こんばんは、明瑞新山です。
さて、今年から更新頻度をアップさせたスタイリッシュ競馬ですが、今回は昨年一昨年はtwitterでやっていた企画をこちらに持ってきました。
色んなサイトでおなじみですが、勝ち上がりの2歳馬を評価するアレです。
優●さんやGall●pさんが有名でしょうかね。
評価は★10段階です。
企画から評価の仕方まで完全にパクリですがとりあえずやってみたいと思います。
今日はここまで2週間の分の新馬全て。
基本的には毎週、回顧の後に前週の2歳戦すべてを評価してアップする予定です。
◆6月2日
東京5R 2歳新馬
【勝ち馬】ジョディー
【評価】★★★★★【★5】
12.9 – 11.8 – 12.4 – 12.4 – 12.2 – 11.5 – 11.4 – 11.3
3F37.1のスローペースを好発から逃げ切り。
直線では2kg減量も味方につけて後続を寄せ付けなかった。
坂のある東京でラスト3Fを加速で締めくくったのは評価して良い点で、早い時期ならばOPでも楽しませてくれそう。
ただし、ダイワメジャー産駒らしく体に硬さがあり、使い詰めると芝で通用しなくなる可能性もある。
2着ウインゼノビアは次走レベルが高すぎなければ確勝クラス。
阪神5R 2歳新馬
【勝ち馬】ジャミールフエルテ
【評価】★★★★【★4】
12.9 – 11.3 – 12.1 – 12.5 – 12.4 – 11.2 – 11.8 – 11.7
出遅れで最後方から。
直線まではジタバタせずにしっかり脚を溜め、前が開いたところで一気に突き抜けて楽勝。
小柄で、父の大多数の産駒とほぼ同じタイプに当てはまるであろうコンパクトな馬体。
おそらくその大多数と同じく一瞬の切れ味を身上とする馬で、スローの流れは大好物。
よく差し切ったと思うが、得意の流れだったことと、この流れで先行馬が崩れている通り相手が弱すぎたことで合わせて一本。
次走試金石だが、馬体面も含めて考慮すれば、早い時期ならともかく将来性という点で期待はかなり薄い。
◆6月3日
東京5R 2歳新馬
【勝ち馬】グランアレグリア
【評価】★★★★★★★★【★8】
12.6 – 11.6 – 11.8 – 11.9 – 12.1 – 11.3 – 11.1 – 11.2
スタートからゴールまで、前日のジョディーに並びかけることすら許さないハイラップが計時されたレース。
それを好位から楽々突き抜けたのだから強いの一言。
昨年よりも早い馬場だったとはいえ、この時計にこの上がりは素直に評価すべき。
パドックではまだ緩さを見せており、後肢の使い方にも不満があったのでまだまだ良化の余地を残しているのだから恐ろしい。
過去の新馬戦を振り返ってもここまで完成されたパフォーマンスを見せた馬はそうそうおらず、現時点では重賞クラス以上。
クラシックの主役級かどうかはこれからデビューする馬次第だが、そうなってもおかしくない内容だった。
2着のダノンファンタジーは次走楽勝レベル。
3着馬も次走上位候補と考えて良いだろう。
上位はハイレベルな新馬戦だった。
東京6R 2歳新馬
【勝ち馬】アカネサス
【評価】★★★★【★4】
12.8 – 11.7 – 12.4 – 12.3 – 11.5 – 11.1 – 11.9
抜群のスタートから好位で競馬を運ぶ。
直線では内へ外へ二度三度と進路を変えながら、最後は間隙を突いて差し切り勝ち。
馬群を突いて伸びたことは今後の大きな収穫となりそう。
パドックでは馬体重に反してコンパクトにまとまった身体を披露。
ラップ的には後述のレノーアにやや劣る構成で、見た目の派手さほどの中身はないかもしれない。
このペースで止まった2着以下の先行馬は次走以降危険な人気馬になる可能性が高いと言えそうだ。
阪神5R 2歳新馬
【勝ち馬】シングルアップ
【評価】★★★【★3】
12.4 – 10.8 – 11.5 – 11.8 – 11.7 – 11.5 – 12.1
同日東京5Rと同じく、新馬戦にしては流れたレース。
勝ち馬は五分のスタートから中団につけてレースを展開。
3角前からジワッと進出すると、4角では先頭に並びかけてそのまま突き放す強い競馬。
パドックでの仕上がりまずまずで、他に良い馬がいないため消去法で浮上する感じ。
レベルの高い新馬戦ならば押さえるかどうかの当落線上だったと思われる。
ラップ的には非常に平凡で、パフォーマンスを加味しても★3まで。
同レースから次走狙えそうな馬はいない。
◆6月9日
東京5R 2歳新馬
