【勝ち上がり2歳馬評価】明瑞新山の眼

 

こんばんは、明瑞新山です。

 

 

 

先週も続々2歳馬がデビュー。

 

 

 

楽しみな馬は登場したでしょうか、評価していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

◆6月30日(土)

 

福島5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ハナブショウ
【評価】★【★1】

 

 

12.1 – 11.2 – 11.2 – 11.6 – 11.6 – 12.5

 

 

好スタートは切れなかったが2の脚が速く一気にハナへ。

 

そのまま競りかけてきた馬たちを粉砕しつつ自身はラスト1Fを流して逃げ切った。

 

 

 

・・・と書けば強い競馬をしたように見えるが、ラスト1Fは馬もヘロヘロで大きくラップを落としているし、高速馬場だったことを考えれば時計も中の下どころか下の下。

 

他の新馬戦なら勝てなかったレベル。」

 

つまりこの馬に負けた他の馬は・・・うんお察し。

 

 

 

 

 

福島6R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ホールドユアハンド
【評価】★★★★★★★【★7】

 

 

9.9 – 11.4 – 11.7 – 12.1 – 12.2 – 12.5

 

 

好スタートからハナを奪うとそのまま後続を寄せ付けず圧勝。

 

上記ハナブショウと同じような勝ち方だったが、内容が全然違う。

 

 

 

2歳の現時点で1分10秒を切る時計をまず評価しないといけない。

 

さらに上がりも36.8ときっちりまとめて来ている点でさらに高評価。

 

 

 

パドックではまずまずの仕上がりながらも首差しにまだ物足りなさを残しており、成長の余地は大いにある体。

 

それでいてこの競馬を出来るのだから、持って生まれたスピードが違うのだろう。

 

早い時期デビューだが、あせらずにじっくり育てれば将来相当の大物になる可能性を秘める。

 

 

 

 

 

 

 

中京5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】アドマイヤマーズ
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.9 – 11.7 – 12.8 – 13.4 – 13.2 – 12.0 – 10.7 – 11.0

 

 

好スタートから好位の一角を形成。

 

直線では馬なりで先頭に立つと、外から一旦は交わされながらも差し返して優勝。

 

抜群のレースセンスと差し返す根性は高く評価したいが、パドックで見せた馬体からは現時点でかなり完成形に近い印象を受けた。

 

馬体のイメージとしては昨年のフロンティアに極めて近く、あちらの新馬との比較ではレース内容は五分、ラップではやや劣る。

 

フロンティアと同じく、早い時期の活躍は望めそうだが、果たしてクラシックの時期までとなるとどうか。

 

 

 

 

 

 

 

函館5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ラブリロンリロンス
【評価】★★★★【★4】

 

 

12.8 – 11.2 – 11.3 – 11.3 – 11.8

 

 

全馬ゲートが下手な中、唯一マシだったこの馬が半馬身リードのスタート。

 

そのままハナを奪うと競りかけながらも最後は振り切って新馬勝ち。

 

辛勝ながらもノーステッキであり、さらにラスト1Fもまずまず踏ん張っていることは評価したい。

 

函館2歳Sや小倉2歳Sで穴評価をしてみたい存在。

 

パドックはまぁ、うん、お察し。

 

 

 

 

 

 

 

福島1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】ダディーズマインド
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.5 – 10.7 – 12.4 – 12.7 – 12.2 – 11.9 – 12.2 – 11.7 – 12.3

 

 

好スタートからハナを伺うも、内の馬が主張したため2番手から。

 

最初の2Fは激しかったものの、それ以降は比較的落ち着いた流れ。

 

3角で逃げ馬が一杯になったため一旦息を入れて直線に向くことが出来たのが大きかった。

 

とはいえ、直線では一旦2着馬に交わされながらも差し返す粘りを見せており、トータルで評価すれば500万下では十分通用の計算。

 

2着馬は未勝利卒業のボーダーライン上の評価。

 

 

 

 

 

 

 

函館1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】カルリーノ
【評価】★★★★★★【★6】

 

 

12.0 – 10.8 – 11.3 – 11.8 – 11.9 – 11.9

 

 

出負け気味のスタートから押して挽回。

 

先行集団に取りつくと、直線では進路を探す余裕の手応え。

 

最内を突き抜けて圧勝となった。

 

 

 

新馬戦後、すぐにでも勝ち上がれると評価した馬があっさり勝ち上がり。

 

