【勝ち上がり2歳馬評価】明瑞新山の眼【新馬戦評価・未勝利500万OP重賞】

 

こんばんは、明瑞新山です。

 

 

 

2歳戦もいよいよ大詰め、来年の主役がどの馬かというのも徐々に見えてきたかと思われます。

 

 

 

来週は2歳GIが行われますので、それまでにここまでの評価を再度精査してまとめたものをアップしますのでお楽しみに。

 

 

 

では、先週の2歳馬評価をどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆11月24日(土)

 

 

 

東京9R カトレア賞

 

【勝ち馬】メイクハッピー
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.3 – 11.2 – 12.1 – 12.7 – 13.0 – 12.8 – 12.2 – 12.0

 

 

好スタートを切るも抑えて中団前目から。

 

そのままゆったりとしたペースに上手に乗って競馬を展開。

 

直線までじっくり脚を溜め、ラスト2Fで加速し前に並びかけると残り150mのステッキ1発で一気に抜け出して快勝。

 

走破時計はあまり速くないが上がりのラップ構成は優秀。

 

★5維持だがまだまだノビシロに期待できる馬。

 

 

 

 

 

東京5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】グレイスアン
【評価】★★★★【★4】

 

 

12.9 – 11.7 – 12.3 – 12.9 – 12.4 – 11.8 – 11.1 – 11.6

 

 

好スタートからスッと2番手につけるセンスある競馬。

 

3角で外から捲り勢いが来ると自ら動いて先頭に立ち直線へ。

 

直線ではその捲り勢を馬なりのまま葬り、最後までステッキを抜くことなく後続を寄せ付けず快勝。

 

 

 

たしかにスローペースではあったが、3角過ぎから後続に捲られて動かざるを得ない状況にされてなおこのパフォーマンスは強い。

 

フォームからはあまり将来性を感じないが、秘めたる能力に期待したい1頭。

 

 

 

 

 

東京6R 2歳新馬

 

【勝ち馬】オーヴァルエース
【評価】★★★★★★【★6】

 

 

12.6 – 11.2 – 12.2 – 12.8 – 13.1 – 12.8 – 12.1 – 12.1

 

 

好スタートも砂を被って嫌がったのかなかなかスピードに乗りきれず道中は押しっぱなし。

 

3.4角ではもはや圏外かと思われたが、直線大外に出すと鋭伸して一気に差し切った。

 

弾むようなフットワークで最後のラップ構成も優秀。

 

時計も新馬戦にしては優秀。

 

圧勝にも関わらず鞍上が最後まで気を抜かさないようにしていたことからも相当気難しい馬であると推測できるが、その課題を乗り越えればかなり楽しみな馬。

 

 

 

 

 

東京1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】ヘニッヒ
【評価】★★★【★3】

 

 

12.6 – 11.2 – 12.1 – 12.8 – 12.8 – 12.8 – 13.0

 

 

スタートは半歩踏み遅れたがすぐに加速して3番手。

 

そこでじっくり前を見ながらの競馬。

 

直線ではなかなか進路を見つけられず鞍上がバタバタするシーンがあったが、進路を見つけると先に抜け出したクリスタルアワードを強襲。

 

ゴール前できっちり差し切って初勝利。

 

時計平凡も完璧な競馬をした相手をラスト1Fで差し切ったのは優秀。

 

 

 

 

 

東京2R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】レッドベルディエス
【評価】★★★★【★4】

 

 

12.9 – 11.1 – 12.0 – 12.7 – 12.6 – 11.9 – 11.2 – 11.1

 

 

五分のスタートから控えて中団。

 

包まれない外目を追走し、徐々にポジションをアップさせる。

 

直線では前の馬のすぐ後ろで仕掛けところを窺いつつスピードアップ。

 

ラスト400mでGoサインが出ると一気に加速して楽々差し切り勝ち。

 

勝ち時計平凡もラストの切れ味は秀逸。

 

次走試金石。

 

 

 

 

 

東京3R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】インテンスライト
【評価】★★【★2】

 

 

12.9 – 11.5 – 12.2 – 12.8 – 12.7 – 13.1 – 11.9 – 11.2 – 11.3

 

