こんにちは、明瑞新山です。
さて、昨日は東京遠征のお話をしましたが、今日は先週の九州遠征のお話をば。
と、言っても競馬が主目的ではなく、ただの温泉旅行です。
行先は九州は大分県にあります湯布院。
湯どころで有名な街ですね。
新大阪から博多まで新幹線、そこから特急「ゆふいんの森」に乗り換えて2時間で到着。
大阪からは大体5時間くらいでした。
うん、想像してたのより遠いw
大分をナメてました。
ゆふいんの森号に乗車した時から感じたのですが、外国人観光客の多いこと!
乗車した車両の8割くらいは外国人、とりわけ韓国からの観光客が多かったですね。
由布院駅に着いても同じで、出会う人ほとんどが外国人でした。
しょっちゅう外国人に道を聞かれることで定評のある私。
「聞かれたらヤダな~」と思っていたら案の定聞かれました(笑)
顔つきはただの不細工な日本人なのにどうしてこんなに聞かれるのか…
なお、英語をほとんど話せない上に地元の人間じゃないので何も説明できなかった模様。
まぁそれは置いておいて、湯布院の印象は一言「おしゃれな街」。
若者向けのお店が多く立ち並び、小奇麗で観光客は確かにいますが多すぎず、とても過ごしやすいところでした。
温泉も気持ち良く入って3日間楽しんできました!
外国人観光客のマナーも良く、乗車したタクシーの運転手さんもすごく気さくでフレンドリー。
途中明日が誕生日だという小さな女の子と仲良くなれたのも良い思い出です。
「誕生日プレゼントはイチゴの家」なんて、私にもこんな純粋な時代があったんでしょうかねぇ…
おっと、また長くなってしまいそうなのでこのへんで。
では、本題に入ります。
◆10月13日
東京9R プラタナス賞
【勝ち馬】ガルヴィハーラ
【評価】★★★★★★★【★7】
12.5 – 11.3 – 11.5 – 12.2 – 12.3 – 12.6 – 12.6 – 13.1
五分のスタートを切り控えて中団から。
そのまま後方でしっかり脚を溜めて直線勝負。
ラスト300mで前を射程圏内に捕えると最後までしぶとく伸びて差し切った。
★7は新馬戦からそのまま維持。
このレースには他にも新馬戦で★7評価のホールドユアハンドにロークアルルージュ、★6をつけたダイシンインディーやラインカリーナ、リープリングスターが出走しており、かなりのハイレベルメンバーだった。
この★6以上の評価の馬たちで決まったことは個人的には満足している。
レース内容だが、前半600m47.5という超ハイペースで先行馬にはかなり苦しいレースだった。
特に単騎逃げに持ち込みかけながらダイシンインディーに競りかけられたラインカリーナはかなり苦しいレースだったように思う。
ここで先行して上位に入線した馬たちは次走軸候補、その他の馬もそれなりに注意を払うべきだろう。
東京5R 2歳新馬
【勝ち馬】パッシングスルー
【評価】★★★【★3】
12.9 – 11.4 – 12.0 – 12.5 – 12.9 – 11.7 – 11.1 – 11.3
スタートはあまり良くなかったが、すぐに二の脚がついて馬群に取りつく。
中団での競馬になったが、早めに外に出して進路を確保すると3コーナーから徐々に進出。
4角でやや外に膨れたが直線では鋭く脚を伸ばして差し切りV。
出脚の悪さを挽回しながらも最後まで脚を使えたのは一定以上の評価が必要。
直線でスムーズではなかった3.4着馬の次走次第で評価は変わってきそう。
2着馬に関しては未勝利卒業はできても上では厳しそう。
東京4R 2歳新馬
【勝ち馬】スマートグランダム
【評価】★★【★2】
12.6 – 11.4 – 12.2 – 13.2 – 13.2 – 12.1 – 12.7
やや立ち遅れ気味のスタートだったがすぐにリカバーして先団へ。
直線では追い縋る馬もいたが振り切って新馬勝ち。
体の造りや走るフォームがすごく個性的で、かなり好き嫌いの分かれそうな馬。
私個人としてはあまり好きではないが、個性的ということは成長の余地を残していたり爆発力を秘めていたりする可能性があるということなので悪いことではないのだろう。
勝ち時計はこの時期の2歳新馬ということを考えれば水準。
