こんにちは
うまうまジェントル氏です
今週はついに有馬記念となりますね
近年はJCや香港と賞金額が同等とのことでノーザン生産馬などは出走馬の棲み分けがはっきりとされているため、数十年前のようなオールスターレースと言った光景は全くと言っていいほど見れなくなりました
コントレイルなどは、なんといってもあの矢作師ですし天皇賞を負けた時点で汚名を雪ぐためにJCのついでにこっちにも出てきてもおかしくはないと思っていましたけど、出涸らしで負けて種牡馬価値を下げることを嫌ってか、レース後即JCを最後に引退することを表明
エフフォーリアとの再戦は露と消えることとなりました
天皇賞が勝ち抜け時代だった頃などは、古馬の大目標は有馬記念しかないような時代もあったわけで、その時代に比べると些か寂しい話ですが、枠運や展開・適性要素の強い有馬記念はどうしても避けられる傾向にあります
元々有馬記念は世界で1番馬券が売れるレースとしても有名で、今や1着賞金も3億円と年々うなぎ登りとなっておりますが、私が競馬を始めた頃は1着賞金ですら1億3000万円と今の2着賞金程度の額でした
それでも世間的な注目度や格を重んじて、どんな馬も年の瀬はここを目標にしていた時代があったわけです
そんなレースにも関わらず近年出走馬が集まらなくなったのは、それもこれも日本競馬のレベルが大きく底上げされて、海外の馬と遜色ないどころかそれ以上のパフォーマンスを見せることができるようになったという証明
今やJCで海外の強い馬が来たところで別に何の問題なく勝てますし、なんなら香港に出向いて外国馬相手に賞金をかっさらうことですら可能です
フジヤマケンザンが当時GI格付けですらなかった香港Cで奇跡の勝利を上げて現地の人間を驚嘆させたのが約25年前
当時日本のホースマンが現地を訪れる度に
「youはFujiyamaを知っているか?」
と聞かれたそうです
四半世紀でここまで日本競馬のレベルが向上するとは誰が想像したでしょう
この四半世紀は言うなればサンデーサイレンスと社台の歴史
そして、地方騎手と外国人騎手の歴史
この四半世紀で数々の大牧場が廃業し、脈々と続いた名馬の血が淘汰され、騎手も大きく若返りました
その中でも残ったものが更に日本競馬の底上げに繋がり、今やどこに出ても恥じない競馬大国となった日本
恐らくは時代についていけず一部のオールドファンにはアンチが多くいるであろう
ノーザンファーム、サンデーサイレンス、C.ルメール
しかし、これらが日本の競馬をここまで育てたことは言うまでもないことです
そんな経緯をリアルタイムで見届けられたことは、一競馬ファンとして本当に幸せなことだったなと常々感じます
あっ、唯一世界に向けて恥ずべきことがありました
ねぇ、女体化された競走馬さん?
Good bye ウマ娘
Forever ウマ娘
それでは本日の予想です
よろしくどうぞ~
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12月26日(日)
中山11R 有馬記念
賑やかしのために出てきたような馬がどういう動きをするのか?
これまでの走りを間に受ければ、3コーナー付近で大きく後ろを離したい馬、途中から捲って先頭に立ちたい馬など紛れを呼ぶ要素がかなり強い
とは言え、強い馬が強い競馬をすることを念頭に予想していくことが基本
イレギュラーはその馬が潰れた時にどれで補填するかという考え方がベターなのは変わりない
単勝買いメインの私がクロノジェネシスを古馬になって以降本命に押したのは、一昨年の京都記念と今年の宝塚記念のみ
元々馬場の助けや人気馬のへグリがなければ2番手3番手の競馬をするような馬で、実にバゴ産駒らしいと言うか、そこはオークスで着を争ったカレンブーケドールにも似ている
フェアな馬場では充実期であった秋の天皇賞でアーモンドアイとフィエールマンの後塵を拝し、有馬でサラキアに詰められた馬というのがこの馬の評価
宝塚記念での本命視はさすがにメンバーレベルが落ちすぎて他に買える馬がいなかったに過ぎない
今回も明日大雨が降れば考えようと言ったところである
やはり今回はエフフォーリア
2kg貰ったとはいえコントレイルに勝てる馬である
世間(特にネット掲示板やSNS)でのコントレイル評はさておき、私自身はコントレイルは紛れもないレジェンドクラスの力を持っていた馬だと思う
クロノジェネシスが天皇賞で勝てなかったアーモンドアイやフィエールマンである
本当に心配はキャリアの少ない騎手だけである
どれだけ騎手として必要な天性の嗅覚やバランス感覚を持っていても、大舞台での経験だけは埋められないものである
いつしかここの予想で、秋華賞(5番人気15着)でのウインマリリンは横山武史だから来ないと言い切って、次のエリザベス女王杯(9番人気4着)で外回りなら武史でも問題ないと買ったことがあったが、その時の着順こそが正に時間と経験でしか埋められない差というもの
有馬の中山2500mは腕自体が重要でキャリア云々は問わないが、この大舞台のプレッシャーに日本人のメンタルで1番人気で挑んで勝てるかどうか
そこだけである
対するは今の横山武史よりも若い歳で有馬記念を1番人気で勝った和田竜二の馬
ディープボンドを推したい
帰国してからの動きがすこぶる良く、一番の問題点であった海外帰りを感じさせないのであれば大チャンス
なにせフォア賞ではあのブルームを逃げて一切寄せつけなかったのだ
天皇賞での3着以下の着差を考えれば、阪神大賞典は馬場の影響だけでないのがわかる
キズナ産駒もそうだが母のゼフィランサスもキングヘイロー産駒らしく重たい馬場での消耗戦を得意としていた馬
コーナーを6回走る中山と言うのはおあつらえ向きの舞台であろう
一応調教が上昇気流で菊花賞の状態が一息だったステラヴェローチェの可能性も少し考えたのだが、今まで歯が立たなかったエフフォーリアが相手という点を考慮して今回は見送るか、パドックを確認後トリガミ覚悟での一割補填程度に考えたい
エフフォーリア 7,000円
ディープボンド 2,000円
ステラヴェローチェ 1,000円



