こんばんは、明瑞新山です。
サボっていた分の2歳馬評価記事、アップしますよ~。
っとその前に誰も気になっていないであろう東京競馬場3日連続参戦記を。
金曜日の夜から月曜日の夜までのロングステイだったんですけど、好天に恵まれ(すぎ)て本当に楽しかったです。
(すぎ)としたように、むしろ暑すぎたくらいでしたね。
日焼けしちゃいました。
馬券収支はザックリですが
土曜日-60000
日曜日-10000
月曜日+200000
で大幅プラス。
旅費を含めると若干のマイナス収支でしたが、まずまずの結果。
サンキューカロス、サンキュー西村淳。
スタイリッシュ競馬では土日とも本命馬が1着でしたが紐抜けという残念な予想になってしまいました。
が、秋華賞が的中してリスタートの気持ちです。
さて、土日月の三日間開催で人出はどうだったかというと、最も多かったのが日曜日、次いで月曜日、土曜日の順番のように感じました。
個人的には月曜日はほとんど人がいないと想定していたんですがこれには驚きました。
さすがに日曜日までとはいきませんでしたが、うまうまジェントル氏を同じく三日間開催不要派の私にしてみれば意外。
自身の想像の及ばない範疇にそれなりの需要が眠っているんだなと痛感しました。
客層は土曜日がツアーでもあったのか若い女性の団体が多く、日曜日は鉄火場。
月曜日はファミリー層が多かったと思います。
子どもたちも月曜日なら本気のおじさまたちがいなくてノビノビ遊んでいました。
うん、棲み分けと考えれば三日間開催も悪くない気がしました。
そうそう、土曜日は全レース終了後にパドックにて横山典弘騎手のトークショーがありまして。
メジロタイヨウに始まりメジロモントレー、そしてメジロライアンにメジロマックイーン…メジロの名馬の話をたくさん聞けて本当に楽しい時間でした。
他にもモーリスやオルフェーヴル、最後はピンシェルの話も出て終了。
横山典騎手は本当にライアンが好きだったんですねぇ…。
あんなに楽しそうにトークする横山典騎手を見たのは初めてでした。
おっと、少々長くなってしまいました、本題に入ります。
◆10月6日(土)
■■■■サウジアラビアロイヤルカップ(G3)■■■■
【勝ち馬】グランアレグリア
【評価】★★★★★★★★【★8】
13.1 – 11.8 – 11.9 – 11.5 – 11.6 – 11.3 – 11.1 – 11.7
スタートで立ち遅れて最後方からの競馬。
競馬場内は騒然だったが、それでも私は悠々と見ていられた。
それくらいこのメンバーでは能力が抜けていた。
鞍上も慌てず騒がず、ジワッと2番手に押し上げるとラスト300mまで持ったまま。
そこから気合いを付けられるまでもなく差を広げはじめ、最後は2発3発とムチが飛んだがその必要もないくらいの圧勝劇。
余裕残しだったことも考慮すれば十分すぎるほどのパフォーマンス。
暮れの大一番に向けて、盤石の態勢を敷いてきた。
2着以下の評価についてはかなり難しく、現状では平凡と言わざるを得ないだろう。
東京5R 2歳新馬
【勝ち馬】ブーザー
【評価】★★★★★【★5】
12.7 – 11.5 – 12.2 – 12.4 – 11.6 – 11.4 – 11.4
スタート一息で後方から。
3角で前を射程圏に入れるべく進出し、良い位置につけて直線へ。
ところが、この直線で進路を確保できず2度3度と詰まる不利。
一旦減速して立て直してから再度鋭伸して差し切りVを収めた。
精神面の強さと、瞬発力の非凡さを見せつけた一戦で、ラスト1Fは推定11.0。
次走以降が非常に楽しみ。
東京1R 2歳未勝利
【勝ち馬】エルピド
【評価】★★★【★3】
7.3 – 11.0 – 11.6 – 11.9 – 12.0 – 12.0 – 12.9
好スタートから先行策。
インのポケットでジッと我慢して直線。
進路がないように見えたが、逃げ込みを図るフランシスの内を突いて差し切り勝ち。
根性○。
東京2R 2歳未勝利
【勝ち馬】ロマンティコ
【評価】★★★★★★【★6】
12.1 – 11.2 – 11.7 – 12.0 – 12.3 – 12.6 – 11.9 – 13.1
好スタートからハナを奪うとそのまま影さえ踏ませぬ逃げ切り勝ち。
