【勝ち上がり2歳馬評価】明瑞新山の眼

 

こんばんは、明瑞新山です。

 

 

 

 

 

 

 

今週も張り切って2歳馬を評価していきます。

 

 

 

 

 

 

 

◆7月7日(土)

 

 

福島5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】イチゴミルフィーユ
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.4 – 11.3 – 11.9 – 12.0 – 11.9 – 11.8

 

 

五分のスタートから押して先行。

 

外から被せられるとやや怯む面を見せるが、周りに馬がいなくなるとノビノビ追走出来ていた。

 

コーナーで前の2頭に離され勝ちきるのは難しいと思われたが、直線で外に出されると小気味の良い走法で一気に突き抜けて新馬勝ち。

 

 

 

なかなか良いフットワークで走る馬で、素質アリ。

 

パドックでも仕上がり良く見栄えのする馬体を披露。

 

2歳Sでも是非買いたい馬。

 

レースレベルは馬場状態のせいでなんとも言えないが、低くはない。

 

 

 

 

 

中京5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】アヴァンティスト
【評価】★★【★2】

 

 

12.4 – 10.8 – 11.7 – 12.7 – 12.1 – 11.9 – 12.0

 

 

やや伸びあがったようなスタートから押して挽回して好位での競馬。

 

直線ではやや内にモタれながらも抜け出して押し切った。

 

 

 

当日は重馬場発表だったが、馬場に座り込んでもズボンが濡れなかったとの関係者の話を聞く限り、かなり乾いた馬場だったはず。

 

 

 

その証拠に、1Rの2歳未勝利戦で1分9秒台の時計が出ているのだ。

 

その中でこの時計は物足りないと言わざるを得ない。

 

パドックではガチガチの筋肉をまとった身体で、伸びしろもない。

 

低評価。

 

 

 

 

 

中京6R 2歳新馬

 

【勝ち馬】タガノカルラ
【評価】★★★★【★4】

 

 

12.5 – 10.9 – 11.8 – 12.6 – 12.4 – 12.0 – 12.5

 

 

五分のスタートから押して先行態勢。

 

しかし、他に速い馬が多く、見た目には中団前目での競馬になってしまう。

 

その後も押して押して先行集団に取りつき、4角は大外で回り直線へ。

 

直線でもしぶとく脚を伸ばして差し切り勝ち。

 

 

 

内容としては大味でインパクトのある競馬だったが、ワークフォース産駒は総じて新馬でハイパフォーマンスをみせて次走以降さっぱり。

 

パドックではコンパクトにまとまった仕上がりの良い馬体で、いかにもダートの短距離が向きそうな体。

 

早期の活躍はありそうだが、将来性と言う点では望み薄。

 

ヘニーヒューズ産駒なら★5か6の評価。

 

 

 

 

 

函館5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】スズカカナロア
【評価】★★★★【★4】

 

 

12.0 – 11.4 – 11.9 – 12.0 – 11.8 – 12.0

 

 

好スタートから2番手を確保。

 

と、言っても決して行き脚が速かったわけではなく、外の各馬が遅かっただけの可能性もある。

 

そのまま直線まで隊列はうごかず、弱い逃げ馬を交わしただけの内容。

 

 

 

フットワークは良いモノがあるが、この内容で高く評価しろと言うのが無理。

 

パドックでは仕上がりが目を引く程度で、大物感はなかった。

 

 

 

 

 

函館6R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ヒストリコ
【評価】★★【★2】

 

 

12.7 – 11.0 – 11.8 – 12.4 – 12.6

 

 

五分のスタートから押してハナへ。

 

2番手に付けた馬と共にそのままワンツーフィニッシュ。

 

他の馬が駄馬過ぎて、今年1番の低レベル新馬と言っても過言ではない。

 

パドックでは何の強調材料もない馬という評価。

 

時計も平凡で、本来は★1レベルだが、ノーステッキでフィニッシュだったことを考慮して★2。

 

