こんばんは、明瑞新山です。
8月も終わりに差し掛かり、2歳戦の数も増えてきてかなり辛いです(笑)
けど、この記事くらいしか私に需要はないと思いますので頑張って続けていきます!
なお、今週中にキャロットクラブの募集馬についての記事をアップする予定です!
お楽しみに!
8月24日
新潟5R 2歳新馬
【勝ち馬】ワンスカイ
父 スウェプトオーヴァーボード
母 ナリタシークレット(フジキセキ)
【評価】★★★【★3】
12.5 – 11.4 – 12.0 – 12.5 – 11.5 – 11.7
スウェプトオーヴァーボード産駒のワンスカイが大楽勝で初戦を飾った。
パドックではコロンとしたいかにも短距離馬といった身体つきで、仕上がりもテンションも上々。
五分のスタートから初速はそれなりに速く、すんなり好位につけてレースを運ぶ。
そのままインでじっくり脚を溜めて直線で爆発させた。
逃げ馬のすぐ外に進路をとると軽く仕掛けられただけで一瞬の脚で抜け出して快勝。
2着馬は5馬身差となっているが、ラスト150mで2番手にいたサイモンハロルドが突如外に逸走して競走中止しているので、実質的な着差2~3馬身といったところだろうか。
それを差し引いても強い勝ち方で、次走も楽しみな馬。
距離的にはこの辺りがベストだろう。
3~4角でペースが落ちた時にやや行きたがる面を見せていたことや母父の血から見ても延長は歓迎できず、マイルまでは難しいか。
新潟3R 2歳未勝利
【勝ち馬】ゴールデンレシオ
父 ディープインパクト
母 ディヴィナプレシオーサ(Crocker Road)
【評価】★★★★【★4】
12.7 – 11.1 – 11.4 – 12.2 – 12.4 – 12.6 – 11.8 – 11.3 – 12.7
「新馬からの上積みを見込める」として本命に推したゴールデンレシオが快勝。
今回もスタートでダッシュが付かず最後方から。
先頭からは15~20馬身、1つ前の馬からみても2~3馬身遅れた最後方を追走。
絶望的にも見える位置取りだったが、ペースが前半1000m60秒を切るくらいだったことを考えればまだ酌量の余地のあるポジション。
そこでジッと我慢し、800mを過ぎた辺りで一気に進出。
残り400m付近でGoサインが出た時にはすでに前と6馬身圏内まで追い上げており、そこからしぶとく脚を伸ばして差し切りV。
前半のペースがそこそこ流れていたこともあり、最後は全馬脚が上がってバテバテの状態でフィニッシュ。
差し切れたのは流れが味方したことと、小出しに脚を使うのではなく800m間で一気に全てを出し切らせた鞍上のファインプレイのおかげだろう。
そのおかげで止まった前を惰性で差し切る事が出来た。
流れに味方された部分はあるが、それでも前に取りつくまでの脚やあの位置取りから差し切ったことは大きく評価して良い。
国枝厩舎の先輩プロディガルサンに似た雰囲気を持っており、OPで活躍できる器と見た。
◆◆◆◆◆小倉9R ひまわり賞(OP)◆◆◆◆◆
【勝ち馬】イロゴトシ
父 ヴァンセンヌ
母 イロジカケ(クロフネ)
【評価】★【★1】
12.0 – 10.5 – 11.1 – 11.7 – 12.2 – 12.4
フラワーパークの血を受け継ぐイロゴトシがOP特別勝ち。
五分のスタートから押して前を窺うが内外の各馬の方が速く、逃げ馬を見る形の競馬に。
3.4角では明らかに1頭だけ手応えが抜けており、コーナーで外に持ち出すと直線は突き抜けるだけだった。
初速のなさや追い出してからの反応の鈍さをみるに一般馬との対決はかなり不利。
小倉5R 2歳新馬
【勝ち馬】マイネルヘルト
父 スクリーンヒーロー
母 マイネエレーナ(ロージズインメイ)
【評価】★★【★2】
12.6 – 11.1 – 11.8 – 11.8 – 11.4 – 11.5
五分のスタートから促すも内外が速く控えざるを得ない格好になり中団後方から。
