12月11日(日) うまうまジェントル氏予想【阪神JF】

こんにちは

 

 

 

 
うまうまジェントル氏です

 

 

 

 

今週の競馬界の一大ニュースと言えばなんといっても今季限りでの福永騎手の引退

 

 

所々のメディアでは、もう10年以上も前から将来的な調教師への転身自体はほのめかしていましたが、ついに来るべく時が来たかといった感じですね

 

 

ここまで積み重ねた勝ち数は2600を超え、福永家の悲願とまで言われたダービーも結果的には3勝と、デビュー時から競馬を見ていたファンからすれば、誰がここまでの騎手になることを想像できたでしょうか?

 

 

あの福永洋一の息子ということで、デビュー時から北橋、瀬戸口両調教師による過保護と言われるまでの寵愛を受けて勝ち星だけは稼いでいたわけですが、福永騎手が本当に上手い騎手とファンに思われたのはここ10年くらいでしょう

 

 

ちょうど私が競馬を見始めた97年、キングヘイローという超良血馬がデビューから三連勝で重賞をレコード勝ちしたのですが、その時の鞍上がまだ20歳の福永騎手

 

 

超良血馬に天才の息子が乗ると言うことで、メディアがこぞって盛り上げ、クラシックでの活躍を期待されたわけですが、結果はご存知の通り

 

 

特に2番人気に推された日本ダービーでは、馬を抑えることすらできずハナを叩きそのまま直線で失速して惨敗という大失態を犯した挙句、次走立て直しという体で乗り替わった岡部騎手から、

 

 
「この馬何も教育されていない」

 

 
とまで言われる始末

 

 

ここまで手綱を取ってきた福永騎手とすれば、間接的に騎手のせいでこの馬はダメになったと言われたようなものでしょう

 

 

結局キングヘイローは3歳時は一勝もすることが出来ず、年が明けると共に鞍上が柴田善臣に乗り替わると、重賞をあっさり連勝

 

 

結局その後も何度か福永はキングヘイローに乗るも1度も勝つことは出来ず、唯一のGI勝利となった高松宮記念では、柴田善の繰り出したキングヘイローの豪脚を1番近い2着というポジションで眺めることしか出来ませんでした

 

 

当時の福永騎手はまだ20代前半であったとはいえ、今と違って外人騎手や地方騎手がJRAに常駐する以前の話で、若い騎手にも十分チャンスのある時代

 

 

恐らく、当時ここらへんで福永祐一という騎手の評価を固めた人も多かったのでは無いでしょうか?

 

 

そこからひた走ること20年

 

 

どこからか福永騎手が考える競馬というものを徹底し始めて、何の教育もされていないなどと言われたにも関わらず若駒を扱わせたら一番上手いとまで言われる騎手となりました

 

 

名手と言われるようになって以降も、他の一流騎手がたまに見せるような曲芸的な乗り方や、超人的な嗅覚を用いた仕掛けなどは一切出来なかった以上、騎手としての才能はやはり平凡なものだったのかもしれません

 

 

しかし、近年の福永騎手には、馬の根拠に基づいた乗り方やレースの組み立てを徹底したロジカルな競馬が常に光る

 

 

所謂、身体や感覚の持ち得る才能の差を頭脳で埋める部分が見受けられました

 

 

弱ペダの手嶋純太や、咲の末原恭子のような、漫画で凡人が知力を駆使して超人と対決する図式をリアルでやったのが福永祐一という男じゃないでしょうか

 

 

めっちゃ格好いいと思いませんか?
魁!男塾のベストバウトは、男爵ディーノvs酔傑と信じて疑わない私にとっては福永みたいな騎手は大好物でした

 

 

調教師福永祐一も今から非常に楽しみですが、なによりも福永祐一という騎手が無事五体満足で引退できそうなことが一番おめでたいかなと思います

 

 

残り少ない騎乗機会も楽しみにしていますが、どうか最後まで怪我無く、無事に天才と呼ばれた父に引退報告と勝ち鞍自慢でもして欲しいと思います

 

 

 

 
それでは本日の予想です

 

 

 

 
よろしくどうぞ〜

 

 

 

 

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12月11日(日)

 

 

 

 
阪神11R         阪神ジュベナイルフィリーズ

 

 

 

 

本命はサンティーテソーロ

 

 

リバティアイランドという強い馬がそこそこのオッズで補填できるからこその攻め

 

 

未勝利、一勝クラスと共に逃げて上がり最速

 

 

どちらもラスト2f目に差し馬準拠である11秒フラットに近いラップを中山で刻めるのは、卓越したスタートセンスの良さゆえ

 

 

全く脚を使わずに逃げることができる時点で、他の馬よりも1秒近いアドバンテージがあると考えて良い

 

 

追い切りの走法を見てもこの時期の2歳牝馬とは思えないくらいキビキビと脚を動かせており、天性の運動神経を感じさせる

 

 

元々小さな馬なので2ヶ月間隔が開いたのは輸送を含む今回は逆に良かったと思える

 

 

今の阪神は少々内が荒れすぎているため、どこを通るかは騎手の腕の見せどころだろうが、前にいればいるほど先んじて良い場所を依れるはず

 

 

相手にはリバティアイランドとラヴェル

 

 

前者は言わずもがなであるが、後者も前回の競馬はかなりハードな内容

 

 

ドスローの東京で最後方からラスト200地点で先頭に躍り出たことを評価したい

 

 

毎回大きな出遅れが目立つが、それがあって尚あの競馬ができるのなら、もしスタートをきちんと切れればリバティアイランドと同等の評価ができるのかもしれない

 

 

 

 

 

サンティーテソーロ    3,000円
リバティアイランド    5,000円
ラヴェル         2,000円