こんばんは、明瑞新山です。
今週は多忙だったので記事の更新が遅くなってしまいました。
先週は楽しみな馬がデビューしましたね。
早速評価していきたいと思います。
◆8月4日(土)
新潟8R ダリア賞(OP)
【勝ち馬】アウィルアウェイ
【評価】★★★★★★【★6】
12.7 – 11.2 – 11.7 – 11.8 – 12.0 – 11.0 – 11.2
圧倒的一番人気に推されたアウィルアウェイが楽勝してデビュー2連勝。
新馬戦よりも上手にスタートしたものの、最後方からの競馬。
3コーナー過ぎから進出し、直線では1頭離れた大外から楽々差し切った。
推定上がり11.2 – 11.0 – 11.2をノーステッキでたたき出すのだからその能力は重賞級と評価せざるを得ない。
相手が弱かったことと、今の新潟の良好な馬場状態も込みで新馬戦時と同じ★6とする。
ただし、当時は★5寄りの★6だったのに対し、今回は★7寄りの★6。
冬の阪神が楽しみな馬である。
新潟5R 2歳新馬
【勝ち馬】サムシングジャスト
【評価】★★★★【★4】
13.2 – 11.5 – 12.6 – 13.1 – 12.4 – 11.4 – 10.7 – 11.7
単勝1.1倍、圧倒的人気の評判馬ソルドラードが出走した1戦。
勝ったのは牝馬のサムシングジャストだった。
バラついたスタートの中で好スタートを切り、好位からの競馬。
ゆったりとした流れを余裕を持って追走する大人びたレース。
直線では前を行く逃げ馬がフラフラし、内を突くにも突けず外に行くにも壁という状況に陥ったが、最後は間隙を突く勝負根性を見せて快勝。
着差こそ辛勝だったが、狭いところを割らないといけない状況を打破しての勝利で、牝馬ということも考えれば一定以上の評価は必要だが、前を行く逃げ馬が強くなかったことと人気のソルドラードが後方でモタモタしたことが勝利への大きなアシストになっているので手放しに高評価はできない。
ソルドラードに関しては上がり33.1を駆使しており、これ以上差を詰めろというのが2歳馬には無理な話。
次走あっさり勝ち上がるはずなので、そこで改めて評価したい。
ただし、現状の評価は並み。
調教の動きは抜群もパドックがイマイチでtwitterでのパドック診断も本命をサムシングジャストに打っていることからも察してほしい。
私の唱える「480kgを超えるような大型のロードカナロア産駒はあまり走らない」という仮説を証明してしまうのか、打ち消してくれるのか。
いずれにせよソルドラードの次走が楽しみである。
新潟1R 2歳未勝利
【勝ち馬】ミディオーサ
【評価】★★★★【★4】
12.8 – 10.7 – 12.3 – 12.4 – 12.1 – 11.6 – 10.9 – 12.3
五分のスタートからポジションを取りにいって好位での競馬。
直線ではちょっと気合いを付けただけで前に並びかけ、そのままノーステッキで押し切った。
たしかに楽勝ではあったが、道中のペースやポジションを考えると、ラスト1Fで1.4秒もラップを落としているのはいただけない。
1.2.3着馬ともおそらく次走人気だが危ない人気馬になるのではないかと思っている。
勝ち馬の評価は難しいが、ノーステッキを加味しても★4が限界。
小倉5R 2歳新馬
【勝ち馬】ミヤジシルフィード
【評価】★★【★2】
12.0 – 10.7 – 11.4 – 11.7 – 11.5 – 11.9
好スタート好ダッシュで先行態勢。
包まれないポジションで盤石の競馬から最後あっさり抜け出して押し切った。
時計は平凡。
ラップ構成から恐らく一瞬の脚が使えないタイプで、新潟2歳Sならば用なし。
小倉2歳Sで足りず、ローカルの500万でなら。
小倉1R 2歳未勝利
【勝ち馬】テイエムノサッタ
【評価】★【★1】
11.9 – 10.3 – 11.3 – 11.6 – 12.0 – 12.0
