こんばんは、明瑞新山です。
先週アップしました3歳重賞の回顧が好評いただき、嬉しい限りです。
1~2月の3歳重賞を振り返ったので、今週は3歳のOP特別と、特筆すべき内容やメンバーだった500万下のレースを取り上げます。
掲載はカレンダー順です。
では、どうぞ。
1月6日
ジュニアカップ
【勝ち馬】ヴァッシュモン
前半1000m57.9の超ハイペースを3番手追走からあっさり突き抜けて快勝。
好スタートを切ってじっくり脚を溜められたのが大きな勝因ですね。
2着カルリーノ共々、道中で無駄な力を使わなかったのが上位に来れた理由だと思います。
内容的には良くもなく悪くもなく。
初勝利後の★4評価を維持です。
ところで、このハイペースを出負けしながら押し上げて行くバカがいたので誰かと思ったら今話題のブロンデルさん。
昨日うまうまジェントル氏がブロンデルガチ勢が分析した騎乗傾向の画像を見せてくれましたが、出遅れと押し上げの多い事。
まぁ酷い内容でしたね。
その分析の答えが詰まってると言っても良い騎乗がこのジュニアカップでした。
『しめしめ、これは「ブロンデルリターン」が美味しいだろう』などと思っている意地汚い読者はまさかここにはいないとは思いますが、一応言及しておくと、ブロンデルさんが騎乗した馬で、次にもう走った馬の成績は現時点で0.0.0.7。
継続騎乗だろうが乗り替わりだろうが馬券に絡んだ馬はいません。
自身の騎乗だけでなく乗っている馬の質が酷いということか、乗り方が酷過ぎて馬が次走巻き返すだけの力までもを消耗させているのかは分かりませんが、現時点ではまだリターン炸裂はなし。
これだけ話題になったということは、ブロンデルリターンを狙う層が少なからず生まれるでしょうし、人気的にも購入を見送るのが吉かもしれませんね。
ブロンデルは二度殺す。
1月14日
紅梅S
【勝ち馬】メイショウケイメイ
まさかこの馬が3勝、それもOP勝ちを収めるとは夢にも思いませんでしたがメイショウケイメイがプールヴィルをアタマ差抑えて勝利。
たしかにプールヴィル秋山騎手の乗り方は褒められたものではありませんでしたが、じゃああれがなかったら逆転してたのかと言われれば即答できません。
まぁ低レベル戦なのであまり気にしなくて良いでしょう。
桜花賞で勝負になるような馬はいませんでした。
なおメイショウケイメイの次走はフィリーズレビューとのこと。
レースの上手な馬なので馬券的には押さえておきたい馬。
欲を言えば快勝してもらって本番で少しでも人気を集めてほしいですね。
1月19日
若駒S
【勝ち馬】ヴェロックス
ジャスタウェイ産駒ヴェロックスが快勝。
野路菊Sの敗戦以降はちょっと能力を疑問視されていましたが、ここを快勝したことで新馬戦直後のあの盛り上がりが復活しましたね。
額面通りに受け取って良い内容で、サートゥルナーリアと未対戦組の層がまた1層分厚くなりましたね。
次走は若葉Sとのことですが、そこでのパフォーマンスが楽しみです。
2着サトノウィザードは馬場が合っていなかった印象も、ここは完全に力負け。
ですが、つばき賞は紛うことなきクソ騎乗。
ハイペースで飛ばしている逃げ馬を3角すぎから捕まえに動く自滅行為でした。
クラシックは絶望ですが、今後の成長は楽しみに見守りたいと思います。
若竹賞
【勝ち馬】ヒシイグアス
このレースは別の意味で特筆すべきと思ったので取り上げました。
うん、ヒシイグアスは思ったより強くないですね。
次走スプリングSでは一定以上の人気を集めるでしょうが私は消します。
1月20日
菜の花賞
【勝ち馬】コントラチェック
クラシックに向けて最大の惑星はこの馬かも知れません。
それくらいの圧勝劇でしたね。
未勝利戦後に「大きな変わり身を見せた」としたが、今回さらに大きく変身。
次走フラワーカップとのことですが、非常に楽しみです。
とはいえ、相手に恵まれたのも事実。
手放しに本命視は危険なので、じっくりと見極めたいところ。
評価は★5→★6
1月26日
クロッカスS
【勝ち馬】ディキシーナイト
レベルが低いとは思いませんが、ハイレベルでもないなんとも形容しがたいレース。
ラストの切れ味勝負になったという事実しかわからず、ここ出走の馬たちについての評価は難しいですね…。
勝ち時計や上がりといった目に見える部分だけで評価するなれば平凡。
勝ち馬以外が重賞で通用するかは大いに疑問です。
2月2日
エルフィンS
【勝ち馬】アクアミラビリス
スタート直後に抑えてぽつんと最後方追走。
からの直線末脚大爆発。
前走とは打って変わってのレースでしたが、2着馬はそんなに強くない馬ですし、流れで言えば新馬戦に近くなったような感じ。
あの瞬間は驚きましたが冷静に眺めれば妥当な走りでしょう。
溜めて切れるヴィクトワールピサ産駒と言えばジュエラーを思い出す反面、今の重い京都の馬場が絶妙にマッチした可能性も否定できず、なんとも評価しがたい1戦です。
★4→★5が妥当なところでしょうか。
2月3日
ゆりかもめ賞
【勝ち馬】サトノジェネシス
サトノダイヤモンドの全弟が完勝。
未勝利勝ち直後の記事でも言及していますが、直線での抜け出し方等は兄そっくりで、兄同様の大器と見て良いでしょう。
ただし、ダイヤモンドと決定的に違うのは完成度。
気性面でも身体面でもまだまだ幼さを残していて、同時期の兄と比べるのは少し可哀想な気もします。
その分伸びしろがあるということなので、今後が楽しみなのは間違いないですね。
ダービーまでどれだけ伸びることができるのか、そこに注目が集まります。
以上です。
ではまた週末にお会いしましょう。