 

五分のスタートからダッシュが突かず後方に。

 

馬群での追走にも怯まずどっしり構え、最後の直線まで脚を溜める。

 

直線では長く良い脚を使ってゴール前で差し切り勝ち。

 

ラスト3Fの構成は悪くないが、このペースで前が止まっておりレースレベルが低い。

 

 

 

 

 

 

 

■■■■京都11R ラジオNIKKEI賞京都2歳S(G2)■■■■

 

【勝ち馬】クラージュゲリエ
【評価】★★★★★★【★6】

 

 

12.9 – 11.8 – 12.4 – 12.7 – 12.5 – 12.8 – 12.0 – 11.6 – 11.2 – 11.6

 

 

好スタート好ダッシュから控えて中団へ。

 

ここでジックリ溜めを作れたことが最後の爆発力につながった。

 

後方に控えるとあとはいつも通りの競馬をするだけ。

 

3.4コーナーで狭いところを縫って一気に進出すると、ブレイキングドーンとの叩き合いを制して重賞初制覇。

 

 

 

道中は口向きが悪くなるシーンも見られたがこれはこの馬のクセなので能力面に影響はない。

 

メンバーレベル低調で道中ペースが上がらなかったのも想定通り。

 

切れ味で勝負するクラージュゲリエには実におあつらえ向きのレースだった。

 

レベルの高くないレースであり、鞍上の神騎乗含めての勝利。

 

勝ち馬の次走への上がり目は乏しいと見ている。

 

 

 

 

 

京都5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ラフェリシテ
【評価】★★【★2】

 

 

12.4 – 11.3 – 11.3 – 11.7 – 11.5 – 11.7 – 12.0

 

 

好スタートから押してポジションを取に行く競馬。

 

一旦はハナを奪う勢いだったが、内のファイトフォーラヴが譲らず2番手から。

 

そのままの隊列で直線に向くと前をあっさり捕えて押し切り勝ち。

 

平凡。

 

 

 

 

 

京都6R 2歳新馬

 

【勝ち馬】グランデルカク
【評価】★★【★2】

 

 

12.5 – 11.7 – 13.6 – 13.4 – 12.9 – 12.7 – 12.1 – 12.9 – 13.2

 

 

好スタートから先行態勢。

 

外3番手の絶好位につけると4角先頭の強気の競馬で押し切った。

 

直線では2着スーパーアロイとの壮絶な叩き合いになったが譲らなかった根性は評価したい。

 

 

 

 

 

京都1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】キョウワドリヴン
【評価】★★★【★3】

 

 

12.3 – 10.9 – 11.8 – 12.5 – 12.6 – 12.7 – 12.9

 

 

スタート一息も押して先手を主張。

 

ダートコースに入ったところでハナを奪うと、そのまま後続を寄せ付けず圧勝。

 

勝ち時計はそこそこ。

 

成長すれば500万でも。

 

 

 

 

 

京都2R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】コンカラー
【評価】★★★★【★4】

 

 

12.4 – 11.4 – 13.1 – 13.9 – 13.8 – 12.4 – 12.7 – 12.8 – 12.4

 

 

五分のスタートから押して先行態勢。

 

1コーナーで上手く内にもぐり込むと、好位で折り合って追走。

 

向こう正面で外から捲り勢が進出しても慌てず自分のペースを守り直線へ。

 

インベタのコーナリングで逃げ馬の真後ろに付けると1頭分だけ外に出して一気に抜け出し快勝。

 

鞍上の手綱捌きが光る1戦だが、最後抜け出す時の脚は優秀。

 

次走が楽しみ。

 

 

 

 

 

京都3R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】ロードグラディオ
【評価】★★【★2】

 

 

12.3 – 11.3 – 12.0 – 12.5 – 12.3 – 11.8 – 11.4 – 11.7

 

 

五分のスタートから出して先行態勢。

 

すんなり2番手に付けると前を可愛がるだけ可愛がって直線へ。

 

あとは逃げたスギノヴォルケーノを交わすだけというレースだったが、抵抗されてなかなか交わせずヒヤッとする場面も。

 