道中も気合いつけながらの追走で3角では早くもステッキが飛ぶ始末。
だが、このステッキに馬が鋭く反応、突如加速すると一気に先行馬に並びかけて直線へ。
直線ではそのまま突き放して快勝するのかと思いきやなかなか内の馬を交わせず、ラスト10mでようやくアタマ差捕えて1着入線。
小倉の1200m戦にしては遅いペースで、圧倒的に内2頭に利がある展開。
それを鞍上のステッキ連打に応えて差し切った内容はまずまず評価できる。
道中の眠っていたような走りから、3角でステッキを入れたら急に加速したのを見てもまだまだレースというものを理解していなかったのだろう。
次走が楽しみな馬。
馬格さえ伴っていれば★4~5を与えたくなる内容だった。
小倉1R 2歳未勝利
【勝ち馬】ミーアシャム
父 キンシャサノキセキ
母 ダークサファイア(Out of Place)
【評価】★★【★2】
12.0 – 10.9 – 11.4 – 11.6 – 11.5 – 11.9
好スタートからジワッと出して外3番手。
前もそれほど速くならず理想的な位置で競馬を進めて直線へ。
直線では内のマイレリーフに一旦抜け出されるがラスト100mでこれを捕えて初勝利。
内容としては平凡。
小倉2R 2歳未勝利
【勝ち馬】クリスティ
父 キズナ
母 ホワイトアルバム(クロフネ)
【評価】★★★★【★4】
12.4 – 12.0 – 13.0 – 12.5 – 12.3 – 12.4 – 11.7 – 11.8 – 11.4
好スタートから抑えて中団へ。
馬は行く気満々だったが「レースを教える」といった感じで抑えて宥めての運び。
馬も上手に適応し、向こう正面ではスムーズに追走。
3角から進出すると持ったまま前に取りつき手応え抜群に直線へ。
直線では少し促しただけで外から楽々抜け出して快勝。
新馬戦の内容からこの馬を甘く見ていたが、それを完全払拭する圧勝劇。
かなり強い勝ち方で、ラスト1Fも加速で終わらせている点は評価できるが前半が超スローだったことを加味すると加点もほどほどまで。
キズナ産駒らしいリズミカルなフットワークが目立つ馬で、水準以上の評価ながら次走でジャンプアップする可能性も秘める1頭。
札幌5R 2歳新馬
【勝ち馬】ヴォルスト
父 キズナ
母 ナスケンアイリス(フレンチデピュティ)
【評価】★★★【★3】
7.1 – 11.6 – 12.9 – 13.0 – 12.7 – 12.4 – 12.3 – 12.4 – 12.8
JRAデビューを果たした子どもが全て2勝以上、地方デビューとなった馬も全馬が勝ち上がり所属地域の重賞制覇を果たすなど、産駒が超高打率のナスケンアイリスの6番仔が新馬勝ち。
パドックでは数字以上にコンパクトに見せるスッキリした馬体。
背中のラインがかなり特徴的で、個人的には割引材料に映った。
レースでは五分のスタートから馬なりの競馬で中団から。
砂を被ると嫌がるなど若さを見せ、2コーナーでは一瞬走るのをやめそうになり鞍上から叱咤のムチが入る始末。
それでも向こう正面で外に出すと落ち着き、そこから徐々に前との差を詰めていく。
3~4角にかけてじわじわギアを上げてスピードに乗せると直線でエンジン全開。
内で粘るバカラをゴール前で捕えて差しきり勝ちとなった。
上記のようにパドックではあまり褒められた身体に映らなかったが、兄弟の実績に恥じぬ好レース好結果を見せてくれた。
まだまだ若さの残る現状で、将来性に期待したい。
札幌1R 2歳未勝利
【勝ち馬】ヤマカツマーメイド
父 ロードカナロア
母 ヤマカツマリリン(グラスワンダー)
【評価】★【★1】
6.7 – 11.4 – 11.2 – 11.8 – 12.0 – 12.3 – 12.4 – 13.2
ヤマカツエースの妹ヤマカツマーメイドが初勝利。
好スタートから内枠を利してハナへ。
向こう正面でシェクロエが強引に先手を主張するとこれに譲って2番手。
3角で並びかけていくと4角で再び先頭を奪うとそのまま押し切り。