ノーステッキでのパフォーマンスということに加え、時計上がりともに優秀。
追いかけてきた馬たちをすべて粉砕している点も高く評価したい。
東京3R 2歳未勝利
【勝ち馬】キタサンバルカン
【評価】★★★★【★4】
13.1 – 12.1 – 12.2 – 12.9 – 13.1 – 13.0 – 12.4 – 11.3 – 11.3 – 11.8
スタートの出が悪く最後方から。
道中は折り合い重視の乗り方でじっくりと脚を溜める。
3.4コーナーをタイトに回ると直線では大外に持ち出して一気の差し切り勝ち。
完璧な立ち回りで抜け出したセリユーズを差し切った脚は評価して良いと思うが、当日は外差しが利く馬場であり、トラックバイアスに助けられた面も大きいはず。
次走試金石。
このペースで抜け出しながらラストパッタリと止まったセリユーズは次走静観がベターかもしれない。
京都5R 2歳新馬
【勝ち馬】ランブリングアレー
【評価】★★【★2】
12.7 – 11.9 – 12.7 – 13.0 – 12.6 – 12.0 – 11.1 – 11.3
スタートは決して上手ではなかったが、すぐにスピードに乗って先行集団での競馬。
超スローな流れにも折り合いを欠くことなく直線へ。
直線ではなかなか前との差を詰められなかったが、ラスト50mから猛追。
アタマ差差し切って見せた。
典型的なスローの競馬であり、この流れでラスト止まった先行馬たちが弱いだけ。
レースとしてのレベルは低い。
京都4R 2歳新馬
【勝ち馬】スマートモリガン
【評価】★★★★【★4】
12.0 – 11.0 – 12.0 – 12.6 – 13.0 – 12.9 – 12.7
スタート五分も周りが速かったため行かせて4.5番手。
4角では捌けないのではと冷や冷やしたが、直線で前が空くと一気に伸びて新馬勝ち。
時計まずまずで上がりもそこそこレベルだが、ラスト3Fのラップ構成が良い。
勝ち馬は500万でも十分通用、2着馬は次走勝ち上がり候補。
京都1R 2歳未勝利
【勝ち馬】スマートセラヴィー
【評価】★★★【★3】
12.6 – 11.0 – 12.2 – 12.5 – 12.0 – 12.7
スタートはあまり良くなかったが、押して押して先頭へ。
そのままスピード持続力だけで押し切ってみせた。
直線では軌道修正の肩ムチのみの使用であり、完全に力の違いを見せた格好。
圧勝とは裏腹に時計は水準をちょっと超える程度のもので、勝ち馬は次走も狙えるがOPでは割引、2着以下の馬は未勝利でも買えるかどうか微妙なレベル。
京都2R 2歳未勝利
【勝ち馬】メイショウオニテ
【評価】★★【★2】
12.1 – 10.5 – 11.0 – 11.6 – 11.9 – 12.2 – 13.0
好スタートを切るも抑えて中団から。
1400なのになぜか大逃げ馬が出現し縦長になり、止まった前を差し切っただけのレース。
凡戦。
京都3R 2歳未勝利
【勝ち馬】クオンタムシフト
【評価】★★★★★【★5】
13.2 – 11.8 – 12.1 – 12.6 – 13.0 – 12.3 – 11.6 – 11.4 – 11.7
五分のスタートからハナを奪ってそのまま逃げ切り。
3角から徐々に後続を振り落としにかかり、他先行馬を全部潰して逃げ切ったのは評価して良い。
捲ってきた馬も振り切っており、最後ヨレるのを修正しながらだったことも考えると、楽しみは大きい。
◆10月7日(日)
東京5R 2歳新馬
【勝ち馬】ダノンラスター
【評価】★★★★★【★5】
13.4 – 12.2 – 13.1 – 12.4 – 12.7 – 12.4 – 12.7 – 11.7 – 11.3 – 11.5
土曜日とは一転して超速馬場に変貌した日曜日。
新馬戦を勝ったのは名牝プリンセスオブシルマーの仔ダノンラスター。
五分のスタートから好位で競馬を進める。
見ての通りのジグザグラップで大逃げ馬が出現する特殊なレース。
正直、ラップ面からの評価はそれだけで困難になるのだが、ラスト3Fもしっかりまとめているので一定以上の点数を付けてもよさそう。
抜け出す時のフォームは雄大で迫力があるのだが、まだまだ力を無駄に使っている印象。
