【賞金王は】過去の名馬の賞金を現代レートに換算してみた【君だ】

 

こんにちは、明瑞新山です。

 

 

 

昨年末の有馬記念の勝利をもって、キタサンブラックが歴代賞金王の座に就きました。

 

もちろん、純粋な競走賞金だけでの話で、ボーナス等を含めばまだまだテイエムオペラオーが首位という状況です。

 

やはり年間8戦8勝、古馬中長距離路線総ナメのグランドスラムは伊達ではないということですね。

 

 

ただし、テイエムオペラオーが勝った当時は、ジャパンカップも有馬記念も賞金は今より安く、特に有馬記念は半額くらいだったように記憶しています。

 

そういえば昭和の昔にはダービーまでに18戦してる馬がいたり、40戦50戦は当たり前の世界が広がっていました。

 

 

ひょっとしたらその時代の馬たちの方がたくさん賞金を稼いでたんじゃね?

 

ただ単に賞金レートが低かったから日の目を見なかっただけで、史上初の10億円ホースはメジロマックイーンのはるか前に誕生していたのではないか??

 

その疑問に自分で答えるために今日は、過去の名馬たちを現代の賞金レートに当てはめればどうなるのか、やってみたいと思います。

 

 

 

とりあえず今現在の賞金王ランキングはこちら。

 

 

 

第10位 11億6860万円 ヴァーミリアン
第9位 11億8772万円 アドマイヤムーン
第8位 13億3356万円 ウオッカ
第7位 13億9776万円 ゴールドシップ
第6位 14億5455万円 ディープインパクト
第5位 14億7886万円 ブエナビスタ
第4位 15億7621万円 オルフェーヴル
第3位 17億2603万円 ジェンティルドンナ
第2位 18億3518万円 テイエムオペラオー
第1位 18億7684万円 キタサンブラック

 

 

 

ボーナスを入れるとテイエムオペラオーが1位に浮上し、ディープインパクトが5位になり、ヴァーミリアンが圏外に消えてゼンノロブロイが9位にランクインします。

 

なんてたって、3歳春のクラシックを1つ勝ったのと同じくらいの金額ですからね~。

 

ボーナスの力、偉大なり。

 

 

 

 

 

では、私調べによる過去の名馬たちの賞金を現代に換算した時のトップ10の発表です!!!

 

 

 

 

 

…の前に、以下の賞金ランキングには出走奨励金や付加賞等は含まれておりません。

 

 

あくまでも競走の結果に対する賞金のみで計算しております。

 

 

なので、賞金補正がほとんどない現代代表のキタサンブラックに関しては少し獲得賞金が下がっています。

 

 

また、2018年換算ということですので、オープン時代の京都2歳Sを勝った馬がいればG3換算で賞金加算していますし、大阪杯やチューリップ賞等の格上げがあったレースにおいても同様。

忠実に2018年のレートに換算しています。

 

 

また、過去の名馬たちは現代には存在しないオープンクラスの一般戦、つまり競走名「オープン」という競走を走っていることが多いですが、実はその「オープン」レースについて現代でも賞金の規定が存在しています。

なので、そういった競走も現代のレートに換算しています。

 

 

海外競馬に関しては出来うる限り賞金を調べてみましたが、どうしてもわからないものに関しては加算していません。

 

 

あとは地方競馬。

こちらは現代の方が賞金レートが安くなっている+90年代後半~00年代前半にかけて大幅なレース体系の見直しがあったため実質換算が不可能に近い状態。

ですので当時のレートのまま計算しています。

 

 

それと、過去の名馬と言っても、1959年より前にデビューした馬は対象外としました。

 

なので1959年デビューの2冠馬コダマは除外になるんですね…残念ですがどこかで線引きしないといけないのでご了承ください。

 

だって、「古呼馬」とか「特ハン」とか言われても現代のどのクラスに属するか、特別なのか一般戦なのか、どんなランクの競走なのかわからないですからね…

 

限りなく現代競馬に近い競走体系になった1960年以降の馬を対象にしています。

 

 

 

 

 

では、発表です。

 