それでいて圧勝とくれば、他の馬のレベルが低かったともいえる。
3.4着馬は次走危険な人気馬。
東京1R 2歳未勝利
【勝ち馬】サンディレクション
【評価】★★★【★3】
12.5 – 11.6 – 12.2 – 12.9 – 12.5 – 11.2 – 11.3 – 12.0
新馬戦後「評判倒れ。もし未勝利を勝てたとしてもその後が苦しい。」と評したチャーチクワイアがなんと単勝1.1倍での出走。
私はもちろん消しだったが、皆様はどうだっただろうか。
この馬を消して2.3番人気で決まって馬連21.8倍は美味しいという表現以外が思い浮かばない。
レースは先手を奪ったサンディレクションが逃げ切り。
小頭数のスローペースで大逃げの形になるというなんとも恵まれた勝利だった。
2着ブルーアガヴェは外から一旦チャーチクワイアに買わされながらも最後差し返した。
これは自身のしぶとさというよりも外のだらしなさのおかげ。
レースとしてのレベルはあまり高くない。
チャーチクワイアに関してだが、一瞬の脚はまずまずのものがある。
が、その後が続かない。
この持続力のなさは乗り難しさに直結するので、現在日本で最高峰の騎手であるルメール騎手で勝ちきれないならば基本的にはどんな騎手に乗り替わっても勝ちきれない馬になる可能性は高い。
可能性があるとすれば思い切りのある減量騎手か、ギリギリまで溜めて乗ってくれる騎手だが・・・。
東京2R 2歳未勝利
【勝ち馬】ハクナマタタ
【評価】★★★【★3】
12.7 – 11.5 – 12.0 – 12.6 – 12.4 – 12.5 – 13.2
好スタートから押して2番手。
そのまま逃げ馬の真後ろで競馬を進めて直線へ。
直線で逃げ馬を射程距離に置いたときには外から強襲してきたリトルモンスターに交わされる勢いだったが、最後までしぶとく脚を使って粘り切った。
直線で狭くなりかけても怯まなかった根性と、ラスト交わさせなかった図太さは素晴らしい。
ただ、ラップ構成を考えれば2着馬の方が優秀と言わざるを得ない。
東京3R 2歳未勝利
【勝ち馬】アドマイヤスコ-ル
【評価】★★★★★【★5】
13.3 – 11.8 – 12.2 – 12.8 – 12.9 – 12.9 – 11.5 – 11.0 – 11.3
スタートでやや遅れたがすぐに引っかかって好位へ。
終始掛かりながらの追走で直線が心配されたが最後まで伸びきって初勝利。
3F勝負で過剰評価は禁物とはいえ、外から来たアナザークイーンに交わされても伸びた精神力は立派。
最後まで抵抗した2着ソルドラードも次走楽勝できる馬だが残念ながら骨折ということで次に姿を見るのは兄レイエンダと同じく来春かもしれない。
■■■■京都9R もみじS(OP)■■■■
【勝ち馬】ニホンピロヘンソン
【評価】★★★【★3】
13.1 – 12.0 – 12.6 – 12.3 – 12.0 – 10.7 – 11.5
スタート悪く後方からかと思われたが二の脚がつくと一気にハナを奪ってマイペース。
そのまま後続を寄せ付けず逃げ切った。
1400mで逃げた馬にラスト2F目10.7を使われては後続はひとたまりもないが、そうなるべくしてなったラップ構成とペース。
追いかけて止まった先行馬は弱い。
凡戦。
京都5R 2歳新馬
【勝ち馬】ウルクラフト
【評価】★★★【★3】
12.3 – 10.4 – 11.2 – 12.3 – 12.4 – 11.9 – 11.8 – 12.0
好スタートを決めるも行きたい馬が多く控える格好に。
先行集団の一番後ろで馬群を眺めながらの競馬。
折り合いに問題はなく、外々で不利を受けないように追走。
3角過ぎで一気に進出すると4角大外から一気に突き抜けて新馬V。
ペースは普通で上がりも水準クラス。
3着馬はまともに捌けば勝ち負け際どいところまで来ていたはずで、この馬が物差しになりそう。
京都4R 2歳新馬
【勝ち馬】ザイツィンガー
【評価】★★【★2】
12.9 – 11.4 – 11.9 – 12.3 – 12.6 – 12.9
