こんにちは、明瑞新山です。
先週の軸馬成績は3.3.0.1。
うち的中は3レース・・・
せめて連対したときは全部当てられるようになりたいですね・・・
では、回顧です(2歳戦は2歳馬記事にてお送りしますのでここでは書きません。)
◆関屋記念(G3)
12.4 – 10.6 – 11.2 – 11.5 – 11.5 – 11.2 – 11.0 – 12.2
好スタートからあっさりエイシンティンクルがハナを奪い主導権。
道中は淡々とした少し速めのペースを刻み後続を金縛りに。
直線ではヤングマンパワーが一気に脚を伸ばし一旦先頭かに見えましたが、粘るエイシンティンクルが差し返します。
ヤングマンパワーの外からはロードクエスト、リライアブルエースも差を詰めてきていましたがさらに外から牝馬の2騎が一気に差し切り。
プリモシーンが春の鬱憤を晴らす勝利、そしてワントゥワンが賞金上積みに成功しました。
・展開
息の入らない締まった流れ。
この流れできっちり粘り込んだエイシンティンクルは一定以上の評価が必要でしょう。
・レースのポイント
これはスタートでしょうね。
ポンと好スタートからあっさりハナを奪ったエイシンティンクルに対して1完歩出負けしたウインガニオン。
道中のペースがペースだけに、ウインガニオンがリカバリーにかなりの力を使ったのは容易に想像できますよね。
また、桜花賞・NHKマイルCともに2馬身近く出遅れていたプリモシーンがウインガニオンと五分のスタート。
これによってポジショニングを制限されなかったことが勝利の大きな要因だったと言えそうです。
ウインガニオンと五分なんだったら全然ポイントじゃないじゃんwwwwとか言われそうですが、逃げたい馬で1完歩出負けするのともともと2馬身近く出遅れて追いこんでいた馬が1完歩の遅れで済むのは単純に考えて大きな違いがありますよね。
・プリモシーン【1着】
戸崎騎手からの乗り替わりであっさり勝ち切りました。
上記のようにスタートが決まったことが大きな要因ですね。
流れや斤量に恵まれた部分も大きいので過大評価は禁物です。
もともと人気先行型の馬だけに、今後の取捨については慎重に。
・ワントゥワン【2着】
おなじみ後方待機から一気の末脚。
重賞レベルであれば十分に通用することを証明しましたね。
GIとなると・・・マイルCSでハマれば3着くらいはあるかもしれません。
・エイシンティンクル【3着】
ミドルペースで息を入れずに逃げて3着。
内容としては強かったと思います。
毎日王冠でなら面白い存在でしょう。
あとは成長次第。
決して弱くはありませんし、重賞に手が届く馬です。
・ウインガニオン【12着】
先週の推奨馬で唯一の連逸。
無理せず先行できると踏んでの本命推奨でしたがまさかの出負け。
そこから前が息を入れない流れで3番手まで押し上げた時点で余力はありませんでしたね。
残念です。
とはいえ、敗因ははっきりしていますし人気も落とすでしょうから、しばらく穴馬として追いかけるのはありかもしれません。
◆エルムS(G3)
6.6 – 11.0 – 11.9 – 12.1 – 12.2 – 11.5 – 11.5 – 12.1 – 13.1
スタートからハナを主張するドリームキラリとブラゾンドゥリス。
その後ろにスッとハイランドピークがつけてレースは流れました。
こちらも淡々と大きく息を入れることないペース。
脚抜きの良いダートだったこともあって、速い流れで前が速い上がりと使うという差し馬にはかなり苦しいレースになりました。
3コーナーでは早くもハイランドピークが前に並びかけ、一気にペースアップ。
最後まで応戦したドリームキラリを競り落とし、人馬共に初重賞制覇を達成しました。
・展開
まずまずのペースながら、馬場を考えるとそこまでは速くない流れ。
