あけましておめでとうございます、明瑞新山です。
ついに2000年代も18年目。
と、いうことはミレニアムベイビーと呼ばれた子供たちが高校卒業の年を迎えるということ。
時の流れの速さにゾッとします。
2000年といえば、私が高校1年生の時。
大みそかに当時の友人たちとともに初詣に行き、そこでミレニアムの瞬間を迎えたのを今でも鮮明に覚えています。
参拝そっちのけで夜店を物色していたら、どこからともなくカウントダウンが始まり、最後は神社にいた人全員で「ハッピーニューイヤー!!!ウェエエエイ!!!」みたいな感じで歓声を上げました。
その後そんな瞬間に出くわすことはないのですが、やはり1000年区切りのミレニアムということであそこまで盛り上がったんでしょうか。
おっと。
昔話に花を咲かせるつもりでキーボードを打ち始めたんではなかった。
今日は『2017年の個人的競馬ニューストップ10』
これをやりたいと思います。
本当は昨日に書くつもりだったのですが、いろんなところにお呼ばれしているうちに書く時間がなくなっちゃいまして…すみません(笑)
では、どうぞ。
第10位
新人騎手たちの度重なる制裁
これは残念なニュースですが、過去に例を見ないほど新人騎手に対する制裁があったのが2017年でした。
制裁点には騎乗以外での不適切行為も含まれていますが、騎乗面でもダントツで2017年は制裁が多かった年。
制裁点トップ10のうちデビュー5年以内の若手騎手が半分の5名を占めていることからも分かるように、騎乗面での荒さも目立ちました。
馬券を買っている身からすれば「勝ちたい」という気持ちを見せてくれるのは嬉しいですが、被害馬を購入している人もいるわけで…
スマートになりすぎるのも考え物ですが、フェアな騎乗は心掛けてほしいですね。
第9位
藤田菜七子騎手、女性騎手年間最多勝記録更新
10月12日の新潟競馬場で年間12勝を記録しで最多記録更新。
同時に中央競馬のメインレースを女性として初めて制する快挙も達成。
女性の進出が他プロスポーツに比べて難しい中、素晴らしい活躍だと思います。
第8位
降級制度廃止
こちらは一口馬主を嗜む人から阿鼻叫喚が聞こえそうなニュース。
2018年から、降級制度が完全廃止に。
早いうちにデビューして2歳重賞を勝ったりした馬のその後がどうなっちゃうんでしょう…
まぁオリエンタルロックさんはその後降級してもウンともスンとも言わなかったから関係ないのかなぁ…
第7位
メイショウマンボ引退
「早く引退させてやってくれ」という声が多く聞こえていたメイショウマンボ嬢がついに引退。
2014年のヴィクトリアマイル2着後は芝レースに限れば18戦連続2桁着順を記録。
何とか復活を祈って使った生涯唯一のダート戦スパーキングレディCでは地方馬ピッチシフターの5馬身後方でタッチデュールと並んでゴールインする等、燃え尽きた感が凄かったのが印象的です。
その後も10戦以上粘り強く使いましたが復活の影すらなく、かつての相棒武幸四郎騎手がムチを置くのを見届けてから引退となりました。
初年度のお相手はメイショウボーラーということで、どんな産駒が生まれてくるのか楽しみですね。
第6位
12月9日、中山競馬で大万馬券
中山競馬第7競走(16頭立て)で、1着に最低16番人気、2着に12番人気が入線し、当該馬同士による馬番連勝複式が44万6550円、馬番連勝単式が96万2580円、ワイドが12万4860円といずれも中山競馬史上最高配当を更新。また三連勝単式の配当も同競馬歴代2位となる2180万2320円を記録した。(wikipediaより引用)
で、私この勝ち馬の単複を持っていたんです。
はい、正直な気持ち「まさかこないだろうな」と思いつつ購入。
勝ったあと配当「単勝257.1倍」を見てビックリ!
この個人記録は生涯塗り替えられることはないでしょう(笑)
第5位
アドマイヤデウス、他界
オーストラリアに移籍したアドマイヤデウス号の訃報。
日本にいる時からファンの多い馬でしたが、新天地に行ってからも動向を気にしている人は多かったようですね。
同じく移籍したトーセンスターダムやブレイブスマッシュの活躍が伝えられていた矢先、調教中の事故により重体との報が。
一旦は快方に向かったようですが、11月25日に死亡のニュースが舞い込みました。
ジャパンカップ当日の京都競馬場、
馬頭観音の隣にアドマイヤデウスの写真が置かれ、花が手向けられていたのが印象的です。
第4位
瀬戸口勉、逝去
続いては人物の訃報。
オグリキャップやネオユニヴァースを育てた名伯楽が他界。
ネオユニヴァースに騎乗していたデムーロ騎手は「日本での父」との別れを涙ながらに惜しんだようですね。
現役時代を知るホースマンや競走馬が一人、また一頭と亡くなっていくのは寂しいものです。
第3位
ヤングジョッキーズシリーズ開催
過去に例を見ない、ヤングジョッキーたちのみで争うシリーズが開幕しました。
地方11場で予選ラウンドを争い、残った14名が年末の大井競馬場と中山競馬場で雌雄を決するというもの。
WSJSと決定的に違うのは、中央の騎手も地方ラウンドで戦うこと。
かなりシビアに争うので、若手騎手の研鑽の機会としては最高のものだったのではないでしょうか。
今年の優勝は船橋の臼井健太郎騎手。
来年も楽しみです。
第2位
C.ルメール騎手、200勝ならず
空前のハイペースで勝ち星を量産したルメール騎手ですが、惜しくも武豊騎手以来2人目となる年間200勝には及ばず。
来年以降に達成できるか、注目ですね。
第1位
キタサンブラック・イスラボニータ・コパノリッキーが引退レースを飾る
第1位はおめでたいお話で。
中長距離界・短距離界・ダート界をそれぞれ牽引してきた名馬が3頭同時に引退ということだけでもなかなか巡り合えない事象ですが、それに加えて3頭とも引退レースを勝利し有終の美を飾る美しい引き際。
パドックでカメラ目線をくれるキャラとして一躍大人気になりながらも長らく勝ち切れなかったイスラボニータは祝福され、圧倒的強さで競馬界を席巻したキタサンブラック&JpnI11勝の新記録を打ち立てたコパノリッキーの有名人馬主コンビに忖度説がささやかれる辺り、判官びいきの日本人の国民性を見た気がして少し嫌でしたね。
キタサンブラックは逃げて中長距離のGIを勝てる馬なんて過去を見てもほとんどいないのを見ても分かるとおり、本当に強い馬だったと思います。
レコード勝ちの天皇賞春に、史上最も時計のかかった天皇賞秋を同一年に制覇。
しかも4角先頭から押し切りと、出遅れて押しあげて差し切りの両極端のレース。
有馬記念は見事にレースを掌握して圧倒。
どう考えても歴史的名馬です。
コパノリッキーもまぐれでJpnIを11勝するなんてできません。
こちらは亡き父の後継として期待したいところ。
イスラボニータも同じで、父フジキセキの後継種牡馬はダイタクリーヴァが早期引退したりカネヒキリが死亡する等恵まれた状況とは言えません。
なんとかサイアーラインをつないでいって欲しいと思います。
以上が2017年個人的競馬ニューストップ10です。
今年も皆様にとって良い年になりますように…
では、また。