こんばんは、明瑞新山です。
最近2歳馬記事の更新が滞っていてすみません。
今週中にたまっている3本全て書き上げてアップしますので許してください!オナシャス!
9月14日
中山5R 2歳新馬
【勝ち馬】ローレリスト
父 ブラックタイド
母 スプリングシーズンII(Dansili)
【評価】★★★【★3】
13.3 – 12.8 – 13.1 – 13.5 – 12.5 – 12.4 – 11.8 – 11.5 – 11.6
パドックではスッキリと仕上がってはいたものの、父産駒の特徴である筋骨隆々の馬体ではなく随所に緩さを残した馬体。
歩様も柔らかくスムーズで好印象だった。
レースでは発馬こそ五分だったもののその後のダッシュがつかず後方から。
道中はスローペースだったが掛かることなく追走し、向こう正面でやや流れが速くなり縦長になっても後方のまま。
3角から外を回って一気に進出すると直線入り口では先頭と4馬身ほどの差。
残り1Fでも2~3馬身くらいの距離があり差し切るのは絶望的に映ったが、坂の登りでグングン前との差を詰めるとゴール直前で際どく差し切って新馬勝ちを収めた。
ラストの内容は良いが、前半のペースが遅くちょっと評価に困る1戦。
パドックを見る限りそれなりに馬の質は高かったはずなのでレースレベルは低くないと見ている。
その中で1頭だけ後方から捲りの競馬で差し切ったのは高く評価して良いはずで、次走が楽しみな馬。
2着以下からは5着に入線したウインランウェイに注目。
3角から目の前を走るアヴルハウルがフラフラして進路を取れず、仕掛けられたのは坂に入ってから。
そこから一気に加速して掲示板確保なのだから、未勝利を勝つ力は備わっていると見てよい。
中山6R 2歳新馬
【勝ち馬】ウィーンソナタ
父 エスケンデレヤ
母 スイートフィズ(クロフネ)
【評価】★★【★2】
12.2 – 10.8 – 11.5 – 12.3 – 12.8 – 13.5
好スタートからジワッと出して先行策。
外から被されるのを嫌って押すシーンもあったが、基本的にはほぼ馬なりでハナを奪った。
外から来たタマモエクランがグッと手綱を抑え込んでくれたこともあり、比較的楽に逃げて直線へ。
2番手のタマモがコーナーで外へ外へ膨れたため単独で直線に入るが、そこからもほぼ持ったまま。
ラスト150mを切ってから2発3発とステッキが入ったが、なくても圧勝していたであろう内容だった。
見た目にはド派手なパフォーマンスだったが、時計や上がり面から考えれば平凡なレースで、単純に出走他馬が弱すぎたのだろう。
2F目10.8を持ったままハナを奪うスピードは優秀で、短距離であれば500万で馬券になっても驚かない馬。
ただし、今のままで重賞やOP競走云々は無理。
中山1R 2歳未勝利
【勝ち馬】デビルズダンサー
父 ゴールドアリュール
母 ウインガイア(Broken Vow)
【評価】★【★1】
11.9 – 10.4 – 11.2 – 12.3 – 12.8 – 13.8
五分のスタートから押して先行策。
外4.5番手の絶好位で競馬を進めると勝負所から進出してバテ比べを制した。
内容としては平凡。
中山2R 2歳未勝利
【勝ち馬】キョウエイゴー
父 キズナ
母 アリー(Deputy Minister)
【評価】★★【★2】
13.0 – 12.2 – 13.3 – 13.1 – 13.0 – 12.6 – 12.5 – 12.7 – 13.7
五分のスタートからジワッと出して先行態勢。
1コーナーの入りでは3頭横並びの大外の苦しいポジションだったが、そこをタイトに回る好騎乗。
向こう正面では2番手に付けて理想的な展開で競馬ができた。