直線では苦しがって内にモタれ気味でまともに追えていなかった。
それでも後ろに差されなかったのはこの馬が強いからではなく他の馬が弱すぎただけ。
時計もこのハイペースに影響されたもので評価できず、上がりを見てもヤマカツマーメイド自身を高く評価するポイントは皆無。
超低レベル戦。
札幌2R 2歳未勝利
【勝ち馬】ストレガ
父 アポロキングダム
母 レイクマーメイド(トウカイテイオー)
【評価】★★【★2】
12.5 – 10.7 – 11.4 – 11.8 – 12.6
好スタートから内の馬を行かせておいて3番手。
ややスピードの乗りが悪いようなシーンも見られたがすぐに加速し追走。
4角では早くも持ったまま前に競りかける横綱相撲で、直線では後ろとの差が開く一方の圧勝。
時計は馬場を考えれば水準クラスで、走りは少しゴトゴトしていて不満が残る。
この距離でこの着差は立派。
悪くはない馬だが、大きく評価できる馬ではない。
8月25日
◆◆◆◆◆新潟11R 新潟2歳S(G3)◆◆◆◆◆
【勝ち馬】ウーマンズハート
父 ハーツクライ
母 レディオブパーシャ(Shamardal)
【評価】★★★★★★【★6】
12.5 – 11.1 – 12.5 – 13.0 – 12.3 – 11.0 – 11.0 – 11.6
五分のスタートから馬なりの競馬。
道中、複数の馬が抑え切れず内外にヨレで馬群がかなり入り乱れたが、その影響を受けない位置で上手く流れに乗って競馬を展開。
そのままスローな流れを折り合って追走。
直線では馬場の5分どころに出して追い出すと鋭伸。
一気に前を飲み込んで重賞初制覇となった。
さすがにラスト1Fはやや脚が上がっていたが、最後は粘るペールエールを力でねじ伏せての快勝。
年末の阪神JFでも楽しみな存在だろう。
なお、私の本命馬モーベットは上記の馬群がゴチャついた影響をモロに受けて大敗。
複数の馬の動きによって馬群が波のように2度うねり、その両方で他馬と接触する等煽りをまともに受けてしまった。
そのためこのレースの結果は次走も気にしなくていいだろう。
そこでも大敗するようならば立て直しに時間が掛かるかもしれない。
新潟5R 2歳新馬
【勝ち馬】リグージェ
父 ブラックタイド
母 マルティンスターク(シンボリクリスエス)
【評価】★★★【★3】
12.9 – 11.5 – 11.9 – 12.8 – 12.8 – 12.6 – 12.1 – 11.6 – 11.8
パドックではブラックタイド産駒らしくない小柄でコロンとした体型。
仕上がりに不満はなかったが、らしくないというのがどう出るか疑問であった。
レースではスタート五分から無理に促すことなく後方からのレース。
途中から1頭が大逃げの形になる特殊なレースとなったが、ラップを見る限り2番手如何極端なスローに落としただけで逃げた馬のペースは悪くなかった。
そのまま隊列に大きな動きはなくリグージェも馬群で我慢しつつ直線へ。
直線ではラスト600mを切ってすぐに追い出すもなかなか加速せず、同じ位置にいたアドマイヤミモザに突き放される瞬間もあったが、しっかり加速がつくとミモザの外に持ち出してスパート。
内で粘るシャドウブロッサムとまとめて交わしてハナ差で新馬勝ち。
パドックも含め意外性の塊といった感じで、こんなレース内容になるとは思ってもみなかった。
上がり33.0を繰り出しての差し切りなのでそれなりの評価は必要だが、それだけの脚を繰り出したようにも見えず、評価が難しい。
とりあえずペース的には速くなく、むしろ少し遅いくらいだったのでこれでバテた逃げ馬は弱かったということ。
直線入り口では恐らく10馬身近くあった差を1.5Fでひっくり返したと考えれば及第点の評価は下さなければならないが…。
個人的に上位3頭で一番評価したいのはシャドウブロッサムで、抜け出して1頭で走る時間が長かった分の敗戦と捉えたい。
次走注目。
新潟1R 2歳未勝利
【勝ち馬】レムリアンシード