伸びシロに期待して★5評価。
東京4R 2歳新馬
【勝ち馬】メイクハッピー
【評価】★★★★★【★5】
12.2 – 10.9 – 11.5 – 12.6 – 13.2 – 12.7 – 12.3 – 12.5
一歩目が遅いスタートだったが、2歩目が目を見張る加速で一気にハナへ。
特に主張する馬はいなかったが、折り合い面を重視したような格好で2.3番手に。
最終コーナーを抜群の手応えで回ると、直線では逃げるホウオウモントレーの一騎打ちに。
・・・なると思われたが、仕掛けられると瞬く間に加速してブッチギリの新馬V。
勝ち時計は新馬戦と言うことを考えれば優秀でラップもそこそこ。
だが、この圧勝劇は2着以下の馬が低レベルだったことも相まってのもので、次走馬券購入の際はしっかりと検討したい1頭。
東京1R 2歳未勝利
【勝ち馬】オリオンパッチ
【評価】★★★【★3】
12.7 – 11.1 – 11.8 – 12.3 – 12.1 – 12.3 – 12.8
好スタートから脱兎の如く飛び出して先頭へ。
そのまま過度に競られることもなく淡々とペースを刻み直線へ。
ラスト2Fまで楽々の手応えに見えたが、追い出されると内にモタれて加速できず。
外の馬に並びかけられてようやく再加速したが、その辺りの気性の若さが課題になるかもしれない。
時計は水準。
東京2R 2歳未勝利
【勝ち馬】スイープセレリタス
【評価】★★★★★【★5】
12.4 – 11.2 – 11.5 – 12.0 – 12.1 – 11.6 – 11.2 – 11.8
こちらも母に名牝スイープトウショウを持つスイープセレリタスが勝ち名乗り。
スタート五分から先行策。
そのまま逃げ集団の後ろを追走すると、直線では狭くなりかけながらも割って鋭伸。
最後外から人気のマジックリアリズムが迫ってきたがステッキ一発で振り切って初勝利。
道中かなり締まったペースでラストも大きく止まっておらず高評価。
ただし、土→日で馬場の高速化がみられ、走破時計が前日のサウジアラビアロイヤルカップよりも速いというところは評価対象にはならない。
東京3R 2歳未勝利
【勝ち馬】レディードリー
【評価】★★★★★【★5】
12.3 – 10.8 – 11.2 – 12.3 – 11.8 – 11.5 – 11.4
スタートでやや立ち遅れて後方から。
道中はそのまま脚を溜めると手応え抜群に直線へ。
抜け出す時も持ったままで、ラスト300mで仕掛けられると一気に後続を突き放して圧勝。
単勝万馬券の馬の勝ち方ではなかった。
なぜこのような激走に至ったのかは全く分からないが、6月の新馬戦から4秒以上も時計を短縮しておりもはや別馬と考えたほうが良さそう。
内容としてはかなり優秀で高く評価したい馬。
次走が非常に楽しみ。
京都9R りんどう賞
【勝ち馬】プールヴィル
【評価】★★★【★3】
12.4 – 11.0 – 12.2 – 12.1 – 11.6 – 11.7 – 11.7
好スタートを決めてインのポケットを確保。
そのままゆったりとした流れに乗って上手に競馬をした。
直線で外に出されると一気に伸びて後続を振り切った。
内容としては平凡で、評価はそのまま。
京都5R 2歳新馬
【勝ち馬】エングレーバー
【評価】★★★★★★【★6】
13.1 – 12.1 – 13.9 – 13.3 – 12.9 – 12.8 – 12.3 – 11.7 – 11.7 – 11.9
枠内駐立できず立ち上ったところでゲートオープン。
実に絵にかいたような出遅れだったが、その1完歩後にはガツンと掛かって猪突猛進状態。
1.2コーナー中間地点では落ち着いて追走できていたが、向こう正面でも口を割るシーンがあったようにこの父の産駒らしいところを存分に見せていた。
勝負どころでも手綱を離せばスッ飛んでいきそうな手応えで回ってきたが追い出すと反応一息。
ラスト1Fでムチを入れるとようやく反応して前2頭に並びかけ、ゴール前では粘る2着馬をハナ差抑えて差し切り勝ち。
このレースのパドックを見て一緒にいた友人に「9割方この馬が勝つ」と吹聴していたので、正直出遅れからの一連の流れには冷や冷やしたが、最後のハナ差の勝利は大きかった。