2着以下の将来は暗い。

 

 

 

 

 

中京1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】セプタリアン
【評価】★★★★★★【★6】

 

 

12.3 – 10.7 – 11.3 – 11.6 – 11.4 – 12.0

 

 

好発から外の出方を窺いつつハナへ。

 

そのまま後続に影すら踏ませぬ逃げ切り勝ち。

 

回転の良いフットワークとこの血統から雨上がりの馬場を得意とした可能性もありますが、スプリント路線ならかなり楽しめそうな逸材。

 

 

 

パドックでも見栄えのする馬体を披露しており、ラップも水準以上。

 

まだまだ奥がありそう。

 

 

 

 

 

函館1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】ショウナンアリアナ
【評価】★★【★2】

 

 

12.3 – 11.0 – 11.4 – 12.3 – 11.8 – 12.4

 

 

五分のスタートから掛かり気味に2番手へ。

 

逃げ馬に不用意なプレッシャーを掛けない大人びた競馬。

 

直線では逃げ馬を交わして2着馬に迫られる苦しい展開だったが、最後は首の上げ下げの差で初勝利をもぎ取った。

 

小柄な馬らしい仕上がりの良い身体で上積みは望めそうもなく、今後については期待薄。

 

 

 

 

 

 

 

◆7月8日(日)

 

 

福島5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】クリスタルバローズ
【評価】★★★★【★4】

 

 

13.2 – 11.8 – 13.6 – 13.6 – 13.2 – 12.4 – 11.9 – 11.6 – 11.9

 

 

ゲートオープンからスッと反応して2番手の外を追走。

 

そのままゆったりとした流れに乗った。

 

やや掛かり気味だったが、これは鞍上のコントロールの範囲内で問題なし。

 

3コーナーまでじっくり逃げ馬を可愛がった後は4角先頭の横綱相撲。

 

 

 

大人びた競馬で、完成度の違いが勝利の要因。

 

パドックではまとまりの良さが目に付いた1頭だった。

 

荒れた馬場が極端にマッチした可能性もあるので★4評価まで。

 

 

 

 

 

福島6R 2歳新馬

 

【勝ち馬】スティルネス
【評価】★★★【★3】

 

 

12.4 – 11.1 – 11.7 – 11.7 – 11.9 – 12.2

 

 

あまりバランスの良い出ではなく、鞍上が手綱を引いて中団から。

 

3角手前から促されてポジションを徐々に上げて前を射程圏内に。

 

4角では3番手の外目まで進出し、直線は左ムチ一発のみで楽々突き抜けて快勝。

 

ここでは力が違った。

 

 

 

・・・とはいえ、他も弱い馬ばかり。

 

パドックでも仕上がりの良さ以外取り立てて強調する材料はなく、将来性もあまりない。

 

 

 

 

 

中京5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】カテドラル
【評価】★★★★★★【★6】

 

 

12.9 – 11.8 – 13.9 – 13.6 – 13.3 – 13.2 – 12.9 – 11.9 – 11.1 – 11.5

 

 

土曜と同じ重馬場とは言え、あちらが前日から雨が上がって渇きかけの重馬場だったのに対し、こちらは土曜の夜に一旦不良馬場になってから再度渇き始めた重馬場。

 

こちらの方がかなり重い状態だった。

 

 

 

そんな中、注目2歳馬が多く集まったこのレースを制したのはジェベルムーサの弟カテドラル。

 

好スタートから2コーナーで口を割った以外は終始優等生の競馬で、2.3番手のインでじっくり構える。

 

4角でコーナーワークを利して先頭に並ぶと、あとは突き放す一方。

 

 

 

なかなか良いフォームで走る馬で、直線で抜け出す時の迫力も十分。

 

パドックでも柔らくキビキビした動きを見せており、クラシック戦線に乗れる素材と見て良いだろう。

 

但し、勝ち負けになるかどうかはまた別の話で、そこまで求めるとなれば色々な部分で成長が欲しい。

 

