おはようございます、明瑞新山です。
さて、ダービーの回顧は月曜日に終わらせておりますので、今日はちょっと予想以外のお話しでも。
近年、急激な盛り上がりを見せているペーパーオーナーズゲーム、略してPOG。
ポグと言ったり、ピーオージーと言ったり、発音はさまざまなようですが、文字とは便利なものでPOG表記の楽なこと楽なこと。
このPOG、私が競馬を始めたころにも存在はしていましたが、今のようにインターネット環境が整っている時代でもなく、雑誌で大々的に参加者を募集していたわけでもなかったように記憶しています。
仲間内で楽しむだけのゲームとして存在していましたが、インターネットの普及により急速に人気を集め、今ではでの競馬雑誌よりもPOG雑誌の方が売れるといった有り様。
競馬の楽しみ方は千差万別なのだと、改めてその多様性に驚かされます。
そんな私が初めてPOGに参加したのは約10年前。
当時はまだ大学生でしたが、アドマイヤメインを指名したことだけは覚えています。
他は忘れてしまいまいたが…あまり良い成績ではなかったように思います(苦笑
それ以降は自分の応援していた馬の産駒や、血統表を見て魅かれた馬などを中心に指名し、JRA-VANのPOGに毎年参加していました。
そんな指名方法が故に、総合ポイントでは毎年20000~40000位台をうろうろ。
そんな私が、数年前から仲間内のPOGに参加させていただき、こちらでは優勝賞品も出るということで、本気で取り組むようになりました。
ルールは
・牡馬牝馬5頭づつ指名
・同一種牡馬の産駒指名なし
この2点。
シンプルですが、かなり多くの若駒から産駒を選ばないといけないルールになっており、自身の相馬眼が試されます。
私の成績ですが・・・
1年目…最下位
2年目…優勝
3年目…優勝
と、かなり極端な着順。
指名馬の内訳をご紹介します(何かの参考になれば
1年目
アスコルティ…4戦2勝(3歳500万下1着)父Danhill Dancer
アルトゥーナ…5戦1勝(白菊賞2着)父ハーツクライ
ダイワレジェンド…4戦1勝(白菊賞3着)父キングカメハメハ
レヴアップスピン…2戦1勝(2歳で引退)父ディープインパクト
ジャックトマメノキ…3戦1勝(2歳で引退)父ダイワメジャー
グレートアイランド…1戦0勝 父マンハッタンカフェ
タマモビッグプレイ…2戦0勝 父フジキセキ
ボルタドマール…3戦0勝 父Distorted Humor
サイバーロイド…未出走 父Empire Maker
グレンシーラ…未出走(骨折、引退)父ゼンノロブロイ
悲惨ですね…
アメリカ競馬好きが高じて、外国産馬、それもダート向きの馬を指名するもさっぱりでした。
11月までは、デビューした馬が全馬勝ち上がりと、好調だったのですが、レヴアップスピンが腰フラで引退すると暗転、転落。
ボルタドマールとタマモビッグプレイ以外の全ての指名馬が、期間中に何らかの故障を経験するという不運もありました。
最下位も当然、といえる成績でした。
POGで戦うためには、
・趣味に走った指名ではだめということ、
・いくら素質があっても、体質の弱い馬ばかり指名してはいけない
ということを深く学びました。
2年目
ドゥラメンテ…6戦4勝(牡馬2冠)父キングカメハメハ
クルミナル…5戦2勝(エルフィンS、桜花賞2着オークス3着)父ディープインパクト
ブライトエンブレム…5戦3勝(札幌2歳S)父ネオユニヴァース
ベルラップ…8戦3勝(京都2歳S)父ハーツクライ
アクセラレート…3戦1勝(早苗賞2着)父ステイゴールド
ダイワプロパー…5戦1勝(2歳新馬)父ダイワメジャー
ミッキーカーニバル…6戦0勝 父ハービンジャー
ウインエアフォース…9戦0勝 父Indian Charlie
アルギュロス…未出走 父マンハッタンカフェ
サミットヴィルの2014…未出走(腰フラで引退)父ゼンノロブロイ
この年は出来過ぎでした。
ドラフト1位指名のタッチングスピーチを抽選の末に手にできず、外れ1位で指名したのが2冠馬ドゥラメンテ。
前年と違い、何もかもがうまくいった年でしたね。
種牡馬縛りのある中で、netkeibaのランキングでも上位に食い込めるほどのポイントを稼ぎ出し圧勝。
私史上最高の成績を残した年でした。
有力馬が結果を残してくれる中で、ダイワプロパーが新馬勝ち後、期間内の成績が全部11着となり、成績表の着順欄が全て「1」表記になるという珍記録も。
また、全馬合計で24戦しか出走のなかった1年目と比較して、出走数は47回と飛躍的にアップ。なかでも、未勝利で終わった2頭が入着を多く繰り返してくれたおかげで、2頭合計で1000万円以上を計上。