3角から逃げるラグリマスネグラスが後続を振り落しにかかるとそれにしぶとく食らいつき直線入り口では一騎打ちムードに。
ところが、ラストスパートでは余力が違い過ぎて一騎打ちにすらならず独走。
芝→ダートで大きく変わり身を見せての圧勝Vだった。
随所に鞍上の好騎乗が光る内容だったが、馬の走りとしても水準以上。
500万なら軽く突破してもおかしくない。
2着以下は平凡で、ラグリマスネグラスはこの競馬を繰り返せばどこかで勝てるかなー程度。
圧倒的人気を集めるなら嫌っても良いかもしれない。
中山3R 2歳未勝利
【勝ち馬】エリーグランプリ
父 グランプリボス
母 ブリッジポート(ロージズインメイ)
【評価】★【★1】
12.1 – 10.9 – 11.4 – 11.7 – 11.6 – 11.9
好スタートから促してハナへ。
他が主張しなかったこともありあっさり先頭に立つとそのまま軽快に逃げ切り。
展開と減量、馬場に助けられた勝利で平凡。
中山4R 2歳未勝利
【勝ち馬】ハーモニーマゼラン
父 ダイワメジャー
母 スターズアラインド(Sea The Stars)
【評価】★★★【★3】
12.5 – 10.8 – 11.3 – 11.6 – 12.0 – 12.2 – 11.8 – 12.1
好スタートからスッと2番手に付けるセンス。
向こう正面で一旦インのポケットに控えて脚を溜める。
3角で2番手のエリナイトニケが徐々に外に膨れるのを見逃さずインから2番手に進出すると直線入り口で逃げ馬をあっさり交わして単騎先頭。
ゴール直前でオーロラフラッシュが強襲してきたがこれをクビ差退けて初勝利。
前半800m46.2は同日古馬1勝クラスの特別戦よりも速いペースで、これを前目で受けながら最後凌いだのは良い内容だったと言える。
スタートからの競馬センスの高さも特筆もので、上手く成長すればOPでも楽しめる存在。
ただし、このレースの本当の勝者は2着のオーロラフラッシュ。
上記のように3角でエリナイトニケが外に膨らみ始めたが、ちょうどそのタイミングで馬群の外から進出を開始。
前を行くエリナイトニケを交わすには勢いを殺して内に潜り込むか、減速せずに外を回かの2択であり、通常ならば前者の方が必要なエネルギーは大きい。
そう考えるとルメール騎手の選択は合理的であったと思う。
ところが、今回の場合はエリナイトニケの鞍上が修正行動をしないというイレギュラーが起こった。
確かに左の肩ムチを入れてはいたが、手綱は抑えたまま。
手応えが無かったので後続に迷惑を掛けない為・・・とも取れるが、さすがにあそこまで外に膨らむとはルメール騎手も思っていなかったのだろう。
さらには4角出口でさらに外に膨らんでオーロラフラッシュに激突する始末。
せめて手綱を右に引いていればこのポイントだけでも回避できていたはずだが・・・。
ラストの伸び脚の違いを見ても、明らかにこの2つのアクシデントがオーロラフラッシュにとって致命傷となった。
次走確勝。
◆◆◆◆◆阪神9R 野路菊S(OP)◆◆◆◆◆
【勝ち馬】マイラプソディ
父 ハーツクライ
母 テディーズプロミス(Salt Lake)
【評価】★★★★★★★【★7】
13.2 – 11.8 – 12.0 – 12.4 – 12.2 – 12.2 – 11.5 – 10.7 – 11.4
評判馬マイラプソディが難なく2連勝。
ゲートの出はあまり良くなく、後方から。
・・・といっても5頭立て。
普通のレースなら先行集団くらいのポジション。
4角で早くも先頭に並びかけると逃げるグランスピードとの追い比べに。
ラスト1Fでステッキが飛ぶと一気に突き放して快勝。
流れとしてはスローで、グランスピードの展開だったにも関わらず楽々差し切ってOP勝ち。
内容としては上々で、走破時計、ラップ構成からも重賞クラス。