最後は1/2差し切って初勝利。

 

凡戦。

 

 

 

 

 

京都4R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】サトノルークス
【評価】★★★★【★4】

 

 

13.3 – 11.9 – 12.2 – 12.5 – 12.5 – 12.0 – 11.5 – 11.1 – 11.4

 

 

好スタートから馬なりの競馬。

 

小頭数らしく行きたがる馬がいなかったので自然と前に行く形に。

 

道中は淡々とトロハと共にペースを刻み、直線の瞬発力勝負で一気に突き放して快勝。

 

楽な勝ちっぷりだったが、展開とメンバーにも助けられた部分も大きく正体はまだ分からない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆11月25日(日)

 

 

 

東京7R ベゴニア賞

 

【勝ち馬】アントリューズ
【評価】★★★★★★【★6】

 

 

12.7 – 11.7 – 11.9 – 12.3 – 12.4 – 11.3 – 11.0 – 11.4

 

 

「アーモンドアイ2世」ルガールカルムが出走したことで注目を集めたこのレース。

 

勝ったのは同じロードカナロア産駒のアントリューズだった。

 

好スタートから出さずに控える競馬。

 

道中は人気のルガールカルムに併せての追走。

 

3.4コーナーで徐々に進出すると直線ではジワジワ伸びて差し切り勝ち。

 

 

 

新馬戦と同じく手前を何度も替えながらこの切れ味勝負を制するのだから強い。

 

来春に向けて楽しみな馬が1頭増えた。

 

 

 

 

 

東京4R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ラストドラフト
【評価】★★★★★★★【★7】

 

 

13.0 – 11.9 – 12.8 – 12.9 – 12.8 – 12.7 – 11.5 – 10.9 – 11.1

 

 

桜花賞馬マルセリーナの産駒が新馬勝ち。

 

スタート一息で先行集団の後ろからの競馬。

 

遅い流れにも掛かることなく追走でき、直線では馬の間隙を縫って進出。

 

先に抜け出したヒシイグアスをアタマ差捕えたところがゴールだった。

 

 

 

道中超スローで、こういうレースの超速上がりは基本的に評価しないのが私だ。

 

が、このレースでは完全に勝ちパターンに入って抜け出したヒシイグアスを猛追して差し切っており、その区間のラップが推定10.8。

 

父ノヴェリストの産駒は早期に勝ちあがってもすぐに頭打ちになる馬が多く、その点が不安だが、GI馬を母に持つ血統背景を考えれば期待せずにはいられない。

 

高評価。

 

 

 

 

 

東京1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】スペキュラース
【評価】★★【★2】

 

 

12.5 – 11.0 – 11.6 – 12.0 – 11.6 – 11.4 – 12.1

 

 

好スタートから馬なりの競馬で先行態勢。

 

徐々に内に切れ込んで3番手のインの絶好位をゲットして直線へ。

 

直線では前が大きく開いたこともありスッと抜け出して押し切り勝ち。

 

スタートしてポジションをスッと取れるセンスの良さが光ったがレース内容としては平凡。

 

 

 

 

 

東京2R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】キングテセウス
【評価】★★★★【★4】

 

 

12.6 – 11.1 – 11.8 – 12.2 – 13.0 – 12.7 – 12.8 – 13.0

 

 

スタートで少し立ち上がったが押して押して先行策。

 

3コーナーまでに外から被されると怯んで後退するシーンがあったように気性的に難し面がありそう。

 

そこから巻き返して4角大外から前を捕え、ゴール前では苦しくなりながらも並びかけられてから再び伸びる根性を見せて初勝利。

 

勝ち時計平凡も、アクシデントとその後の内容を考えれば強いと言える。

 

気性的に成長すれば面白い。

 

 

 

 

 

東京3R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】ヴァランディ
【評価】★★★【★3】

 

 

12.8 – 11.8 – 12.1 – 12.1 – 12.4 – 12.1 – 12.2 – 11.5 – 11.7 – 11.6

 

 

五分のスタートから出たなりの競馬。

 

道中は包まれない位置で競馬を展開し、3角から徐々に進出。

 