こういった縁の下の力持ちの存在も重要なのだと気付いた年でした。
3年目
ラニ…8戦3勝(UAEダービー)父Tapit
ケルフロイデ…4戦2勝(きんもくせい特別、京成杯2着)父キングカメハメハ
ジュンヴァルカン…6戦2勝(あずさ賞)父ネオユニヴァース
エッジースタイル…4戦1勝(3歳未勝利)父ハービンジャー
マダムクレアシオン…8戦1勝(2歳未勝利)父Invincible Spirit
アグレアーブル…3戦1勝(2歳新馬)父マンハッタンカフェ
リライアブルエース…2戦1勝(3歳未勝利)父ディープインパクト
ヒラボクハンター…2戦0勝 父ワークフォース
ビバパーチェ…2戦0勝 父エンパイアメーカー
ジスターキ…5戦0勝 父ステイゴールド
この年は、1位指名を急遽リオンディーズからリライアブルエースに変更したことが大きな間違いでした。
当然ながら1位で他参加者にゲットされてしまいました。
本気で欲しいと思っている馬は、必ず1位指名しないとダメだと痛いほど学びました。
実質2年連続で1位指名を外したようなものでしたが、ラニがまさかのUAEダービー制覇で大ナタの一撃。
仲間内の最下位予想の本命候補だったのですが、この一撃で首位浮上。
オークス当日まではシンハライト、チェッキーノの指名者に逆転の余地があったのですが、当日の朝、プリークネスSでラニが495万円分のポイントを加算した結果、シンハライト1着チェッキーノ2着の構図になれば首位を守れる形に。
そしてレースはその通りの結果をなり、なんとか凌ぎ切れました。
しかし、ジュンヴァルカンやエッジースタイル、アグレアーブルは、厩舎の使い方に泣かされた格好。
ジュンヴァルカンはマカヒキやアドマイヤダイオウを優先させるスタイルで後手後手のレース選択。
エッジースタイルは馬の特性に合わないレース選び。
アグレアーブルは新馬勝ちに気を大きくした調教師や騎手がまさかの東スポ杯を選択→鼻出血。
長期休養明けにいきなりフローラS挑戦と、本気で意味不明なレース選択に泣きました。
上記3頭は、あと少し歯車がかみ合えばクラシック出走も可能だったはず。
特にジュンヴァルカンは、ヴァンキッシュランと僅差の競馬をしていたので尚更。
反対に、リオンディーズの代役に指名したケルフロイデは、ほとんどのPOG雑誌に載っていなかったような馬。
しかし、厩舎が大事に使ってくれた結果、2度の重賞挑戦で5着→2着。
クラシック出走間近に骨折でリタイヤとなりましたが、十分大活躍と言える内容でした。
連覇を果たしたものの、厩舎選びの重要さを噛み締めた年でした。
で、注目(かどうかはわかりませんが)の今年の指名馬は以下の通りです。
ドラフト指名順で表記しています。
1アルアイン 池江泰厩舎
(母ドバイマジェスティ 父ディープインパクト)
2マルムーティエ 高野厩舎
(母マルティンスターク 父ダイワメジャー)
3インヴィクタ 友道厩舎
(母ラスティングソング 父ハービンジャー)
4サーブルノワール 小島太厩舎
(母マイネナデシコ 父ブラックタイド)
5ムスターヴェルク 加藤征厩舎
(母イグジビットワン 父ハーツクライ)
6サンタテレサ 池江泰厩舎
(母アビラ 父ドリームジャーニー)
7ミスエルテ 池江泰厩舎
(母ミスエーニョ 父Frankel)
8リュイザン 二ノ宮厩舎
(母ラルナデミエル 父ステイゴールド)
9エイシンムー 厩舎不明
(母エーシンラージシー 父ファスリエフ)
10エアメサイアの2014 角居厩舎
(母エアメサイア 父キングカメハメハ)
以上です。
実は今年の1位指名馬はトゥザクラウン(トゥザヴィクトリーの14)でしたが、またしても外れ…。
外れ1位予定だったヴァナヘイム(グルヴェイグの14)も他者に指名され、ディープ1番手だったアルアインを1位指名する流れになりました。
キングカメハメハはもともと頭数が少なかっただけに、絶対に外したくなかったのですが…残念です。
代わりに指名したのはエアスピネルの下。
馬体を見たことがない馬で、ほとんどギャンブル。
これが走っても私の相馬眼とは何も関係ありませんのでご承知おきください(笑)
個人的な期待はアルアインもそうですがやはりマルムーティエ。
かなり好みの馬体で、クラシック出走まで楽しませてもらいたいと思っている馬です。
また、サーブルノワールも一定以上の活躍を期待している馬です。
かなり隠し玉的存在なので、ドラフトがまだ終わっていないそこのあなた、一考の価値、あると思いますよ!
長くなりましたが、今年も無事にドラフトが終わり、1年間を楽しませてもらおうと思っています。
あっ、予想ですね!
前置きにするには長すぎたので、再度予想のみでアップします!
お楽しみに!