★6→★7に格上げ。
勝ち馬が強すぎたこともあるが、ここ出走の他馬は弱すぎ。
園田で走るエキサイターを除いて、次走人気を集めるようなら消してしまって構わない。
阪神5R 2歳新馬
【勝ち馬】ピュアカラー
父 ワールドエース
母 ヴィヴィッドカラー(ダンスインザダーク)
【評価】★★【★2】
12.3 – 10.8 – 11.6 – 11.9 – 11.9 – 11.5 – 12.0
五分のスタートから押して行くが周りが速く先行集団の後ろに。
3角で内に潜り込むと直線でも逃げ馬を交わすと最内を突いて鋭伸して新馬勝ち。
パドックではすっきりしながらもややアンバランスな馬体。
レースでの走りもぎこちなく、まだまだ体のバランスを整えるところから始めないといけない馬に映った。
道中もずっと周囲を気にする素振りを見せており、改善点の多い馬。
その分伸びシロがあると言えるのだろうが、どこまで改善できるか・・・
阪神1R 2歳未勝利
【勝ち馬】メイショウユリシス
父 メイショウサムソン
母 フェスティヴレディ(ブライアンズタイム)
【評価】★★【★2】
12.2 – 10.8 – 11.5 – 12.4 – 12.8 – 13.3 – 13.9
スタートはあまり良くなく、逃げ争い各馬の後ろから。
3角までに外に馬を持ちだすと、主導権争いに敗れた馬たちを交わして進出しそうな勢いだったが、そこでグッと手綱を引いて溜めを利かせる。
そして再度内に潜り込むと直線に向くまで仕掛けを我慢。
残り300mでGoサインを出すとジリジリと加速して前との距離を詰め、ラスト3完歩で差し切って初勝利。
恐らく3角で馬の行く気に任せて行っていると止まっていた競馬で、鞍上の好判断。
時計的にはまずまずだが上がりはかなり不満。
昇級戦でやれる可能性はあるが、まずは様子見が妥当か。
阪神2R 2歳未勝利
【勝ち馬】テイエムサウスダン
父 サウスヴィグラス
母 ムービングアウト(Langfuhr)
【評価】★★★★★【★5】
12.4 – 11.0 – 11.7 – 11.8 – 12.2 – 12.7
かなり大柄な馬で、パドックでは「この距離の馬じゃないのでは・・・?」と思うほどだった。
が、かなり見栄えのする好馬体でもあったのでどんなレースをするのか楽しみにしていた。
レースではゲートオープンから勢いよく飛び出して先行策。
レース前の不安が的中したのか、ややスピード負けしている様子で道中は追い通し。
4角を待たずに鞍上が腰を落として追い始め、ムチも使用しつつ直線へ。
直線では内で粘る2頭をあっさり交わすと以降は突き放す一方の大楽勝。
ゴール直前までガッツリ追われていのもあるが、時計は超優秀。
ラップ的にも大きく落とさず踏ん張っており、かなり評価できる。
血統的な不安はあるが、馬っぷりやレースぶりから考えると距離は伸びた方が良さそう。
順調に育てば重賞でも。
阪神3R 2歳未勝利
【勝ち馬】ベルティアラ
父 エピファネイア
母 ショウサンミーベル(フジキセキ)
【評価】★【★1】
12.5 – 10.6 – 11.4 – 11.7 – 12.1 – 11.8 – 11.2 – 12.3
スタートでやや遅れて最後方からの競馬。
前がやり合う流れだったとこもあり、逃げ馬とは15馬身ほどの差。
3角手前から徐々に差を詰め、4角最後方から直線大外に出してGoサイン。
鞍上のステッキに応えて1完歩ごとに伸びて、最後の最後で抜け出したファイラーテーラーを差し切って初勝利。
先行馬がかなり消耗したレースで、流れに助けられた勝利と言える。
平凡。
9月15日
中山5R 2歳新馬
【勝ち馬】ショウナンハレルヤ
父 キズナ
母 ショウナンガーデン(クロフネ)
