こんばんは、明瑞新山です。
先週の回顧はキーンランドカップのみ。
新潟2歳Sは2歳馬記事でどうぞ。
◆キーンランドカップ(G3)
12.1 – 10.7 – 10.9 – 12.0 – 11.6 – 12.1
好スタートから押してナックビーナスがハナを奪う大方の予想通りの展開。
オールインワンやダノンスマッシュも好きにさせまいと絡みに行きますがモレイラ騎手は譲らず。
4角で後続との差をジワッと広げると直線でエンジン全開。
そのままぶっちぎって重賞初勝利となりました。
・展開
稍重馬場を考慮すればまずまずのペース。
2番手以下の馬が無理して競りかけに行かなかったのも頷ける流れでした。
・レースのポイント
展開でしょうね。
と、いうのもこのナックビーナス。
ダートレースも含めて自身がハナを切った時の成績は4.3.1.0と馬券圏外が無いんですね。
それ以外のレースは3.5.4.7であることを考えれば、逃げた時の成績の方が圧倒的に良いんです。
「いやいや、それは下級条件で稼いだ数字だろ?」と穿った見方をする人がいるかもしれませんのOPクラスだけに絞りますね。
すると・・・
ハナを切った時→3.0.1.0
それ以外の時→5.5.3.6
はい、明らかに逃げた時の方が良い成績ですね。
えぇ、純然たる逃げ馬です。
但し、番手からの競馬にも対応できる器用さがあり、その器用さ故にここまで掲示板を外したのがたったの5度という安定感に繋がっているのも事実。
GI高松宮記念で好走できたのも、流れに乗ったレースができる器用さが武器となったからです。
今回の勝利は、このメンバーでこの鞍上となったときに決まったようなものだったのでしょう。
・ナックビーナス【1着】
上記のように先行策よりも逃げの手に出た方が力を発揮できる馬で、今後も逃げられそうな時は積極的に買いましょう。
ただし、堅実さがウリなので、積極的に逃げることはそれほど多くないと思われます。
騎手とメンバー次第ということでしょうか。
こういった堅実なタイプはスプリンターズSでもその立ち回りの巧さを発揮して好走する傾向にありますので、要チェックですね!