 

 

 

 

函館5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ラブミーファイン
【評価】★★★★★★【★6】

 

 

12.7 – 12.2 – 13.5 – 13.7 – 13.1 – 12.2 – 12.3 – 11.9 – 11.8

 

 

五分のスタートから馬なり・・・と言うより手綱を引いているのに2番手の競馬になってしまった感じ。

 

それくらい行きっぷりが良かった。

 

3.4コーナー中間地点でもまだ鞍上が逆手で手綱を引くほどの手応えで、仕掛けられると一気に後続を突き放して余裕のV。

 

 

 

パドックではスッキリした好馬体を見せており、レースで力を出せるように出来ていた。

 

2F競馬でこのラップなら手放しで褒められたものではないが、稍重馬場も加味すれば一定以上の評価は必要。

 

札幌2歳Sでも面白い存在かもしれない。

 

 

 

 

 

福島1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】ニシノコトダマ
【評価】★★★★★【★5】

 

 

9.6 – 11.1 – 11.0 – 11.9 – 12.4 – 13.0

 

 

6月20日の2歳馬記事で早期に勝ち上がれる馬として挙げたニシノコトダマがV。

 

同じ記事でこちらも同様の評価を下したアンビルとのワンツーとなった。

 

 

 

レースでは、スタートからこの2頭が互いにハナを主張しあう激しい展開。

 

決着らしい決着はつかないまま最後の直線でも激しく叩きあい、一旦はクビほど抜けたアンビルをゴール前でニシノコトダマが再度差し返してフィニッシュ。

 

かなり熾烈な競馬で、未勝利というよりも重賞レース見ているような感覚になった。

 

 

 

レースレベルは上位2頭に限り高く、時計も上々。

 

アンビルは同条件なら文句なく本命、距離延長の時に一考の余地ありでしょう。

 

 

 

3着馬は良く差してきたが、上位2頭よりは2枚も3枚も劣る評価だが次走以降もマークは必要な馬。

 

他掲示板に載った馬も注目していて損はないだろう。

 

 

 

 

 

福島2R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】エンパイアシュアー
【評価】★★★【★3】

 

 

12.1 – 10.9 – 11.4 – 11.9 – 12.0 – 12.4

 

 

鳥でも飛んでいたのか、上を向いてスタート。

 

その後の行き脚は五分で、中団からの競馬。

 

3角で勢いを付けると、そのまま4角をコーナリングし最後は惰性で差し切った。

 

時計、ラップ共に平凡でそこまで高評価できるレースではない。

 

 

 

 

 

中京1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】マイネルフラップ
【評価】★★【★2】

 

 

12.7 – 11.5 – 12.0 – 12.3 – 12.5 – 12.2 – 12.1 – 12.5

 

 

スタートで2馬身置かれるも、早め進出で馬群に取りついて前を射程圏に入れつつ競馬を展開。

 

終始内ラチ沿いを通り無駄のない追走。

 

直線で前が開くとすかさず間隙を突いてそのまま押し切った。

 

馬場が悪い時のヴィクトワールピサ参上といった感じで、レース内容と言うよりは血統が騒いだのかもしれない。

 

 

 

 

 

函館1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】ニヴィアン
【評価】★★★【★3】

 

 

12.1 – 10.8 – 11.3 – 12.0 – 11.9 – 13.0

 

 

好発から2番手に付けると、直線ではしぶとく抜け出して快勝。

 

上位3頭は当日の古馬500万特別並のペースで飛ばしており、ラスト1Fのラップ急落は仕方のないところ。

 

ちなみに、その500万特別にここ2着のキタイが出走していたらブービー。

 

つまり、評価次走レベルの高くないレースならば狙えるし、未勝利を勝ち上がってもその後は基本的に用無し評価でOKということ。

 

同日の3歳未勝利でも掲示板に載れたかどうかというところ。

 

2歳未勝利なら勝てるが、その後はやはり厳しそうだ。