以前からの持論だが、こういった際どい勝負をモノに出来る馬は将来大成することが多い・・・大成した馬にこういう馬が多いと言った方が適当かもしれない。
近年でいえば新馬→エルフィンを連続ハナ差で制したレッドディザイアや紅梅S→チューリップ賞をどちらもハナ差で制したシンハライト等。
ここで負けていればクラシックに歩を進めることが困難になる1戦をきっちり勝てる━━それも首の上げ下げとなれば半分運まかせなのに━━その「運」を持ち合わせている馬は数少ない。
この馬にもパドックのインパクトとレース内容から活躍を期待せずにはいられない。
内容やラップだけならば★4相当だが、その「運」を持っている馬である可能性を考慮して★6という高い評価を付けたい。
京都1R 2歳未勝利
【勝ち馬】ヨハン
【評価】★★【★2】
12.1 – 11.1 – 11.7 – 12.1 – 12.7 – 12.9 – 13.0
好スタートから外目の4番手を追走。
3角から徐々に進出し直線では先に抜け出したトーセンアミ目掛けて鋭伸。
流れにうまく乗った勝利。
京都2R 2歳未勝利
【勝ち馬】ノーブルスコア
【評価】★★★【★3】
12.4 – 10.4 – 11.6 – 12.7 – 12.7 – 12.2 – 11.8 – 11.8
五分のスタートから先行策。
道中はやや折り合いに掛けるところも見られたがギリギリ鞍上の制御内。
直線で前が空くと一気に伸びてそのまま押し切りV。
ラップを見ても分かる通り競馬をしたのは実質ラスト2Fのみ。
2.3着馬はワークフォース産駒とダイワメジャー産駒であり、切れ味勝負ではこちらに多分に分があったが故の勝利。
あまり高く評価できない。
京都3R 2歳未勝利
【勝ち馬】フラル
【評価】★★★【★3】
12.9 – 12.0 – 13.3 – 13.2 – 12.7 – 12.1 – 11.8 – 12.1 – 11.6 – 11.9
五分のスタートから行きたい馬を行かせて2番手。
前半は小頭数のスローそのものだったが。後半に入るとペースが一変。
前半1000m64.1から後半1000m59.5の後半5F勝負に変貌して逃げ馬が自滅。
あのままスローペースで引っ張られていたら瞬発力の差で勝ちきれなっただろう。
北村友一騎手の捲りのおかげの勝利。
とはいえ、ラストまで余裕があったのは確か。
500万でもある程度やれそう。
◆10月8日(月)
東京5R 2歳新馬
【勝ち馬】ダノンキングリー
【評価】★★★★【★4】
13.1 – 11.6 – 12.8 – 12.9 – 13.1 – 11.8 – 11.2 – 11.0
好スタートから積極策。
折り合いもバッチリでスローな流れに乗ってうまく競馬をできた。
ラップ構成こそクソだが、それでも持ったまま抜け出したのは良い点。
また、最後急追されているように見える場面では大きく外にヨレているということを考えればもっと楽に押し切っていた可能性が高い。
それなりの評価が必要。
東京4R 2歳新馬
【勝ち馬】ナランフレグ
【評価】★★★★【★4】
7.3 – 11.4 – 12.3 – 12.7 – 12.5 – 11.4 – 12.4
好スタート好ダッシュから外目の4番手を追走。
コーナーでかなり外を回らされたもの直線では鞍上が後ろを振り返る余裕があるほどの手応え。
仕掛けられると一気に後続を突き放して新馬勝ち。
時計、ラップともに水準以上のものであり切れ味もある。
次走試金石。
東京1R 2歳未勝利
【勝ち馬】テイエムアカリオー
【評価】★【★1】
12.5 – 11.5 – 12.3 – 13.2 – 13.4 – 12.8 – 12.6 – 12.8
スタート五分で無理せず中団から。
そのままじっくり脚を溜めると、直線では外に出されてジワジワ伸びて初勝利。
時計、ラップ共に凡戦。
超低レベルレースで、ここで人気を集めて敗れたゲインスプレマシーが次走もう一度ダートならば即消しでOKだろう。
前半無理したとはいえ、このペースとこの走破時計のレースでここまで大敗しては能力がないと言う他ない。
東京2R 2歳未勝利
【勝ち馬】アントリューズ
