【勝ち上がり2歳馬評価】明瑞新山の眼

 

こんにちは、明瑞新山です。

 

 

 

 

 

今週も張り切って2歳馬を評価して参ります!

 

 

 

 

 

◆7月14日(土)

 

 

福島5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ヨークテソーロ
【評価】★★★★【★4】

 

 

12.6 – 11.4 – 11.5 – 11.7 – 11.8 – 12.5

 

 

ヨーロッパ年度代表馬キングマンの初年度産駒が快勝。

 

スタートからゴール直前まで、自身の1馬身圏内を他馬に一度も踏ませることない快逃だった。

 

走るフォームも良く、スプリント戦での可能性を大いに感じさせる走りだった。

 

ただし、走破時計はかなり物足りなく、馬体ももっと成長がほしい。

 

 

 

 

 

福島6R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ジョウラン
【評価】★★★★★★【★6】

 

 

9.7 – 11.2 – 11.1 – 12.3 – 12.9 – 12.5

 

 

大外のマイネルバトゥータがロケットスタートを切るも二の脚が速かったのはこちら。

 

あっと言う間にハナを奪うと、そのまま押し切り。

 

ラスト2F→1Fで加速しているが、最後余力があったかと言われれば疑問。

 

パドックを見てもサウスヴィグラス産駒と見紛うようなコンパクトな締まりの良い身体で、先々週のホールドユアハンドとは違い短距離特化の予感。

 

とはいえ、小気味良いフットワーク、スタート後のスピード等どれをとっても現状ダートでデビューした組みでは一線級。

 

エスポワールシチー産駒から、またしても楽しみな逸材が飛び出したと言える。

 

 

 

2着馬は距離を伸ばして再度期待、3着馬は3角→4角の止まり方を見るとすぐに勝ち上がれるかどうかの瀬戸際。

 

将来的には勝てそうだが・・・

 

 

 

 

 

中京5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ローゼンクリーガー
【評価】★★★【★3】

 

 

12.2 – 10.8 – 11.0 – 12.1 – 11.8 – 11.6 – 12.1

 

 

好スタートからハナへ。

 

内から競られるも譲らず、そのまま後続を離した逃げ態勢。

 

直線でも追い出しを待つ余裕があり、そのまま完封した。

 

まずまずのペースから好時計での押し切りだが、高速馬場を考慮すれば評価は上がらない。

 

減量の効果も多分にあったと思われる。

 

パドックでは好仕上がりながら取り立てて評価する所のない身体だった。

 

 

 

 

 

函館5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ジゴロ
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.5 – 11.0 – 11.4 – 11.7 – 12.0 – 12.0

 

 

五分のスタートから一歩目が遅く中団へ。

 

しかし、スピードの乗ってからが早く一気に先行集団に取りつき、逃げ馬の真後ろでぴったり折り合って直線へ。

 

新馬にしては息の入らない流れだったが、気合いを付けられるとあっと言う間に突き抜けた。

 

 

 

お父さん譲りのフットワークで、完全にスプリント向き。

 

パドトロワほどの馬格はないものの、完成度も高く2歳Sで買いたい1頭。

 

 

 

 

 

福島1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】セイウンオフロード
【評価】★★★【★3】

 

 

12.4 – 11.3 – 11.7 – 12.7 – 12.6 – 11.7 – 12.3 – 12.3 – 12.7

 

 

スタートから後方に下げ、出入りの激しい先行集団を眺めながらの追走。

 

勝負どころで一気に進出すると、直線で激しく内に切り込み2頭ほどを吹っ飛ばしてそのまま快勝。

 

かなり荒くたい競馬で、スムーズならばおそらく2着馬が勝っていたのではないか。

 

前が出入りが激しく自滅したこともあり、漁夫の利を得ただけ。

 

 

 

 

 

函館1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】デンバーテソーロ
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.3 – 10.9 – 11.6 – 12.1 – 12.4

 

 

五分のスタートから早い馬を行かせ、ゆったりと押して2番手へ。

 

4角で外から逃げ馬に並びかけるとそのまま突き放して快勝。

 

直線で追い出しを待つ余裕がありながらも勝ち時計は1分を切っており、これは素直に評価。

 

血統的には圧倒的にダートだが、早い時期ならば芝での活躍があっても良い好素材。

 

 

 

 

 

 

 

◆7月15日(日)

 

 

福島5R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】カイザースクルーン
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.8 – 11.9 – 12.6 – 13.1 – 12.5 – 12.0 – 12.2 – 11.9 – 12.1

 

 

五分のスタートから2番手へ。

 

遅い流れでもぴったりと折り合い、ラスト4Fからのペースアップにもスムーズに対応。

 

