こんばんは、明瑞新山です。
みなさま、月曜日の深夜・・・というよりも火曜日の早朝と言った方が良いでしょうか。
ワールドカップロシア大会決勝トーナメント1回戦、日本対ベルギーはご覧になられたでしょうか?
結果から言いますと、2-3で日本は敗戦。
スコアレスで前半を折り返し、後半の早い時間帯に2得点。
その後も攻撃の手を緩めず、チャンスを作ったり作られたりの非常にエキサイティングな展開でした。
先制点直後にアザール選手のシュートがポストを叩いたり、ルカク選手のシュートミスがあったりと、運も味方につけていました。
正直、後半20分まで凌いだ時には「勝ったかな」と思いました。
それくらい、日本は試合の流れを掴んでいたのです。
ところが、その予感を打ち崩したのが後半26分のフェルトンゲン選手のゴール。
日本のクリアボールがサイドに飛んでいき、本人が「ラッキーな事にボールがゴールに入ってしまった」と語ったように、シュートの意図のない、おそらくセンタリングであったであろうボール。
そのボールが、クロスバースレスレの、最初からその位置にいたとしてもCKに逃げる事しかできないような角度でゴールイン。
ここで全ての運が逃げてしまったように感じました。
あのボールだけは本当に運としか言いようがなく、日本が流れを持って行かれるのには十分すぎるほどの出来事。
競馬で例えるならば、ゴール前のクビの上げ下げでハナ差勝利を逃した、そんな感じでしょうか。
その後の同点ゴールのシーンも、流れの中なので仕方ないですし誰も悪くはないのですが、アザール選手に対峙したのが大迫選手ではなく酒井宏樹選手であればセンタリングを上げさせなかったでしょうし、本田選手の最後のFKがあと少し近ければ、あと少し落ちていたならばゴールしていた可能性は高かったでしょう。
もちろん、運が勝利を運んで来るのではありません。
実力的に十分ではなかったから敗退したのでしょう。
ですが、一度は完全にベスト8をこの掌に収めるところまで行ったのです。
選手たちにあらためてお礼と称賛の声を届けたいですね。
では、先週の回顧です。
先週は3鞍推奨で1.1.0.1。
2連対もヒモ抜けと馬単逆の憂き目に遭い的中0。
悔しい!!!
◆ラジオNIKKEI賞(G3)
12.2 – 10.4 – 11.6 – 12.1 – 12.4 – 12.3 – 11.9 – 11.6 – 11.6
フィエールマンとマルターズルーメン、グレンガリーがやや出負け。
それ以外はほぼ揃ったスタートとなりました。
押してケイティクレバーが行こうとしますが、キボウノダイチが速くあっさりハナへ。
他がそれほど主張しなかったこともあり、隊列はすんなり決まりました。
そのままキボウノダイチ戸崎騎手が淡々とした逃げに持ち込み、その流れにうまく乗ったメイショウテッコン松山騎手が直線で一気に抜け出し押し切りV。
2着には4角最後方からとんでもない末脚で追い込んできたフィエールマン。
キボウノダイチが3着に粘りました。
・展開
ペースは遅くはありませんでしたが、高速馬場を考慮すれば決して速くもないペース。
ペースだけを見れば逃げ差しイーブン、馬場だけを考慮すれば先行有利。
トータルすればやや先行有利レースだったと言えるのではないでしょうか。
・レースのポイント
馬全体のレベルと展開ですね。
この2つは全く関係がないようで実は密接に関係しています。
というのも、上記のようにそこまで速くないペースで馬場にも恵まれた先行勢。
その先行集団にプレッシャーを掛けられるだけの能力を持った馬がいなかったんですね。
なので、キボウノダイチは自分の逃げに徹するだけ、メイショウテッコンはキボウノダイチを刺すためだけに競馬をすれば良かったわけです。
しかも直線に入るまでに力尽きた馬も多く、差し馬もバテた馬を交わしただけという内容がほとんど。
唯一、最後方で競馬をしながら差して来た2着馬のみがきっちり脚を伸ばして伸びてきた馬だと言えそうです。
・メイショウテッコン【1着】
逃げの手を封印して好位から。
やや力み気味の追走でしたが、4角までしっかり我慢できたことが最後の一押しに繋がりました。
相手をキボウノダイチの絞り、馬の力をしっかりと出す事だけに専念した鞍上が上手かったですね。
もちろん、56kgを背負いながらラスト3Fを準加速ラップで押し切った馬の力も評価しなくてはなりません。
2400mでも結果を残しているように、距離延長にも対応可能。
菊花賞が楽しみな存在です。
・フィエールマン【2着】