【評価】★★★★【★4】
12.7 – 12.5 – 13.2 – 13.1 – 12.9 – 11.8 – 11.2 – 11.2
人気を二分したジュエルタワーとともにパドックでは抜けた雰囲気を披露。
実のこなしも馬体の作りも申し分なく、一騎打ちムード漂う一戦だった。
レースでは好スタートから積極的に行く姿勢を見せるも内のモンテスデラルーナが速かったために控える格好に。
かなりゆったりとした流れになったためにやや行きたがっていたが、鞍上が上手く力を抜かせながら導いた。
そのまま直線まで逃げ馬をたっぷり可愛がって瞬発力勝負。
外からジュエルタワーが捲って来たものの、仕掛けられると瞬く間にこれを突き放して快勝。
超スローペースだったのでこの上がりに価値はほとんどないが、操縦性の高さや反応の良さ、追い出されてからの走りの鋭さには目を引くものがあった。
次走が楽しみな馬。
中山4R 2歳新馬
【勝ち馬】アポロニケ
父 アポロキングダム
母 サンレイクイン(Cozzene)
【評価】★【★1】
11.9 – 10.4 – 11.3 – 11.7 – 11.8 – 12.4
パドックは仕上がりが良く可も不可もない感じ。
他の馬が微妙な馬ばかりで、消去法的に買えるかな、といった感じの馬だった。
レースでは五分のスタートから押して押して先行策。
外のリッチクレマチスと2頭雁行状態の内を逃げ、有利な形で直線に入る。
直線入り口ではわずかにリッチクレマチスに先頭を奪われるが、すぐさま差し返して先頭に立つと、そのままなだれ込んで新馬勝ち。
内容平凡。
中山1R 2歳未勝利
【勝ち馬】コバルトウィング
父 クロフネ
母 レースウィング(バブルガムフェロー)
【評価】★★★★★【★5】
12.9 – 11.9 – 12.7 – 13.2 – 12.8 – 13.1 – 13.3 – 12.9 – 13.1
五分のスタートも行き脚がなく中団から。
1.2コーナーでは促しつつの追走だったが、向こう正面に入ると今度は手綱を押さえつつ外から進出。
3角で既に3番手まで押し上げると手応えが段違いで、楽々4角先頭からの押し切り勝ち。
ここでは力が違い過ぎた。
前半まずまずの流れの中を押し上げていったにも関わらずこの手応えで押し切るのだから相当強い。
ラストも脚は上がっておらず、今後が楽しみな逸材。
中山2R 2歳未勝利
【勝ち馬】アイオライト
父 ローレルゲレイロ
母 ステラアクトレス(オペラハウス)
【評価】★★【★2】
12.1 – 11.0 – 11.6 – 12.3 – 12.1 – 12.8
好スタートからスッと2番手につける。
手綱はガッチリ抑えたままで、ほとんど馬に負担のない先行策だった。
そのまま逃げ馬を可愛がっているつもりがいつの間にか4角先頭。
直線でもちょっと気合いを付けたのみで大楽勝。
内容は見た目ほど良い物ではないが、それでも500万ならそれなりに格好は付けられそう。
距離は1400までは大丈夫そう。
ただし、走りやフォームから大成するとは思えない。
中山3R 2歳未勝利
【勝ち馬】ジェペラッシュ
父 ワールドエース
母 ピーチフィズ(スウェプトオーヴァーボード)
【評価】★★【★2】
12.8 – 12.3 – 12.2 – 12.6 – 12.2 – 12.1 – 11.7 – 11.7 – 11.9
好スタートから積極的にハナを奪う。
積極的、とは言っても押して押して行ったわけではなく、馬を行く気にして前に行った感じ。
そこからマイペースに持ち込んで逃げ切り勝ち。
道中極端にペースを落とさず後続を振り落すようなラップ構成。
ラスト3Fも大きく落としておらず、内容としてはまずまず。
2着ワスカランテソーロは1角の入りで勝ちを捨てたような競馬。