 

 

 

 

第10位

15億7843万円

ウオッカ 26戦10勝(重賞8勝うちGI7勝)
父タニノギムレット 母タニノシスター
2004年生 牝

 

 

「なぁんと牝馬のウォッカせんとぉゴールイィィン!!!」

 

 

今は無き名門カントリー牧場の集大成がランクイン。

 

 

牝馬として64年ぶりに日本ダービーを制し、通算でGI7勝を挙げた名牝。

 

ライバルのダイワスカーレットとの争いは熾烈を極め、特に2008年の天皇賞秋は後世に語り継がれるべき名勝負として有名ですね。

 

アンカツのケツアタックが炸裂した桜花賞もある意味記憶に残るレースとして忘れてはいけないでしょう。

 

4度挑戦の海外競馬では結果を出せませんでしたが得意の東京では無類の強さを見せ、今なお根強い人気を誇っています。

 

2008・2009と2年連続で年度代表馬に選ばれ、2011年には競馬の殿堂入り。

 

現役繁殖牝馬で、世界的名馬との交配が続いているだけに今後の産駒の活躍、ひいては牝系の発展も期待したいですね。

 

 

 

 

 

第9位

16億5100万円

ディープインパクト 14戦12勝(重賞10勝うちGI7勝)
父サンデーサイレンス 母ウインドインハーヘア
2002年生 牡

 

 

「世界のホースマンよ見てくれ、これが日本近代競馬の結晶だ!」

 

 

シンボリルドルフ以来2頭目の無敗の3冠を達成したリヴィングレジェンド。

まるで空を駆けるようになめらかに、そして美しく加速していく様は正に翼が生えて空を飛んでいるようでした。

 

兄弟姉妹も繁殖として成功していますが、この馬の成功は別格。

2012年から昨年まで6年連続リーディングサイアーで、このままの活躍が続けば父の記録を塗り変える可能性もありそうです。

 

そういえばよくこの馬を『英雄』と文字にしているのを見ますが、個人的にはあんまりしっくりきません。

 

『天馬』の方がピッタリな気がするんです。

 

トウショウボーイさんがいるからダメだけど…

 

 

 

 

 

第8位

17億1257万円

ブエナビスタ 23戦9勝(重賞8勝うちGI6勝)
父スペシャルウィーク 母ビワハイジ
2006年生 牝

 

 

「強いッ!ブエナビスタ!!!最強馬の証明!!!!」

 

 

名繁殖牝馬として名を馳せた母の最高傑作。

 

 

騎手が大逃げ馬を見落としたりGIで2度降着処分になったりと、決して順風満帆な現役生活ではありませんでしたが、キャリア中掲示板を外したのは僅か2度という安定感を誇りました。

 

 

この馬で最も印象に残っているのは4歳時の有馬記念。

直線残り150mで、もはや2着すら怪しいかと思われたところからハナ差まで急追したあの末脚。

あれは本物の名馬のそれでしたね。

 

 

惜しむらくは4歳時のジャパンカップの降着。

あれががなければもっと上の順位にランクインしていました。

 

 

 

 

 

第7位

17億4280万円

オグリキャップ 32戦22勝(重賞12勝うちGI4勝)
父ダンシングキャップ 母ホワイトナルビー
1985年生 牡

 

 

「オグリキャップ頑張れ!オグリキャップ頑張れ!」

 

 

80年代の競馬実況を彩った一人、大川和彦アナが思わずこう叫んでしまうほど、その葦毛のアイドルホースは応援したくなる馬でした。

 

 

私はリアルタイムで観戦した世代ではありませんが、

 

 

 

オールカマー1着→毎日王冠1着→天皇賞秋2着→マイルCS1着という過酷なローテーションからの連闘

 

 

 

…その臨戦過程でもなおその白い馬体にムチ打って世界のトップホース相手に健闘する姿に胸打たれ、勇気をもらった人は数多くいたことでしょう。

 

 