お馴染みの出遅れから大外一気で2着。
毎度馬群に入れるのを嫌うことから、うまうまジェントル氏の指摘する気性的な問題を抱えているのは間違いなさそうです。
が、出遅れにより馬群の外に馬を出せるため、現状では出遅れ癖が効果的になっていると言えそうです。
スタート五分から速い脚を使い、そのまま先行集団外目を追走して抜け出せるようになればGIまで手が届く可能性もありそうな逸材です。
・グレンガリー【9着】
外に逃げ気味のスタートで中団から。
3角で外に進路を求めますがフィエールマンがいたため最内に進路変更。
その間に最後方まで下がっていたのが痛かったですね。
また、直線で伸びかけた時にバテた馬と進路が被り詰まる格好に。
それらがなくても勝ち負けは厳しかったでしょうが、うまの力を出し切っていないという意味では糞騎乗。
まともなら4.5着はあったはず。
・注目馬
断然フィエールマンですね。
勝ち馬は56kgで勝ちきったことを素直に評価して次走も注目します。
それ以外は弱いです。
あ、一応グレンガリーは条件戦であれば見直しても良い馬かも知れません。
◆CBC賞
11.9 – 10.3 – 10.5 – 10.9 – 11.5 – 11.9
スタートでやや踏み遅れたのはナリタスターワンとペイシャフェリシタとアサクサゲンキ。
ですが、基本的にはイーブンのスタートでした。
トウショウピストが激しく先手を主張しますが、外から一気にダッシュを利かせてワンスインナムーンがハナへ。
前走それしとけよ・・・と思いながら見ていましたが、上記のペースを見ても分かる通り全く息を入れることなくブッ飛ばして自滅。
直線に向く頃には20馬身近い縦長の隊列になっていました。
直線では番手追走のセカンドテーブルが抜け出したところに外からアレスバローズが一気に差し込み抜け出します。
アレスバローズと2番手には同じようなポジションから差してきたナガラフラワーが飛び込んでゴールイン。
そっくりの勝負服の2頭の決着となりました。
・展開
前半3F32.7という超ハイペース。
差し馬有利の流れとなりました。
・レースのポイント
道中~直線入り口のポジショニングですね。
結果を見てもらえれば分かりますが、3着争いの圏内(3着馬から0.1以内…つまり8着まで)に突っ込んできた馬の内、直線に入った時に1.2着馬より後ろにいた馬は4着のアサクサゲンキのみ。
それ以外は全て1.2着馬よりも前にいた馬でした。
今の中京は極めて馬場が良く、いかに差し決着の流れと言えどもある程度のポジションにいないと話になりません。
1番人気のダイメイフジがまさに典型で、スタート直後が勝ち馬とほぼ同じポジションにいたにも関わらず、直線入り口では3馬身も後ろになっていました。
上がりで勝ち馬に対し0.1遅れを取っているとはいえほぼ同じ時計をたたき出しているわけで、同じポジションで競馬をしていたと仮定して単純計算すれば、2着に入っていた計算になります。
まぁ実際はそう上手くいくわけないのですが、ポジショニングを大事にする騎手を重視して購入というのは馬券戦略上重要になってきそうです。
・アレスバローズ【1着】
本命馬が中団からきっちり脚を伸ばして初重賞制覇。
乗り難しい馬で、緻密な騎乗をする騎手が合っているにも関わらず、そのタイプを乗せてもらったのは今回が初。
また、馬群が密集する展開が苦手で、今回くらいバラける展開になれば騎手不問で購入できる馬です。
1400mなでは守備範囲なので今後も短距離路線で楽しみな存在です。
器用さに欠けるため、直線の短いコースは不向きですね。
・ナガラフラワー【2着】
準OPを勝ったばかりでいきなり重賞2着。
イマイチ決め手に欠ける印象だったので消し評価としてしまい不的中となりました。
レースは勝ち馬と同じ位置から無駄のない競馬を展開。
流れにも好騎乗にも助けられました。
・注目馬
特にいません。
が、ワンスインナムーンはあんな競馬をすれば自滅して当然。
鞍上がアホとしか言いようがありませんね。
◆2歳未勝利
馬単推奨の本命馬が2着で外れ。
一旦は完全に先頭に立ちましたが、勝ち馬の粘り腰に負けてしまいました。
ラップを見る限り、本命馬フィッシュダイブは早い時期の未勝利 or ローカル or 来年の今頃の未勝利なら勝ち上がれる存在。
500万ですらかなり苦戦しそうです。
距離短縮に光明を見出す可能性はあります。
勝ったダディーズマインドについては勝ち上がり2歳馬の記事をお待ちください。