4角で前を射程圏内に入れると、直線では手応え良く伸びて一気の差し切り勝ち。

 

 

 

淀みないラップ構成で、持続力が問われる流れ。

 

その中でこれだけ楽な勝ち方が出来たのは今後に向けての収穫で、新馬戦は流れが不向きだったと考えるのが妥当だろう。

 

ラップ構成や上がりは距離こそ違えど先週のアップライトスピンと似ており、あちらが新馬でこちらが2戦目だったと考えれば評価はそれほど上がらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都9R 白菊賞

 

【勝ち馬】ラヴズオンリーユー
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.4 – 10.9 – 11.3 – 12.1 – 11.7 – 11.8 – 11.7 – 11.7

 

 

 

怪人オクトパス擁するDMMバヌーシーの希望の星が2勝目を挙げた。

 

 

 

スタートが悪く最後方からの競馬。

 

道中はそのままじっくりと構え、3角手前からジワジワと前との距離を詰める。

 

コーナーをアウトインアウトで回ると、4角大外から一気に前を飲み込んで勝ちきった。

 

 

 

流れを考えると出遅れが良い方に向いたとも取れるが、内容としては強い。

 

前走と全く違う流れでも戸惑わず差し切ったのは評価しなければならず、★4→★5評価とする。

 

 

 

 

 

京都5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ウーリリ
【評価】★★★【★3】

 

 

13.0 – 11.7 – 12.4 – 12.8 – 12.8 – 12.7 – 11.7 – 11.3 – 11.2

 

 

五分の発馬からジワッと出して先行集団へ。

 

外の包まれない絶好位で折り合ってレースを進めると3角から徐々に進出。

 

4角では先頭に並びかけつ勢いで直線へ。

 

直線でも1頭だけ手応えが違い、追い出しを我慢する余裕もあったが、いざ追い出すと外から強襲のミッキーブリランテをなかなか突き放せず追い比べに。

 

最後はクビ差抑えて切っての勝利だった。

 

 

 

突き放せなかったと言えどもラップは11.3 – 11.2で決してこの馬が弱かったからではなく、ミッキーブリランテを褒めるべきところだろう。

 

ただし、散々言っているようにスローのヨーイドンではこのラップも評価しにくく、また、フォームから大物感を感じる馬でもなかった。

 

個人的には期待を抱くまでの馬ではなかった。

 

 

 

 

 

京都1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】レサイヤ
【評価】★★【★2】

 

 

12.5 – 11.0 – 11.6 – 11.9 – 12.6 – 13.6

 

 

好スタート好ダッシュでハナを奪うとそのまま逃げ切り勝ち。

 

取り立てて評価すべき点は見当たらず。

 

凡戦。

 

 

 

 

 

京都2R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】テルモードーサ
【評価】★★【★2】

 

 

12.4 – 11.0 – 11.5 – 11.7 – 11.4 – 11.4 – 12.5

 

 

五分のスタートから出たなりの競馬。

 

やや行きたがる面も見せており、一時の絶不調期の岩田騎手ならばそこで捲って止まっていたであろう競馬。

 

ここで抑え込めるのが岩田騎手の復活を象徴している。

 

3角で進出すると、4角を勢いよく回り最後までしぶとく伸びて差し切り勝ち。

 

ペースが速く、展開に助けられた面が大きい。

 

 

 

 

 

京都3R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】ヒルノダカール
【評価】★★★★【★4】

 

 

12.4 – 11.4 – 12.7 – 12.6 – 12.4 – 12.4 – 12.1 – 11.6 – 12.0 – 12.1

 

 

スタート五分から促しつつ先行態勢。

 

逃げ集団を前に見つつ、5番手からの競馬。

 

3.4コーナーでズブさを見せて前に離されるが、直線で外に馬を出すと一気に伸びて初勝利。

 

 

 

3F目以降はずっと加速し続ける厳しいラップ構成のレース。

 

その中で好位から突き抜けた内容は評価して良い。

 

最後まで大きくラップを落とすことがなく、こういったペースになるレースであれば上のクラスでも十分に通用しそう。