父 スウェプトオーヴァーボード
母 オメガロンド(フレンチデピュティ)
【評価】★★【★2】
12.3 – 10.9 – 11.6 – 12.4 – 12.4 – 13.1
五分のスタートから促しつつ先行策。
外目の3番手に付けると手応え抜群に3~4角をカーブ。
直線では一旦シゲルナガレボシに突き放されるが、すぐにそれに取りつくとあっという間に交わし去って初勝利。
並びかけるときの脚は目立つもので注目に値するが、時計や上がりは平凡。
小倉5R 2歳新馬
【勝ち馬】メイショウラツワン
父 ルーラーシップ
母 ルサビ(アグネスタキオン)
【評価】★★【★2】
13.3 – 12.3 – 13.2 – 13.4 – 13.1 – 13.2 – 12.2 – 12.0 – 11.4 – 11.6
パドックでは手先の軽さと身のこなしが目につく馬で、初戦から期待できる雰囲気があった。
レースでは好スタートからグッと抑えて中団前での競馬。
かなり抑え込んでいたがそれでも掛かることなく追走できていたのは印象的。
1000m通過65秒台の超スローにも関わらず逃げ馬が後続を3~4馬身離して逃げる展開。
向こう正面半ばからそれの差を徐々に詰めにかかり、3角では1馬身圏内に逃げ馬を置いてカーブ。
4角で完全に並びかけると、最後は抵抗する内2頭を力でねじ伏せてのゴール。
ラスト2Fのラップはまずまずで、次走試金石。
ただし、レースレベルは低い。
小倉2R 2歳未勝利
【勝ち馬】シゲルミズガメザ
父 マツリダゴッホ
母 カイドウ(ワイルドラッシュ)
【評価】★★【★2】
12.1 – 10.5 – 11.0 – 11.8 – 11.8 – 11.8
好スタートを切るも、自分ではいきたくない様子で内外の出方を見ながらの競馬。
前の隊列が揃うと逃げ馬の後ろにつけて機を窺いつつ直線へ。
直線に入る前に人気の一角ルガーサント後退すると、これに替わって浮上。
直線ではもう手応えのない内2頭をあっと言う間に捕えると後は突き放す一方。
大楽勝といえる内容で初勝利を手にした。
時計は上々だが上がりは不満。
前半のラップに頼り切った走破時計は評価しにくいのだ。
が、レース内容は大人で、トップスピードの質には疑問が残るが、短距離で差しに徹すれば500万でも穴を開ける日が来るかもしれない。
札幌5R 2歳新馬
【勝ち馬】コスモカルナック
父 キングヘイロー
母 ロゼッタ(メジロマックイーン)
【評価】★【★1】
12.7 – 11.6 – 11.9 – 11.8 – 12.0 – 12.3
好スタートからすんなりハナを奪うと、そのまま後続を引きつけつつの逃げ。
3.4コーナーで他馬に迫られても余裕綽々で、直線で追い出されるとラスト1Fでさらに後続を突き放して新馬勝ち。
内容としては強かったのだが、ストレートな表現をすると駄馬しかいない新馬戦だったので評価は上がらない。
札幌1R 2歳未勝利
【勝ち馬】アルファウェーブ
父 Gleneagles
母 Waveband(Exceed and Excel)
【評価】【★】
12.6 – 12.4 – 12.5 – 12.5 – 12.6 – 12.5 – 12.8 – 12.4 – 12.4
藤沢厩舎の評判馬が初勝利。
五分のスタートから促しつつの先行策。
遅すぎず速すぎずのペースの中、逃げ馬と3馬身圏内の5番手を淡々と追走。
3角をアクセルを踏みつつスピードに乗せながらカーブし、4角から直線入り口でGoサイン。
ところがなかなか前との差を詰められず、ラスト1Fになって漸く伸び始める苦しい競馬。
最後までハラハラさせられたが、ゴール前できっちり捕えて優勝。
結果的に3/4差で差し切ったが、このメンバー相手にこの競馬をしているようでは上では苦しい。
最後も「伸びた」というよりは「他が止まってこの馬が止まらなかった」という表現がしっくりくる感じ。
ダート転向の方が良いかもしれない。