【評価】★★★★★【★5】
12.6 – 11.1 – 11.5 – 12.5 – 12.7 – 11.8 – 11.3 – 11.6
好スタートから積極的に馬を動かすアグレッシブなレース。
前半はあまりペースが落ち着かなかったが、中弛みしたときにしっかりと脚を溜めて直線へ。
脚の運びの綺麗な馬で、追い出されてからのアクションも良く、一気に抜け出して後続を完封。
直線で何度も手前を替えていたように幼さも残る現状。
将来性に期待したい。
東京3R 2歳未勝利
【勝ち馬】マイネルサーパス
【評価】★★★【★3】
13.0 – 11.7 – 12.0 – 12.2 – 12.7 – 12.6 – 11.4 – 11.3 – 11.8
好スタートから外目の包まれない位置で競馬と展開。
直線に向いても手応え良く楽勝の勢いだったが、スピードに乗るにつれて新馬戦で見せた悪癖が顔を出してきて、最終的にゴール直前で大きく外にヨレて2着馬に不利を与えてしまう。
馬はお咎めなしで初勝利となったが、変なケチがついてしまった。
この癖の矯正が急務であり、そのあとにきちんとした評価が出来るだろう。
京都5R 2歳新馬
【勝ち馬】クリノガウディー
【評価】★★★【★3】
13.1 – 11.5 – 12.2 – 12.5 – 13.2 – 12.7 – 12.3 – 11.1 – 11.4
ここにも名牝の仔がスタンバイ。
単勝1.8倍の圧倒的支持を受けたブエナビスタ産駒のタンタラスでしたが、道中から追っ付け通しでレースに参加できず惨敗。
馬体面からもピンとくるものはなく、先々苦労しそうな感じですね。
このレースを制したのは伏兵クリノガウディー。
五分のスタートから先行しインの好位でジッと我慢。
スローで前が詰まっていたこともあり、直線まで動けず。
その直線でも一番仕掛けたいところで進路を確保できておらず、外から切れ込んできた馬をやり過ごしてからのGOサイン。
そこから実質1Fで前を差し切ったことは素直に評価して良い。
が、このペースで行って止まったミッキーバディーラは相当に弱かったと言わざるを得ず、さらに内でシャルムダムールが詰まり通しだったことにも助けられている。
高評価は難しい。
京都3R 2歳新馬
【勝ち馬】レッドベレーザ
【評価】★★★★★★★【★7】
12.6 – 11.2 – 11.9 – 11.8 – 11.7 – 11.8 – 11.6
スタート五分も行き脚がつかず中団から。
じっくり溜めて運ぶわけではなく、早め早めの進出で4角では前を射程圏。
直線も大外から悠々と差し切って楽勝。
スタート後に行き脚がつかなかったことや終始外外を回されたことを考えれば相当に良い内容で、次走が楽しみな存在。
京都1R 2歳未勝利
【勝ち馬】セロシア
【評価】★★★【★3】
12.4 – 11.7 – 13.1 – 13.0 – 12.7 – 12.7 – 12.7 – 13.1 – 13.4
好スタートから押して先行態勢。
行きたい馬が多く、外から各馬が前に殺到したため中団からの競馬のように見えるが、普通のレースならば実質4.5番手の競馬。
3.4コーナーでやや遅れ気味になるがそこをタイトに回ってこれたことでラストの爆発力につながった。
器用さには欠けるが能力は見せた一戦だった。
京都2R 2歳未勝利
【勝ち馬】ホッコーシェルビー
【評価】★★★★【★4】
12.3 – 11.6 – 12.0 – 11.9 – 11.1 – 11.8
好スタートから押してハナへ。
競りかけられることもなく比較的ゆったりとしたペースで直線へ。
スパートで一旦はドゥシャンパーニュに並びかけられるがラスト1Fで振り切って初勝利。
内容としては平凡で「逃げられる」という武器を最大限に活かした勝利。
2着ドゥシャンパーニュ共々まともなら3着のペプチドルーカスに差されていた競馬。
そのペプチドルーカスは進路がなくラスト100mでトップスピードに乗れない不利。
乗り替われば楽勝まである。
ドゥシャンパーニュはなかなか勝ちきれないが、この距離でこの鞍上なのに終始力んでの追走。
芝ではこれ以上の距離短縮は無理なので、ダートに変更するか思い切って逃げたほうが良い。