スタート悪く後方からのレースになりそうだったが、勢いがつくとグングンポジションを上げて先団へ。
コーナーで外に出されると直線では末脚一閃、差し切った。
1200mなのに前と後ろの集団に大きく2つに分かれる特殊なレース。
時計平凡、レースレベル低。
京都1R 2歳未勝利
【勝ち馬】トイガー
【評価】★★【★2】
12.2 – 11.7 – 12.4 – 12.6 – 13.2 – 13.4 – 13.2 – 13.1 – 14.1
スタートでキレイに1完歩出遅れ。
二の脚が速くすぐに先団に取りついての競馬。
ペースが落ち着きそうなところでミスビートリックス川田騎手が強引にハナをたたきに行ったためにそれほど緩むことはなかった。
ハイペースで流れる中、なぜか向こう正面で押し上げていく藤岡康太騎手にはもはや声も出ないレベル。
マジで何考えて乗ってんだこいつは。
トイガー自身は中団でこの流れに上手く乗って3コーナーで前が苦しくなったところから追撃開始。
4角ではすでに先頭で、最後はそのまま押し切って楽勝。
時計も上がりも平凡。
展開に助けられた勝利。
京都2R 2歳未勝利
【勝ち馬】ディターミネーション
【評価】★★★★★★【★6】
12.3 – 11.0 – 11.8 – 12.4 – 12.5 – 12.3 – 13.0
前走直後に次走軸候補としたディターミネーションが1.1倍の支持に応え楽勝。
チャーチクワイアとこの馬で同じ1.1倍でも信頼度が違いすぎましたね。
好スタートを切るとスピードの違いでハナへ行くと、鞍上の仕事は気を抜かせないようにするだけだった。
力の違い。
時計優秀で次走も普通に狙える馬。
京都3R 2歳未勝利
【勝ち馬】オールイズウェル
【評価】★★【★2】
12.8 – 11.4 – 12.3 – 12.6 – 12.2 – 12.2 – 12.3 – 11.5 – 11.9
スタートはあまり良くなく最後方から。
向こう正面でジワーっと押し上げて先行集団に取りつくが、前のペースアップには付き合わずあくまでもマイペース。
4角から一気に前を捕らえに出るとそのまま差し切り勝ち。
見た目は派手だが、鞍上のファインプレイと他が弱すぎただけ。
凡戦。
新潟2R 2歳未勝利
【勝ち馬】ノーヴァレンダ
【評価】★★★★【★4】
12.9 – 11.5 – 13.5 – 14.6 – 13.2 – 12.5 – 12.9 – 12.0 – 11.8
新馬戦、2コーナーで競走中止の憂き目にあったノーヴァレンダがリベンジ。
好スタートからスピードの違いでスッと2番手を確保。
直線ではバテた前を交わして2Fを全力疾走して終わり。
楽勝。
ペースがとんでもなく遅く、さらに逃げた馬もとんでもなく弱いというおまけつき。
その恩恵を最大限に受けた格好だが最後の瞬発力はさすが。
2着馬は力を出し切っているがこれが限界、3着馬は直線でずっと馬が遊んでおり見直しの余地あり。
新潟5R 2歳未勝利
【勝ち馬】トーセンリスト
【評価】★★【★2】
12.3 – 10.8 – 11.2 – 11.9 – 12.1 – 11.7 – 12.2
好スタート好ダッシュから好位を窺うが、外の出方を見て鞍上が控える判断。
これが奏功してハイペースに巻き込まれなかったのが大きな勝因。
内でジッと我慢し、直線で外に持ち出す時はお世辞にもスムーズとは言えなかったが全体的に鞍上の好騎乗が光った1戦だった。
ラスト1Fは良い伸びだったが流れに助けられた勝利と言って良いだろう。
◆10月14日(日)
東京4R 2歳新馬
【勝ち馬】ラストヌードル
【評価】★★★【★3】
13.1 – 11.9 – 12.3 – 12.8 – 12.5 – 12.7 – 11.6 – 11.2 – 11.8
スタート悪く最後方から。
序盤はじっくり構え、中盤から徐々に進出。
コーナーをアウトインアウトで上手く回り、直線では狭くなりかけながらも図太く伸びてきた。
ゴール直前まで粘っていた2着馬を際どく交わして新馬勝ち。
走るフォームのカッコいい馬で、それなりの素質を感じるがこのペースで止まった前が弱かったことも大きな勝因。
次走試金石。
東京3R 2歳新馬