さらに境遇が地方競馬デビューというおまけ付き。

いや、それだけならハイセイコー他名馬が多数いますが、オグリキャップの場合は父ダンシングキャップという本物の…いや、極め付けの地味血統。

母は競走馬としてデビューした産駒15頭すべてが勝ち上がる(総勝利数133)という偉業を成し遂げたホワイトナルビーですが、オグリ誕生時はまだ6頭目であり、当時はそれほど知られていない馬でした。

彼らが日の目を見たのもこの孝行息子のおかげ。

 

 

「嫌いな馬はオグリキャップ」と、いいともで武豊騎手が発言して観客が大ウケするというのも、当時のオグリフィーバーぶりをうかがわせますよね。

 

 

もし今もいいともがあって、福永騎手が「嫌いな馬はキタサンブラック」と言ったら…

 

 

…うん、想像するのはやめておきましょう。

 

 

 

 

 

第6位

18億2300万円

シンボリルドルフ 16戦13勝(重賞10勝うちGI7勝)
父パーソロン 母スイートルナ
1985年生 牡

 

 

「世界のルドルフやはり強い!3馬身4馬身!日本のミホシンザンを離す!日本最後の競馬!最後のゴールイン!ルドルフ圧勝致しました!日本でもうやる競馬はありません!あとは世界だけ!世界の舞台でその強さをもう一度見せてください!」

 

 

『皇帝』シンボリルドルフがここにランクイン。

 

 

初代無敗の3冠馬で、上記の実況から当時この馬がどれだけ強かったかが推察できますね。

 

 

国内では複勝率100%、唯一掲示板外の着順に敗れたサンルイレイSはレース前に騎乗した岡部幸雄騎手が回避を進言するほどの酷い状態での出走。

案の定、レース中に故障を発症して6着という悲劇に泣きました。

 

 

馬主と調教師の確執が常にあり、馬の強さと関係のないところでケチをつけた馬でしたが、今でも史上最強馬に推す人は多数いますよね。

 

 

「シンボリ!2年連続の3冠馬の誕生の瞬間!間もなくだ!!!」

 

 

これはすっかり競馬好きタレントでお馴染みになった「世界ふしぎ発見」の草野仁さんの実況です。

 

実はルドルフの3冠の実況を担当されていたんです。

 

息子のトウカイテイオーともども、今も語り継がれる最強馬伝説でした。

 

 

 

 

 

第5位

18億5847万円

スピードシンボリ 43戦17勝(重賞12勝うちGI4勝)
父ロイヤルチャレンジャー 母スイートイン
1963年生 牡

 

 

「スピードシンボリが伸びたッ!スピードシンボリが伸びたッ!カブトシローかスピードシンボリ…が…出ました!1着スピードシンボリ!」

 

 

またまたシンボリ牧場の雄がランクイン。

 

 

昭和期の海外遠征馬として、そして史上初の有馬記念連覇を決めた馬として有名ですね。

シンボリルドルフよりも約20年も前に海外遠征を敢行し、今日でも有名なキングジョージで5着した名馬。

 

 

いくら現代競馬に賞金レートを換算したからとはいえ、ジャパンカップのない時代でこれだけ賞金を稼ぎだすのは驚異的です。

 

 

実は、かなり活躍期間が長かった馬で、今の年齢表記でいう3歳で京成杯(当時は3月開催)を制し菊花賞を2着、4歳で天皇賞春を含む重賞4連勝、5歳でも重賞を制覇し有馬記念3着。

そして6歳で海外遠征しキングジョージと凱旋門賞に挑戦後に1度目の有馬記念制覇。

7歳で宝塚記念と有馬記念を連覇。

 

 

現代ですらこれだけ長い期間トップランナーでいられる馬はなかなかいないので、素晴らしい精神力ですよね。

 

 

当時の輸送環境を考えれば、帰国後のGI3勝はこの馬の精神面・肉体面での強靭さを物語っていると思います。

 

 

まこと無事是名馬の極み。

 

 

ちなみに有馬記念連覇は史上4頭しか達成しておらず、達成馬はスピードシンボリが最初。

2番目に達成したのがシンボリルドルフで、直近で達成したはシンボリクリスエスと、シンボリ馬で埋め尽くされています。(3頭目はグラスワンダー)

 

スピードの連覇達成からルドルフの連覇達成までが15年、ルドルフ→クリスエスが17年。

クリスエスから今年で16年。

 

次のシンボリ馬の連覇がそろそろ達成されるかも!!!???