4角先頭で1頭になるシーンも長かったが最後まで脚を使い切った。

 

 

 

かなり大人びたレースで成長があれば重賞でも面白い存在。

 

ただし、おそらく切れ味勝負に弱いので、そういった展開になると苦しいかもしれない。

 

 

 

向こう正面で既に鞍上が諦めムードだったにも関わらず最後猛追してきた2着馬はすぐに勝ち上がれる。

 

 

 

 

 

中京5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】エルモンストロ
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.6 – 11.3 – 11.8 – 11.9 – 12.1 – 11.8 – 11.6 – 11.8

 

 

好スタートから先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けず逃げ切りV。

 

直線では外から並びかけられるのを待ってから仕掛けるなど、余裕綽々の勝ち上がりだった。

 

走破時計は高速馬場を加味すれば普通も、ラップ構成は優秀。

 

 

 

パドックではあまり好みの馬体ではなく馬券は消しで購入していたがあっさり勝たれてしまった。

 

 

 

3着馬はこのペースを追いかけて直線でいったん先頭。

 

4角で外外を回したことを考えれば次走勝ち上がり候補だろう。

 

 

 

 

 

中京6R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ファンタジスト
【評価】★★★★【★4】

 

 

12.6 – 11.0 – 11.5 – 11.5 – 11.1 – 11.9

 

 

スタート五分も二の脚が速く2番手へ。

 

3角では先頭の馬と共に後続を突き放して直線へ。

 

直線では気合いを付けただけで併走馬と突き放し、内から2着馬が強襲してきてもノーステッキで押し切った。

 

時計が平凡なため大きく評価は上がらないが、かなりの可能性を秘めた馬。

 

 

 

パドックではお世辞にも見栄えがするとは言えない体だったが、このパフォーマンスで外野を黙らせた。

 

 

 

2着馬は直線で内へとモタれるのを修正しながらの追い込みで、まっすぐ走れば勝ち上がれたかもしれない。

 

次走注目。

 

 

 

で、このパドックを見て気付いたことが一つ。

 

私はルーラーシップ産駒の体が好みではないようだ。

 

今まで認識していなかったが、今後は意識しつつ評価していきたい。

 

 

 

 

 

函館5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】アフランシール
【評価】★★★★★★★【★7】

 

 

12.8 – 11.6 – 12.3 – 13.0 – 12.9 – 12.3 – 11.6 – 11.7 – 11.6

 

 

五分のスタートから先行態勢。

 

人気の2頭を目の前に置きながらじっくりと構える競馬。

 

3角のペースアップにやや置かれ気味になるものの、勢いがつくとすんなり追走しコーナーもスムーズ。

 

そのまま直線で一気に突き抜けた。

 

最後は流して余裕のゴールインで、ラップも秀逸。

 

血統的に距離の壁が問題になりそうだが、現時点ではクラシック候補と言って差し支えない内容。

 

 

 

2着馬は次走あっさり勝ち上がれる馬で、3着馬も勝ち上がれる馬。

 

 

 

 

 

福島1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】マイネルアプラウス
【評価】★★【★2】

 

 

12.3 – 10.8 – 11.4 – 12.1 – 12.1 – 12.3

 

 

五分のスタートで中団から。

 

3角からジワジワ進出すると、直線大外一気で差し切った。

 

走破時計、ラップともに平凡。

 

 

 

 

 

中京1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】プールヴィル
【評価】★★★【★3】

 

 

12.0 – 10.8 – 11.3 – 11.8 – 11.9 – 11.8 – 12.4

 

 

半馬身の出遅れから押して挽回も前に入られて控えるチグハグな展開。

 

さらに外からいろんな馬に来られて結局中団~後方の競馬に。

 

これが奏功。

 

前が速いペースで飛ばしたため差し決着。

 

直線ではいち早く外に進路を求める鞍上のファインプレイもあり差し切った。

 

流れに助けられた面が大きく、レースレベルも微妙。

 

 

 

 

 

函館1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】ロードワンダー
【評価】★★★【★3】

 

 

12.4 – 11.0 – 12.0 – 12.1 – 11.9 – 11.7

 

 

好スタートからジワッとスピードに乗せながらの先行策。

 

そのままインの好位で脚を溜め、直線で爆発。

 

他が弱すぎてかなり強い競馬に見えるが、走破時計微妙で評価は上がらない。

 

ラスト加速ラップで締めた点でポイントアップの★3評価。

 

 

 

2着馬は騎手の差の負け。

 

騎手が逆ならば着順は入れ替わっていたはずで、その位腕の差が如実に出たレースだった。

 

次走乗り替わりならば圧勝があっても驚けないし、この鞍上のままでも勝ち上がり候補。