好スタートも前の激しい争いについていけず、道中はズルズルポジションを下げてしまう。
コーナーをロスなく回って直線にむくと、前半の無理が祟ってバテた前を一気に差し切って初勝利。
好時計は前半引っ張ってくれた先行勢いのおかげで、むしろ前半のスピードのなさは致命的。
早めのダート転向しか活躍の道はない。
それでも通用の下地はなく、今後の見通しは暗い。
小倉2R 2歳未勝利
【勝ち馬】ヤマニンマヒア
【評価】★★★★★【★5】
12.5 – 10.7 – 12.0 – 11.9 – 11.8 – 12.3 – 12.0 – 11.5 – 12.2
五分のスタートで好位からの競馬。
道中は飛ばす前2頭を行かせて3番手。
3.4コーナー中間地点で一気に先頭を奪うとそのまま押し切った。
1コーナーで口向きの悪さを見せ、直線でも再度見せていたのが気になるが、それに気を使った鞍上がほとんど無理をさせなかったにも関わらず勝ち切った内容は強い。
淀みないペースを追いかけて自ら動いて押し切った横綱相撲と言える競馬をしてさらに上がりもまとめており、今後の成長が楽しみ。
札幌5R 2歳新馬
【勝ち馬】アドレ
【評価】★★★★★【★5】
12.5 – 10.7 – 11.4 – 11.8 – 11.8 – 12.1
五分のスタートだったものの行き脚がつかず後方から。
3.4角をラチ沿いでロスなく回り、コーナーワークで前との差を詰めつつ直線へ。
ラストスパートは内から外に進路を切り替えてから。
といっても、鞍上はほとんど何もしないまま差し切っての楽勝Vゴールだった。
ハイペースもあって前が止まったこともあるが、それを差し引いても強い勝ち方。
天皇賞馬ヒルノダムール産駒だがパドックではまとまった体を披露しており、現状短距離がベストの感。
上手く成長すれば楽しみな存在。
札幌1R 2歳未勝利
【勝ち馬】スマートスリロス
【評価】★★★【★3】
12.5 – 11.0 – 11.7 – 11.8 – 13.1
好スタートからハナを奪うとそのまま後続を寄せ付けず圧勝。
センスが光る競馬で、時計もまずまず。
早い時期のダート500万なら面白い。
◆8月5日(日)
新潟5R 2歳新馬
【勝ち馬】ドナアトラエンテ
【評価】★★★★★【★5】
13.7 – 12.7 – 13.1 – 12.4 – 12.7 – 12.6 – 11.5 – 10.7 – 11.9
スタート一息で後方からの競馬だったが、道中でジワジワ押し上げて好位のすぐ後ろへ。
直線では前がフラフラしていたが進路をじっくりと見極めてからGOサインを出して不利はないに等しかった。
そのGOサインが出た瞬間に内に吹っ飛んでいきそうになっており、そこからは鞍上も無理して追うことはしなかったが差し切り勝ち。
時計は遅くラップ構成も平凡だが、余裕を持って勝ち切ったことは評価したい。
パドックでは小柄でも筋肉量豊富で動きもしなやかな印象だった。
裏を返すとかなり出来上がった状態だったとも取れるが、今後大幅な馬体増があれば化ける可能性を秘める1頭。
新潟6R 2歳新馬
【勝ち馬】ベルスール
【評価】★★★★★★【★6】
12.3 – 11.1 – 11.4 – 12.0 – 12.1 – 11.5 – 11.8
今年の2冠牝馬アーモンドアイの妹ユナカイトがデビューを迎えた1戦。
勝ったのはスウェプトオーヴァーボード産駒のベルスールだった。
まずまずのスタートから掛かり気味に先行。
当初は5番手付近での競馬だったが、押さえきれない手応えで3角では2番手まで進出、4角ではもう先頭に立って直線へ。
直線では気合いを付けられた程度だったが一気に突き抜けて大楽勝。
最後まで鞍上の手は大きく動くことはなかった。
この父の産駒なのでおそらく追えばもっと伸びたはずで、短距離ならば相当楽しめる馬なのではないか。
2着以下に関しては2着のユナカイトのみ評価。
この馬はすぐに勝ち上がれるだろう。