大きく外にフラれたわけではなかったが、内から7頭目分外を回っていてはロスが大きすぎる。
道中もずっと外を走り、3角で1頭分内に入れたものの前が詰まり、4角でスピードに乗せつつ外に出しながらのコーナリングを試みたものの膨れてドリフト。
鞍上がこれだけ下手に乗っても差し込んできたのだから、馬がエラい。
次走も好勝負できる。
ただし、切れ味勝負には分が悪そうで、それは頭に入れておいた方が良いだろう。
阪神5R 2歳新馬
【勝ち馬】コントレイル
父 ディープインパクト
母 ロードクロサイト(Unbridled’s Song)
【評価】★★★★★【★5】
13.1 – 11.6 – 11.8 – 13.2 – 13.1 – 12.4 – 11.6 – 10.7 – 11.4
パドックでは身のこなしや動きのしなやかさ等は目を引いたものの、貧弱な馬体の方が印象に残った馬。
かなり非力な馬体で、このオッズで買える馬なのかと本気で思案した。
しかし、レースではその不安を払拭する走り。
好スタートから外目の好位を確保すると、やや力みながら追走。
3角手前で折り合い、そこから徐々に進出。
4角では前に並びかける勢いで、直線に入るとラスト1Fまで持ったまま。
そこでちょっと気合いをつけられるとあっさり突き抜けての新馬勝ち。
残念ながら他出走馬に目ぼしい馬がおらず、レースのレベルとしては低い。
このため評価は★5までだか、コントレイル自身のパフォーマンスはかなり上質で、次走次第で大きく評価が変わる可能性はある。
阪神3R 2歳新馬
【勝ち馬】レーヌブランシュ
父 クロフネ
母 アンジュエ(アグネスタキオン)
【評価】★★★【★3】
12.8 – 11.3 – 13.3 – 13.0 – 13.2 – 13.5 – 12.9 – 13.0 – 13.0
人気を集めた馬が全て到底走ると思えない見た目の馬ばかり。
勝ったレーヌブランシュとてそこまで良い馬には見えなかった。
レースの内容はというと、ゲートの出が悪く後方から・・・と思いきや半分以上の馬たちがスタートが遅く、意外とすんなりポジションを取れた。
道中はそのポジションでジッと我慢して脚を溜め、3角から少しずつ外へ。
4角でスピードに乗せつつ外に馬をふりGoサイン。
そこからは躍動感溢れるフットワークで一気に差し切って完勝。
パドックでのポッテリとしたイメージとは裏腹に元気な走り。
内容はまずまずで、次走試金石。
阪神1R 2歳未勝利
【勝ち馬】クレパト
父 American Pharoah
母 Intelyhente(Smart Strike)
【評価】★【★1】
12.8 – 11.0 – 13.5 – 13.3 – 12.7 – 12.8 – 12.7 – 13.2 – 14.0
ゲートが決まらず腹を括って最後方から。
向こう正面で外に出して進出するとそれに呼応してウェイヴァリーが一気の捲り。
それには付き合わず、5番手で折り合いワンテンポ遅れて仕掛けるファインプレイ。
3角で前に取りつくと4角では並びかけて直線へ。
先に脚を使ったウェイヴァリーは既に力尽きており、急流を作られた先行勢も余力なし。
交わして粘るだけのお仕事で、ラスト14.0で押し切れたのも頷ける。
鞍上の好判断が光ったレースで、内容としてはあまり褒められたものではない。
凡戦。
阪神2R 2歳未勝利
【勝ち馬】コウエイバクシン
父 Shakin It Up
母 D’Chill Pepper(D’wildcat)
【評価】★【★1】
12.2 – 10.7 – 11.4 – 11.5 – 11.3 – 12.3
好スタートから促してハナを窺うが、外のハクアイブラックが主張したため控える。
