなら、もっとやりようがあったはずです。
ただいたずらに2番手以下のペースを落とし、キタサンブラックへ最高のアシストをして惨敗。
なんとも表現のしようのない気持ちになりました。
と、まぁ騎手の騎乗を批判するならばここまで全部やりましょうよ。
好きな騎手だろうが一流騎手だろうが。
特定の騎手だけを批判するのは何の得にもなりません。
って私、誰に呼び掛けてるんですかね。
では、気を取り直して土曜日の予想です。
中山11R
ステイヤーズS(G2)
本命はアルバート。
天皇賞春の回顧記事に載せた2頭が揃って出走してきた。
と、なれば本命対抗に推す他ないだろう。
その中でも序列をつけるならばアルバートを上とした。
前走にしても2500mを走ったにも関わらずゴール前の伸び脚急でまだ余力があった印象。
距離が一気に伸びるここは堅軸。
対抗にファタモルガーナ。
約2年ぶりに2000m台の距離を走った前走は、スピードの違いに加えて速い上がりを要求されるレースだったので仕方ない惨敗。
天皇賞春を参考に考えれば3000m台での強さは健在で、人気落ちのここは絶好の狙い目。
過去3度の挑戦も0.2.0.1と跳ね返されてきたタイトルだけに、ここは力が入る。
3番手にモンドインテロ。
前走アルゼンチン共和国杯では強豪相手に健闘したが、一歩及ばず。
アルバートには力の差を見せつけられた格好だが、この馬とて好素質馬。
他にはヒケを取らないし、この鞍上は非常に心強い。
ここは配当面で馬連が美味しくないので、敢えて変化をつけて推奨。
ワイド
3-7 50%
3連複
3-7-8 30%
3連単
3→7.8→7.8 各10%
中京11R
金鯱賞(G2)
本命はヴォルシェーブ。
前走で初めてこの馬の強さを見た。
直線で仕掛けられると一気に加速し、一旦先頭。
その後勝ち馬に差し返された上、2着馬に差されてしまったが、両馬ともにGIでも上位に来ている馬なので仕方ない。
あの一瞬の脚は間違いなく重賞クラスで、このメンバーなら最上位。
対抗にヤマカツエース。
調教の動きがようやくこの馬本来のものに変わってきた。
今年の1月までの好調期以降、重たい動きを見せることが多かったが、今回の最終追い切りは非常に素軽く良い感じだった。
元値は重賞3勝の実績を誇る馬であり、このメンバーでもヒケを取らない。
3番手にトーホウジャッカル。
こちらも調教の動きに良化が見られる1頭。
今春の天皇賞ではあわや勝ったかと思うほどの脚を見せていたように、復活の時は近い。
課題は一瞬しか使えないその足をどこで活かすか。
鞍上の手腕が問われる。
以下
前走あわやのシーンがあったレコンダイト
スローになれば面白いシュンドルボン
昨年の3着馬サトノノブレス
までを押さえて馬連で。
馬連
8~2.5.7.9.13(各20%)