詳しくは6月20日の2歳馬記事を参照していただきたいが、同じ新馬を2着したマノラムの低評価もドンピシャリで、あの記事を読んでいただいた方には馬券的に非常に美味しいレースになったのではないだろうか。

 

とんでもない低レベルと評した新馬から来た馬が1番人気で3着に散ったことも相まって満足のいくレースだった。

 

 

 

内容はかなり高く評価して良く、新馬で負けたナンヨーイザヨイとともに函館2歳チャンプ候補。

 

 

 

 

 

 

 

◆7月1日(日)

 

 

福島5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ミッキーブラック
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.8 – 11.8 – 12.8 – 13.0 – 12.6 – 11.9 – 11.7 – 11.7 – 11.8

 

 

イーブンスタートから中団やや後方を追走。

 

前半はかなりスローな流れでやや掛かり気味の追走だったが、3角手前から一気に激流になったことでピタリと折り合えた。

 

3角から追撃を開始すると、すぐ前にいた2着馬と共に長く良い脚を使って差し切りV。

 

 

 

3角に入る手前から早くなったことで、流れがこの馬に有利になったことが大きな勝因。

 

とはいえ、ラストまで止まることなく脚を使えていたことは評価して良く、今後の成長に期待したい1頭。

 

 

 

パドックでは雰囲気のある良い体をしていたが、現時点ではOPでは荷が重いか。

 

先行勢から抜け出して1頭で走る時間が長かった3着馬は勝ち上がりまで時間を要しないはず。

 

 

 

 

 

 

 

福島6R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ガイセン
【評価】★★★★【★4】

 

 

12.3 – 11.1 – 11.5 – 11.7 – 11.7 – 11.8

 

 

好スタートから3番手をキープすると、あっさり抜け出して楽勝。

 

最後100mは流す余裕もあり、時計一息でもラップも落としていないのでそれなりに評価して良い。

 

馬体はもっと増えて欲しいところ。

 

 

 

 

 

 

 

中京5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】エイシンゾーン
【評価】★★★★★★【★6】

 

 

12.7 – 11.4 – 11.9 – 12.4 – 12.3 – 11.7 – 11.4 – 11.5

 

 

五分のスタートから行こうとするも挟まれて中団に。

 

道中掛かる素振りを見せるも宥めつつ追走し、4角では最後方。

 

直線では残り300mで大外に持ち出されると、鞍上のムチに応えて差し切り勝ち。

 

舌を出しながらのパフォーマンスで、高く評価したい。

 

 

 

パドックではきれいにまとまった体を披露。

 

成長力があれば楽しみな存在。

 

同条件で行われた土曜日よりも内容的には上。

 

 

 

 

 

 

 

中京6R 2歳新馬

 

【勝ち馬】ブルスクーロ
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.6 – 11.2 – 11.9 – 11.8 – 11.5 – 11.4 – 11.7

 

 

好スタートから2番手をキープ。

 

直線では2着馬とのたたき合いを制して新馬勝ち。

 

新馬戦にしては緩まないラップで、この流れを2番手から勝ち切ったのは評価して良い。

 

 

 

パドックではまだ絞れそうな体をしており、完成は少し先。

 

直線で追って追ってようやく反応したのはそのあたりが影響したものだろう。

 

ラップ構成を見ても全体的にハイレベルなレースで、2着馬はもとより、掲示板に乗った馬は次走要注目。

 

 

 

 

 

 

 

函館5R 2歳新馬

 

【勝ち馬】パイロテクニクス
【評価】★★★★★【★5】

 

 

12.6 – 11.1 – 11.6 – 11.9 – 11.9 – 12.3

 

 

スタートはもっさり。

 

その後の追走も決して綺麗な走りではなかったが、行き脚がついてからは素晴らしい走り。

 

4角で一瞬詰まりかけるも上手く回避し、完全に勝ちパターンだった2着馬をあっさり差し切った。

 

内容的には重賞クラスで、パドックではまだまだ上積みを見込める体つき。

 

本来は★7クラスだが、この馬場でこの血統が良い方に作用した可能性もあり★5まで。

 

 

 

 

 

 

 

中京1R 2歳未勝利

 

【勝ち馬】ハッピーアワー
【評価】★★【★2】

 

 

12.2 – 11.0 – 11.6 – 12.0 – 11.7 – 11.5 – 11.7

 

 

この時期で早くも3戦目、連続2着に終止符を打ってハッピーアワーが勝ち上がり。

 

レースレベルは極めて低く、ハッピーアワーの今後については明るくない。

 

時計面は及第点なので、2着馬は勝ち上がれる水準。