【2019年キャロット募集馬】明瑞新山的診断【募集番号42~50】

ここから関西馬。

 

 

 

 

 

募集番号 42

ポロンナルワの18 (父ディープインパクト) 牡

 

 

・寸評

 

シンハリーズを祖に持つキャロット血統馬。

 

 

コンパクトにまとまった馬体の持ち主で、一見すると牝馬と見まがうレベル。

もちろんこれが牝馬なら良いが、牡馬のディープインパクト産駒とくれば話は別。

成功サンプルからは外れている。

これで動画の動きが飛びぬけて良ければ検討するところだが、残念ながら悪くはないもののそのレベルまではいかない動き。

測尺的にも雄大に育つ可能性は低そうで、これは強く推せる馬ではない。

 

 

 

馬体 C

歩様 C

血統 B

厩舎 A

健康 B

 

総合評価 C

 

 

 

 

 

 

 

 

募集番号 43

ヴィアンローズの18 (父ディープインパクト) 牡

 

 

・寸評

 

見栄えのする募集写真から一転、測尺で一気に評価が落ちた。

胸囲の数値がかなり小さく、これでは強気に押せない。

思い返せは兄姉も見栄えとは裏腹なデキに終わった馬が多く、この馬もこの値段で出資すべき馬ではない。

動画での身のこなしも平凡。

 

 

 

馬体 C

歩様 D

血統 C

厩舎 C

健康 B

 

総合評価 D

 

 

 

 

 

 

 

 

募集番号 44

オーサムフェザーの18 (父ディープインパクト) 牝

 

 

・寸評

 

兄はセレクトセールで2億円以上の値を付けたスーパーフェザー。

残念ながらその価格に見合った活躍は今のところ出来ていないが、2勝クラスで奮闘中だ。

 

 

今回はその全妹がキャロットで募集。

カタログの写真はディープ牝馬らしいプリっとした馬体。

もう少しクビが長ければかなり私好みの体だっただろうが、とりあえずは及第点以上の見た目。

 

 

動画で見ればそのクビの長さは気にならなかったが、なんといっても目を引いたのはその身のこなしの悪さ。

クビの動きに四肢の送りが全く連動しておらず、かなり運動神経が悪そうに見えた。

見送り。

 

 

 

馬体 C

歩様 E 

血統 C

厩舎 A

健康 C

 

総合評価 D

 

 

 

 

 

 

 

 

募集番号 45

ウイングステルスの18 (父ディープインパクト) 牝

 

 

・寸評

 

この父の産駒なのでバランスの良いまとまった体つきを当たり前とみれば、特にセールスポイントがないということになる。

全体的に華奢。

動画でもトモが流れていたので、しっかりと筋肉を付けて行く作業から入ることになるのでデビューまでに時間がかかりそう。

価格や厩舎を考えれば見送りが妥当。

 

 

 

馬体 C

歩様 D

血統 C

厩舎 E

健康 C

 

総合評価 D

 

 

 

 

 

 

 

 

募集番号 46

アディクティドの18 (父キングカメハメハ) 牝

 

 

・寸評

 

個人的に今年のキャロットの募集馬の中で最も出資したいと思えたのがこの馬。

 

 

キンカメ産駒に必要な腰高のトモに大き目のフレーム。

そして現時点で470kgを超す雄大な馬体。

胸囲や管位もさらなる馬体の成長や厳しいトレーニングに耐えうる数値で、立ち姿までは完璧。

 

 

問題の動画だが、こちらもクビを低く使った歩き方で身のこなしにも問題がなく素晴らしい。

一つ注文を付けるとすればやや硬めの後肢の送りか。

繋ぎのクッションはそれなりに利いているので芝もこなせると思うが、ここが硬くなってくるとウィークポイントになり得る。

ただし、血統的にダートでも走れるので「賞金を稼ぐ」という観点からは何の問題もない。

 

 

やや高額だが、これはチャレンジする価値のある馬。

 

 

 

馬体 A

歩様 B

血統 B

厩舎 B

健康 A

 

総合評価 A

 

 

 

 

 

 

 

 

募集番号 47

シシリアンブリーズの18 (父キングカメハメハ) 牝

 

 

・寸評

 

クロフネの姪にあたる血統。

近親にマウントロブソンやポポカテペトルがおり、慢性的に切れ味不足に悩まされている一族でもある。

 

 

プリっとした体に出たキンカメ牝馬で一見瞬発力はありそうに映るが、前肢に頼る歩様の馬でどうも芝馬ではなさそう。

これでガチッとした体であればダートで大活躍!などと大きく見込むことはできたのだが、中途半端すぎて活躍の舞台がないだけになってしまいそう。

測尺はそれほど悪くはないが、価格を考えるとギャンブルになる。

 

 

 

馬体 C

歩様 C

血統 C

厩舎 B

健康 B

 

総合評価 C

 

 

 

 

 

 

 

 

募集番号 48

リリサイドの18 (父ハーツクライ) 牡

 

 

・寸評

 

昨年のエリ女と今年の宝塚記念を制したリスグラシューの全弟。

この母の産駒は小さい仔ばかりで、デビュー時もっとも大きかった馬でサトノコメット456kg。

この馬は兄姉に倣わず中サイズに出た。

測尺時点で435kgで、これは偉大な姉のデビュー時の馬体重よりも上。

これは人気を集めそうだ。

 

 

募集写真ではハーツクライ産駒らしくない詰まった胴で、一見して牝馬かと思うほど華奢に映った。

後肢の作りも個人的にはあまり好きではなく、微妙と言わざるを得ない。

 

 

動画での各パーツ毎の動きは非常に素晴らしく、身体能力の高さは間違いない。

問題はそれを活かすための運動神経だが、現時点では連動して動かせているとは言えず、天性のモノは秘めていない様子。

これからのトレーニングの過程で矯正することも可能な部分なので、その辺りを承知の上で1億円募集の馬で夢を買います!という人にはオススメ。

手堅く本体代金ペイを目標に、という人は避けたほうが良い馬。

 

 

 

馬体 C

歩様 B

血統 A

厩舎 B

健康 B

 

総合評価 C(ロマン枠としてはB)

 

 

 

 

 

 

 

 

募集番号 49

カニョットの18 (父ハーツクライ) 牝

 

 

・寸評

 

パッと見はディープ産駒に見えなくもない体つき。

それでも胴はやはりハーツクライ産駒のそれで、やや腰高の幼い体つき。

 

 

動画では後肢の踏込が浅く、身のこなしも全体的に窮屈な感じ。

敬遠したい。

 

 

 

馬体 C

歩様 D

血統 D

厩舎 C

健康 D

 

総合評価 D

 

 

 

 

 

 

 

 

募集番号 50

シェアザストーリーの18 (父ハーツクライ) 牝

 

 

・寸評

 

クビ差しの作りは立派だが、他が貧弱すぎる。

走らない。

 

 

 

馬体 D

歩様 E

血統 D

厩舎 D

健康 D

 

総合評価 D

 

 

 

 

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