おはようございます、明瑞新山です。
先週日曜日の2重賞は、軸馬が共に3着に惜敗し不的中。
特にキーンランドカップは鞍上の騎乗ミスが目立つ敗戦であり、まともなら2着はあっただけに悔しい内容でした。
消しとしたソルヴェイグが人気で飛んで、見立てとしてもほぼ完璧だったのですが・・・
さて、レースの内容ですが、ペースは速くもなく遅くもない絶妙な配分で、逃げたシュウジにチャンピオンスプリンターの資質があれば押し切っていた展開。
あの流れをあっさり差されるのですから、スプリント路線の主役はシュウジではないということでしょう。
今回騎乗ミスがあったレッツゴードンキは、長らくコンビを組んでいる鞍上なので、乗り替わりも考えにくく、こちらもスプリンターズSで本命に推すかどうか、一考の余地のある馬ということになります。
また、あっさり差し切ってスプリント能力を見せつけたブランボヌールにしても51kgを恵まれた斤量に助けられた部分はあったはず。
レベルは低くありませんが、このレースの内容だけで秋のGI路線を占うのはあまりにも危険といえます。
2歳戦に目を移しましょう。
新潟で行われた新潟2歳S、こちらは消し評価としたヴゼットジョリーが勝ちました。
本命のイブキは先行して伸びたものの最後差されて3着。
当日は先行馬が伸びあぐねるシーンが多く見受けられており、それを考慮すると良く粘ったとも言えますが、やや物足りない内容だったのは事実。
前半あまりペースが上がらず、完全な上がり勝負になったこともあり、レベルの高い1戦とは言えそうにありません。
では、本日の予想です。
札幌11R
札幌2歳S(G3)
夏競馬大詰めの1戦、札幌2歳S。
クラシック勝ち馬も輩出している所謂出世レースであるこのレース、今年も将来性豊かなメンバーが出走してきた。
人気は新馬戦をレコード勝ちしてきたタガノアシュラ。
この新馬戦は文句なく強かった。
ハナを奪うと、3角まではゆったり。
そこから一気に加速して後続を突き放して圧勝。
2着サトノアリシアはその後未勝利→コスモス賞と連勝しており、レベル的にもまったく問題のない1戦。
ただし、実質ラスト3Fだけのレースであり、ペースを乱されるとどうなるかわからない怖さがある。
逃げて勝っただけになおさら、である。
2番人気にディープウォーリア。
こちらは3番手から抜け出し、ラスト3F準加速ラップで締めて楽勝。
ただし、こちらは上記タガノアシュラよりもさらに心もとないラップ構成。
前半が遅いどころか、加速らしい加速をほとんど挟まない流れで、後半から徐々に速くなった1戦。
前半からペースの違いに戸惑う可能性は十分にある。
また、それだけ遅いペースになったにも関わらず、ラストまでついてこれた先行馬が2着のモズキングタイドのみという、低レベルメンバーだったことも評価があがらない一因。
ディープウォーリア単体の評価は決して低く見積もれないが、ハイレートを献上することもできない。
3番人気にインヴィクタ。
こちらの新馬戦は超超超低レベル戦。
出遅れてひと捲りで飲み込んだこの馬は強かったと言えば強かったが、あの超スローでラスト脚が上がっているのはいかがなものか。
レース全体の約半分を占める13秒台ラップ。
その流れなら出遅れても挽回は可能だし、あの捲りに関してもあまり評価できないのが実情だろう。
消し。
4番人気にコリエドール。
こちらも13秒台が多くを占めるレースだったが、ラスト3F 12.3 – 11.5 – 11.4と完全加速ラップ。
2着馬に並びかけられてからもうひと伸びしたように、並んで抜かせない内容は強いの一言。
福永騎手とも手が合いそうで、人気馬で軸向きなのはこの馬。
5番人気にトラスト。
クローバー賞は馬場が悪かったこともあり正確に評価できないが、パドックで馬を見る限り強い馬ではない。
消し。
ここまでが10倍を切る人気馬。
軸は上記のようにコリエドール。
新馬戦は強いの一言で、ラップの裏付けもある。
対抗にタガノアシュラ。
こちらも強い勝ち方を見せた1頭。
今期好調の鞍上も心強い。
3番手には人気薄からアドマイヤウイナー。
新馬戦はスタート直後、向こう正面、3コーナー、直線入り口で詰まるロスの多い内容。
このレースに導いた鞍上が連続騎乗とは解せないが、それでもラスト2F→1Fでラップ単位で0.5秒も加速しているように、余力たっぷりの勝ち方は強かった。
ちゃんと乗ってくれれば、馬券圏内に突っ込んでくるシーンがあってもいい。
以下
先述ディープウォーリア
新馬戦の内容上位のトリオンフ
レース振りに進境が見られたエトルディーニュ
までを押さえて馬連で。
馬連
9~4.8.10.11.12(各20%)



