こんばんは、明瑞新山です。
日本が負けてもまだまだワールドカップは続きます。
ベスト8終了時点で残っているのはフランス、イングランド、クロアチア、ベルギーの4国。
フランス vs ベルギー
クロアチア vs イングランド
のカード。
今大会のブラジルの出来はそれほど良くなかったですし、この敗退はある程度予想していた人は多かったでしょう。
但し、イングランドがここまで残ったのは本当に予想外。
それくらい弱いチームに見えるゲームばかりです。
ここまで当たったチームが弱かったということはありますが、長らく呪いと語られてきたPK戦に勝利する等、勝利の女神に守られているような感じもします。
個人的にはフランス vs イングランドの決勝がどんなことになるのか見てみたいですね。
アジアで言えば日本 vs 韓国みたいなものですから、それはそれは面白いゲームが見られそうです。
では、先週の回顧です。
先週の本命推奨馬の成績は1.1.0.2。
で、的中はゼロ。
うん、カスだね(にっこり
◆七夕賞(G3)
12.4 – 10.8 – 11.2 – 12.0 – 11.8 – 11.9 – 12.1 – 12.6 – 12.9 – 13.1
スタートから本命馬マイネルミラノがハナを主張。
内から珍しく出の良かったワンブレスアウェイ、外からシルクドリーマーが続きます。
向こう正面に入ると、早々にシルクドリーマーが後退し代わってマイネルフロストが進出。
マイネルミラノは逃げの手を緩めることなく直線へ。
直線に入ったところでマイネルミラノは力尽き、外から一気にサーブルオールが先頭を窺いますが、さらに外からメドウラークとマイネルサージュの捲り。
馬体を接したままゴールインしますが、クビ差凌いだメドウラークが重賞初制覇。
2着にマイネルサージュ、3着に内でジッと我慢していたパワーポケットが入りました。
・展開
先週日本を襲った大雨の影響で、高速馬場から一気に荒れ馬場へと変貌。
その中での前半1000m58.2は自殺行為という他ないですね。
出脚が無い馬なので仕方ないとは言え、向こう正面でもまったく息を入れず逃走。
これは私がこの馬を本命に推しながら惨敗した15年の函館記念と同じ。
ハイペースに強い馬ですが、一息に2000mを走れと言われればどんな馬でも無理。
その辺りも思案に入れた玉砕覚悟の逃げだったのでしょうか。
結果、ズブズブの差し決着となってしまいました。
・レースのポイント
ペースと馬場ですね。
水分を多く含み踏み荒らされた馬場にこのハイペース。
未勝利クラスのダート1800mのような上がり時計を見れば分かるように、超消耗戦となってしまいました。
結果、切れ味勝負が得意なサーブルオールが伸びを欠き、早い段階で自分で勝ちに動いて行った馬が全滅。
単勝万馬券の馬が2頭とも絡む大事故になってしまいました。
・メドウラーク【1着】
稍重以上で0.2.3.3の荒れ馬場巧者が本領発揮。
良馬場でしか勝ったことはないものの、パワーとしぶとさを要求されると滅法強いのがこの馬。
実は今回の七夕賞も驚きの良馬場発表でした。
今後も渋った馬場ならば穴として押さえておきたい馬ですが、全34戦中26戦が自身の上がりが34.5よりも遅く、切れ味が求められる馬場では消し安定でしょう。
・マイネルサージュ【2着】
これで福島1.3.0.0の連対率100%。
よっぽど福島の水が合うのでしょうね。
こちらも全24中19戦で上がりが34.5よりも遅い持久力タイプ。
馬場や展開を吟味すれば購入のタイミングが分かり易そうです。
・パワーポケット【3着】
私の予想でもメドウラークは紐に入れていましたが、パワーポケットは消し評価。
それくらい眼中にない馬でした。
どうしてこれたのか・・・まぁ我慢させた江田騎手の好騎乗でしょうね。
うん、それくらいしか言えません。
・注目馬
不得手な流れになりながらも4着に踏ん張ったサーブルオールですね。
今後切れ味勝負になりそうなところでは押さえておきたい1頭です。
ただし、切れ味勝負が得意と言ってもキレッキレの脚があるわけではなく、器用貧乏の印象。
勝ちきるには展開や馬場、鞍上の好騎乗といったアシストが必要でしょう。
あっ、マイネルミラノを本命にするのはどうやら今回で最後で間違いなさそうです。
◆プロキオンS(G3)
11.9 – 10.7 – 10.9 – 11.2 – 11.6 – 11.2 – 12.8
好スタートからハナを奪ったマテラスカイが軽快に逃げる展開。
他先行勢が競りかけて壮絶なハナ争いに・・・というのが私の目論見でしたが、全くもってそうはならず。
大きく荒れた展開になることはなく、そのまま直線へ。
直線に向くとマテラスカイがそのまま後続を引き離して行きます。
2番手に付けていたウインムートもしぶとく粘り、後続が伸びを欠く展開。
どんどん突き放したマテラスカイが1.20.3の驚異的な日本レコードで圧勝V。
2着にインカンテーションが突っ込み、3着にはウインムートが粘り切りました。
・展開
入りの3F33.5は一見すると超ハイペースに見えますが、同日6Rの同じ距離の3歳未勝利でも34.2、7Rの500万で33.6が計時される等、決して早いペースではありませんでした。
ただ単に6R7Rともに超ハイになっただけじゃねーのかよ!