3角では既に逃げ馬の外に進路を作り、直線ではこれを交わしてしぶとく粘りこんで初勝利。
内容は平凡。
2着のサヴァイヴは最終コーナーで捌くのにやや苦労した分の負け。
この捌き切れなかったのは騎手の責任ではなく、馬に小脚を使う器用さが無かったため。
ダートの方が合っているのかもしれない。
次走は芝でもダートでも1200m戦ならば軸にしてOKな馬。
9月16日
中山5R 2歳新馬
【勝ち馬】ミアマンテ
父 キングカメハメハ
母 ミスエーニョ(Pulpit)
【評価】★★【★2】
12.5 – 11.1 – 11.7 – 12.4 – 13.1 – 12.3 – 12.0 – 11.8
パドックでは2つ上の姉に似たフォルム。
個人的にはあまり好きではない体だった。
レースでは好スタートから馬なりの競馬で中団。
前半速くて中弛みの差し馬有利の流れで、3角では早くも前を射程圏内に捕捉。
4角で目の前のタマノシュシュを目標に置くと、直線では外に出して鋭く伸びて完勝。
速い流れでラスト3F加速ラップ締めだが、この馬自身は後方でじっくり脚を溜めて前のスローダウンを見ていた形なので、それほど高く評価はできない。
キンカメ産駒でこの馬体にこの軽量。
おそらく大成はしない。
中山1R 2歳未勝利
【勝ち馬】プリンサン
父 キンシャサノキセキ
母 プリモウェイ(Giant’s Causeway)
【評価】★【★1】
11.9 – 10.4 – 11.4 – 12.4 – 12.8 – 14.1
好スタートから押して先行態勢。
ダートなのに入りの3F33.7の超ハイペースで直線に向いた時には追走した馬もみんなヘロヘロ。
幼稚園児のかけっこと同じで、最初に前に居た方が勝っただけというレース。
中山2R 2歳未勝利
【勝ち馬】オムニプレゼンス
父 ディープインパクト
母 ヴァレリカ(Dynaformer)
【評価】★★【★2】
12.5 – 11.1 – 11.4 – 11.7 – 13.0 – 12.4 – 12.0 – 12.1
好スタートから促して好位へ。
この日はなぜかオーバーペースなレースが多く、このレースも速い流れで縦長に。
ところが、カラ馬が先頭に立ってしまったため急激にペースダウンして馬群が凝縮。
逃げ馬を遥か前方に眺めていた2番手集団の馬たちには絶好の流れになった。
4角ではそのカラ馬が外に膨らんで馬群をバラけさせる好アシスト。
最後はその間隙を突いて一気に差し切って初勝利。
カラ馬がレースをかき回したために正確な評価が難しく、次走を見てから評価したい。
現時点では一応★2評価としておく。
中山3R 2歳未勝利
【勝ち馬】コロンドール
父 タートルボウル
母 エルミラドール(ジャングルポケット)
【評価】★★★【★3】
12.8 – 11.8 – 12.4 – 12.1 – 12.6 – 12.4 – 12.5 – 12.0 – 11.9 – 12.3
スタートは速くなかったがすぐに行き脚がついて好位へ。
このレースも序盤の流れが速く縦長になったため控えて中団に。
3角手前で流れが落ち着いたタイミングで進出し前を射程圏に置くと、4角で一気に脚を使って・・・・・・・の瞬間、すぐ前を行くウシュバテソーロが逸走。
大野騎手が懸命に立て直したので弾き飛ばされずには済み、上に記したオーロラフラッシュよりはマシだったがそれなりの不利を被った。
しかし直線に向くと1完歩毎に前との差を詰めると、ラスト5完歩は逆に手綱を押さえるほど余裕のある差し切り勝ち。
流れと馬場が味方したとはいえ、あの不利を掻い潜っての勝利は評価したい。
そのウシュバテソーロだが、大きな不利を与えてしまったからか直線はほとんど追わずゴールイン。