【勝ち馬】レノーア
【評価】★★★★【★4】
13.4 – 12.0 – 12.5 – 11.9 – 11.2 – 11.1 – 11.6
好スタートからいったん先行馬群の後ろに下げ、直線では大外に持ち出して一気の差し切り。
直線では内へ内へとモタれており、鞍上もそれを修正しながらでかなり追い辛そうだった。
この状態でも1400mで3F37.9の超スローペースを差し切ったのだからある程度評価して良いはず。
ただし、今回は前半ドスローからの後半の4F勝負と特殊な流れで、前にいった馬にもまずまずの負荷が掛っていた。
とはいえ、このペースで止まった他の馬は強いくないと評価せざるを得ない。
自身もラスト1F11.6の部分で脚が上がっており、重賞やGIではやや力不足か。
いかにもキレ者といった走りは消耗戦には向いておらず、タフさを求められると脆そう。
2着以下の馬に関しては次走狙いにくいとしか言えず、レースレベルは低め。
3着馬のみ、パドックで馬っ気を出していたことと、12.5→11.9→11.2の2段階加速を生み出した捲りもあるので見直しの余地あり。
阪神5R 2歳新馬
【勝ち馬】アウィルアウェイ
【評価】★★★★★★【★6】
12.7 – 11.5 – 11.6 – 11.4 – 11.3 – 11.8
出遅れはそれほどでもなかったが、行き脚が付かなかったために馬群から大きく離される格好に。
鞍上がムチを入れた途端に一気に加速して馬群に取りつくとあとは力の違いで千切って圧勝。
楽勝、という表現がピッタリの勝ち方だった。
パドックでは未完成ながらも1頭だけ群を抜いて良く、一目で勝つんだなと察するレベル。
まだまだ完成されていない馬体で、将来性は高い。
現時点での評価・・・と言われれば、難しいところ。
3F→4F→5Fと加速し続けのラップで新馬にしてはかなり厳しいラップで他がバテてくれたことが強さを強調した面があるので、過大評価禁物で★5。
将来性に期待して★6にアップといったところか。
500万なら楽々突破しても不思議はなく、OPや重賞でも押さえたい1頭。
2着以下の馬に関しては、この厳しいペースを経験できたのは今後に向けて明るい材料。
かなり地力を問われたレースであり、上位馬は次走狙っても良いだろう。
特に先手を奪って3着に粘ったウインバラーディア。
小倉に登場すれば迷わず狙い撃ちたい馬である。
◆6月10日
東京5R 2歳新馬
【勝ち馬】アガラス
【評価】★★★★★★★★【★8】
13.4 – 11.9 – 12.7 – 12.9 – 13.0 – 13.0 – 11.6 – 11.4 – 11.3
ややバランスを崩しながらのスタートだったが、その後は行き脚がついて好位へ。
行き脚がついたどころか、芝の切れ目に驚いてエキサイトしてやや掛かり気味になってしまうが、すぐに落ち着き4番手追走。
4角では荒れた内に進路を取り直線入り口で先頭、そこから瞬く間に後続を置き去りにしてノーステッキでフィニッシュ。
パドックでは落ち着きがあり、バランスのとれた好馬体だったが、まさかここまでのレースを見せるとは想定外。
たしかに勝ち時計が平凡。
しかし、そんなことを気にさせないラスト3Fのラップの優秀さがある。
ノーステッキでしかも東京でこの構成は驚異的で、次走は長期休養明けや1200や1400じゃない限り本命視。
上手く育て上げられればGIクラス、第二のキタサンブラックに化ける可能性は大いにある。
阪神5R 2歳新馬
【勝ち馬】サートゥルナーリア
【評価】★★★★★★★【★7】
13.3 – 11.5 – 12.1 – 13.0 – 12.8 – 12.0 – 11.1 – 11.4
兄に2頭のGI馬を持つ超良血。
その兄2頭はどちらも折り合いに悩まされたが、この馬はロケットスタートから押さえてもすんなり馬群に納まる操縦性の高さを見せた。
好位で折り合って直線は前が開くのを待つ余裕があり、仕掛けてからは一気の伸びで楽勝楽勝&楽勝。
パドックでの落ち着きや風格は1頭だけ古馬のようで、この勝利も当然といえそう。
2F競馬なのにラスト1Fでラップを落としているが、ゴール前で明らかに手綱を絞って減速しており、そこは気にしなくても良い。
フットワークはリオンディーズを彷彿とさせるものを持っており、素質は間違いなさそう。
重賞クラスの活躍は期待できそうだ。
ただし、相手関係が弱すぎたことが圧勝に拍車をかけており、こちらも過剰評価は禁物な馬。
次走試金石という認識の方が良いだろう。