【勝ち馬】フォークテイル
【評価】★★★★【★4】
12.8 – 11.8 – 12.7 – 12.6 – 12.4 – 11.4 – 11.3 – 11.8
スタート五分も1歩目が遅く中団から。
道中は折り合い重視で進め、3コーナー過ぎから徐々に進出。
4角を抜群の手応えで回るとラスト400mまで持ったままの余裕の手応え。
そこから追い出されて手前を替えると一気に加速して完封勝利。
手応えから考えるとラスト3Fのラップ構成は不満だが、センスの良さは十分に感じられた。
次走が楽しみ。
東京1R 2歳未勝利
【勝ち馬】ヴァッシュモン
【評価】★★★★【★4】
12.5 – 11.1 – 11.4 – 12.2 – 11.7 – 11.4 – 11.8
好スタートから先行策。
内に行きたい馬が多くそれを見ながらの追走だったが、手応え十分。
そのまま直線に向くと粘る2着馬をあっさり差し切って初勝利。
実はこの日の東京の芝はメインレースを除くすべてのレースで馬場の3分どころより外を通った馬が勝利。
かなり差しの利きやすい馬場だったと言える。
なぜか2歳戦はすべてラスト11.8で同じなのも不思議である。
だからといってこの馬の評価を下げるわけではないが、加点要素にもならない。
このペースを差し切ったのは立派だが、ある程度のバイアスがかかっていたことを忘れてはならない。
東京2R 2歳未勝利
【勝ち馬】セイカヤマノ
【評価】★★★★【★4】
12.3 – 11.1 – 12.1 – 12.1 – 13.0 – 12.9 – 12.9 – 13.3
好スタートも芝の部分で勢いがつかず最後方まで下がってしまう。
そのまま最後方からの大外ブン回しといういかにも武士沢騎手らしい競馬で差し切りV。
ラスト200mは内にモタれるのをずっと修正しながらの走りで、まっすぐ走っていればもっと突き抜けていただろう。
レースレベルとしては低いが、勝ち馬だけは別格で考えたほうが良さそう。
京都9R 紫菊賞(500万下)
【勝ち馬】アドマイヤジャスタ
【評価】★★★★★★【★6】
13.0 – 11.5 – 12.1 – 12.3 – 12.0 – 12.1 – 12.0 – 12.0 – 11.9 – 11.9
スタートでボコっと出遅れ最後方から。
1.2コーナーではすでに前に取りつく態勢で、向こう正面に入ったら一気に進出し一旦はハナに立つ勢い。
そこから宥めて3番手をキープ、直線ではおいでおいでの手応えだったロジャーバローズに並びかけると差し返す余地も与えず差し切り勝ち。
圧勝。
ラップ構成は完全にストロングタイタンで、やや特殊だったと言わざるを得ない。
ここまで自身最速34.3というのも含めてキャラクターが似ているのではないかと見ている。
今回のパフォーマンスは確かに破格だが、瞬発力を求められると太刀打ちできない可能性は十分に残しており、評価★6を継続。
京都5R 2歳新馬
【勝ち馬】サトノウイザード
【評価】★★★★★★★★【★8】
13.0 – 11.4 – 13.9 – 13.8 – 12.9 – 12.8 – 12.0 – 11.4 – 11.3 – 11.1
ワグネリアンの弟カントルが出走したこの1戦、そのカントルが主導権を握りサトノウイザードは中団から。
1000m65.0で流れる超スローで馬群は凝縮。
競馬が始まったのはラスト4Fだった。
まず12.8→12.0のペースアップにややモタモタ。
さらに12.0→11.4のペースアップにもついていくのがやっとのような走り。
ところが直線にむくと矢のような伸びで前を差し切る。
で、差した途端に走るのを止めて鞍上に叱咤されてフィニッシュ。
前を行くカントルとて4F連続加速ラップを踏んでいて、しかも3F連続で11秒台前半を計時しているはずなのにこれだけ楽々さされては手も足も出ない。
交わしてから一旦止まった(もしくはカントルが差し返した)ように見えたが、ムチが飛ぶと再加速して突き放そうとしており、余力はまだまだあった。
これは相当な大物の可能性が高い。
次走も当然軸候補。
また、2着カントルも未勝利は楽勝レベル。