後方からレースを進める馬には差し込みにくい流れだった。
・レースのポイント
これは騎乗方法でしょう。
まずハイランドピークは前走過度に前を追いかけて後ろに差された反省を活かした好騎乗でした。
ジワッと出していって、前が息を入れたいタイミングでそれを阻止する仕掛け。
そして臆することなく4角先頭の勢いで回ってきて押し切りました。
まさに人馬一体。
2着のドリームキラリも好スタートから枠を活かしたハナの切り方で、最後まで自分の型を保って競馬が出来ていました。
馬の特性上、最もやりたい競馬はハイランドピークに潰されたものの、そこに至るまでが完璧だったために最後の粘りにつながりました。
反対に最悪の騎乗だったのがミツバです。
大逃げだったり後方一気だったり捲りの競馬だったり、引き出しは多いものの極端な競馬しかできない同馬。
今回は内目の枠に入ったためどんな競馬をするのかと見ていたところ、被されるのを極端に嫌う競馬。
好スタートから促しつつ外の馬をやり過ごし、1コーナーでは砂をかぶらない位置に。
この時点で既に最後方でしたが、あまりに外にこだわりすぎて1.2コーナーを大外でカーブ。
で、これだけこだわってポジションを下げてまで大外をゲットしたのに向こう正面に入るとあっさりリーゼントロックに被されて馬群に押し込められます。
なんのためにそこまで無理して外に出したのか・・・
いやそこから内突いて伸びてきたりしたんなら分かりますよ?
でもね?
3角でこのリーゼントロックをやり過ごしてから仕掛けるんですよね・・・
大外回すために・・・
そこからレース上がりを約1秒上回る末脚を繰り出して3着。
いやそれなら向こう正面でしっかり外を取っておけばもっと際どくなったんじゃないの?
むしろ勝ってたまであるよ松山くん・・・
ちなみに、1.2コーナーを回った時点で後方に位置していた6頭のうち5頭はそのままワースト5を独占。
いかに酷いポジショニングだったのかが窺えますね。
・ハイランドピーク【1着】
以前より本命推奨をし続けていたこの馬がようやく重賞ウイナーに仲間入り。
私にとってもとてもうれしいことです。
しかも横山和男騎手の初重賞まで付いてきて、めでたい尽くし。
ただ、このレースで分かったことはGI級では足りないということ。
ラップも走破時計も物足りず、今年中にGI級競走にチャレンジするならば消し安定ですね。
・ドリームキラリ【2着】
自分の競馬ができれば強いというところを見せました。
ローカル重賞やOP級であれば十分に主役候補。
特にダート主戦で逃げられるというのは大きな武器。
しばらくは馬券から外せなくなりそうです。
◆阿蘇S(OP)
6.9 – 11.6 – 12.1 – 12.3 – 11.9 – 11.9 – 12.0 – 12.2 – 12.2
五分のスタートから持ったままでコパノチャーリーがハナへ。
そのまま後続を引き付けつつ向こう正面に入り、そこからジワッをアクセルを踏んで後続を振り落としにかかります。
ところが、3.4コーナーではむしろ外2番手のエポックの方が手応えが良く、一瞬ヒヤリとするシーン。
最後は地力でねじ伏せましたが、やや瞬発力不足な面を露呈した格好になりました。
・展開
予想通りの単騎で楽な展開。
道中やや離して逃げるというのも想定通りでした。
・レースのポイント
これはメンバー構成でしょう。
少ない頭数で逃げたい馬が1頭、しかも実力馬とくれば展開重視の予想になるのは当たり前。
動かせそうな馬もいなかったので尚更ですね。
・コパノチャーリー【1着】
展開の利を最大限に活かした勝利。
ただし、上がり勝負で格下に交わされそうになったようにやはりハイペースで引っ張る方が合っている馬。
小倉だったので耐えたが、東京や京都だと勝ち切れたかどうかかなり怪しいところ。
以上です。