 

 

 

 

 

第4位

18億6220万円

キタサンブラック 20戦12勝(重賞10勝うちGI7勝)
父ブラックタイド 母シュガーハート
2012年生 牡

 

 

「まったくシュヴァルグラン(意味不明)!外からスワーヴリチャード!しかし!これが男の引き際だあああああああああああああああああああああああ(意味不明)」

 

 

言わずと知れた、昨年までの現役最強馬。

 

 

引退式でも立派な馬体を見せてくれた名俳優です。

 

 

私は皐月賞とダービーで本命を打ちながら、その後長きに渡り本命を打たず、煮え湯を飲まされたことも多かったですね。

 

 

母の父がサクラバクシンオーということで菊花賞や天皇賞春時には距離不安をささやかれ、宝塚記念や天皇賞秋では重馬場が不安視され、いつも良い枠に恵まれていると揶揄され、最後にはJRAの忖度で有終の美を飾ったとまで言われる始末でした。

マスメディアが妙に崇めたせいで競馬ファンから嫌われ、その実力を正当に評価してもらっていない可哀想な馬だと思います。

 

 

ハープスターの時はあんなにマスコミと同調して盛り上がってたのにね。

私は過大評価が嫌いなので、ハープスター…というよりそれを祭り上げて凱旋門だなんだと騒いでいたバカどもが嫌いです。(唐突)

 

 

キタサンブラックを正当に評価しない人は別に嫌いじゃありませんが、今は評価できなくても数年後に評価してくれたら嬉しいな。

 

 

自在脚質、馬場不問、威圧感のある雄大な馬体。

 

ここまでオールマイティーな馬はなかなか出会えません。

 

 

 

 

 

第3位

19億1202万円

オルフェーヴル 21戦12勝(重賞11勝うちGI6勝)
父ステイゴールド 母オリエンタルムード
2008年生 牡

 

 

「おっとオルフェーヴル失速!?オルフェーヴル失速!!!オルフェーヴル失速していきます!!!!」

 

 

『金色の暴君』がここ。

 

 

凱旋門賞2年連続2着は欧州以外からの遠征馬としては偉業中の偉業。

特に1度目はほぼほぼ勝ったと思われたところからの失速。

本当に残念でしたが、日本馬が世界のトップレベルでも通用するというところを改めて見せてくれました。

 

これほどまでに夢を見れる馬が今後出てくるのかどうか分かりません。

 

それくらいーー凱旋門賞が手のひらに収まっているのではないかと思ってしまうくらいーー規格外のスーパーホースでした。

 

 

その「規格外」は能力以外のところでも存分に発揮され、阪神大賞典の逸走や入線後の騎手振り落とし等、話題に事欠かない馬でした。

 

 

産駒がデビュー年にいきなりGI勝ち。

 

種牡馬としても規格外の能力を発揮してくれそうです。

 

 

 

 

 

第2位

20億5467万円

ジェンティルドンナ 19戦10勝(重賞9勝うちGI7勝)
父ディープインパクト 母ドナブリーニ
2009年生 牝

 

 

「まぁっっったく並んでゴォォォルイィィン!!!」

 

 

『貴婦人』は第2位の座に。

 

 

牝馬3冠にジャパンカップ連覇、海外GI制覇等の偉業を成し遂げたこの馬。

 

見事牝馬の賞金女王の座もゲット。

 

右回り不安説を跳ね除けて引退レースを飾ったのは見事の一言ですよね。

 

3歳時のジャパンカップでは、1つ年上の牡馬3冠馬オルフェーヴルとの真っ向勝負を制した勝負強い牝馬でした。

 

2016年に顕彰場に選出、競走馬としてやり残したことは皆無に等しく、残すは繁殖としての活躍だけですね。

 

 

 

 

 