京都3R 2歳新馬
【勝ち馬】ヴァイトブリック
【評価】★★★【★3】
12.7 – 11.8 – 12.9 – 12.9 – 12.7 – 12.6 – 12.9 – 12.9 – 13.0
スタート五分も内から寄られてダッシュがつかず、後方になってしまう。
新馬戦にしてはまずまず流れたレースで、後方からの競馬になったことが結果的に良かった。
3角から進出を開始すると4角で前3頭に並びかけそのままブッチギリの圧勝。
着差を広げた派手な勝ち方で時計はまずまずだが、ペースが速かったことを考えればあまり評価の対象にはしないほうが良いかもしれない。
上がりは平凡で、この圧勝劇はメンバーレベルが低すぎたが故のものだろう。
2着以下は次走危険な人気馬。
この馬も軸にはしにくい1頭。
京都1R 2歳未勝利
【勝ち馬】ハクサンウェーブ
【評価】★★★【★3】
12.8 – 11.6 – 12.1 – 12.3 – 12.3 – 12.8
好スタートからハナを奪いそのまま押し切り。
時計、上がりともにまずまず。
京都2R 2歳未勝利
【勝ち馬】ダノンシティ
【評価】★★★★【★4】
12.6 – 10.8 – 12.0 – 12.4 – 12.0 – 11.9 – 11.6 – 11.6
好スタートから良い行きっぷりで好位の競馬。
4角まで前を可愛がりじっくりレースを運ぶ。
直線で外に出して仕掛けると1完歩毎に伸びて差し切り初勝利。
ムチを入れられてからの反応が抜群で、最後もしっかり伸びてまとめた点は高評価。
新潟5R 2歳新馬
【勝ち馬】ハバナウインド
【評価】★★★【★3】
12.4 – 10.9 – 11.1 – 12.4 – 12.4 – 11.9 – 11.8
スタートは一息だったが押して好位へ。
スローの流れを好位で折り合って運び、直線では抜け出して完勝。
4角通過後から内へ外へとフラフラして後続に迷惑を掛けるシーンがあった。
2着馬はこの煽りを受けたが、それとは別に4角での鞍上のまずい捌きがあった。
一応次走注目だがレースレベルはそれほど高くない。
新潟1R 2歳未勝利
【勝ち馬】スマートサヴァラン
【評価】★★★【★3】
12.1 – 11.2 – 11.9 – 12.6 – 12.5 – 13.1
好スタートから押して好位へ。
最終コーナーで大きく外に膨れながらも最後までしぶとく伸びて初勝利を掴んだ。
内容的には平凡。
新潟2R 2歳未勝利
【勝ち馬】アトミックフォース
【評価】★★★【★3】
12.7 – 11.2 – 12.2 – 12.8 – 12.6 – 12.2 – 12.2 – 12.4 – 12.2 – 11.8
好スタートから内枠を活かした省エネ先行策。
そのままポケットでジッと脚を溜め、直線では狭い最内を割って初勝利のゴールイン。
ペース的には平均で、レース内容も普通。
狭いところを割った根性は評価したい。
しかしながら、このレースでは勝った馬や上位に来た馬ではなく最下位に敗れたクワヒカリ号に着目したい。
と言うのも、この馬に不利を与えられた馬が多かったからだ。
まずはスタート。
クワヒカリは5枠8番だったが、ここでバランスを崩して9番より外の馬に迷惑をかけてしまう。
とりわけ10番フィデリオグリーンと11番アマネセールの被害は大きかった。
一応補足しておくが12番ラステラデファルコはただの出遅れである。
ただしこのシーンは大外のブラックモリオン号も内にヨレておりサンドイッチの形なのでクワヒカリの単独犯ではなかった。
で、レースを進めて4角。
ここで既に手応えのなかったクワヒカリくんは内から現れたフラワーズアートちゃんに驚いて外側にフワッと逃避。
その煽りを受けて先程の共犯者・ブラックモリオンが外に膨れ、波紋のように外に広がってフィデリオグリーンとラステラデファルコが大きく外に吹っ飛ぶ形になってしまった。
この最後の2頭、吹っ飛ばされた後もしぶとく伸びてきており、6.7着。
ラステラデファルコは自滅とはいえ、ともにスタートでも不利のあった馬。
これがなければ3着争いまでは顔を出していたはずで、次走人気落ならば狙ってみたい馬。