それでも3着はあるかと思う勢いだったので、次走狙い目かもしれない。
このレースを見ると尚更エリナイトニケの鞍上が右に手綱を引かなかったのが不思議でならない。
阪神5R 2歳新馬
【勝ち馬】ライティア
父 ディープインパクト
母 シンハリーズ(シングスピール)
【評価】★★【★2】
12.5 – 10.9 – 11.8 – 11.9 – 12.1 – 11.8 – 11.6 – 12.4
パドックでは良血らしい身のこなしと品のある馬体で目を引いた1頭。
ただ、ややゴツゴツした歩様だけが気になった。
レースでは五分のスタートから後方待機。
淀みない流れだったので絶好位といえるポジショニング。
3角すぎから我慢できないといった感じで一気に進出。
直線では大外から鋭く伸びて差し切り勝ち。
ラスト1Fで大きくラップを落としたように最後1Fはヘロヘロ。
内にモタれるところも見せており、まだまだ体力が備わっていない印象。
現時点ではクラシック云々の馬ではない。
阪神4R 2歳新馬
【勝ち馬】クリノアンカーマン
父 キンシャサノキセキ
母 キーオブライフ(King’s Best)
【評価】★★★【★3】
12.5 – 10.7 – 11.4 – 11.8 – 11.5 – 12.5
五分のスタートから控えて後方。
こちらもかなり流れたレースで、縦長の中しっかりと脚を溜めて直線へ。
直線で先行集団の外に出されると一気に伸びて差し切り勝ち。
流れに恵まれたにしても直線の伸びやラストの楽さは目を見張るものがあった。
マイルでもやれそうな気配はあり、ちょっと期待したい1頭。
阪神1R 2歳未勝利
【勝ち馬】エンプティチェア
父 リアルインパクト
母 トウカイデンヒル(デインヒル)
【評価】★★★【★3】
12.4 – 10.9 – 11.6 – 12.2 – 12.4 – 13.1 – 14.2
五分のスタートから押して好位へ。
外3番手の絶好位で競馬を進めて持ったまま直線へ。
逃げた内2頭は早々に後退し、早々と先頭に立ったが最後まで真面目に走りナオミラフィネの追撃を振り切って初勝利。
前半のハイペースに付いて行ったにも関わらず4角のあの手応え。
距離短縮ならばそれなりに楽しませてくれるはず。
阪神2R 2歳未勝利
【勝ち馬】ベレヌス
父 タートルボウル
母 カフヴァール(デュランダル)
【評価】★★★【★3】
12.8 – 11.6 – 14.0 – 13.5 – 12.3 – 12.4 – 12.4 – 13.3 – 13.8
好スタートから馬なりで3番手につける絶好の競馬。
前半の流れが緩すぎて自ら動いて行くが他が応戦。
流れが一気に速くなりつつ3コーナーへ。
そのままついてきた馬たちを馬なりでいなしつつ4角先頭で直線へ。
直線でも後続を寄せ付けず楽々突き抜けて快勝。
時計はあまり評価できないが、内容が圧巻。
500万でも通用の器。
このレース3着のハッピールーラは唯一ベレヌスに突っかけて粘った馬。
次走注目。
阪神3R 2歳未勝利
【勝ち馬】トウカイデュエル
父 ジャスタウェイ
母 トウカイオスカー(トウカイテイオー)
【評価】★★★【★3】
12.4 – 11.3 – 12.5 – 12.3 – 12.4 – 12.4 – 11.9 – 11.8 – 11.8 – 12.5
好スタートから馬なりの競馬で中団やや前目に付ける。
淡々とした流れを淡々と追走。
ペースアップした時のギアチェンジにやや戸惑いつつコーナーをカーブ。
直線入り口でも前にスッと離されて暗雲漂ったが、ラスト200mで加速がつくと一気に伸びてきて差し切りV。
ジャスタウェイ産駒らしい切れ味のない競馬だが、走りやフォームは少しヴェロックスを思い起こさせるものがある。
次走期待したい。