新潟1R 2歳未勝利
【勝ち馬】ハヤヤッコ
【評価】★★★★【★4】
12.5 – 11.6 – 12.4 – 13.9 – 13.1 – 11.7 – 11.4 – 11.1 – 11.7
半馬身ほど立ち遅れたため後方からの競馬。
レース中盤で一気に進出すると、4角先頭の勢いで直線へ。
内で応戦する逃げ馬を尻目に余裕綽々に抜け出すとそのまま圧勝。
大飛びを活かしたロングスパートに持ち込んだ鞍上の名采配がズバリ。
他出走馬で切れ味に秀でている馬がいなかったとこも味方した格好。
切れ味に乏しいため馬券的な取捨はしやすそう。
もし新潟2歳Sに出走してくるならば消しの一手。
小倉5R 2歳新馬
【勝ち馬】ヴェロックス
【評価】★★★★★★★【★7】
12.5 – 11.4 – 12.8 – 12.6 – 12.6 – 12.4 – 11.8 – 11.3 – 11.3
好スタートを切って好位からの競馬。
3角でジワッと進出すると、4角で逃げ馬を競り落としあとは突き放す一方の大楽勝。
ラスト1Fで鞍上の手が動くとすぐさま反応してさらに突き放す始末。
なかなかのハイパフォーマンスだった。
とはいえ、1000m1.01.6は今の小倉の馬場を考えれば決して速くはないペース。
そのレースを単騎で逃げて、さらに3コーナーまで誰も競りかけてこない楽な展開に持ち込んだにも関わらずラスト1F推定12.6では逃げたプラネットアースが弱かったのも事実と言えるだろう。
その上、その弱い競馬をしたプラネットアースを他の馬たちは差せなかったのである。
これはヴェロックスの能力は認めなければならないが、パフォーマンスや着差のすべてを鵜呑みにできるわけではなさそうだ。
一応ヴェロックス自身はラスト11.3でまとめているので十分高評価に値する馬なのだが。
ヴェロックスは★7、2着以下の馬に関せしては次走消し候補。
小倉6R 2歳新馬
【勝ち馬】ディーブラッド
【評価】★★★【★3】
12.2 – 10.8 – 11.6 – 11.5 – 11.5 – 11.6
五分のスタートも勢い付かず後方から。
といってもこの頭数なのでさして大きな不利ではないかもしれないが。
3角から進出を開始し、逃げる2頭を射程圏内に捉える。
その2頭を直線で差し切り、2馬身ほど離したところがゴールだった。
長く脚を使ったはずだがラストまでラップが落ちていない点は好材料。
パドックでは小柄な体で登場したようにまだまだ成長が欲しい体つき。
そこがきっちりが増えてくれば楽しみも増える。
小倉1R 2歳未勝利
【勝ち馬】ルチアーノミノル
【評価】★★★★★【★5】
12.0 – 10.6 – 11.3 – 11.4 – 11.3 – 11.6
好スタートからハナを奪い、そのまま押し切った。
前半3F33.9からの後半3F34.3はなかなか優秀。
小倉2歳Sでぜひとも購入したい1頭。
札幌5R 2歳未勝利
【勝ち馬】モンテアーサー
【評価】★★★★【★4】
13.0 – 12.7 – 13.2 – 13.0 – 12.8 – 12.5 – 11.9 – 11.3 – 11.6
伸びあがるようなスタートで後方から。
そのまま後方からの競馬になるが3角で一気に前を射程圏に入れると、そのまま差し切って優勝。
余裕のある勝ち方で、500万ならば出番があるだろう。
札幌1R 2歳未勝利
【勝ち馬】ハクサンタイヨウ
【評価】★★★【★3】
6.9 – 12.8 – 12.9 – 13.1 – 12.1 – 12.1 – 11.1 – 11.7
まずまずのスタートで一旦は先行集団を窺うもすぐに控えて中団に。
向こう正面で一番人気馬が内ラチに飛び込んで競走中止した際に内にいた馬たちは大きな影響をうけたが、ハクサンタイヨウは離れていたのでほとんど影響を受けなかった。
それが最後グイッと伸びた原動力になったのかもしれない。