第1位

21億3255万円

テイエムオペラオー 26戦14勝(重賞12勝うちGI7勝)
父オペラハウス 母ワンスウェド
1996年生 牡

 

 

「テイエムはこないのか!?テイエムはこないのか!? テイエムきたっ!テイエムきたっ!テイエムきたっ! テイエムきたっ!テイエムきたっ!テイエム来たっ!! 抜け出すか!メイショウドトウと!テイエム! テイエムッ!テイエムかーー!!!テイエムかーー!!!!僅かにテイエムかーー!!!!!」

 

 

堂々の第一位はやはりこの馬、テイエムオペラオー。

 

 

4歳時の有馬記念は本当に度肝を抜かれる強さでしたね。

 

 

この馬も「相手が弱かったから勝てた」というレッテルを長年貼られていましたが、今では再評価の流れになっています。

 

まぐれでこれだけ勝てるわけがないですもんね。

 

産駒が活躍しなかったのはご愛敬。

 

いつまでも記憶に残る名馬でしょう。

 

 

 

 

 

以上です。

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

思っていた馬はランクインしていましたか?

 

 

 

 

 

史上初の10億円ホースメジロマックイーンや90年代までの賞金王スペシャルウィーク、史上初の1億円ホースタケシバオーあたりは残念ながらランク外でした。

 

やはりジャパンカップの存在、そして有馬記念とドバイの存在は大きいですね。

 

ドバイも有馬記念も勝ったヴィクトワールピサは競走数の少なさが災いしてランク外。

 

丈夫で長持ちも立派な才能なのだと認識させられました。

 

 

特にスピードシンボリは今回ランクインした馬の中で唯一ジャパンカップに出走していない馬。

 

当時はジャパンカップがなかっただけではなく、天皇賞に「一度勝ったら二度と出走できない」という制約があった時代。

そういえば春の天皇賞が昭和天皇の誕生日4/29に固定で行われていた時代でもありますね。

環境を考えると現代の競走馬とは比べ物にならないくらい、賞金を上積みするのが難しい時代で、やはり名馬と呼ぶに相応しい馬だったんですね。

 

 

他では、ダート路線への冷遇は今もそれほど変わっていないのだなとも思わされました。

 

ベストテン圏内に1頭もいませんからね・・・

 

まぁ芝がメインの日本競馬なので仕方ないんですけどちょっとかわいそうな気もします。

 

 

ちなみに5冠馬シンザンは今のレートにすると13億以上の賞金を稼ぎだしている計算に(当時のレートだと約6021万円)。

 

やはり現代で活躍する馬の方が賞金を上積みするのは簡単で、昔の馬は割を食っている形ですね。

 

賞金王ランキングの無意味さが浮き彫りになった今回の調査でした。

 

 

とはいえ、世界的にみても超高水準にある日本の競馬賞金事情。

 

バブリーな景気の良い話はいくら聞いても気が悪くなることはないので、話題としては最適です。

 

今後も益々の発展がありますように・・・。

 

 

 

 

 

☆おまけ☆

読者の中にはPOGを楽しんでいる人も多いと思います。

そのPOG期間中に賞金を最も稼いだ馬はどの馬なのか・・・・気になりませんか?

 

 

それは・・・

 

 

タニノムーティエでした!

18戦12勝(重賞8勝うちGI2勝)

 

その全ての勝ち星をPOG期間中に挙げており、稼いだ賞金は現代換算でなんと8億3000万!!!

 

これは、2003年の春の牡牝クラシック2冠馬ネオユニヴァース(4億2300万)とスティルインラブ(2億6200万)を足した賞金よりも多い驚異的な数字。

 

 

クラシックまでに使い倒す馬主の意向や、東京を経験するためという理由で皐月賞とダービーの間にNHK杯(現NHKマイルC 当時は芝2000mのG2)を走らせることが一般的だったということもあり、現代では到底再現できないローテーションが生み出した賜物でしょう。

 

 

牝馬ではダービーを制したウオッカがナンバー1で4億8790万でした。

 

 

それではまた、週末にお会いしましょう。