5月30日(日) うまうまジェントル氏予想【東京優駿】

こんにちは

 

 

 
うまうまジェントル氏です

 

 

 

横山武史22歳

 

 

今回のダービーで一番人気確実のエフフォーリアに乗る騎手はなんとまだ22歳の5年目

 

 

もしこれで勝てば、ヒカルイマイの田島良保の記録を抜く歴代2位の記録となります
※勿論1位はクリフジの前田長吉
今から10年ほど前に彼に纏わる伝記が馬事文化賞を受賞しています

 

 

現在3位の藤田伸二のダービー制覇が満25歳の時だったと考えても、この横山武史の22歳というのは破格の年齢

 

 

武豊が29歳、川田将雅が30歳、岡部幸雄が35歳、福永祐一が40歳と一流と呼ばれる騎手でもある程度のキャリアが要求されるのがこの競馬の祭典ですからね

 

 

今の18歳でデビューして31勝してクラシックどうこうという競馬のルールを考えると、私が生きているうちには田島良保の記録はもう抜けないものと考えていただけに、こういった挑戦が見れるのは嬉しくもあり、複雑でもあります

 

 

ん…なんか足んねぇよなぁ?

 

 

 

父の横山典弘が41歳でようやく悲願を叶えたように、ダービーを制するに至っては、キャリアに伴うドラマが用意されていることが多々あります

 

 

そのドラマが横山武史騎手には全くないんですよ

 

 

あの柴田政人や河内洋が引退間際の晩年にようやくダービーを制したことも、蛯名正義のような2000勝を挙げた名手が結局ダービーを獲ることなくターフを去ったこともまた競馬のドラマですね

 

 

近年でも、中野栄治や大西直宏のような中堅ベテランがダービーを勝った時には苦労人としてメディアが持て囃すシナリオまで出来ていて、なにかとダービージョッキーにはドラマが付きまといます

 

 

名手といえば、ハイセイコーでもお馴染みの増沢末夫騎手は、実は初重賞制覇がダービー(アサデンコウ)だったりするわけですけど、その時の年齢は既に29歳
その後40代半ばでリーディングに輝いたり、50手前でダービーを再度勝つなど、元西武和田一浩並の晩成さを垣間見せています

 

 

そんな数々の騎手がドラマを演じてきたダービーに、ある意味なんのドラマもない22歳の天才があっさり勝つと言うのは、メディア的にはどうなんでしょうね?

 

 

逆に、ここで惨敗して将来ダービーを勝った時にエフフォーリアの話が出てくることの方が今までのダービー史としては現実味がある気がします

 

 

例えば武豊ならダンスインザダーク、福永祐一ならキングヘイロー、横山典弘ならメジロライアンのような馬がいたわけで、彼らがいたからダービージョッキーの自分がいるみたいな美談が欲しいですよね

 

 

ダービー制覇自体が騎手生活の悲願となった柴田政人もアローエクスプレスの乗り代わりやミホシンザンのダービー回避などの話があり、河内洋だって86年~89年の4年間で3回も1番人気に乗って惨敗し続けたことがダービーを勝った時にドラマとして取り沙汰されました

 

 

ここまでの横山武史はと言うと、デビュー以降順風満帆に年々勝ち星を伸ばし続け、昨年は94勝を上げて関東のリーディング騎手となりました
6年早くデビューした兄の勝ち星など半分以下のキャリアでさっさと抜いてしまった挙句、たった4年で重賞はおろかクラシックまで制してしまった名実ともに若手のホープ

 

 

もしエフフォーリアの騎手が凄まじい挫折や怪我を経験してきた三浦皇成(鹿戸厩舎の所属)なら話は変わってくるのですけど、よりにもよってこういう馬に限ってたまたまデビュー日に札幌にいた横山武史に回ってくるのは最早天命としか言いようがないですね

 

 

競馬に神様がいるなら、ここで武史騎手に与えるのは試練なのか、それとも……

 

 

 
それでは本日の予想です

 

 

 

よろしくどうぞ~

 

 

 

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5月30日(日)

 

 

 
東京11R       東京優駿

 

 

 

散々横山武史のことに触れてきてなんだが

 

 

本命はエフフォーリア

 

 

皐月賞の圧勝は配当的な意味で誤算といえば誤算だが、元々の青写真では東京向けの緩さを持った馬体のこの馬がダービー最有力と百日草特別の時から睨んでいた

 

 

1枠1番と言うのは今の外差しが届く東京では逆に不安材料ではあるが、そこまで疑ってかかると買う馬がいなくなる

 

 

補填で補う形で、能力最上位馬から

 

 

相手は、外差し馬場ということでディープモンスター
ではなくヨーホーレイクを取る

 

 

配当的に両方買うことは厳しいため苦渋の決断である

 

 

特にヨーホーレイクに関してはダービーでは勝てないと言われるテン乗りであることも承知の上だ

 

 

そもそも皐月賞のロスを考えたら、どうしてもディープモンスターの方を買いたくなってしまうのだが、それでもヨーホーレイクにしたのは、武豊と川田将雅の差

 

 

復帰後の武の乗り方で、直線に入っても動かないディープモンスターを動かせる気がしないのだ

 

 

何時ぞやのリスグラシューの乗り方に散々文句をつけたことがあったが、今の武はその時の比ではない

 

 

5月1日に復帰して以降の武の芝レースの成績は9日間の騎乗でなんと0勝

 

 

芝レースだけでも30鞍近く乗って、人気より上に馬を持ってきたのはたったの2回(9番人気→7着、4番人気→3着)のみ

 

 

無論0勝なので、1番人気の馬を駆って勝ったなどということもない

 

 

先日の葵Sでは道中馬を御すことも出来ずに回り、直線を待たずしてレースは終わった

 

 

以前ザタイキの落馬からの早期復帰でも調子が上がらず、評価を著しく下げたこともあった騎手

 

 

武自身がその時より10歳も歳を取ったなら同じことをすれば更に酷い結果が目に見えて仕方がない

 

 

 
エフフォーリア     8,500円
ヨーホーレイク     1,500円