と言う人もいるでしょうが、6Rは4角1,2,3番手の馬がそのまま1,2,3着。
7Rは3着までに入った馬のうち2頭が4角5番手以内の馬でした。
つまり、馬場がべらぼうに速い上に逃げ先行馬有利だったというわけです。
こうなれば追い込み馬はお手上げ。
追い込み馬2頭のワイドを推奨した私の予想・・・あっ(察し
・レースのポイント
上記のようにクッソ速い馬場ですね。
その上、差し追込みが利きにくい馬場でした。
・マテラスカイ【1着】
超速レコードで圧勝のパフォーマンス。
一定以上の評価は間違いなく必要ですが、過大評価にならないように気を付けたいですね。
上記のように当日はそもそもの馬場が速かったこと、そして1400mでは先行決着が多かったことを考慮しましょう。
実際このレースも2番手追走のウインムートが3着にブラゾンドゥリス、ドリームキラリがそれぞれ5着6着に粘っています。
スッとハナを切れるセンスは現代競馬ではこの上ない武器になるので大きく崩れる事はないかもしれませんが、次走圧倒的人気は確定的。
地方交流重賞の可能性も限りなく高いですが、中央競馬で走るのならば今回の内容に飛びついて本命視するよりも、一度立ち止まって吟味する方が良いかもしれません。
・インカンテーション【2着】
唯一後方から差し込んだのがこの馬。
ダートに路線変更後は初めての1400m戦でスタートからやや置かれ気味でしたが、4角から直線入り口を上手く捌くと、最後はウインムートを競り落として2着。
この馬に関しては力が一枚上だったとの評価に落ち着きそうです。
ここのメンバーがどれほどの馬かは置いておくとして、ですが。
・キングズガード【7着】
本命馬は7着。
メンバー中2位の上がり3F35.2を駆使しましたが、この超速馬場では届かないのもしょうがありません。
2着馬とは4角から直線入り口での進路の差だけでしょうね。
この馬の特性を考えればこの進路もやむなしで、鞍上を責める気は全くありません。
・注目馬
勝ち馬とキングズガードですね。
上がり最速のダノングッドですが、溜めに溜めて最内勝負。
この競馬しか出来ないのでは今後も展開との戦いになりそうです。
◆マリーンS(OP)
7.1 – 10.6 – 11.1 – 11.7 – 12.1 – 12.4 – 13.0 – 12.9 – 12.9
スタートから行けるだけ行こうとするラストダンサーに、させじと競りに行くハイランドピーク。
向こう正面ではすでに後続を5馬身ほど離した逃げ争いになりました。
これには後続も付いて行くだけで脚をなし崩しに使わされる格好に。
3角手前でラストダンサーを粉砕したハイランドピークに外からヨシオとユラノトが襲いかかります。
これを差し返してラスト1Fまで粘りに粘るハイランドピーク。
が、最後はユラノトが抜け出してリーゼントロックが急襲したところがゴールでした。
・展開
最初の1Fを考慮しなかった場合、1000m通過が57.9というとんでもないハイペース。
もし考慮に入れても58秒台というハイラップ。
たま~にある大逃げ馬を追いかけて全馬が脚をなくす、そんな競馬になりました。
・レースのポイント
これは横山和生騎手の騎乗でしょう。
個人的にはしてほしかった騎乗をしてくれたので好騎乗を評したいところですが、人によっては納得いかない人もいるでしょう。
が、この馬が行かなければ弱い逃げ馬がスローの瞬発力勝負に持ち込む流れになった可能性もあります。
それはこの馬にとって最も苦手とする競馬。
マーチSの再現になりかねませんでしたし、プレッシャーを掛けていって良かったと思います。
・ユラノト【1着】
番手の競馬から最後はきっちり差し切って優勝。
アンタレスS5着が示す通りここでは力上位でした。
今後もOP~重賞戦線を賑わしてくれるでしょう。
レース後、鼻出血が判明したとのことで、しばらく競走とはお別れのようです。
強い競馬だっただけに復帰を心待ちにしています。
・ハイランドピーク【2着】
ハイペースを演出して自身は残る。
最も強い競馬をしたのはこの馬でしょう。
ただし、この競馬でないと力を発揮できないのも事実。
今後は自ら目標にされる競馬をしないといけないわけで、重賞以上の条件になると難しくなってきそうです。
それこそ、スマートファルコンをしなければならないわけで・・・



